友井羊のレビュー一覧

  • やるせない昼下がりのご褒美

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    爽やかな読後感。
    ラストの1篇に出てくる、いちご水のおかげかも。

    織守きょうや 「ファースト・アンド・オンリー」
    友井羊 「春とマーマレード」

    どちらもミステリー畑の方だからかな、ラストシーンでニマニマさせてきたり、伏線回収してきたり、物語として好きな感じ。


    名取佐和子 「ドーナツ息子」

    ラストシーンで涙が出た。
    自分も同じような場面で、母を前に涙を堪えたことを思い出した。

    改めて自分が、物語の題材だとしてもアイドルや不倫が好きじゃないことがよくわかった。

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    2026年03月15日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

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    店主さんのことばがぐっと胸にきました。そのことばを聞けて(読めて)よかったです。
    そして2人の関係性も気になります。次巻も楽しみ。

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    2026年03月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    昼下がりのご褒美と、それにまつわる思い出。
    同じ食べ物にも、そこには一人ひとり違う、誰かにとっての大切な記憶がある。
    中でも、「春とマーマレード」がとても好きだ。日々の生活の中で、「食」を通じたひととひとのつながりを、丁寧に繊細に描く友井羊さんの作品は、食や人に対する愛に溢れていて、いつ読んでも心が安らぐ。
    どの短編も、あたたかく、素敵なお話だった。

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    2026年03月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    泣いちゃった。お母さんに会いたくなった。お母さんと一緒にご飯が食べたくなった。私にとってはお母さんだったけど、心に浮かぶ大切な人はそれぞれなのだと思う。
    食とは人の生活に欠かせないものであるがゆえ、「習慣」として認識してしまいがちだが、この本を読むと食が人とのコミュニケーションであったり、経験、栄養、思い出、愛情になると気づかせてくれる。全部が本当に素敵なお話だった。

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    2026年03月09日
  • 巌窟の王

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    ニュースで逆転無罪の映像をリアルタイムで見ていた。当時は戦前戦後辺りの警察の捜査なんてそんなもんだろうなくらいに思ったし、でも本当はやったかもしれないんでしょ、とまで思っていた。その時の自分を殴ってやりたい。
    冤罪を覆すまでの想像を絶する苦難、努力、絶望…、これは到底常人では耐えられない。自分だったら数年どころか数日で諦めてる。
    小説だからこそ読めるこのスペクタクル感はノンフィクションだからこそか。目が離せない。涙は止まらない。

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    2026年03月08日
  • 特選 THE どんでん返し

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    5人のミステリー作家さんの短編集。
    テーマは「どんでん返し」という事だが??というのもあるがミステリーとしてはおもしろかったです。特に秋吉理香子さんの「神様」、井上真儀さんの「青い告白」は好みです。友井羊さんの「枇杷の種」、七尾与史さんの「それは単なる偶然」もそれなりにおもしろかった。
    新たに読みたい作家さんが現れたので良かった。

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    2026年03月07日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 子ども食堂と家族のおみそ汁

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    すっごく間空けながら読んでるもので、
    麻野さんのお母様のエピソードが記憶から消えかけていました。水難事故で亡くなったお姉さんの代わりに女の子として育てられてたんでしたっけ?
    戻って読み直す気力がないんですが、
    いがみあったまま、という事にはならない様でよかったです。

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    2026年02月28日
  • 巌窟の王

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    身に覚えの無い殺人容疑で逮捕され死刑判決を受ける主人公。そこから過酷過ぎる獄中生活や不当な裁判を生き抜き、冤罪に立ち向かっていく50年の奮闘。群像劇なので多数の視点で話が進んでいき、人間関係の噛み合いにも触れることができた。
    人間の執念の強さの物語。

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    2026年02月28日
  • 巌窟の王

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    大正2年名古屋近郊で起きた強盗殺人事件で、全く無関係であるにも関わらず、真犯人の1人沼澤に主犯と名指しされ逮捕された岩田松之助。

    文字通り殴る、蹴る、水責め、床に並べた棒の上に正座させるなどの、江戸時代を思わせる拷問を受けながらも関与を一貫して否定するが、証拠調べやアリバイ確認もおざなりに済まされ、無期懲役刑が確定する。

    獄中で無実を訴え続け、何度となく暗闇の独房に入れられるが、裁判書類を読み陳情書を書くために50歳を前にして文字を学んだ岩田が小菅、網走の刑務所を経由し、秋田で仮釈放されたのは事件から21年の後、岩田は56歳になっていた。

    出所後も無実と再審を訴え続け、いつからか「昭和の

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    2026年02月26日
  • 巌窟の王

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    戦前、知り合いから、やってもいない殺人犯にされてしまった男。有罪になってもずっと自分の無罪を叫び続けていた。

    現実の冤罪事件を描くノンフィクション風小説。自分が無罪であるということをこんなにも長く叫び続けるパワーに驚く。面白かった。最近の再審請求に関する法整備のおかしな方向性についても考えさせられる

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    2026年02月18日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ネタバレ

    「泣きたい午後のご褒美」の続き気分で読み出したが、今回はミステリー要素もあり、なかなか楽しい。

    それぞれおもしろいのだが、秀逸だったのが、「ペンション・ワケアッテ」。
    いやいや、日本語って奥深いとつくづく思う。
    主人公は訳あり旅行に出てきて、なんだか感じ悪さMAXだったけど、いつの間にか前を向いていた。
    一方的に別れを告げた男との唯一の繋がりの象徴である手紙を、愚かだと思いつつも大事にしてしまう切なさは伝わってくる。
    だけど、一番大事な話を一方的に手紙で済ませようとしたつまらない男の幻想から目が覚めて、本当によかった。

    どの作品も、とてもおいしそうなお夜食ばかり。
    読んでいておいしくて楽し

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    2026年02月13日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

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    いやー知識量えげつなくないですか?
    医療系、化学系、調理用具系、生物系、
    全方位、隙なし?
    面白かったけど。

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    2026年02月12日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん

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    仕事してると、訳がわからない何かに巻き込まれる。それは受け止めるても見ないふりをしても、どう対処しても、どうしようもないことが多い。だから、区切りを自分の中につけて、生きていくんだなと思えた作品。食事は人生の糧、とは言い得て妙である。

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    2026年02月09日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    ネタバレ

    最後は賛否が起きそうだけど、スープ屋しずくらしい終わり方。語り手は伊予ちゃん。主たる語り手だった理恵さんの登場は控えめ。
    パニック発作の流れは身近なことでハラハラした。休職を認める会社で良かった。そうでなかったら余計ストレスになったと思う。
    全体的に『しずく』ならではの雰囲気は味わえた。活力になり、清々しい朝を迎えたような気分になれた。
    新キャラも準レギュラー化してくれそうで嬉しい。ほぼ身内化した理恵さんの視点はこれから減っていくのだろうか。次巻も楽しみ。

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    2026年02月08日
  • 新装版 ボランティアバスで行こう!

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     新刊かと思い購入したら新装版だった。
    東日本大震災からまもなく15年という節目でもあり、3.11迄約一ヶ月、自分の中でも風化させてはいけないという思いとボランティアにも興味があったので手に取った作品。
    『スープ屋しずく』の著者というのも理由のひとつだ。ミステリー仕立てになっているのは予想外だった。

    タイトルの『ボランティアバスで行こう!』という軽快さとは裏腹に、震災現場と作業の描写がとにかくリアル!
    それもそのはず、著者が実際に目で見て触って体験したものだから説得力がある。
    バスのなかでの独特な空気感、被災地での作業中の泥の匂いや瓦礫の重さ、被災者との微妙な距離感、実際に現場で体験した空気

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    2026年02月08日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    最新刊!
    今回の主役は理恵じゃなくて伊予。
    新鮮で面白かったなあ。いろんな事件があったけど
    最後ちょっと悲しくなった。最後まで隠そうとしてた事実というかなんというか。いずれ話すのかもだけど、伊予はずっと輝和には恨まれて誤解されたままなのかなあ。うーん。伊予はそれで納得してるみたいだけど……。そう思ってしまうのは私が子どもだからなのかも。

    伊予は働きすぎて体を壊すわけなんだけど、お仕事バリバリの伊予ですら崩すんだから、他人事ではないよなあって思ったり。そんなはずないとか自分は強いからとか思ってたとしても何が起きるかわかんないんだよな。

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    2026年01月25日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん

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    スープが自慢のスープ屋「しずく」は、昼と夜をメインに営業しているが、
    ひっそり早朝にも営業をしている。
    OLの理恵は、早朝出勤途中にぐうぜん店に立ち寄ると、店のスープの虜になる。
    理恵は、職場の同僚たちとうまくいかず、愛用のポーチ紛失事件が発生し、
    ストレスで体調を崩していた。しずくの店長でシェフの麻野は、理恵の
    悩みを見抜き、真相を解き明かしていく。

    この作品は、連作短編で、ぶっちゃけありがちなストーリー展開であり、
    たくさん日常ミステリーを読んでいれば、何度と巡り合うタイプではある。
    ですが、この作品には、魅力あふれるスープが登場し魅了され、スープを
    食す人を癒す。そんな中で、店長の麻野

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    2026年01月22日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー

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    面白かったです。
    シリーズ3冊目ですが、この後どうなるのと一番ドキドキしました。
    また次作も読みたいです。

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    2026年01月10日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    今回は理恵の元の会社の後輩伊与を語り部に変えて、また舞台も鎌倉にしたので、ちょっと感じが変わった。それぞれの謎も、ちゃんろしっかり考えられてて、またいつものおいしそうなスープの描写と共に楽しく読めた

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    2026年01月04日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    ハードワークで心を病み
    亡き祖母の鎌倉の自宅で療養する事にする主人公
    スープ屋しずくで心と身体を癒す
    しかし鎌倉散歩中に出会ったキッチンカーや
    ワイナリーで疑問な出来事が?
    その謎にしずくの主人が
    心も温まる。
    読んでてポトフを作りたくなる一冊。

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    2026年01月02日