友井羊のレビュー一覧

  • 魔法使いの願いごと

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    魔法使いが願うこととは……。     
    綺麗なものとは……。   
    醜いものとは……。      
    お伽話のような、童話のような、心が綺麗になる物語。

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    2017年10月17日
  • 魔法使いの願いごと

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    ネタバレ

    これまでに刊行された友井羊氏のミステリ作品を大変気に入っていたので、まさかファンタジーで来るとはと驚き(買う前に何度も著者名を確認してしまったほど)。実は私、最近ファンタジーや寓意的な話が苦手でして、楽しめるかどうか不安でした。

    結果から言えば、本作は比較的興味深く、また楽しく(ときに切ない気分にはなりますが)読み終えることができました。

    美しいものしか見えないヒカリを前に、彼女の瞳に映らなくて自分たちの外見的な醜さを露呈することを恐れる周囲の人たち。ヒトの外見はそのような人間の醜い部分を象徴しているのかな?

    ヒカリが再び視力を失ってしまったのは、玲一郎の本性を知って人間どころか世界に不

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    2017年09月23日
  • 向日葵ちゃん追跡する(新潮文庫nex)

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    話の展開は読めてしまったけれど、
    主人公の設定が面白くて好きでした。

    「ほろ苦青春ミステリー」とありました。
    青春ものが苦手な私ですが、ミステリーがメインだったので
    そこまで嫌悪せずに読めたかなーと思いました。

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    2016年10月08日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    読んでいる途中で、こういうことなんだなと先を予想できたが、展開が良かった。
    ぐいぐい引っ張られて、読み終わった後しばらくぼーっとしてしまい、涙が止まらなかった。
    生きていく上で勉強って大切なものだとよく言う。
    この作品を読んで、ものを知っておくって大切なことだと改めて思った。
    もちろん、この作品が勉強って大事だよと書いているわけではない。でも、知っているということが自分を守るのだということが結構あるのだということを再確認した。

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    2016年03月06日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    第10回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作。
    愛犬リクを殺された中学生男子の光一くんが、実の父親を訴えるお話。
    虐待の連鎖のお話。
    主人公にとっては最善の結末なんだろうけど、決してハッピーエンドではないよな。
    とは言え、切ないけど、暖かいラストで良かった。
    それにしても…何故に実父はあんな風になってしまったの?って事には触れてなかったのが、ちと残念。
    ま、そこまで描くと、長くなっちゃうか。

    サクサクと読めて面白かった。

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    2014年11月21日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    愛犬のリクが死んだ。
    どんどん冷たくなってゆく血だらけの体を抱えて動物病院へ走った。
    医師は人間による傷だと行った。
    僕は訴訟の準備を始めた。
    厳格な父を相手取って。罪状は器物損壊罪。

    とまぁ、こんな出だしです。
    主人公の「ぼく」視点で描かれる未成年者の訴訟手続き。
    内容ももちろん大事なのですが、訴訟を起こす場合のハウツー本でもあると言えます。

    こういう過剰に厳格な父親の元育っていないので、すべてが父親中心であるような向井家(母はすでに他界)の心情ははかれませんが、
    めんどくさがりながらも協力してくれる継母の真季さん(すでに離婚係争中)がなかなか魅力的でした。

    素直な気持ちで読むことをオ

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    2013年10月14日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    表紙で、ドタバタ法律コメディだと思っていましたが違いました。重いテーマを実に上手くミステリに落とし込んでいると思います。

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    2013年08月24日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    第10回「このミステリーが凄い!」大賞受賞作.愛犬リクが何者かに殺された.父に疑念をもった中学1年の光一は,父親を訴えることを決意する.裁判を通し明らかになる光一の心の闇と傷.そして驚くべき真実にたどり着く.最後まで一気読みでした.光一の気持ちを考えると,胸が苦しくなります.あとはネタバレになりそうなので,ぜひ手に取ってみてください(*^^*)

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    2013年04月14日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    読みやすさと読み応えで、アッという間に読み終えられました。
    表紙とか題名から、なんとなく「ライトノベル系かな?」と勝手に予想していたので(いわゆるライトノベルというのは、ほとんど読んだことがないんですがw)、最初の文体からも、もっと軽い話なのかと思っていたら、コメディではなく、意外なほどに重い話でした。
    ただし、文体も表現も読みやすいのでサクサク進めます。終盤での意外な展開は、なんとなくは想像がついていても、読み応えを感じて軽い感動を覚えw  ^^  良かったです。エピローグ、ちょっと長くないか?とは思いましたがw

    とはいえ、巻末の解説は余計だな~、と感じなくもないです。解説者は “「このミ

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    2013年03月29日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

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    この進まない関係性に既視感が…。
    居酒屋ぼったくりだ。
    結局シリーズ11目まで読んでしまったけど、途中から違和感がありつつ、ここまで読んだからとなんとなく読み続けた。この作品もまだまだ先が長い作品。この調子では焦ったさでストレスが溜まるので、卒業すると決意。

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    2026年06月08日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 大人の小休止と鎌倉野菜のポトフ

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    今回は伊予さんが全編主人公。以前もこういう構成だったかしら?と思ったけど、久しぶりに読めておもしろかったです。

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    2026年06月07日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    「夜食」にまつわる人間ドラマを描く、心とおなかを温かく満たす6篇。

    どの話も良かったのですが、1番共感できたのが
    近藤史恵さんの「正しくないラーメン」

    健康に良くないとわかっているけど、無償にラーメンが食べたくなる気持ち。ホント共感でしかない。

    短編は読みやすく、ちょっとした時間に読めるから良いですよね。初めましての作家さんも知ることができて、その作家さんの他の作品にも興味が湧きました。

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    2026年05月30日
  • 巌窟の王

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    ネタバレ

    冤罪という重々しいテーマ。
    私は2000年に生まれて、冤罪事件と聞くと
    袴田さんを思い出します。
    けれど、本作を読み終えて冤罪事件について調べてみるといくつか出てきて驚きました。
    本来あってはならないことが、1つではなく、2つ3つとでてくる。これはあくまで氷山の一角であり、本当は冤罪という濡れ衣を着せられた人がもっといたのかもしれないと容易に想像がつきます。
    嘘をついて相手に罪を着せる。その結果、相手が死刑と宣告されても何も思わないのだろうか。思わないはずはないのだろう、しかしそれでも自分を優先する姿勢に驚きました。図々しい、浅ましい。そんな言葉では言い表せないほど非道な行いだと思います。

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    2026年05月29日
  • お夜食には謎解きを 5品の美味しいアンソロジー

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    ネタバレ

    【結論】未読の作者は読んでから

    1話目★
    アンソロジーに載せる話がシリーズ物のメインキャラだと未読の身としては内容についていけない。この人なに?ってなった。
    しかも謎解きはしたけどその動機を教えてくれないの何故?
    2話目★★★
    好みの話。胸糞の悪いヤツがアクセントでいくつかの謎解きが進んで、最後まで読んでみればベースにあるのは愛弟子の事を思う師匠の優しさ。出来れば助かってもらっていつか弟子が受賞する姿を見て欲しい。読後の余韻が良い。
    3話目★★★★
    好みの話。管理人夫妻の赤いジャージの謎と住人の殺人事件の謎を運動嫌いなピザ配達員が解決する。
    未読の著者だけど読みやすかった。
    4話目★
    初めか

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    2026年05月27日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    名取佐和子さんのドーナツ息子が特に今の私には響きました。
    私にも息子がいるのでこの先、親がこどもを思うようにこどもにも親を思う瞬間が物語の様に一瞬でもあると良いなという淡い期待をしてしまいました。
    一緒にいれる時間を大事にしないとと改めて思いました。

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    2026年05月17日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    「おやつ」をテーマにした6名の作家によるアンソロジー。

    手作りであろうと、出来合いのものであろうと、相手のためを思って食べ物を用意する行為が愛情そのものだと思った。

    クロテッドクリームをたっぷりのせたスコーンを食べたくなった。

    島本理央さんの作品は表現にドキッとするところがあったので、他の作品も読んでみたい。

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    2026年05月13日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    “美味しいおやつが食べたくなる”ようなものではなく、おやつを通して気持ちや人生の揺らぎを描いたアンソロジーだった。

    作中のおやつは、ただ甘いものではなく、それぞれの登場人物が踏ん張るための“小さな支え”や“カンフル剤”として描かれていた。

    自分らしく生きる道を見つけるきっかけになったり、本と一緒に孤独や空腹を埋める青春の思い出になったり、懐かしい味が安心へ繋がったり。

    特に4話目の子育ての話は、自分ではない誰かの人生に関わり続けることの大変さが強く伝わってきた。
    迷ったり悩んだりしながらも、その子自身を信じていくしかない。
    だからこそ、ほんの少し息をつける“おやつの時間”が必要なんだろう

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    2026年05月10日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    トリックのネタバレから始まるのは面白い設定だった。こう言うのもありですね~。冒頭で似鳥さんも言っているけどボーナストラックが一番豪華。と言うより僕は島田荘司さん以外は読んだことがない作家さんたちだった。トリックは固定されているけどそれぞれの使い方は面白い。島田荘司の作品は京都時代の御手洗の話で相棒が石岡君でないのが残念。

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    2026年05月10日
  • スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ

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    前回の終わり方で、今作に期待をし過ぎてしまったようで、最後も思ってた以上にスッキリしないなあと。次作に期待。

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    2026年05月09日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    なんだかんだ言っても不倫なんてろくな
    もんじゃない、何で不倫をするんだろうと
    思っていたんですが、スリルや刺激を求める
    ためなんて言われたら勝手にしてくれと
    作品の趣旨と違う感想を持った島本理生さんの
    「楽園の代わりのカッサータ」。
    受けた恩というか優しさって相手が
    思っている以上に大きなものだし
    その優しさを自然とできる彼・・・素敵だ
    と思った織守きょうやさんの
    「ファースト・アンド・オンリー」。
    両親を亡くした悲しみから救い出してくれた
    瀬戸内の島でいっしょに暮らす叔父との
    素敵な時間とジャムに心ひかれた友井羊さんの
    「春とマーマレード」。アイドルって見た目の
    華やかさとは裏腹に大変な職業

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    2026年05月08日