友井羊のレビュー一覧

  • さえこ照ラス

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    沖縄を舞台にした法テラスの話。持ち込まれる案件はどれもシビアなものだけど、ウチナーグとかちょいちょい差し込まれる沖縄の料理とかお菓子の情報に、ちょっとほっこりする。沖縄の風土とか問題点とかも盛り込まれていて、ドラマ化するとちょっと面白いかも。

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    2018年05月13日
  • ボランティアバスで行こう!

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    ネタバレ

    途中までは、日帰りボランティアツアーとはどういうものかというのを読んでふむふむと思ったが、時間軸も変わっていてそれに気づいた時に驚きと感激しました。
    面白かったです。

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    2018年04月27日
  • ボランティアバスで行こう!

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    震災のボランティアに乗り合いバスで行く話。
    短編集だけどちょっとずつ繋がってる。
    そして最後にちょっと「ん?!」と終わる。
    好きな話。
    でも印象には残らないかな。
    いつか再読してもいいかも。

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    2017年10月21日
  • 魔法使いの願いごと

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    魔法使いが願うこととは……。     
    綺麗なものとは……。   
    醜いものとは……。      
    お伽話のような、童話のような、心が綺麗になる物語。

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    2017年10月17日
  • 魔法使いの願いごと

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    ネタバレ

    これまでに刊行された友井羊氏のミステリ作品を大変気に入っていたので、まさかファンタジーで来るとはと驚き(買う前に何度も著者名を確認してしまったほど)。実は私、最近ファンタジーや寓意的な話が苦手でして、楽しめるかどうか不安でした。

    結果から言えば、本作は比較的興味深く、また楽しく(ときに切ない気分にはなりますが)読み終えることができました。

    美しいものしか見えないヒカリを前に、彼女の瞳に映らなくて自分たちの外見的な醜さを露呈することを恐れる周囲の人たち。ヒトの外見はそのような人間の醜い部分を象徴しているのかな?

    ヒカリが再び視力を失ってしまったのは、玲一郎の本性を知って人間どころか世界に不

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    2017年09月23日
  • ボランティアバスで行こう!

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    大石くん、無いなら自分で作ろうって考えがいい。困っているから助ける。恩に感じたから返す。立場により、様々心情が交錯する。自分だったらどうするのか、考えさせらせた。

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    2017年08月11日
  • 向日葵ちゃん追跡する(新潮文庫nex)

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    話の展開は読めてしまったけれど、
    主人公の設定が面白くて好きでした。

    「ほろ苦青春ミステリー」とありました。
    青春ものが苦手な私ですが、ミステリーがメインだったので
    そこまで嫌悪せずに読めたかなーと思いました。

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    2016年10月08日
  • ボランティアバスで行こう!

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    ボランティアバスに参加した人達の連作短編日常系ミステリ
    女子高生の話はが妙に浮いてるなぁと思ってたけど、そういうことだったのね
    ははは、叙述トリックには必ずと言っていいほどハマってしまう私ですからねぇ

    ボランティア先は架空の地名だけど、実際どこまで現実とリンクしてるのかね?
    まぁ、主要都市ではないところは救助や援助が遅れてしまった地域もあったんだろうなぁとは思うけどね
    人の命の価値に差はつけられないとは言うものの
    実際問題、やはり助けられる人数の多いほうが優先されますわなぁ

    それはそれとして、このお話しはボランティアについての知識も得られるし、考えさせられるし
    そして何より面白いという、他

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    2016年05月17日
  • ボランティアバスで行こう!

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    日帰りのボランティアバスを舞台に、被災地の姿や災害ボランティアの実態を描きつつちょっとした謎を上手に絡めてて、ほんと友井さん好みの作家さんだわ……とても優しいミステリーだった。

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    2016年04月16日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    読んでいる途中で、こういうことなんだなと先を予想できたが、展開が良かった。
    ぐいぐい引っ張られて、読み終わった後しばらくぼーっとしてしまい、涙が止まらなかった。
    生きていく上で勉強って大切なものだとよく言う。
    この作品を読んで、ものを知っておくって大切なことだと改めて思った。
    もちろん、この作品が勉強って大事だよと書いているわけではない。でも、知っているということが自分を守るのだということが結構あるのだということを再確認した。

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    2016年03月06日
  • ボランティアバスで行こう!

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    読むのが辛い人もいるかもしれない。物語としてはとてもよくできてるなあ、と思う。最後、伏線が鮮やかに回収されていくのがたまらない。

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    2015年05月02日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    第10回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作。
    愛犬リクを殺された中学生男子の光一くんが、実の父親を訴えるお話。
    虐待の連鎖のお話。
    主人公にとっては最善の結末なんだろうけど、決してハッピーエンドではないよな。
    とは言え、切ないけど、暖かいラストで良かった。
    それにしても…何故に実父はあんな風になってしまったの?って事には触れてなかったのが、ちと残念。
    ま、そこまで描くと、長くなっちゃうか。

    サクサクと読めて面白かった。

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    2014年11月21日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    愛犬のリクが死んだ。
    どんどん冷たくなってゆく血だらけの体を抱えて動物病院へ走った。
    医師は人間による傷だと行った。
    僕は訴訟の準備を始めた。
    厳格な父を相手取って。罪状は器物損壊罪。

    とまぁ、こんな出だしです。
    主人公の「ぼく」視点で描かれる未成年者の訴訟手続き。
    内容ももちろん大事なのですが、訴訟を起こす場合のハウツー本でもあると言えます。

    こういう過剰に厳格な父親の元育っていないので、すべてが父親中心であるような向井家(母はすでに他界)の心情ははかれませんが、
    めんどくさがりながらも協力してくれる継母の真季さん(すでに離婚係争中)がなかなか魅力的でした。

    素直な気持ちで読むことをオ

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    2013年10月14日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    表紙で、ドタバタ法律コメディだと思っていましたが違いました。重いテーマを実に上手くミステリに落とし込んでいると思います。

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    2013年08月24日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    第10回「このミステリーが凄い!」大賞受賞作.愛犬リクが何者かに殺された.父に疑念をもった中学1年の光一は,父親を訴えることを決意する.裁判を通し明らかになる光一の心の闇と傷.そして驚くべき真実にたどり着く.最後まで一気読みでした.光一の気持ちを考えると,胸が苦しくなります.あとはネタバレになりそうなので,ぜひ手に取ってみてください(*^^*)

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    2013年04月14日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    読みやすさと読み応えで、アッという間に読み終えられました。
    表紙とか題名から、なんとなく「ライトノベル系かな?」と勝手に予想していたので(いわゆるライトノベルというのは、ほとんど読んだことがないんですがw)、最初の文体からも、もっと軽い話なのかと思っていたら、コメディではなく、意外なほどに重い話でした。
    ただし、文体も表現も読みやすいのでサクサク進めます。終盤での意外な展開は、なんとなくは想像がついていても、読み応えを感じて軽い感動を覚えw  ^^  良かったです。エピローグ、ちょっと長くないか?とは思いましたがw

    とはいえ、巻末の解説は余計だな~、と感じなくもないです。解説者は “「このミ

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    2013年03月29日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    今回はスープ屋しずくの常連客、伊予が主人公のような感じになっている。麻野さんのスープが美味しそうなのと、推理が冴え渡るのはいつもと変わらず。長いシリーズなので、たまには目先を変えようといったところだろうか?まぁ安定におもしろく安心して読めるシリーズ

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    2025年12月27日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    クレセント錠をどう開けるかではなくて、開けるんだけど、それはなんで?っていう物語の集め方が面白いなと思って読んだ。
    好きな作家さんの一編は、えー期待はずれかな、こんなん起こるわけないし。と思ってたら最後の二行で、なるほどね!の大逆転。どの短編もそれなりに面白かった。

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    2025年12月24日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん お茶会の秘密と二人だけのクラムチャウダー

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    どんどん朝のお客が増えて混雑しそうだけど朝だから回転早いから大丈夫か、など謎解き以外も気になりながら読んだ。

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    2025年12月07日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    亡くなった祖母が住んでいた鎌倉で養生することになった理恵の後輩だった伊予が出会った事件や謎がメインのスピンオフ的な回。けれども美味しそうなスープの魅力は変わらず自分でも試してみたいと思える組み合わせがいくつも。そしてついに麻野さんに弟子が

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    2025年11月23日