友井羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
友井羊さんは好きな作家だったので、
よく中身を確かめずに購入。
読み始めてしばらくは、
「これは女子どもが読むスイーツな本でねぇか!!
表紙見て気づけよ、自分!!」
と思いながら読んでおりましたが...(^ ^;
これが中々どうして、
尻上がりにミステリ色が深まっていく。
さらにいじめだの、保健室登校だのと言った、
今日的な「学校の問題」も絡まってきて(^ ^;
さらにメインキャラの意外な事実が明かされ(^ ^;
「いや、まさか、そんなはずは」と、思わず
何十ページも遡って確かめたくなったり(^ ^;
頭から読み進めて、少しでも「あれ?」と思うことは
すべてが伏線となり、最後にきちん -
Posted by ブクログ
中学生が自分の父親を訴える、
というストーリーが珍しく新しい。
文章は非常に読みやすいが、その分「若い」という印象。
意地悪に言うと「書き慣れてない」「こなれてない」
という感じか(^ ^;
巻末の解説にも書かれているが、文体が
基本は三人称なのに主人公の心象描写があったり、
メインの登場人物がステロタイプだったり...
伏線も分かりやすくてヒネリがないので、
途中でストーリーの全容が読める。
クライマックスシーンでは、一応「そう来たか」
という展開はあるのですが...
これも想定の範囲内の「そう来たか」(^ ^;
悪口ばかり書いているように見えますが、
読みやすい文章で、読んでる間は -
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Posted by ブクログ
大正2年名古屋近郊で起きた強盗殺人事件で、全く無関係であるにも関わらず、真犯人の1人沼澤に主犯と名指しされ逮捕された岩田松之助。
文字通り殴る、蹴る、水責め、床に並べた棒の上に正座させるなどの、江戸時代を思わせる拷問を受けながらも関与を一貫して否定するが、証拠調べやアリバイ確認もおざなりに済まされ、無期懲役刑が確定する。
獄中で無実を訴え続け、何度となく暗闇の独房に入れられるが、裁判書類を読み陳情書を書くために50歳を前にして文字を学んだ岩田が小菅、網走の刑務所を経由し、秋田で仮釈放されたのは事件から21年の後、岩田は56歳になっていた。
出所後も無実と再審を訴え続け、いつからか「昭和の