友井羊のレビュー一覧

  • ボランティアバスで行こう!

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    東日本大震災の数か月後

    就活に利用しようとボランティアバスを主催する大学生。
    そのバスに集った人々の出会いとつながり。
    恩は次に渡してゆこうとする「恩送り」

    ラストで「こう来たか!!」となります。
    やられた・・・

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    2021年09月13日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

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    スープ屋しずくシリーズ!!④
    間違いなくおもしろいです。
    今回は露ちゃんの同級生の話が何話かありましたね。子供心に色々と考えてるところが切ないというか、ぐっときました。
    理恵さんにも転機が訪れる今回は読みどころがいっぱいでした。
    麻野さんとの恋の行方が毎回気になっちゃいます(笑)

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    2021年01月17日
  • ボランティアバスで行こう!

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    ボランティア活動を知るきっかけになる本ではないかと。
    一人一人の思いも丁寧に書かれていて、読んで良かったなと思えた。

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    2020年11月16日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 子ども食堂と家族のおみそ汁

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    舞台がこども食堂へ移動し、麻野母との関係も出来ました。
    虐待の話がいろいろあって考えさせられました。
    何でそんなことに…といつも思うけど、病気であったり生活上の都合だったり…
    難しいけどいろんな事を相談できる相手がいれば防げることもあるかと思いました。

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    2020年11月14日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

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    毎日スープが美味しそう。
    新しい状況に変わることは不安もあるし、期待もあるし…
    自分の決めたように進んでそこで納得がいけば良いし、ダメならまた新たに状況を変えれば良い。
    そんな風に思いました。

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    2020年10月12日
  • ボランティアバスで行こう!

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    ネタバレ

    読みやすい、ページ数も文体も手軽、文章もこなれていて簡易。一見よくある日常(とはいえないか)お手軽ミステリー短編集かと思わせておいて。

    一つ一つの短編は意外と小さな謎を解くことで終わっているが、最終章で巧妙に張り巡らされていた伏線を見事に回収している。なるほどそういう展開な…。

    謎解きの面白さを提供しつつ、「恩送り」という一貫したテーマを1冊通じて書きあげるのが上手い。遅ればせながら友井羊、要注目と感じたぞ。

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    2020年03月29日
  • スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫

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    8つのスイーツを巡る日常の謎を解き明かし、一歩ずつ成長していく吃音症の名探偵、沢村菓奈。

    スイーツの様な読後感と言うとありきたりだけど…優しく甘く、時にほろ苦く、次の一口が楽しみになる様な素敵な物語でした

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    2020年03月28日
  • スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫

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    吃音の女の子が探偵役の、お菓子に関する日常ミステリ
    読書会で紹介するために再読

    お菓子作りの失敗の謎を探るんだけど、その理由には大抵の場合は人の悪意によるものだったりする
    なのに、決して悪い気分になるわけでもない
    その辺は探偵役の菓奈が断罪する事に葛藤を抱えているからかね
    リスクを負わずに好き勝手に推理を披露してドヤ顔する輩よりははるかに好感が持てる


    あと、料理は科学というのがよくわかる
    なぜ膨らむのか、固まるのか、色がつくのかというのは科学的な理由があって
    似たようなもので代用できたりできなかったり、ほんの少しの違いで結果が全く変わってしまう
    おおざっぱでも何とかなる総菜と違って、特に

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    2020年02月17日
  • 特選 THE どんでん返し

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    どんでん返しを銘打っていて、騙されないと思っている読者をあっさり騙す本です。
    個人的には「神様」が好きす。
    「それは偶然」には本書自体が登場するというおまけまでついています。笑えました。
    シリーズになっているので、他も読んでみたくなりました。

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    2019年06月15日
  • スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫

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    すごく面白かった‼︎
    吃音症は聞いたことあったけど
    色々種類あるんだなって分かった!
    そして美味しそうなスイーツが沢山で楽しかった!
    すごい推理力にはビックリでした!

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    2019年02月04日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    窓やドアのつまみに糸を引っかけて、外から引き鍵をかける-単純で使い回されたミステリーのお約束のトリック。では、このトリックを使うと宣言してしまうのは?
    5人の作家が同じトリックを使い、まったく別の物語を作り出す。

    物語の中にはたくさんの密室トリックがあふれているけれど、現実の事件ではまず存在しない。手間がかかるし、成功する可能性も高くないだろう。読みながらそう思うことも多々あるし。
    それを逆手に取った『似鳥鶏』の『このトリックの問題点』を始め、それぞれひねりが効いていて、とても面白かった。
    一番気に入ったのが、突如部屋に出現した金の仏像と正体不明の彼女『彩瀬まる』の『神秘の彼女』。男子大学寮

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    2019年01月22日
  • スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫

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    吃音症でコミュニケーションの苦手な菓奈が探偵となってスイーツにまつわる謎を解いていく。
    登場するスイーツは美味しそうだし、お菓子作りは科学実験と同じとする菓奈の考え方にも同感^^
    お菓子に限らず料理もきっとそうなんだろうと思いつつ、菓奈のように材料ひとつの効力や違いを検証するってすごい!
    どうしてだろうと疑問に思ったことを疑問のまま終わらせずにきちんと調べる、そういう姿勢はまねしたいなぁ。

    この本を読んで初めて『吃音症』というのを知りました。
    話したいのに話せない。人の反応が怖い。
    傷つきたくないから何もしない。
    日常にある軽いミステリー話の中に、心の弱さや葛藤もあって物語に引き込まれました

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    2018年10月18日
  • ボランティアバスで行こう!

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    こんなミステリーがあったのか・・・感動しました。

    東日本大震災で甚大な被害を被った架空の小さな街「山浦」
    そこへボランティアで向かう参加者と地元の人々との交流を描いた話
    話は6章に分かれていて
    「災害の映像を見て自分も何かしなくてはと思いました」と答えるが何か他に理油があって参加したと思われる「遠藤幸樹」

    被災地で知り合った姉弟の元父親探しを手伝う女子高生の「沙月」

    就職に役立つと安易な考えでボランティアバス運行の企画を立て参加者を集める主催者「大石和磨」

    ボランティア活動に参加したいが大石和磨に断られ、どうして断られたのかわからず理由を探す「潤一郎」

    昔の教え子が教師になったと知ら

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    2018年07月08日
  • さえこ照ラス

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    「お仕事小説」でもあるが、隠された謎を
    解き明かしていく成分が強いのでミステリに(^ ^

    この作者は、本当に一作ずつ全然芸風が違う(^ ^;
    しっとりしてたり、コミカルだったり、社会派だったり...
    でも、ジャンルは違えど、きっちりとエンタメとして
    クオリティとリーダビリティをキープしているのはさすが。
    何故か横文字が多いな(^ ^;

    巻末の解説にも書かれているが、舞台となっている
    沖縄の文化や風俗、食べ物や方言についての説明が、
    生き生きとしていてとても魅力的に見える。
    しかも「布石」の置き方がうまい(解説より)ので、
    文化の紹介の中にさり気なく伏線が紛れていて、
    読み進む内に「やられた

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    2018年06月07日
  • スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫

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    友井羊さんは好きな作家だったので、
    よく中身を確かめずに購入。

    読み始めてしばらくは、
    「これは女子どもが読むスイーツな本でねぇか!!
     表紙見て気づけよ、自分!!」
    と思いながら読んでおりましたが...(^ ^;

    これが中々どうして、
    尻上がりにミステリ色が深まっていく。
    さらにいじめだの、保健室登校だのと言った、
    今日的な「学校の問題」も絡まってきて(^ ^;

    さらにメインキャラの意外な事実が明かされ(^ ^;
    「いや、まさか、そんなはずは」と、思わず
    何十ページも遡って確かめたくなったり(^ ^;

    頭から読み進めて、少しでも「あれ?」と思うことは
    すべてが伏線となり、最後にきちん

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    2017年06月28日
  • ボランティアバスで行こう!

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    2016.11.15完読

    これは、なかなか読み応えがある。
    一番最初の遠藤の話が一番好きだった。
    遠藤の照れた顔とかを想像すると
    あー人の繋がりっていいなと思える。

    最後の話は、少し無理くり感が否めないけど
    十分面白い。

    読み返したくなる本だし
    いろんな人に読んで欲しいと心から思う本だった

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    2016年11月17日
  • ボランティアバスで行こう!

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    おもしろかった!!!
    地味だし決して軽くはない各人のエピソードが続くので好みは分かれそうだけど、自分は相性よかった。

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    2016年07月26日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    中学生が自分の父親を訴える、
    というストーリーが珍しく新しい。

    文章は非常に読みやすいが、その分「若い」という印象。
    意地悪に言うと「書き慣れてない」「こなれてない」
    という感じか(^ ^;

    巻末の解説にも書かれているが、文体が
    基本は三人称なのに主人公の心象描写があったり、
    メインの登場人物がステロタイプだったり...
    伏線も分かりやすくてヒネリがないので、
    途中でストーリーの全容が読める。

    クライマックスシーンでは、一応「そう来たか」
    という展開はあるのですが...
    これも想定の範囲内の「そう来たか」(^ ^;

    悪口ばかり書いているように見えますが、
    読みやすい文章で、読んでる間は

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    2015年02月02日
  • ボランティアバスで行こう!

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    災害ボランティアバスを題材にした連作短編。私自身、ボラバスに何度か参加させてもらったことがあったので、いろいろ思い出しながら読むことになりました。

    被災後の状況や、それを写真に撮られることに対して現地の人たちが持つ抵抗感。ボラバス参加者が直接自分の目で被災地を見たときのインパクトなどなど。

    タイトルからちょっと軽めで明るい印象を受けていたのですが、本作の内容は結構ズッシリくるものでした。

    いちおうミステリの体をとっていて、(あとがきでいう)小さな謎の真実を各章の主人公が解き明かす形。軸となるのは震災に絡む人のドラマと解釈してましたので、ミステリとしてのスケールの小ささはさほど気にならず。

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    2016年11月17日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    なんでこれ映画化しないんだろう。半日で一気読み。すごい。
    知らなかったけれど解説の吉野仁さんによると「このミステリーがすごい!」の大賞を選ぶにあたりだいぶ難航した時の1冊だと言う。
    題名からして、ちょっとユーモアのある作品かと思いきや冒頭からシリアス。え?これ、ミステリーなの?…そんな事も知らずに読み始めたが、文章も安定感があり内容もグイグイ引き込まれた。決定的な最後は少々予想がついたが、もう一つの真実には気がつかなかった。あー言いたいあー言いたいけど、ネタバレになっちゃうから是非読んでみて。
    他とかぶらないミステリーだよね。

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    2014年08月27日