【感想・ネタバレ】僕はお父さんを訴えますのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年12月17日

たまたま立ち寄ったコンビニで買いました。まさかの展開に驚く他なかったです。僕くんが抱くお父さんへの思いや理想などが深く印象的でした。

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購入済み

決して軽くない罪

2022年07月20日

実の父を訴える13歳の主人公。動物虐待を扱った作品。読むことを躊躇ってしまう表現の数々。物語が進むにつれ、心が悲鳴を上げてしまった。読後もイヤな気分が残るが、主人公を支えてくれる人たちがいることが救いとなった。

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Posted by ブクログ 2015年02月02日

中学生が自分の父親を訴える、
というストーリーが珍しく新しい。

文章は非常に読みやすいが、その分「若い」という印象。
意地悪に言うと「書き慣れてない」「こなれてない」
という感じか(^ ^;

巻末の解説にも書かれているが、文体が
基本は三人称なのに主人公の心象描写があったり、
メインの登場人物が...続きを読むステロタイプだったり...
伏線も分かりやすくてヒネリがないので、
途中でストーリーの全容が読める。

クライマックスシーンでは、一応「そう来たか」
という展開はあるのですが...
これも想定の範囲内の「そう来たか」(^ ^;

悪口ばかり書いているように見えますが、
読みやすい文章で、読んでる間は幸せです。
最後の最後は、思わずホロッとさせられたし(^ ^;

変に批評家ぶらないで、素直に読みたい作品。

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Posted by ブクログ 2014年08月27日

なんでこれ映画化しないんだろう。半日で一気読み。すごい。
知らなかったけれど解説の吉野仁さんによると「このミステリーがすごい!」の大賞を選ぶにあたりだいぶ難航した時の1冊だと言う。
題名からして、ちょっとユーモアのある作品かと思いきや冒頭からシリアス。え?これ、ミステリーなの?…そんな事も知らずに読...続きを読むみ始めたが、文章も安定感があり内容もグイグイ引き込まれた。決定的な最後は少々予想がついたが、もう一つの真実には気がつかなかった。あー言いたいあー言いたいけど、ネタバレになっちゃうから是非読んでみて。
他とかぶらないミステリーだよね。

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Posted by ブクログ 2014年05月20日

おもしろいと言ってはいけない作品だが、適切な表現が思い浮かばない。子供だから何もわからないのではなく、子供だっていろいろ考えているのだ。しかし、彼のように自分の行動を分析して裁判を起こしたりなどというのは、現実の「子供」には難しいのではないかと思う。しかし、たくさんの人にこの作品を読んでほしいし、こ...続きを読むういった作品をもっと読みたい。

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Posted by ブクログ 2013年03月15日

どこまでをどうするのか、を考えながら読んでいました。その「どこまでを」という前提を上回ってくれた。ミステリとして面白かったし、小説としても面白かったです。

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Posted by ブクログ 2022年08月21日

面白かったです。
まさかの結末でした。
「このミス」は結構えっっとなる話が多いですよね。
ぜひ読んでみてください。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月19日

このミスに選ばれる本ってやっぱり面白い。
今まで知らなかった作者だなぁと思ってたらまだ書き出して間もないらしい。才能あるって羨ましい。
文章も読みやすくストーリーが面白い。

中学生のボクがお父さんを訴えるなんてなんでと思ったら犬を殺されたから。
犬思いなんだねと思って騙された。

犬は殺したらいけ...続きを読むないよー。たとえその先にうったえたかった真実があるとしても

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月08日

兎にも角にもリクが可哀想すぎて、心が痛くてたまりません。光一も酷い目にあっているので同情できなくありませんが、自分が虐待されていたからといってリクを虐げてよい理由には全くならないわけで。

本書でも言及されていますが、ペットのいる家庭で児童虐待があった場合、3割以上の家庭で子供による動物虐待が行われ...続きを読むているという現実があるようです。そのことは理解でき、光一が虐待に走ってしまうのは仕方がないと思いつつも、リクが愛らしく「くぅん」と鳴く様子や虐待のありさまの描写を目にすると、どこにもぶつけようのない怒りと悲しみが沸き立ってくるのです。

本書の主軸となる話はあくまで法廷ミステリ的な部分だと思うので、その点だけ見れば光一が裁判を起こした本当の理由と結末には心底驚かされ、なかなかの佳作なのではと思います。

リクを殺したのは光一自身で、父が隠している「何か」を明らかにするために裁判を起こしたことは、およそ予想がつくことだと思います。その「何か」が光一への虐待なのではと予想はしていたのですが、あの友井羊氏が私に予想できる程度のどんでん返しを用意しているはずがないという期待もあったりします。

とはいえ、本作はかなり初期の作品で、そのころの作品ならそういう展開もあるかも…… などと高をくくっていたところに、全く意識していなかった真相が出てきたので、これには相当な驚きがありました。

その点は本当に素晴らしいと思うのですが、やはりリクのことを思うと複雑な気持ちになります。改めて表紙のイラストを見、光一の膝の上に頭を乗せ、口角を上げて光一を上目遣いでみつめるリクの姿を見ると、なんでこんなに可愛らしい愛犬を……と、やるせない気持ちに。

記憶に強く残るインパクトのある作品でしたが、後味が少々よくない印象がどうしてもぬぐい切れず、★5をつけるのはためらわれてしまいました。

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Posted by ブクログ 2021年02月05日

ほんとに怖い内容だった。

私にも愛犬がいるから、特に動物虐待の話はキツい。読み始めたら最後まで読まなきゃ怖くて読むのをやめられなかった。

この父親はおそらく病気だろう。だからと言って許されることはない。
昨年の虐待死事件の犯人の父親を思い出す。どうしてあんな事して自己弁護が出来るのか…人間が動物...続きを読むと違う所の一つに自己嫌悪というものがあると思う。自分の行った愚行に嫌悪感を抱かないなら、もはや人ではないと思うのだけど。

色々な事を思い出して吐き気さえする。
朝起きたらうちのワンコをすぐ抱っこして癒して貰おう。

あーこんな夜中にこの本はやめるべきだったなぁ泣

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Posted by ブクログ 2016年03月06日

読んでいる途中で、こういうことなんだなと先を予想できたが、展開が良かった。
ぐいぐい引っ張られて、読み終わった後しばらくぼーっとしてしまい、涙が止まらなかった。
生きていく上で勉強って大切なものだとよく言う。
この作品を読んで、ものを知っておくって大切なことだと改めて思った。
もちろん、この作品が勉...続きを読む強って大事だよと書いているわけではない。でも、知っているということが自分を守るのだということが結構あるのだということを再確認した。

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Posted by ブクログ 2014年11月21日

第10回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作。
愛犬リクを殺された中学生男子の光一くんが、実の父親を訴えるお話。
虐待の連鎖のお話。
主人公にとっては最善の結末なんだろうけど、決してハッピーエンドではないよな。
とは言え、切ないけど、暖かいラストで良かった。
それにしても…何故に実父はあ...続きを読むんな風になってしまったの?って事には触れてなかったのが、ちと残念。
ま、そこまで描くと、長くなっちゃうか。

サクサクと読めて面白かった。

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Posted by ブクログ 2013年10月14日

愛犬のリクが死んだ。
どんどん冷たくなってゆく血だらけの体を抱えて動物病院へ走った。
医師は人間による傷だと行った。
僕は訴訟の準備を始めた。
厳格な父を相手取って。罪状は器物損壊罪。

とまぁ、こんな出だしです。
主人公の「ぼく」視点で描かれる未成年者の訴訟手続き。
内容ももちろん大事なのですが、...続きを読む訴訟を起こす場合のハウツー本でもあると言えます。

こういう過剰に厳格な父親の元育っていないので、すべてが父親中心であるような向井家(母はすでに他界)の心情ははかれませんが、
めんどくさがりながらも協力してくれる継母の真季さん(すでに離婚係争中)がなかなか魅力的でした。

素直な気持ちで読むことをオススメします。
ネタバレは絶対に読まないで!ミステリーの醍醐味ですから。

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Posted by ブクログ 2013年08月24日

表紙で、ドタバタ法律コメディだと思っていましたが違いました。重いテーマを実に上手くミステリに落とし込んでいると思います。

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Posted by ブクログ 2013年04月14日

第10回「このミステリーが凄い!」大賞受賞作.愛犬リクが何者かに殺された.父に疑念をもった中学1年の光一は,父親を訴えることを決意する.裁判を通し明らかになる光一の心の闇と傷.そして驚くべき真実にたどり着く.最後まで一気読みでした.光一の気持ちを考えると,胸が苦しくなります.あとはネタバレになりそう...続きを読むなので,ぜひ手に取ってみてください(*^^*)

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Posted by ブクログ 2013年03月29日

読みやすさと読み応えで、アッという間に読み終えられました。
表紙とか題名から、なんとなく「ライトノベル系かな?」と勝手に予想していたので(いわゆるライトノベルというのは、ほとんど読んだことがないんですがw)、最初の文体からも、もっと軽い話なのかと思っていたら、コメディではなく、意外なほどに重い話でし...続きを読むた。
ただし、文体も表現も読みやすいのでサクサク進めます。終盤での意外な展開は、なんとなくは想像がついていても、読み応えを感じて軽い感動を覚えw  ^^  良かったです。エピローグ、ちょっと長くないか?とは思いましたがw

とはいえ、巻末の解説は余計だな~、と感じなくもないです。解説者は “「このミス大賞」でトップは獲れなかった作品だけど改訂したからこの出来映えなんだ”  というのを強調したかったのかも知れませんが、あんな解説ならいっそ無かった方が良いような気がしなくもないですw
自分的には、充分 次回作が読みたくなる作家さん がまた1人加わったことが嬉しい♪ そんな気にさせてもらえた作品でした♪

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月14日

リクくんがひたすらかわいそうで、最後までずっと胸が痛かった。

敦さんは司法試験に落ちて自堕落になっている自分を情けないと言っていましたが、私は作中いちばんかっこいい大人だと思いました。

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Posted by ブクログ 2021年06月24日

中学生が父親を訴えます。題名そのままですが、民事で具体的な手続きも出てくる。なかなか賢い中学生だな。裁判に興味があるのだな。いろいろあって実際に裁判が出来て終わり!ではなかった。
彼はどの時点でこうしようと思っていたのだろうか?最初から?いろいろ考えてしまった。この状況がここまで追い込んだのかとか。...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年09月30日

ミステリーとは知らずに読み始め、裁判の手続きなど詳しく書いてあるので、さらさらと読んでいたら…
裁判でのお父さんとの対決には引き込まれました。

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Posted by ブクログ 2015年06月09日

裁判と聞くと難しくとっつきにくいものと構えてしまうけど、この作品では身近に感じ入りやすいものだった。
ペットの死という共感しやすいところから始まるのもよかった。
主人公がこちらの疑問、わからない言葉を必ず訊いてくれる。そしてわかりやすい言葉で教えてくれるためスラスラと読めた。
物語としては物足りなさ...続きを読むは否めない、ラストも既視感のある感じがしたが、この読みやすさと親しみやすさは素晴らしいと思う。

読み終わったら、もう一度読むことをおすすめしたい作品。

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Posted by ブクログ 2015年02月22日

主人公が中学生だからか、作者の文章がもともとそうなのか、よく言えば読みやすく、悪く言えばテーマのわりに、ただただ浅い。
オチがすぐ予想できるし、犬好きの私が読んでても別に憤りを感じないぐらい浅い。

そうは言いつつ、最後は泣いたし、面白かったことは確か。

ご飯って、一人で食べるより皆で食べた方が確...続きを読むかに美味しいよね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年02月15日

『ボランティアバスで行こう!』で初めて友井羊さんの小説を読み、私にとってはこれが2作目です。

中学生の主人公が、飼い犬を殺した容疑でお父さんを訴える、という大変なお話。
最初重たい感じでしたがサクサク読めました。

途中からなんだか、モヤモヤ感、
そして、なんでお父さん、あんななんだろう

う~ん...続きを読む
大賞受賞らしいけれど、ちょっと浅いかな。

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Posted by ブクログ 2014年07月07日

中学生の少年がペット殺害で父親に対して訴訟を起こす話。
前半の少年の奮闘は良かったが、裁判シーンの展開が早過ぎて浅いな。ネタバレしない工夫だろうが途中に曖昧で思わせ振りな表現が多く、それが還って逆効果になっているところも完成度が足りないかな。

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Posted by ブクログ 2013年11月23日

最後の家族や人と人との絆のくだりは、少し感動した。でも、ミステリーとしては、伏線があからさまなため、途中でストーリーが読めてしまう。法や裁判、虐待の心理などはよく調べてわかりやすく書かれていたけど、飼い犬の虐待死は、器物損壊罪だけでなく、動物愛護法違反の罪も成立するはずで、そこに何ら言及がないのが、...続きを読むなんとも中途半端。

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Posted by ブクログ 2013年06月18日

☆3.6
第10回「このミス」大賞作。
何者かによる虐待で愛犬・リクを失った中学1年の光一は、同級生の沙紗と共に犯人探しを始める。”ある証拠”から父親が犯人だと思い、民事裁判で訴えることを決意した光一だが、裁判は思わぬ方向に・・・・!?
 
 途中、「あ、お父さんは犬殺しの犯人じゃないな」って気づか...続きを読むせるような演出がしてあった。私でも気づくくらいだし。でも、その裏にもう一つ仕掛けがあったとは・・・。
「このミス」大賞だけど、貴志祐介ほどのインパクトはなかったかなぁ。おもしろかったけど。

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Posted by ブクログ 2013年03月13日

何者かに飼い犬のリクを殺された少年光一、実父に疑いを持った光一は父親と法廷で対決する決意をするが……

民事裁判の知識の説明の流暢さ、ライトノベル的な少年の語り口調などとても読みやすくスルスルと読んでいけました。キャラは光一を助ける司法浪人の敦や、義理の母である真希などが印象的。優しさの描き方が巧い...続きを読むのかなあ、と思います。

裁判の過程で命とお金の価値を考える光一の姿は、読んでいるこちら側としてもいろいろと考えさせられました。お金で解決というのは合理的なんだけど、でもどこか矛盾しているんですよね。

作品全体としては少し小ぢんまりとまとまっている感じでオチも予想の範囲内に収まってしまったのですが、ただラストも結構きれいにしめてくれていて、設定のオリジナリティもあって読みごこちはなかなか良かったです。

第10回『このミステリーがすごい!』大賞〈優秀賞〉

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