友井羊のレビュー一覧
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ネタバレ冤罪という重々しいテーマ。
私は2000年に生まれて、冤罪事件と聞くと
袴田さんを思い出します。
けれど、本作を読み終えて冤罪事件について調べてみるといくつか出てきて驚きました。
本来あってはならないことが、1つではなく、2つ3つとでてくる。これはあくまで氷山の一角であり、本当は冤罪という濡れ衣を着せられた人がもっといたのかもしれないと容易に想像がつきます。
嘘をついて相手に罪を着せる。その結果、相手が死刑と宣告されても何も思わないのだろうか。思わないはずはないのだろう、しかしそれでも自分を優先する姿勢に驚きました。図々しい、浅ましい。そんな言葉では言い表せないほど非道な行いだと思います。
けれど本作では、そんな相手を岩田は許すという。「岩田は眩い光を放つ太陽だ。誰もが目を奪われ、心からの敬意を抱く。」そんな人物だったからこそ、永い永い時間を耐え、無罪を勝ち取ることができたのだろうと思う。強い人だ。
それと同時に、罪を着せられていなかったら岩田はどんな人生を過ごしたのだろうか。ガラス職人として一生を過ごしたかもしれない。尺八を吹きながら穏やかな生活を送れたかもしれない。人生を取り戻すことは不可能だ。やはり冤罪なんてものは起こってはいけないと強く思いました。 -
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ネタバレ【結論】未読の作者は読んでから
1話目★
アンソロジーに載せる話がシリーズ物のメインキャラだと未読の身としては内容についていけない。この人なに?ってなった。
しかも謎解きはしたけどその動機を教えてくれないの何故?
2話目★★★
好みの話。胸糞の悪いヤツがアクセントでいくつかの謎解きが進んで、最後まで読んでみればベースにあるのは愛弟子の事を思う師匠の優しさ。出来れば助かってもらっていつか弟子が受賞する姿を見て欲しい。読後の余韻が良い。
3話目★★★★
好みの話。管理人夫妻の赤いジャージの謎と住人の殺人事件の謎を運動嫌いなピザ配達員が解決する。
未読の著者だけど読みやすかった。
4話目★
初めから終わりまで嫌ぁな感じ。
嫌がらせを受ける理由もはっきり書かれず、最後もまた始まる嫌がらせ電話?で終わる嫌ぁな終わり方。
5話目★★★★
諸所の謎を解いてくれるスープ屋さん?の話。
文ちゃんのお祖母様が格好いい。
これはスープ屋さんの本編を読みたくなった! -
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“美味しいおやつが食べたくなる”ようなものではなく、おやつを通して気持ちや人生の揺らぎを描いたアンソロジーだった。
作中のおやつは、ただ甘いものではなく、それぞれの登場人物が踏ん張るための“小さな支え”や“カンフル剤”として描かれていた。
自分らしく生きる道を見つけるきっかけになったり、本と一緒に孤独や空腹を埋める青春の思い出になったり、懐かしい味が安心へ繋がったり。
特に4話目の子育ての話は、自分ではない誰かの人生に関わり続けることの大変さが強く伝わってきた。
迷ったり悩んだりしながらも、その子自身を信じていくしかない。
だからこそ、ほんの少し息をつける“おやつの時間”が必要なんだろうなと思った。
複雑な感情を呼び起こすものだったとしても、それで踏ん張れるなら、その人にとって大切な支えなんだと思う。
5話目では、選択することの難しさが描かれていたけれど、周りの雑音や不安があっても、自分が本当にやりたいことを素直に選びたいし、きっと選べるんだと思えた。
海外児童文学のエピソードと一緒に語られるおやつも素敵で、ただ「美味しそう」だけでは終わらない余韻があった。
まっすぐな道だけが正解じゃなくて、遠回りでも、自分の目指す場所へ向かおうとしているなら、それはちゃんと人生と向き合っていることなんだと思わせてくれる作品たち。
帯にあったようにおやつはまさに“今日を乗り切る力をくれる”ものだった。 -
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なんだかんだ言っても不倫なんてろくな
もんじゃない、何で不倫をするんだろうと
思っていたんですが、スリルや刺激を求める
ためなんて言われたら勝手にしてくれと
作品の趣旨と違う感想を持った島本理生さんの
「楽園の代わりのカッサータ」。
受けた恩というか優しさって相手が
思っている以上に大きなものだし
その優しさを自然とできる彼・・・素敵だ
と思った織守きょうやさんの
「ファースト・アンド・オンリー」。
両親を亡くした悲しみから救い出してくれた
瀬戸内の島でいっしょに暮らす叔父との
素敵な時間とジャムに心ひかれた友井羊さんの
「春とマーマレード」。アイドルって見た目の
華やかさとは裏腹に大変な職業だと思った
畑野智美さんの「アンパッサン」。
子供ってなんだかんだ言ってもその子の
ペースで大人になっていくそして親は
成長した子供のことも認識するけどまだまだ
心配が尽きないって感じた伝わった
名取佐和子さんの「ドーナツ息子」。
有りがちなが言葉だけど、「何かをするのに
早いも遅いもない。ただ、始めるだけさ」
がほんとにそうだよねと心に刺さった
伊吹有喜さんの「ストロベリーの歌」。
どの話も面白かったけど、個人的には
「ファースト・アンド・オンリー」と
「ドーナツ息子」が面白かったかな。 -
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みんな何かを抱えて生きている。
どうしようもないけれど…悩んだりしながらも生活していくわけで、それでもいつの間にか状況は変化していくのだと。
そのときのご褒美は、きっといつまでも心に残るものなのかもしれない。
どの作品も作家の特徴がよく出ている。
「楽園の代わりのカッサータ」島本理生〜妻子ある相手と伊豆の山奥のホテルで。
「ファースト・アンド・オンリー」織守きょうや〜忘れられない同級生と屋上前の踊り場でお弁当。
「春とマーマレード」友井羊〜果樹が生い茂る瀬戸内海の島で叔父と。
「アンパッサン」畑野智美〜卒業するメンバーと取り組む最後の仕事で。
「ドーナツ息子」名取佐和子〜幼い日の息子との思い出が詰まったドーナツショップで。
「ストロベリーの歌」伊吹有喜〜憧れの女性たちとのイチゴ尽くしのピクニックで。
なかでも「ファースト・アンド・オンリー」の言葉少ないけど思いやりのある関くんが良かった。
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伊予は、仕事の無理が生じて会社の上司に話をする。上司が理解を示し3ヶ月休むこととなった。自宅を出て鎌倉(今はいない)の祖母の家で暮らす。メンタリークリニックの医師にかかり、順調に生活もでき、まずまずの休みを乗り切ることが出来た、鎌倉にいてもスープや雫のスープで心と体を癒すこともでき、またキッチンカーのシェフとも交流が出来,少しずついろんな人と話をする機会が増える。祖母の家の片付けをし、ワインが出て事件が起こり、それも丸く収まりいよいよ仕事復帰の時が来る。このたびは鎌倉で休養する事が多く、周りの人たちもあまり無理をしないように頑張って欲しいと思った。