あらすじ
「とぼけてんじゃねえよ」ストーカーと断罪された無実の僕は――。曖昧な記憶、そして作為と悪意。こうして罪は作られる! 青春×冤罪ミステリ!――あなたの冤罪、必ず晴らしてあげる――ストーカーを疑われた大学生の牟田幸司。周囲はまるで犯罪者扱い。だが、冤罪を研究しているという女子学生、紗雪が現れる。目撃や記憶など、人間の認知が驚くほど曖昧なことを紗雪は証明。疑いが晴れた。では、被害者を苦しめる真犯人とは、誰? 真実を追いはじめたふたりを、さらなる事件が待っていた!
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Posted by ブクログ
冤罪にまつわる話。
冤罪。
自分がいつどこで巻き込まれるか分からない。
無実なのだからいつかは分かってもらえれるだろう。
という気持ちから、今この詰められる辛さから逃れたい一心で自白してしまえばその決定を覆すのは難しい。
当然、犯罪はダメなことは当たり前である。
しかしその上で、冤罪となった人。
冤罪によって真犯人がうやむやになり、行き場の無い感情に暮れる被害者。
さまざまな感情に晒され、今一度深く考えるきっかけになった。
Posted by ブクログ
『あなたの冤罪を晴らしてあげる』
ある日、ストーカーの容疑者となった大学生・牟田 幸司。そこに、冤罪を研究していると言う女子学生・紗雪が現れる。
人間の認知(記憶や目撃など)が如何に曖昧か証明し、冤罪が晴れる。
では、真犯人は一体誰なのか?
真実を追う2人に更なる事件が待っていた...。
・無意識は別の顔
・正きものは自白する
・痴漢事件とヒラメ裁判官
・罪に降る雪
Posted by ブクログ
情景の表現が簡潔で次々とページをめくり進めた
主要の登場人物がみんな素直でまっすぐで
冤罪の絡んだ糸を解いていく過程が心地よい
どんな人にも根底に正義があると信じられる一冊
Posted by ブクログ
読みやすかった。
冤罪を生みやすい、人間の思い込み等、丁寧にかかれている。
青い眼鏡フレームという特徴で犯人にされる怖さ。
特徴的なものは印象に残りやすい…。
牟田、事件に関わる度に怪我をおう…。
登場人物、ひとりひとり魅力的。
牟田が、いろんな冤罪事件に関わるなかで成長していく。
続きが読みたい。
美兎が、探偵事務所をつくったようだし、協力したり、怒られたり、心配になったり…を繰り返す牟田の姿を。
料理の場面もいい。
Posted by ブクログ
一人の人物が短期間にこれだけの冤罪事件に巻き込まれるとは思わないけど、冤罪の種はどこにでも転がってるんだなというのを、改めて実感させられる1冊。そして謂れのない罪から逃れるのがこんなに大変なんだという理不尽さが、ちょっと怖いとも思えます。
Posted by ブクログ
大学生の幸司と紗雪が次々と冤罪を晴らしていく話
内容は重そうだけど文章は軽くてスラスラ読めた
冤罪は他人事ではない。冤罪だったら絶対に認めない精神力と、周りの人が無罪を信じる事がかなり重要だと言うことは分かるけど、自分がその立場に立たされたらどうなるか心配だ
Posted by ブクログ
冤罪にまつわるストーリー
牟田さんがストーカーの冤罪をかけられるところから、登場人物達の過去の冤罪まで解き明かされる
良くも悪くも綺麗に終わる感じで
後半何故かちょっぴり目が滑ってしまい
なんとなーくで読み切ってしまった
勿体無い
いつか再読…するかなどうかな