あらすじ
早朝にひっそり営業しているスープ屋「しずく」では、シェフ・麻野が美味しい日替わりスープを提供し、お客の悩みを優しく解決してくれる。ある日、評判を聞きつけ相談にやってきた青年・省吾は、麻野のスープと頭脳に惚れこみ、自身が協力している子ども食堂に麻野もぜひ来てほしいと言い出した。子ども食堂「はぐみ」にやってきた麻野と「しずく」常連客のOL・理恵は、そこに通う女子中学生の家庭の悩みを見抜き、あっという間に解決してみせる。感嘆する省吾だったが、麻野の推理はそれだけでは終わらず、省吾が秘密を隠していると指摘した。観念した省吾は、麻野に近づいた真の目的を打ち明ける。『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ。
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シリーズ5作目!
またまた変わったスープが登場!!
今回は、子ども食堂・児童相談所など重く心が痛む話が多かった。
どんなに酷い親でも一緒にいたいと思う子ども、大人に振り回されて辛い思いをする子ども、現実にもたくさんいるよね…といろんな事を考えた5作目だった。
麻野さんと母親の関係にも進展があり、1作目に出てきた麻野さんの過去を鮮明に覚えていたからこそ、最後には涙。
麻野さんと理恵さんの関係も、少しずつゆっくり進んでいるのが微笑ましい!続きの6~10作目を早めに買いたいな!
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子ども食堂を舞台にしているだけあって
親子関係にクローズアップされているなぁと感じました
ありきたりにも思えるストーリーの中にも
作者さんの言葉のセンスが私に響いてとても楽しめました
母親との再会、そして距離感がとてもリアルで
作者さんに感謝してしまいました
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子ども食堂に通う傷を抱えた親子たち。
その接点として、麻野の母逢子がいるが、逢子も事故により意識不明の重体。
真相は悲しくて優しくて…
麻野のスープはどんな時でも温かくて。
子供の頃に見たこと、聞いたこと、
言われたこと、されたことって忘れない。
子供って大人が思っているほど子供じゃない。
しっかり同じ人として接しなきゃと思った。
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シリーズ5作目
4つの連作短編
・子ども食堂とふさぎこむ少女の秘密
・揺れる香りは嘘をつかない
・夕焼けに消えた泥棒の謎
・非行少年の目的地
「しずく」の噂を聞いて訪れた青年の省吾は麻野さんのスープと問題解決の能力を頼り、自分も手伝っている子ども食堂への協力を依頼する
子ども食堂に来る子供や親の抱える問題とその解決
そして麻野さん自身の母親との確執の行方
今回のテーマは重い……
何かを抱え込んでいそうで非常に疲れ気味な女子中学生、シングルファザーの虐待疑惑、オカルト嫌いの父親の家に訪れた泥棒、赤ちゃんの妹の首に煙草を押し付けた男子中学生
そんな彼ら彼女らと深く関わっていた夕月逢子は、河原で倒れていたところを発見され、未だに意識不明
何というか、家族の問題に他人がどこまで手や口を出してよいのか、判断が難しい
「介護は家族が行う」というプレッシャー
ヤングケアラーはどこまで許容されるべきなのか?
今回のは完全になしとしても、外部の人間が口を出すのも難しい
虐待されて育ち、親になって自分の子にも同じような虐待をしてしまう連鎖
根本的な倫理観は子供の頃の影響が大きいのでしょうね
だからといって許されることではないのは確か
それの発生に遺伝的な関連はありませんと言いたいけど
実際に関係あるかどうかではなく、本人がどう解釈したかの問題なので深くは突っ込まないでおこうか
最初の話を読んだだけでは、問題が多段構造になってたのは気づかなかったなぁ……
この症候群はフィクションで取り扱われるケースは何かとある
子供の方もそれを受け入れている状況がなんともやるせない
総じて、子供はどんな状況であっても親を愛すというか、そう思いこんでいるように思われる
無条件の愛は親から子ではなく、子から親へのものなんだよなぁ……
親の状況にしても擁護はできないけどある程度の事情というものがあるわけで
何とも言い切れない感情がうずまく
麻野さんの件についても、単純に昔とは変わった事が喜ばしいだけのものでもないのでしょうね
淺野さんと母親、そして露との関係なんかも読んでいて辛さを感じた
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丸ごと1巻、麻野の因縁の相手?夕月逢子の謎に迫る。子ども食堂には本当にいろいろな子が来るんだな。親は1人でも露は愛されている。虐待されても一緒にいたいと思えるのはやっぱり親子の絆なのだろう。人の感情に敏感な露の今後が心配。
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なかなか進まない麻野さん、理恵ちゃんの関係も、私は好きです。
重いと思われる内容かも知れませんが、
置かれた場所で、頑張っている子供達がどこかにいると思うと、
子を持つ親としては、考えさせられる話でした。
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すっごく間空けながら読んでるもので、
麻野さんのお母様のエピソードが記憶から消えかけていました。水難事故で亡くなったお姉さんの代わりに女の子として育てられてたんでしたっけ?
戻って読み直す気力がないんですが、
いがみあったまま、という事にはならない様でよかったです。
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シリーズらしさ満載。
日常の謎解き、優しいお話の短編集
だけど、シリーズ通して読むと少しずつゆっくりと流れが出来ていていい感じ。
いつも登場するスープが美味しそうすぎて、食べれるお客、羨ましすぎです。
読んでて疲れない本です。
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今回子ども食堂でのシーンが多いため、やはり重めのテーマが多い。どんなに酷い仕打ちをする親でも、子どもは直向きに親を欲する。親の無償の愛と言うけれど、子どもも親へ無償の愛をくれるとつくづく感じた。麻野の過去は細部を覚えていないが、虐待した母親は離れて暮らせば改心するものだろうか。あわや刃傷沙汰かというあのシーンは間延びしていて緊迫感が感じられなかった点が残念。筆力的にもっとほっこりシーンだけで良いと思う。
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スープしずく屋シリーズ第五弾。
今回は初めて麻野と露のおうちにお邪魔する理恵。
そして、子ども食堂の活動に巻き込まれ、
麻野の母親の事件に巻き込まれる。
事件と言っても、
不自然に河川敷で倒れていて意識不明だということで、
事件性があるかどうかは不明。
麻野はその過去からお見舞いに行くのを躊躇する。
子ども食堂というタイトルから言って予想はしていたが、
子どもをめぐる「事件」で胸が痛い、
中学一年生でプチ駆け落ちをするとは。
それと、
唐辛子の糖度がトマトより高いとは、知らなかった。
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登場する子どもたちの境遇がとても辛い。
それでも麻野や理恵の働きで少しは前向きに一歩踏み出せる様で、それが救い。
そして毎度の事ながら、ミステリー部分は面白いし、スープは美味しそう。
前巻では麻野と理恵の距離が少し縮まった様に感じたが、今作では夕月と麻野親子の関係が少し近くなったかな。
麻野さんの未来が明るい物となって欲しいな。
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麻野と理恵の関係はまだ距離がある
表題が子ども食堂で子ども中心の4ストーリー
子ども食堂と麻野の母の名前登場
虐待?お線香の香り
泥棒の真実
スカイツリーの約束
4種の葉野菜のポタージュ
新じゃがいもの薬膳スパイシースープ
茄子と海老の揚げ浸し風スープ
酒粕のクリームスープ
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スープ屋しずくシリーズ!⑤
今回の作品は、虐待やヤングケアラーなど、結構テーマが重い感じがしましたが、いつもの麻野さんの推理力や露ちゃんの洞察力が冴えてました!
麻野さんのお母さんも登場してます。
いつもの引き込まれて、一気に読んでしまいます。
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今回は子ども食堂に来る子どもたちの家族の話としずくの麻野さんと実母の話。どの家族も複雑な事情がありすぎてスッキリ解決とは言えない。そんな現実的な重い話もありましたが美味しいスープや食事の様子で少し救われる。
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児童相談所のブラックさが伝わる。
やっぱりすこーしずつ麻野と理恵が進展してるようで、楽しくなってきた。
子供食堂の運営は大変やと思うけど、人の関わりがあると手を抜けなくなるのも問題かなぁ。
それを児童相談所だけでなくボランティアの一般市民までどうやってケアしていくのか。闇と立ち向かうのは神経も使うし、自分の生活にも影響がでそう。
貧困やヤングケアラー、家庭内暴力とか重たい話題が続くので、途中に挟まるスープの説明が浮いてしまってる気がする。今必要?栄養素の解説、、、みたいな。
Posted by ブクログ
内容に関係ないのだが、そろそろ出てくるスープのレシピ本とか出ないかな〜と思っている
茄子のスープとかピーナッツ汁粉とか食べてみたい^q^
個人的にはボランティア?の青年がぐいぐいくるのが無神経ぽく苦手だなぁと。あと一時期野草流行ったよね、でも昔のはともかく今のは危険だと思ってるのと、あんまり周りから気にかけられ過ぎてる人にはちと不信感がある(個人の気持)ので、あぁそうなっちゃったのか…というラストだった
子どもも生きやすい世の中になるといい
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今までとは少しテイストが異なり少し重いお話でした。ヤングケアラー、虐待など、子ども食堂に関わる問題と麻野さんと実母の歩み寄りがテーマです。
辛いテーマですが、向き合ってくれる大人がいるだけでも救われます。そして、スープは身体と心を温めるのにも良いと思いました。
本当はボランティアや部外者が動くことではなく、児相や行政で対応しなければならない事案だとは思いますが。
Posted by ブクログ
美味しいスープ屋さんのコック浅野さんは、わりといろんな問題を話を聞いただけで解決してしまう凄腕探偵さんである。主人公の理恵さんは浅野さんに好意を抱く客。
はっきり言うとこのコミュニティはとても気持ち悪い。自分のプライベートな出来事が簡単にコミュニティ内に広がる世界で、どこの因習村のど田舎なんだよ、と心の中でいつもつっこんでるし、店のスタッフに好意のある客が店に入り浸ってくるというのはマジで悪夢だ。そもそも児童相談所職員、守秘義務あるに決まってるのにツルツル他人に喋るな。家族も同様だ!そもそもどこの骨とも知らんNPOにだって守秘義務あるだろ??子供食堂だか何だか知らんが。ないのか?世の中そんなんか?
話を進めるうえでは都合がいいのだろうが、気持ち悪いのはホント気持ち悪い。あと浅野さんの娘の露ちゃんが被虐待児なんですか?というくらい素直で顔色を読む。あと父との何でもない対話の席にストーカー姉ちゃん同席させるなよ。まあ話の展開に都合いいんだろう。
面白いとは思うから読んでいるけど、そろそろ限界かもしれない。
第1話 子供食堂をやっている人がスープ屋にやってきて、露と理恵は行ってみることにした。
第2話 児童相談所で、虐待などしていないのに親子分離の措置はどうしてなんだと叫ぶ男性。
第3話 同じく児童虐待を疑われている案件で、なかなか証拠が出てこない家庭。
第4話 今度も児童相談所案件。16歳の喬太郎くんの暴れん坊事案。
全編児童相談所案件であるので仕方ないのかもしれませんが、無茶苦茶ドロドロなんですけど…どこいった!?爽やかさ。
あと未読のこのシリーズ5冊くらいあるんですよね…
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子ども食堂っていう事で今回は全体的にストーリーが重かったものの、後味悪くなく読み終えました。麻野さんと母親も少し関係が良い感じに一歩進んで良かった。子供のヤングケアラーや、虐待など本当心が痛む。
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シリーズの3冊目?で、麻野と理恵の距離が近づいてる感じがほんわか可愛い。読み慣れてきたせいか、麻野の推理が先に推測できるようになってきたので、個人的には意外性がなくなってきて少し残念な気がする
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シリーズ第五弾。
滋養たっぷりの日替わりスープが評判のスープ屋〈しずく〉を巡る、連作ミステリ四話が収録されております。
今回は、店主・麻野さんが〈しずく〉に来ていたお客さんから子ども食堂への協力を頼まれたことをきっかけに関わることになった、様々な事情を抱えた親子たちのストーリーでした。
・子ども食堂で出会った少女・真凛ちゃんが抱え込む秘密とは・・(第一話「子ども食堂とふさぎこむ少女の秘密」)
・虐待があった?とされて引き離された父と子の真相とは・・(第二話「揺れる香りは嘘をつかない」)
・少女の家に入った泥棒と怪奇現象の関連は?・・(第三話「夕焼けに消えた泥棒の謎」)
・妹に火傷を負わせてしまった少年の真意とは・・(第四話「非行少年の目的地」)
今回は、ヤングケアラー、虐待、虐待冤罪、代理ミュンヒハウゼン症候群等々・・といった、親子がらみのテーマが取り上げられていて、全体的にヘビーな内容でしたね。
読んでいて胸が痛むのと同時に、実際このような事が起こっているのかと思うと、目をそらしてはいけない問題なのだろうな・・と思いました。
気になったのは、ボランティアスタッフの省吾さんや(麻野さんの実母の)逢子さんが各々の親子問題にかなり深入りしていること。
(で、それに連なるように理恵達もどっぷり足を突っ込むことに・・)
まぁ、フィクションなのでそういう展開になるとは思うのですが、本書の中でも児童相談所の激務っぷりが描かれていたように、実際問題として行政の手に負えない部分もあるのかな・・と思うと、その根深さに考えさせられるものがあります。
印象に残ったのは
「誰かを助けるためには、手を差し伸べる人も健やかであるべきだと思う」
という記述で、本当にその通りですよね・・。
そして、麻野さん自身も母親の逢子さんと向き合うことに・・子どもの頃に受けた心の傷は容易く癒えるものではないですが、ラストの様子では前向きな変化の兆しがありそうな感じで良かったです。
あ、テーマが重くて忘れそうに(?)なりましたが、勿論この巻でも美味しそうなスープの数々に癒されましたよ~。
個人的に気になったのは「茄子と海老の揚げ浸し風スープ」で、これは飲んでみたいですね。
ということで、子ども達の幸せを願うと共に、次巻はもうちょい明るい話題が多いと良いなと思った次第です~。
Posted by ブクログ
5作目!
今回は麻野のお母さんが出て来てなかなかヘビーだったかな。麻野とお母さんの確執のことは、読んだのがだいぶ前の過去作にあったのかな。すっかり記憶にない、、
Posted by ブクログ
こども食堂をお手伝いしているというお客さんから、
是非ともとお願いされ、
こども食堂と関わるように。
話の中心は、
このこども食堂に来ていたこどもやその親との話で構成され、
今までのシリーズと比べるとヘビー。
名前からすると楽しそうな「こども食堂」だけど、
実情を鑑みてストーリー展開するとこうなるのかな…。