友井羊のレビュー一覧

  • やるせない昼下がりのご褒美

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    短編はそれぞれの著者の作風が顕著に現れていて、ぐるぐる変わる世界観に飲み込まれながら、様々なおやつの複雑で繊細な魅力を味わい尽くすことができる。

    春とマーマレード
     一番好きな雰囲気だった。母の作ったマーマレードの味を、味覚や記憶を辿りながら追い求めていくなかで、徐々に明らかになっていく真実。

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    2026年04月01日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

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    日々の生活の中で自分や周りの人に起こる、ちょっとした謎を、スープ屋しずくのマスターがお話を聞く中で解決するシリーズ。どちらかというと、毎回登場する美味しそうなスープに心惹かれます。
    主人公の理恵の仕事の進路はどうなるのか、マスター麻野の距離感も少しずつ近くなってきたようで、こちらもどうなるのか。5話それぞれのお話もあざやかに解決しつつ、この本筋がお話ごとに進展して行くのが、もどかしいながらも楽しみです。

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    2026年04月01日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    ネタバレ

    今回は伊予さんが主役のお話でしたね。
    スープ屋しずくから離れた場所で、伊予さんがおばあちゃんの過去に迫っていくお話。

    今回も次々と色んな人物が出てきて面白かったです。
    また次回に期待!

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    2026年03月30日
  • さえこ照ラス

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    まず法テラスって事が良く知らなかったけど、この本を読んで身近に感じた。そして沖縄の土地柄を感じて本土との違いに行ってみたいな。そして私はやっぱり強い女性に惹かれる!

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    2026年03月26日
  • #殺人事件の起きないミステリー 自薦『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ傑作選

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    私の好きな日常生活ミステリーのアンソロジー。
    「ふくちゃんのダイエット奮闘記」にはやられた。
    思い込みの罪とでもいうのでしょうか。
    客観的で冷静な判断をできることがいかに必要か、改めて考えようと思います。

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    2026年03月24日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 巡る季節のミネストローネ

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    シリーズの中でなかなか発展しない主役の2人の恋愛がようやく進んで、うれしい。謎解きはいつもの如く、優しい温かさがあり、ほっこりする。

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    2026年03月20日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    爽やかな読後感。
    ラストの1篇に出てくる、いちご水のおかげかも。

    織守きょうや 「ファースト・アンド・オンリー」
    友井羊 「春とマーマレード」

    どちらもミステリー畑の方だからかな、ラストシーンでニマニマさせてきたり、伏線回収してきたり、物語として好きな感じ。


    名取佐和子 「ドーナツ息子」

    ラストシーンで涙が出た。
    自分も同じような場面で、母を前に涙を堪えたことを思い出した。

    改めて自分が、物語の題材だとしてもアイドルや不倫が好きじゃないことがよくわかった。

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    2026年03月15日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

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    店主さんのことばがぐっと胸にきました。そのことばを聞けて(読めて)よかったです。
    そして2人の関係性も気になります。次巻も楽しみ。

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    2026年03月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    昼下がりのご褒美と、それにまつわる思い出。
    同じ食べ物にも、そこには一人ひとり違う、誰かにとっての大切な記憶がある。
    中でも、「春とマーマレード」がとても好きだ。日々の生活の中で、「食」を通じたひととひとのつながりを、丁寧に繊細に描く友井羊さんの作品は、食や人に対する愛に溢れていて、いつ読んでも心が安らぐ。
    どの短編も、あたたかく、素敵なお話だった。

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    2026年03月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    泣いちゃった。お母さんに会いたくなった。お母さんと一緒にご飯が食べたくなった。私にとってはお母さんだったけど、心に浮かぶ大切な人はそれぞれなのだと思う。
    食とは人の生活に欠かせないものであるがゆえ、「習慣」として認識してしまいがちだが、この本を読むと食が人とのコミュニケーションであったり、経験、栄養、思い出、愛情になると気づかせてくれる。全部が本当に素敵なお話だった。

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    2026年03月09日
  • 巌窟の王

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    ニュースで逆転無罪の映像をリアルタイムで見ていた。当時は戦前戦後辺りの警察の捜査なんてそんなもんだろうなくらいに思ったし、でも本当はやったかもしれないんでしょ、とまで思っていた。その時の自分を殴ってやりたい。
    冤罪を覆すまでの想像を絶する苦難、努力、絶望…、これは到底常人では耐えられない。自分だったら数年どころか数日で諦めてる。
    小説だからこそ読めるこのスペクタクル感はノンフィクションだからこそか。目が離せない。涙は止まらない。

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    2026年03月08日
  • 特選 THE どんでん返し

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    5人のミステリー作家さんの短編集。
    テーマは「どんでん返し」という事だが??というのもあるがミステリーとしてはおもしろかったです。特に秋吉理香子さんの「神様」、井上真儀さんの「青い告白」は好みです。友井羊さんの「枇杷の種」、七尾与史さんの「それは単なる偶然」もそれなりにおもしろかった。
    新たに読みたい作家さんが現れたので良かった。

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    2026年03月07日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 子ども食堂と家族のおみそ汁

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    すっごく間空けながら読んでるもので、
    麻野さんのお母様のエピソードが記憶から消えかけていました。水難事故で亡くなったお姉さんの代わりに女の子として育てられてたんでしたっけ?
    戻って読み直す気力がないんですが、
    いがみあったまま、という事にはならない様でよかったです。

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    2026年02月28日
  • 巌窟の王

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    身に覚えの無い殺人容疑で逮捕され死刑判決を受ける主人公。そこから過酷過ぎる獄中生活や不当な裁判を生き抜き、冤罪に立ち向かっていく50年の奮闘。群像劇なので多数の視点で話が進んでいき、人間関係の噛み合いにも触れることができた。
    人間の執念の強さの物語。

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    2026年02月28日
  • 巌窟の王

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    大正2年名古屋近郊で起きた強盗殺人事件で、全く無関係であるにも関わらず、真犯人の1人沼澤に主犯と名指しされ逮捕された岩田松之助。

    文字通り殴る、蹴る、水責め、床に並べた棒の上に正座させるなどの、江戸時代を思わせる拷問を受けながらも関与を一貫して否定するが、証拠調べやアリバイ確認もおざなりに済まされ、無期懲役刑が確定する。

    獄中で無実を訴え続け、何度となく暗闇の独房に入れられるが、裁判書類を読み陳情書を書くために50歳を前にして文字を学んだ岩田が小菅、網走の刑務所を経由し、秋田で仮釈放されたのは事件から21年の後、岩田は56歳になっていた。

    出所後も無実と再審を訴え続け、いつからか「昭和の

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    2026年02月26日
  • 巌窟の王

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    戦前、知り合いから、やってもいない殺人犯にされてしまった男。有罪になってもずっと自分の無罪を叫び続けていた。

    現実の冤罪事件を描くノンフィクション風小説。自分が無罪であるということをこんなにも長く叫び続けるパワーに驚く。面白かった。最近の再審請求に関する法整備のおかしな方向性についても考えさせられる

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    2026年02月18日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ネタバレ

    「泣きたい午後のご褒美」の続き気分で読み出したが、今回はミステリー要素もあり、なかなか楽しい。

    それぞれおもしろいのだが、秀逸だったのが、「ペンション・ワケアッテ」。
    いやいや、日本語って奥深いとつくづく思う。
    主人公は訳あり旅行に出てきて、なんだか感じ悪さMAXだったけど、いつの間にか前を向いていた。
    一方的に別れを告げた男との唯一の繋がりの象徴である手紙を、愚かだと思いつつも大事にしてしまう切なさは伝わってくる。
    だけど、一番大事な話を一方的に手紙で済ませようとしたつまらない男の幻想から目が覚めて、本当によかった。

    どの作品も、とてもおいしそうなお夜食ばかり。
    読んでいておいしくて楽し

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    2026年02月13日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

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    いやー知識量えげつなくないですか?
    医療系、化学系、調理用具系、生物系、
    全方位、隙なし?
    面白かったけど。

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    2026年02月12日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん

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    仕事してると、訳がわからない何かに巻き込まれる。それは受け止めるても見ないふりをしても、どう対処しても、どうしようもないことが多い。だから、区切りを自分の中につけて、生きていくんだなと思えた作品。食事は人生の糧、とは言い得て妙である。

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    2026年02月09日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    ネタバレ

    最後は賛否が起きそうだけど、スープ屋しずくらしい終わり方。語り手は伊予ちゃん。主たる語り手だった理恵さんの登場は控えめ。
    パニック発作の流れは身近なことでハラハラした。休職を認める会社で良かった。そうでなかったら余計ストレスになったと思う。
    全体的に『しずく』ならではの雰囲気は味わえた。活力になり、清々しい朝を迎えたような気分になれた。
    新キャラも準レギュラー化してくれそうで嬉しい。ほぼ身内化した理恵さんの視点はこれから減っていくのだろうか。次巻も楽しみ。

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    2026年02月08日