友井羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作家さんによって味わいが色々で楽しい。
近藤史恵さん、冬森灯さんの作品が特別好きでした。
「ひめくり小鍋」冬森灯
冬森さんらしい心に小さな明かりが灯るような温かな読後感。クスリとなるシーンもあって楽しく元気をもらえました。
私には絶大な安心感のある著者です。
「ペンション・ワケアッテの夜食」八木沢里志
不器用なペンションオーナー夫妻が好ましい。夜食を食べるシーンは、捕らわれていた苦しさからの解放感と安心感に包まれました。ハッとするシーンや、じんわり染みるストーリーがいい。
「正しくないラーメン」近藤史恵
料理研究家の苦悩を描いた本作が断トツに好きでした!!食べ物描写も美味しそうだし、スト -
Posted by ブクログ
美味しいスープとミステリーの組み合わせ。
とても良かった。
朝食はひっそりと営業しているスープ屋さん。
店名は「しずく」。
そこの料理人で店長の麻野さん。
そこに持ち込まれるあれやこれやの謎。
それを安楽椅子探偵の様に、そこにいながら解決して行きます。
消えたポーチの謎だったり、消えて出てきた指輪の謎だったり。
麻野さんは解決力も凄いし、料理人としての腕前も凄い!
出てくるスープがとても美味しそう。
そんな日常的な謎解きを読み進めると、店名の由来やともに暮す娘さんやなぜスープ屋なのか。ある事件にあたった時に明らかにされます。
それは重かったり悲しかったりしたけれども、それでも今があること -
Posted by ブクログ
『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』シリーズの九巻目ですね。
人気シリーズも、早くも九巻目ですか!
日常の謎と美味しい料理を堪能(料理は想像するだけでも生唾が出ます♪)できる逸品ですね。
同時に、主人公の理恵と『しずく屋』の店長麻野との恋愛、登場人物の成長物語でもあるので、ストーリーに飽きはきません!
スープに使われる食材の、効能とレシピもつかめるすぐれものですね。何より、心がほんわり温まる、麻野の推理がたのしめるのが嬉しいシリーズです。
目次
第一話 ダイヤモンドは消えない
第二話 あなたにトムカーガイを
第三話 ビル清掃は誘惑だらけ
第四話 禁酒運転の証明方法