友井羊のレビュー一覧
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ネタバレスープしずく屋シリーズ第四弾。
今度は包丁を買い出しに。
ステンレスの三徳包丁を勧められたのに、
見た目に魅かれて鋼の包丁と砥石までも買っていた理恵。
麻野もお店の回し者のように勧めて来たのでしょうがないか。
理恵の大叔父が亡くなり、その遺産に宝物があると探しに行く、
この話が面白かった。
山師的なもうけ話に弱く、親せきから疎まれていたが、
親友が持ってきた儲け話にのって、その宝物を大事に隠していた大叔父。
だが本当に大事にしていたのは、
海外で行方不明になって戻らなかった親友との友情だったのかもしれない。
理恵が編集者を勤めていたフリーペーパーは別会社に売却され、
一緒に移籍するか、
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ネタバレスープしずく屋シリーズ第三弾。
第三弾で、理恵と浅野はようやくデートにこぎつけましたか。
デートと言っても、調理器具を買うのにアドバイスしてもらう、
ということだったが。
巨大なコックのおじさんがビルの上に設置されている、とあったので、
かっぱ橋道具街か?
ただ、麻野は買い物中も次々知り合いに声を掛けられていたようだが、
特に女性に。
ミステリーの方は相変わらずの舌触りの悪さだが、
前作でも編集長夫婦の家庭を探っていた義理の妹が、
また通帳を勝手に見るという反省のなさ。
高校1年生ってこんなものなのだろうか?
だが、タワーマンションでの合コン、じゃなかったホームパーティの男性陣が、
マッ -
Posted by ブクログ
今作はサブタイトルにあるように朝食フェスが舞台。
その朝食フェスを主人公の理恵が仕切ることになり、あれやこれやテンヤワンヤ。
出店する予定の店で急に取りやめたいところが出てきたり、大家さんとの関係で悩む店が出てきたり。
フェスの会場が使えなくなったり、好意を持っている人の娘が事件に巻き込まれたり。
そんな日常ミステリーと共に美味しいスープを味わえる。
やっぱりこのシリーズ好きだな。
どの店もフェスに参加することで、一歩前進したいと思っているし、イベントに参加するあるブロガーも自分を変えようとする。
今作のテーマは変化を前向きに捉えることかな。
大事な事だよなぁ。
そして理恵も変化することを恐れ -
Posted by ブクログ
作家さんによって味わいが色々で楽しい。
近藤史恵さん、冬森灯さんの作品が特別好きでした。
「ひめくり小鍋」冬森灯
冬森さんらしい心に小さな明かりが灯るような温かな読後感。クスリとなるシーンもあって楽しく元気をもらえました。
私には絶大な安心感のある著者です。
「ペンション・ワケアッテの夜食」八木沢里志
不器用なペンションオーナー夫妻が好ましい。夜食を食べるシーンは、捕らわれていた苦しさからの解放感と安心感に包まれました。ハッとするシーンや、じんわり染みるストーリーがいい。
「正しくないラーメン」近藤史恵
料理研究家の苦悩を描いた本作が断トツに好きでした!!食べ物描写も美味しそうだし、スト