友井羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大正2年名古屋近郊で起きた強盗殺人事件で、全く無関係であるにも関わらず、真犯人の1人沼澤に主犯と名指しされ逮捕された岩田松之助。
文字通り殴る、蹴る、水責め、床に並べた棒の上に正座させるなどの、江戸時代を思わせる拷問を受けながらも関与を一貫して否定するが、証拠調べやアリバイ確認もおざなりに済まされ、無期懲役刑が確定する。
獄中で無実を訴え続け、何度となく暗闇の独房に入れられるが、裁判書類を読み陳情書を書くために50歳を前にして文字を学んだ岩田が小菅、網走の刑務所を経由し、秋田で仮釈放されたのは事件から21年の後、岩田は56歳になっていた。
出所後も無実と再審を訴え続け、いつからか「昭和の -
Posted by ブクログ
ネタバレ「泣きたい午後のご褒美」の続き気分で読み出したが、今回はミステリー要素もあり、なかなか楽しい。
それぞれおもしろいのだが、秀逸だったのが、「ペンション・ワケアッテ」。
いやいや、日本語って奥深いとつくづく思う。
主人公は訳あり旅行に出てきて、なんだか感じ悪さMAXだったけど、いつの間にか前を向いていた。
一方的に別れを告げた男との唯一の繋がりの象徴である手紙を、愚かだと思いつつも大事にしてしまう切なさは伝わってくる。
だけど、一番大事な話を一方的に手紙で済ませようとしたつまらない男の幻想から目が覚めて、本当によかった。
どの作品も、とてもおいしそうなお夜食ばかり。
読んでいておいしくて楽し