友井羊のレビュー一覧
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高名な料理研究家・大河弘子が出遭う様々な人々、料理、そして事件。少しずつ時代を遡りながら、大河弘子がなぜ料理研究家となったのか、何故彼女は食べ物の異物混入やお酒のトラブルを嫌うのかを明らかにしていく。
大河弘子が押しつけがましくなく、でも芯が強くて如何にもな探偵キャラなのだが、そんな彼女も遡れば間違いもあったし奔走もあった。
また料理学校の全国展開では痛い目にもあったらしい。
少しホッとする。
大河弘子がなぜ料理研究家になったのか、なぜそこは語られて来なかったのか。
その原点たる最終話1947年の話と、第一話の主人公・理央の『私の両親なんて、先生のお料理が縁で親しくなったんですよ』という言 -
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ネタバレ『ビブリオバトルの波乱』
事件自体はそんなに魅力的ではなかったんだけど、
何気なく訪れたはずの喫茶店の店主が探偵役だった。
恥ずかしながらこの『珈琲店タレーラン』シリーズを知らず、
恋人の和将が解決してくれるものだとばかり思っていたから
意外な活躍に面食らったのと、
『本』『喫茶店』『謎解き』と大好き三要素が詰まっていたことで
一発でファンになってしまった。
調べてみたら既に8巻も出ているとのこと。
すぐ読みたい。
『緋色の脳細胞』
この話は以前にも読んだことがある。
既に感想も書いてあるので今回は省略。
『知識と薬は使いよう』
ここまで来てようやく、
どうやらこの本はシリーズものの一部ら -
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彩瀬まるさん、20作目
アンソロジー「鍵のかかった部屋」の一作
「神秘の彼女」
これはミステリーなのかな
大学寮に現れるきんきら大仏
決められたトリック
ー糸を使って外から鍵を閉めた密室ー
そこから5人の作家が全く違ったミステリーを作ったアンソロジー
似鳥鶏さんは、あの一〇一教室しか読んでいなかったので、こんなコミカルなモノも書くんだと驚き.大学サークル内のトラブル「このトリックの
問題点」
石井羊さんは、初めましてですが、優しい雰囲気のあるミステリーを書くなあと
あと食べ物を折り込むのかな「大叔母のこと」
芦沢央さんは、好きな作家さん
この短編も短い中にしっかりトリックアイテムを仕込 -
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ネタバレ料理が苦手な大学生、理央。彼に料理を作ったとたん失恋。
彼を振り向かせようと、高名な料理研究家の大河弘子が設立した「大河料理学校」に通い始める。そこで理央は弘子の曾孫・翔吾と出会い。
弘子に実家で起きた事件を解決してもらった理央は、100歳の料理研究家、大河弘子の軌跡をたどり始める。
コロナ禍で外出自粛、学校の対面授業はなくなり、理央の家庭内にも影響が。
そんな中、真夜中にキッチンから砂糖とお菓子が忽然と消え、翌日、現れる。
翔吾の父、健吾が料理をふるまった後、乳製品アレルギーの発作で倒れた少女。
乳製品はいつ混入されたのか。
編集者の聡子は雑誌の特集で大河弘子のフランス料理を紹介するこ -
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コミカルだと思ったらシリアスだった笑
装画が相沢沙呼さんの『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』や綾辻行人さんの『Another』シリーズに似ているなぁ〜と調べてみたら、なんと同じ方(遠田志帆さん)でした。スッキリしました♪
では『向日葵ちゃん追跡する』の概要と感想になります。
概要です。
あと少しで愛しの人の肩に手が届く…。しかし容姿が微妙に違っていると認識した途端、合気道の技で男性は体をねじ伏せられる。
「あなたにはストーカー規制法に基づき、(中略)、言い逃れは無駄ですよ」
彼女はストーカー行為に悩む依頼人を守る防犯アドバイザーだった。本作は彼女こと、向日葵(ひまわり)のストーカー