友井羊のレビュー一覧

  • スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫

    Posted by ブクログ

    友井羊さんは好きな作家だったので、
    よく中身を確かめずに購入。

    読み始めてしばらくは、
    「これは女子どもが読むスイーツな本でねぇか!!
     表紙見て気づけよ、自分!!」
    と思いながら読んでおりましたが...(^ ^;

    これが中々どうして、
    尻上がりにミステリ色が深まっていく。
    さらにいじめだの、保健室登校だのと言った、
    今日的な「学校の問題」も絡まってきて(^ ^;

    さらにメインキャラの意外な事実が明かされ(^ ^;
    「いや、まさか、そんなはずは」と、思わず
    何十ページも遡って確かめたくなったり(^ ^;

    頭から読み進めて、少しでも「あれ?」と思うことは
    すべてが伏線となり、最後にきちん

    0
    2017年06月28日
  • 僕はお父さんを訴えます

    Posted by ブクログ

    中学生が自分の父親を訴える、
    というストーリーが珍しく新しい。

    文章は非常に読みやすいが、その分「若い」という印象。
    意地悪に言うと「書き慣れてない」「こなれてない」
    という感じか(^ ^;

    巻末の解説にも書かれているが、文体が
    基本は三人称なのに主人公の心象描写があったり、
    メインの登場人物がステロタイプだったり...
    伏線も分かりやすくてヒネリがないので、
    途中でストーリーの全容が読める。

    クライマックスシーンでは、一応「そう来たか」
    という展開はあるのですが...
    これも想定の範囲内の「そう来たか」(^ ^;

    悪口ばかり書いているように見えますが、
    読みやすい文章で、読んでる間は

    0
    2015年02月02日
  • 僕はお父さんを訴えます

    Posted by ブクログ

    なんでこれ映画化しないんだろう。半日で一気読み。すごい。
    知らなかったけれど解説の吉野仁さんによると「このミステリーがすごい!」の大賞を選ぶにあたりだいぶ難航した時の1冊だと言う。
    題名からして、ちょっとユーモアのある作品かと思いきや冒頭からシリアス。え?これ、ミステリーなの?…そんな事も知らずに読み始めたが、文章も安定感があり内容もグイグイ引き込まれた。決定的な最後は少々予想がついたが、もう一つの真実には気がつかなかった。あー言いたいあー言いたいけど、ネタバレになっちゃうから是非読んでみて。
    他とかぶらないミステリーだよね。

    0
    2014年08月27日
  • 僕はお父さんを訴えます

    Posted by ブクログ

    おもしろいと言ってはいけない作品だが、適切な表現が思い浮かばない。子供だから何もわからないのではなく、子供だっていろいろ考えているのだ。しかし、彼のように自分の行動を分析して裁判を起こしたりなどというのは、現実の「子供」には難しいのではないかと思う。しかし、たくさんの人にこの作品を読んでほしいし、こういった作品をもっと読みたい。

    0
    2014年05月20日
  • 僕はお父さんを訴えます

    Posted by ブクログ

    どこまでをどうするのか、を考えながら読んでいました。その「どこまでを」という前提を上回ってくれた。ミステリとして面白かったし、小説としても面白かったです。

    0
    2013年03月15日
  • やるせない昼下がりのご褒美

    Posted by ブクログ

    短編はそれぞれの著者の作風が顕著に現れていて、ぐるぐる変わる世界観に飲み込まれながら、様々なおやつの複雑で繊細な魅力を味わい尽くすことができる。

    春とマーマレード
     一番好きな雰囲気だった。母の作ったマーマレードの味を、味覚や記憶を辿りながら追い求めていくなかで、徐々に明らかになっていく真実。

    0
    2026年04月01日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

    Posted by ブクログ

    日々の生活の中で自分や周りの人に起こる、ちょっとした謎を、スープ屋しずくのマスターがお話を聞く中で解決するシリーズ。どちらかというと、毎回登場する美味しそうなスープに心惹かれます。
    主人公の理恵の仕事の進路はどうなるのか、マスター麻野の距離感も少しずつ近くなってきたようで、こちらもどうなるのか。5話それぞれのお話もあざやかに解決しつつ、この本筋がお話ごとに進展して行くのが、もどかしいながらも楽しみです。

    0
    2026年04月01日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回は伊予さんが主役のお話でしたね。
    スープ屋しずくから離れた場所で、伊予さんがおばあちゃんの過去に迫っていくお話。

    今回も次々と色んな人物が出てきて面白かったです。
    また次回に期待!

    0
    2026年03月30日
  • さえこ照ラス

    Posted by ブクログ

    まず法テラスって事が良く知らなかったけど、この本を読んで身近に感じた。そして沖縄の土地柄を感じて本土との違いに行ってみたいな。そして私はやっぱり強い女性に惹かれる!

    0
    2026年03月26日
  • #殺人事件の起きないミステリー 自薦『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ傑作選

    Posted by ブクログ

    私の好きな日常生活ミステリーのアンソロジー。
    「ふくちゃんのダイエット奮闘記」にはやられた。
    思い込みの罪とでもいうのでしょうか。
    客観的で冷静な判断をできることがいかに必要か、改めて考えようと思います。

    0
    2026年03月24日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 巡る季節のミネストローネ

    Posted by ブクログ

    シリーズの中でなかなか発展しない主役の2人の恋愛がようやく進んで、うれしい。謎解きはいつもの如く、優しい温かさがあり、ほっこりする。

    0
    2026年03月20日
  • やるせない昼下がりのご褒美

    Posted by ブクログ

    爽やかな読後感。
    ラストの1篇に出てくる、いちご水のおかげかも。

    織守きょうや 「ファースト・アンド・オンリー」
    友井羊 「春とマーマレード」

    どちらもミステリー畑の方だからかな、ラストシーンでニマニマさせてきたり、伏線回収してきたり、物語として好きな感じ。


    名取佐和子 「ドーナツ息子」

    ラストシーンで涙が出た。
    自分も同じような場面で、母を前に涙を堪えたことを思い出した。

    改めて自分が、物語の題材だとしてもアイドルや不倫が好きじゃないことがよくわかった。

    0
    2026年03月15日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

    Posted by ブクログ

    店主さんのことばがぐっと胸にきました。そのことばを聞けて(読めて)よかったです。
    そして2人の関係性も気になります。次巻も楽しみ。

    0
    2026年03月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昼下がりのご褒美と、それにまつわる思い出。
    同じ食べ物にも、そこには一人ひとり違う、誰かにとっての大切な記憶がある。
    中でも、「春とマーマレード」がとても好きだ。日々の生活の中で、「食」を通じたひととひとのつながりを、丁寧に繊細に描く友井羊さんの作品は、食や人に対する愛に溢れていて、いつ読んでも心が安らぐ。
    どの短編も、あたたかく、素敵なお話だった。

    0
    2026年03月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

    Posted by ブクログ

    泣いちゃった。お母さんに会いたくなった。お母さんと一緒にご飯が食べたくなった。私にとってはお母さんだったけど、心に浮かぶ大切な人はそれぞれなのだと思う。
    食とは人の生活に欠かせないものであるがゆえ、「習慣」として認識してしまいがちだが、この本を読むと食が人とのコミュニケーションであったり、経験、栄養、思い出、愛情になると気づかせてくれる。全部が本当に素敵なお話だった。

    0
    2026年03月09日
  • 巌窟の王

    Posted by ブクログ

    ニュースで逆転無罪の映像をリアルタイムで見ていた。当時は戦前戦後辺りの警察の捜査なんてそんなもんだろうなくらいに思ったし、でも本当はやったかもしれないんでしょ、とまで思っていた。その時の自分を殴ってやりたい。
    冤罪を覆すまでの想像を絶する苦難、努力、絶望…、これは到底常人では耐えられない。自分だったら数年どころか数日で諦めてる。
    小説だからこそ読めるこのスペクタクル感はノンフィクションだからこそか。目が離せない。涙は止まらない。

    0
    2026年03月08日
  • 特選 THE どんでん返し

    Posted by ブクログ

    5人のミステリー作家さんの短編集。
    テーマは「どんでん返し」という事だが??というのもあるがミステリーとしてはおもしろかったです。特に秋吉理香子さんの「神様」、井上真儀さんの「青い告白」は好みです。友井羊さんの「枇杷の種」、七尾与史さんの「それは単なる偶然」もそれなりにおもしろかった。
    新たに読みたい作家さんが現れたので良かった。

    0
    2026年03月07日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 子ども食堂と家族のおみそ汁

    Posted by ブクログ

    すっごく間空けながら読んでるもので、
    麻野さんのお母様のエピソードが記憶から消えかけていました。水難事故で亡くなったお姉さんの代わりに女の子として育てられてたんでしたっけ?
    戻って読み直す気力がないんですが、
    いがみあったまま、という事にはならない様でよかったです。

    0
    2026年02月28日
  • 巌窟の王

    Posted by ブクログ

    身に覚えの無い殺人容疑で逮捕され死刑判決を受ける主人公。そこから過酷過ぎる獄中生活や不当な裁判を生き抜き、冤罪に立ち向かっていく50年の奮闘。群像劇なので多数の視点で話が進んでいき、人間関係の噛み合いにも触れることができた。
    人間の執念の強さの物語。

    0
    2026年02月28日
  • 巌窟の王

    Posted by ブクログ

    大正2年名古屋近郊で起きた強盗殺人事件で、全く無関係であるにも関わらず、真犯人の1人沼澤に主犯と名指しされ逮捕された岩田松之助。

    文字通り殴る、蹴る、水責め、床に並べた棒の上に正座させるなどの、江戸時代を思わせる拷問を受けながらも関与を一貫して否定するが、証拠調べやアリバイ確認もおざなりに済まされ、無期懲役刑が確定する。

    獄中で無実を訴え続け、何度となく暗闇の独房に入れられるが、裁判書類を読み陳情書を書くために50歳を前にして文字を学んだ岩田が小菅、網走の刑務所を経由し、秋田で仮釈放されたのは事件から21年の後、岩田は56歳になっていた。

    出所後も無実と再審を訴え続け、いつからか「昭和の

    0
    2026年02月26日