友井羊のレビュー一覧
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今回は理恵の元後輩であり、今では友人となった伊予が主人公の物語でした。
仕事は充実しているものの、多忙さとプレッシャーから、精神的に追い詰められてしまった伊予が、容姿の勧めもあり、休職して、亡くなった祖母が暮らしていた鎌倉の家に移り住みます。
そこで出会った人たちや麻野が送ってくれるスープに癒されながら、徐々に自分を取り戻していくという物語。
お店での描写が減ってしまったのが少し寂しいところではありますが、伊予が出会ったキッチンカーの存在や鎌倉の風景、鎌倉野菜などの描写が新鮮で、そちらを楽しめました。
疲れているかも、という人に特に読んでほしい1冊です。 -
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シリーズ10作品目
今作はスープ屋しずくの常連客、長谷部伊予が主人公の話。
忙しくも充実した日々を過ごしていた伊予は祖母の死をきっかけに体調を崩しパニック症と診断される。
休職をすることになり、祖母の住まいがある鎌倉で養生することにする。
鎌倉での数カ月間にあった不思議なことをスープ屋しずくのシェフ麻野が謎解きをしていきます。
相変わらず、スープ屋しずくのスープは美味しそうです。使われている食材の効能も勉強になります。
パニック症…経験がないので分からないけれど、作品を読んでいるととても辛いのが伝わってきました。
何事も無理をしては駄目ですね。と言うのは簡単ですが。
でも、身体は大切に過ご -
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ネタバレスープしずく屋シリーズ第七弾。
今回は、理恵がフリーペーパーの編集ではなく、
食フェスの運営を任されていろいろなお店に参加をお願いする。
その過程で、麻野が謎を解いていく。
全体として無理のない一つの流れになっていたし、
最後の食フェスの現場でも現在進行的で事件が起きて面白かった。
謎解きがらみでお寺で開催されることになった食フェスは
朝活をテーマにしていて、
都内でも屈指の人気ののパン屋、
おにぎりが人気の弁当屋、パンケーキや中華粥の専門店、
スペイン出身のシェフのスペインバル、ヨガ教室と盛りだくさんで
とても楽しそうだった。
朝活かー。
理恵と浅野の間柄は遅々として進まないが、
食フ -
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ネタバレスープしずく屋シリーズ第六弾。
短編を連ねるミステリーは、
短い中で謎を作り謎を解かなければいけないので、難しいのはわかる。
でもこのシリーズ、たまにちょっと無理があるような。
ストーカーから職場の若い女性を守るために、
上司がリモートワークを開始したり、出勤日を合わせたり、
引越しのための不動産屋につきあうまではまだわかる、
だが、カフェ巡りの趣味に付き合うのは、
奥さんに内緒でやるにはやりすぎ。
もはや朝食に毒を盛られているのか?という謎解きの要が、
どこかに飛んで行ってしまうほど。
麻野の師匠である洋食屋の店主がからんだ、
ビーフカレーの味を引き継ぐお話で、
煉瓦の積み方の話が出て -
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ネタバレスープしずく屋シリーズ第四弾。
今度は包丁を買い出しに。
ステンレスの三徳包丁を勧められたのに、
見た目に魅かれて鋼の包丁と砥石までも買っていた理恵。
麻野もお店の回し者のように勧めて来たのでしょうがないか。
理恵の大叔父が亡くなり、その遺産に宝物があると探しに行く、
この話が面白かった。
山師的なもうけ話に弱く、親せきから疎まれていたが、
親友が持ってきた儲け話にのって、その宝物を大事に隠していた大叔父。
だが本当に大事にしていたのは、
海外で行方不明になって戻らなかった親友との友情だったのかもしれない。
理恵が編集者を勤めていたフリーペーパーは別会社に売却され、
一緒に移籍するか、