友井羊のレビュー一覧

  • 僕はお父さんを訴えます

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    愛犬のリクが死んだ。
    どんどん冷たくなってゆく血だらけの体を抱えて動物病院へ走った。
    医師は人間による傷だと行った。
    僕は訴訟の準備を始めた。
    厳格な父を相手取って。罪状は器物損壊罪。

    とまぁ、こんな出だしです。
    主人公の「ぼく」視点で描かれる未成年者の訴訟手続き。
    内容ももちろん大事なのですが、訴訟を起こす場合のハウツー本でもあると言えます。

    こういう過剰に厳格な父親の元育っていないので、すべてが父親中心であるような向井家(母はすでに他界)の心情ははかれませんが、
    めんどくさがりながらも協力してくれる継母の真季さん(すでに離婚係争中)がなかなか魅力的でした。

    素直な気持ちで読むことをオススメします。
    ネタバレは絶対に読まないで!ミステリーの醍醐味ですから。

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    2013年10月14日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    表紙で、ドタバタ法律コメディだと思っていましたが違いました。重いテーマを実に上手くミステリに落とし込んでいると思います。

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    2013年08月24日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    第10回「このミステリーが凄い!」大賞受賞作.愛犬リクが何者かに殺された.父に疑念をもった中学1年の光一は,父親を訴えることを決意する.裁判を通し明らかになる光一の心の闇と傷.そして驚くべき真実にたどり着く.最後まで一気読みでした.光一の気持ちを考えると,胸が苦しくなります.あとはネタバレになりそうなので,ぜひ手に取ってみてください(*^^*)

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    2013年04月14日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    読みやすさと読み応えで、アッという間に読み終えられました。
    表紙とか題名から、なんとなく「ライトノベル系かな?」と勝手に予想していたので(いわゆるライトノベルというのは、ほとんど読んだことがないんですがw)、最初の文体からも、もっと軽い話なのかと思っていたら、コメディではなく、意外なほどに重い話でした。
    ただし、文体も表現も読みやすいのでサクサク進めます。終盤での意外な展開は、なんとなくは想像がついていても、読み応えを感じて軽い感動を覚えw  ^^  良かったです。エピローグ、ちょっと長くないか?とは思いましたがw

    とはいえ、巻末の解説は余計だな~、と感じなくもないです。解説者は “「このミス大賞」でトップは獲れなかった作品だけど改訂したからこの出来映えなんだ”  というのを強調したかったのかも知れませんが、あんな解説ならいっそ無かった方が良いような気がしなくもないですw
    自分的には、充分 次回作が読みたくなる作家さん がまた1人加わったことが嬉しい♪ そんな気にさせてもらえた作品でした♪

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    2013年03月29日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    夜食なアンソロジー。

    間違っても、夜中に読んではいけないな話ばかり。
    想像してもいけないです。
    さらっと読んでしまいたいのですが
    きっちりはっきり食べ物描写。
    違う意味で、小説とは恐ろしいものでした。

    ワケアッテ。
    漢字でかかれなければ、どちらなのか
    確かに解かり辛い。

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    2026年10月03日
  • 新装版 ボランティアバスで行こう!

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    第一章のオチから思わず涙……。巧いなぁ。そして第五章では「あれ、間違ってない?」という違和感があったのだけれど、読み進めていくうちに納得! そういうことだったのか。震災をモチーフにしたたんなる人情モノと思いきや、ミステリとしてもよくできていた。

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    2026年09月29日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん

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    スープが飲みたくなる、美味しそう!飲んでホッとした時のような感覚が、読み終えたあとにある。

    謎解き?ミステリー?という感じだったが、最後の章で、ほぉーとなった。2作目も読んでみたいな。

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    2026年09月02日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    標野凪
    「バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」
    ★なんの魅力もない男に固執する話

    冬森灯
    「ひめくり小鍋」
    ★★★こんなお店あったら良いな

    友井羊
    「深夜に二人で背脂ラーメンを」
    ★★★★良き友をもったね

    八木沢里志
    「ペンション・ワケアッテの夜食」
    ★★初対面の人の言葉でそんなすぐ考え方変わる?

    大沼紀子
    「夜の言い分。」
    ★おばちゃんの会話劇って感じ。読み流した

    近藤史恵
    「正しくないラーメン」
    ★★★★素直になれて良かったね

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    2026年08月22日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    「夜のご褒美」といえばラーメン!!!!
    夜のご褒美って、ちょっと禁断なイメージ。

    だからこそ、ラーメンにまつわる2つのお話がとても良かった。ごちそうさまでした!

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    2026年08月16日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    あの人と過ごす
    何気ない「おやつ」の時間が、
    今日を乗り切る力をくれる。

    おいしいものを愛する作家陣が贈る、
    心とおなかの空腹をあたたかく満たす連作短編集。
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    好きな作家さんが多く参加されていて購入しました。
    これもかなり前に読んだので記憶が曖昧ですが。

    ぱらぱらページをめくると少しずつ思い出してきました。

    島本理生さんの「楽園の代わりのカッサータ」が好きでした。
    議員と不倫という不毛なことと、
    切ないけどなんか爽やかな部分もあって。

    他の作品も同級生や親子等で、
    忘れられない瞬間と食べ物が。
    読後が良いアンソロジーでした。

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    2026年08月08日
  • #殺人事件の起きないミステリー 自薦『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ傑作選

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    ネタバレ

    特に好きだったのはダイエットの回。
    妙にリアルというか、こういうことって今これを読んでいる時にもどこかで起こっていることなのかもしれない、と思うと少しゾッとするような、前を向けているなら安心するような不思議な感覚になる。

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    2026年07月28日
  • 巌窟の王

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    どちらかというと好みの話ではなかった。
    昔は警察の信じられない杜撰な捜査はあったんだな。今もあるのかな。

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    2026年07月23日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    鍵と糸で作られる密室というテーマで、5人のミステリ作家が短編を作るという短編集。正直なところ、つまらなくはないのだが、まぁこんなものかなという感想以上のものはない。
    あまり難しく考えずに読書したいというのであれば、勧めてもいいかなくらいか。

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    2026年07月15日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    シリーズ第10弾。

    早いもので、このシリーズも10作目に突入です。
    今回は、理恵の元職場の後輩・伊予さんがメイン。
    日々の頑張りからメンタルを崩し、休職して鎌倉にある亡くなった祖母の家で静養することになった彼女の周辺で起こる、日常の謎を描いた連作四話が収録されております。

    パニック障害での静養というと、通常は殻に閉じこもってしまいそうな状況ですが、そこは伊予さん持ち前の高いコミュ力で、現地で知り合ったキッチンカーの店主・阿久田くんをはじめ、周囲の人々と温かなコミュニティを築いていく姿にほっこりしますね。
    勿論、離れた場所にいても冷凍スープを送ってくれたり、各々が鎌倉を訪れてくれたりと、スープ屋「しずく」の面々との繋がりも健在で、伊予さんの周りで起こる謎もいつものように「しずく」の店主・麻野さんが鮮やかに解決してくれます。

    個人的に印象的だった話は、伊予さんの亡くなったお祖母さんの過去に絡む、第四話「幻のワインは露と消える」ですね。
    お祖母さんの遺品でもある、幻のワイン「かずらの雫」を巡る謎は思いのほか背景が深刻だった訳ですが、八神醸造所の高校生の息子くんを納得させるためにもワインの成分を解析した方が、スッキリしたのでは・・?と思ってしまいました。

    そして、毎度ながら登場するスープや料理がどれも本当に美味しそう♪
    個人的にそそられたのは、「マルミタコ」というカツオとじゃがいものバスク風スープや、「ホンシメジのふわふわ卵白中華スープ」が物珍しさもあって、味わってみたくなりました。
    あと、スープではないのですが、第三話「キッチンカーの死角」に登場した「ベイクドアラスカ」というスイーツが、“熱いメレンゲと冷たいアイスクリームって、どういう食感なんだろう?”と、めっちゃ興味がわいて食べてみたくなりました。

    ということで、いつもと趣向を変えた感じの今巻でしたが、スピンオフっぽく楽しませて頂きました。

    新キャラの阿久田くんも好青年なので、今後再登場を期待します~。

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    2026年07月11日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん お茶会の秘密と二人だけのクラムチャウダー

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    早朝にも営業しているスープ屋さん。出て来るスープのひとつひとつがおいしそう。そのスープを通して広げられてゆく推理。読み易いミステリー小説だと思う。

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    2026年07月08日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    織守きょうやさんの一編が最高に好きでした。尊い。
    作者さんの別の短編集でも描かれていたけれど、美味しいものを食べて(できれば)喜んてほしいって、シンプルに愛の本質だなぁ。尊すぎて何回も読み返しました!

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    2026年06月21日
  • お夜食には謎解きを 5品の美味しいアンソロジー

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    ミステリー面白いな。
    短編集なので手を付けやすいけど、誰が誰なのか把握するまでに混乱してしまった。シリーズものを読むのも楽しそう。

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    2026年06月18日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

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    この進まない関係性に既視感が…。
    居酒屋ぼったくりだ。
    結局シリーズ11目まで読んでしまったけど、途中から違和感がありつつ、ここまで読んだからとなんとなく読み続けた。この作品もまだまだ先が長い作品。この調子では焦ったさでストレスが溜まるので、卒業すると決意。

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    2026年06月08日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    今回は伊予さんが全編主人公。以前もこういう構成だったかしら?と思ったけど、久しぶりに読めておもしろかったです。

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    2026年06月07日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    「夜食」にまつわる人間ドラマを描く、心とおなかを温かく満たす6篇。

    どの話も良かったのですが、1番共感できたのが
    近藤史恵さんの「正しくないラーメン」

    健康に良くないとわかっているけど、無償にラーメンが食べたくなる気持ち。ホント共感でしかない。

    短編は読みやすく、ちょっとした時間に読めるから良いですよね。初めましての作家さんも知ることができて、その作家さんの他の作品にも興味が湧きました。

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    2026年05月30日