【感想・ネタバレ】スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 巡る季節のミネストローネのレビュー

あらすじ

累計55万部突破の大人気『スープ屋しずく』シリーズ最新刊は、四季折々のミネストローネが人々の心をつなぐストーリー。麻野に好意を伝えた理恵だが、「少し待ってほしい」と言われ、待つことに――。山菜採りと遺産探し、夏の沖縄で起きた不可思議な出来事、秋の弁論大会と引っ掻き事件、フードロスの寄付会場での不穏な出会い……。様々な事件と謎を、季節のスープとともに店主・麻野が鮮やかに解き明かしていく、シリーズ第8弾。『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。

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Posted by ブクログ

これ一冊で春、夏、秋、冬と時間が過ぎます
最新刊の発売を待つだけとなったのですが
作者さんの言葉や世界観が優しくて
基本的に人付き合いが苦手とする私にとっては
この距離感がいいという目安になっています
大切な人の気持ちを尊重できる私になりたい
と読後毎回思っています

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2024年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スープ屋しずくシリーズ第8弾。
毎度の事ながら、おいしそうなスープがたくさん登場します。

ささいな事から始まったものがゾッとするものであったりと今回も考えようによっては最悪の結末になったことも考えられるエピソード。
そんなゾッとすることも語り口やスープ屋しずくの店主麻野のやわらかさがマイルドにしてくれる。

そして、少しずつ育ってきた理恵さんの気持ちがついに…!という巻です。
これはこれで、続刊でまたじれじれしそう…笑

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2024年08月12日

Posted by ブクログ

 今回は春夏秋冬の季節を感じながら進んでいく4つの中編を収録。
 ですが。最後の冬では一気に時間が流れていたことにビックリ。
 なかなか進まなかった麻野と理恵の関係も一区切りで、もしかして、これで終わりかも?というラスト。
 出来れば、続いてほしいなぁと思うのですが、どうなるんだろう。とても気になります。
 

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2024年07月09日

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大好きなのは麻野の人柄か、スープか、露のかわいらしさか。スープ屋しずくシリーズ、好きです。

プロローグの最後にん?と思ったけれど、その答えが最後にきっとあると思って読んでいた。さすが『このミス』大賞シリーズ。最後にえぇーっと。確かに中ほどの物語であれ?と思うところはあったけれども。
山菜取り、沖縄旅、弁論大会。日常に沿った感じのお話がいい。

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

「スープ屋しずくのレシピ集」ほしい!
って思ってる人は自分だけじゃないはず。

露ちゃん最強。
露ちゃん視点のスピンオフとか出たら嬉しいかも。

それと、これは気づいた人がニヤリと楽しめばいいのだろうけど、なくてもシンプルに楽めるかなとも思ってしまいました(^^;

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2024年02月16日

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ネタバレ

時系列がミスリードで、引っかかる所がありましたが、やっと浅野と理恵が落ち着いてホッとしました。長かった!

前妻の静句の事は超えようがないけれど、それごとまるっと受け入れた理恵が素敵でした。

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2023年12月22日

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いつものように美味しそうなスープにほっこり。
ほとんどおせっかいな親戚のおばちゃんの気持ちで見守っていましたが、待って待って、やっと一歩前進しました。今後の進展に期待。
今回も不思議な事件が…人の心のすれ違いからいろんなことが起こるものです。

最後に…プロローグにやられました!

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2023年11月27日

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ネタバレ

スープしずく屋シリーズ第八弾。

おー、とうとう理恵が麻野シェフに告白かー。
第八弾、長かった。

でもその前に理恵は前にホームパーティで知り合った男性と、
二人きりで沖縄の夜空を見たり、島を訪ねた話が出てくる。
1年半前の話になっていて、ちょっと前後関係がわからなくなってしまったが、
麻野が嫉妬したとは意外だった。
二人で白ワインをおつまみと一緒に飲む場面が良かった。

露も友達が巻き込まれた事件への対応が、
大人になったかなー。

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2025年11月09日

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とうとう!とうとう告白!?8冊目にて。焦ったく感じたものの、これはこれでこの2人らしいかと今回もほっこり謎解きを読んでおりました。露ちゃんもお姉ちゃんになったね…!そして大円団。まだまだこのシリーズは続いて欲しい。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんとなく感じた違和感はなるほどね

章のタイトルに春夏秋冬が入るとついついその流れだと思ってしまう。

各編はそれぞれ面白く、美味しく、やっぱりいい!
謎解きと美味しい料理のバランスがとてもいい。
知識があれば簡単な謎解きもあるが、読ませ方が上手い。そもそもこのシリーズは、謎解きを楽しむよりもそれをきっかけに起きる人間関係を楽しむものだと思うし。

亜子ちゃんの言葉づかいは何かの伏線かと思ったけど、何も無かった…
さて、理恵さんと麻野さんがうまいこと行ったわけですが、次巻以降どうなるかも楽しみです。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

最初にりえが麻野さんに告白したから、それが気になって気になって。
スープも勿論美味しそうだけど、それより告白と、謎が気になる一冊でした。
山菜取りに行った山で知り合いだったおじいさんの遺産とか
露の友達のトラブル
料理コンテストでの出来事など謎解きもしっかりで読み応え十分

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2024年12月05日

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謎解きとは言えミステリーと言うよりは日常的な謎解き的な感じかも…しかしコレ、続き物の最新刊だったのですね…

とは言え既刊を読んでなくても充分楽しめますね(*´ω`*)

店主と主人公がくっついたので早く続きが読みたいです

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2024年10月03日

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『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』の八巻目ですね。
友井羊さんの心温まる、日常の謎の名作です。
今回は四話。春夏秋冬の季節での物語ですが、時系列はどうやら連続では無いようです。

     目次

 第一話… 春待つ芽吹き
 第二話… 真夏の島の星空の下
 第三話… 秋に君の言葉を聞きたい
 第四話… 答えは冬に語られる

 第一話は、山菜取りに出掛けた『スープ屋しずく』の一行が、謎の遺言に遭遇する。
 第二話は、奥谷理恵が、沖縄に旅行した時に、不思議な出会いを経験する。
 第三話は、麻野の娘の露の友だちが、学校であらぬ疑いを受けて、露は理恵に頼んで解決を試みる。
 第四話は、麻野の亡くなった妻の静句が、取り調べで相手をねじ伏せた事に疑問を持った露が、理恵に真相究明の協力を願い出る。

 いずれも、麻野の快刀乱麻の謎解きで究明するのだが、友井さんの物語は人情味たっぷりに人間模様を描き出しています。成長物語でもあるので、特に露と理恵の関係がますます親密になっていくのが、微笑ましいですね。
 そして、何より、麻野と理恵の恋の行方がついに、第四話で衝撃の進展に♪
 嬉しくて小躍りしたくなる(小説ですが!)物語でした。

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2024年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「朝食フェスと決意のグヤーシュ」より先に読んでしまいましたが(笑)

今回も色々な不思議な事件を解決してました。
やはり麻野さんが解決に導いてくれますね。
ついに理恵さんが麻野さんに告白!
待ってましたよ、本当に待ち遠しかったです。
麻野さんと理恵さん、これからどうなるのか楽しみです。

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2024年07月10日

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シリーズ8作目。スープ屋しずくでシェフとして働く麻野。麻野の娘の雫。常連客の理恵。
彼らのまわりで起こる不思議な謎や出来事を麻野の推理で解決していく。
麻野は幼い頃に辛い過去(是非、1作目から読んでください)があり、妻を亡くしている。娘の雫は悪意や嘘を敏感に察知する子。そして理恵は麻野に恋心を抱く。
こんな魅力的なスープ屋が近くにあったら間違いなく常連客になるだろう。種類豊富で栄養たっぷりの美味しいスープ。しかも朝は焼きたてパン付き!心が疲れてしまった人達が優しいお味のスープに元気をもらい癒される。やっぱり美味しい食べ物は気持ちを明るくしてくれるね。
悩んでいる人達に真摯に向き合い、時には諭しながら謎を解決していく。読みやすく、推理というよりは謎解きという言葉がピッタリな小説だ。

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2024年06月22日

Posted by ブクログ

スープ屋しずくに纏わる連作短編集。相変わらずの麻野や露の鋭い推理や直感が冴え渡り見事に事件は解決していく。毎度出てくるスープが美味しそうでほっこりします。今回は麻野と理恵の関係も進展して良かったです。

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

すごく温かい話で,謎解きと言ってもとても複雑な話ではないし,色々な背景があっての出来事がそれを引き起こしたんだ。
とこころがホッとなります。
シリーズものとは知らずに読みましたが,素直に入り込めるのでここからでも楽しめると思います。

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2024年02月07日

Posted by ブクログ

約2年振りに読んだ8作目。やっと、やっとだね。私も嬉しい。それぞれも話も安定した面白さ。まだ終わらないようだけど、どうするの?

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2024年01月23日

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今回も美味しそうなスープがたくさん登場。
読んでいる間に感じていた小さな違和感、最後の最後に明かされた事実で「あ、だからか」と腑に落ちた。
露の同級生の話に出てきた雄馬、性格悪すぎ。このまま成長したらろくな大人にならなさそう。

ただ露の性格も私はちょっと苦手。身近にはいて欲しくないな。

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ここまでが長かったなあと、読み終えて改めて表紙を見ながらしみじみと感じたり。
まさかこの一冊内でもあんなに待たされるとは思いもしなかった。
それでいて、実は……というミスリードがあるのは、ある意味お約束か。
自分がその違和感に気付けたのは、オリーブの件でした。
他にも違和感あったけど、スルーしちゃっていたので。
答え合わせは終盤に本編にて用意されているので、今回はその答えを知ってからの二度読みは必至かも。

冒頭で理恵さんの告白から入り、答えが出るまでの季節ひと巡り話。
春・夏・秋・冬、答えは章のタイトル通り冬にて。
いやもう本当に待った。
もやもやしながら読む羽目になった。
それもまた仕掛けなのだと気が付けないまま。

各話それぞれ印象的だったけれども、やはり理恵さんの告白から入っているということで、夏の話で麻野さんが嫉妬らしきものを見せたこと、また理恵さんが麻野さんと二人きりの外出でもよかったところを露ちゃんも誘ったところが個人的には印象深い。
麻野さん個人としてだけでなく、露ちゃんも含めて、そして静句さんもひっくるめて麻野さんのことを好きでいる理恵さんが素敵だなと思えて。

そんな静句さんのまさかエピソードが入ってきた冬の話も衝撃的ではあった。
麻野さんがそれにショックを受けていたことも。
お珍しい……やはり亡き妻のことになると冷静ではいられないのだろう。
そこをすくい上げたのも、露ちゃんや理恵さんだったのが尊い。

冒頭の告白の答えは実際に本編を読んでいただくとして、今回は本当に仕掛けの多い話になっているので、過去の本も振り返りつつ読むと、より感慨も理解も深くなるのでは。
復習のようで、でも未来に繋がる予習のような話でもあって……そんな特別なお話でした。

最後はいつもの定型句で締めます。
自分もスープ屋しずくに行きたい。
何処に行けば飲めますかね、あの美味しそうなスープは。
しかも次からは、いつもとは違う光景も……おっと、これ以上は黙っておきます。

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2023年11月24日

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ついに理恵が麻野に思いを告げるところから始まる。
山菜採りの春、夏の沖縄、秋の弁論大会、冬のフードロスの寄付会場での出会い、と章ごとに季節がめぐっていく。

この時がやってきたかと初っ端からドキッとする展開。
冬の章まで来たところで、
麻野の返事が告白されてから1年かかったかと思ったら、そうではないことに気づく…。
時系列把握がちょっとむつかしかったな。

それはいいとして、毎回の名推理・洞察力。
そして二人の関係にヤキモキしながら楽しませてもらった。
次巻はどうなる?

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第八弾。

店主・麻野さんが作る日替わりスープが評判のスープ屋〈しずく〉を巡る謎解きストーリー、四話が収録されております。

しょっぱなから理恵がついに麻野さんに気持ちを伝えるシーンでスタート。
その後は、四季を通しての謎解きエピソードとなっていくのですが・・(後述参照)。

春:山菜取りと、ひょんなことから遺産探しを手伝う事になった〈しずく〉メンバーですが・・(第一話「春待つ芽吹き」)
夏:理恵が沖縄旅行で体験した不可解な出来事の真相は?・・(第二話「真夏の島の星空の下」)
秋:露ちゃんのお友達が弁論大会に出場することになりますが、“引っ掻き事件”の犯人の疑いをかけられて・・( 第三話「秋に君の言葉を聞きたい」)
冬:過去の麻野さんの亡くなった妻・静句さんの行動に恨みを抱いている女性が現れて・・(第四話「答えは冬に語られる」)

印象的なのは、静句さんにまつわる第四話ですね。
静句さん絡みの話は重くなりがちなんですけど、こちらもなかなかヘビーな内容でした。
まさか、昔の昆虫標本セットに“あの劇薬(てか毒)”が入っているとは・・本当、麻野さんって博識ですよね~。
因みにこの第四話の終盤で、上記の四つのエピソードが時系列ではなかったという“時間軸叙述トリック(?)”が判明。
さらに、このラストがプロローグ(理恵の告白)と繋がってくるのですが、さて麻野さんのお返事は・・?

さて、謎解きと並行して毎回楽しみなスープの数々ですが、今回はサブタイトルの「巡る季節のミネストローネ」の通り、各話で季節の野菜を使ったミネストローネが登場。
春・山菜のミネストローネ
夏・夏野菜の冷製ミネストローネ
秋・秋野菜の(黄色の)ミネストローネ
冬・冬野菜の緑のミネストローネ
どのミネストローネも間違いなし!って感じですが、個人的には第三話に出てきた「栗のポタージュ」に食欲をそそられました(ミネストローネちゃうんかーい)♪

ということで、理恵と麻野さんの関係もいい意味で一区切りついたようで何よりでした。
シリーズ自体はまだ続くようなので、今後も“謎解き&スープ”を楽しみしたいと思います~。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

シリーズの最新刊読み終えました。とうとう、理恵が麻野に告白!そして、、、今回の謎解きは、麻野の妻のお話が最後に登場。過去の妻の行動や生き様を推理で明らかに。
なかなか読み応えがありました。どちらにしてもこのシリーズはライトな読み物なので気楽に疲れず読み進められます。文章の5分の1くらいは、料理の話題?それが楽しいし、朝からスープを食べれるこのお店、職場の近くにあったらなぁといつも感じてしまう。そのシーンだけでも、心温まるのでお勧め。次巻楽しみだ^ ^

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2024年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

理恵が思いを打ち明けて、麻野が答える
多分この物語の縦軸におけるクライマックスだと思うんだけど

どうも盛り上がらない
「待ってと言ったけど、ちょっとの間って意味で云々」
「君の事は好きだけど、妻の事も忘れられない俺だからかんぬん」

「奥様が忘れられないあなたが好きです」
「ありがとう!俺もだよ!!」でええやんと思うが

多分告白の返事に、伏線回収を絡ませるからその辺がグダグダしててしまう気がする

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2024年05月13日

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ネタバレ

【収録作品】
第一話 春待つ芽吹き
第二話 真夏の島の星空の下
第三話 秋に君の言葉を聞きたい
第四話 答えは冬に語られる

麻倉と慎哉の恩人の遺産探し、叔母・従妹と共に理恵が出かけた沖縄旅行での謎、露の級友のみみず腫れの原因、静句が職務を通じて仲良くなった中学生にしたことの理由が語られる。

スープもパンもおいしそう。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

自分の気持ちを相手に伝えるって難しいが、理恵は,はっきりと相手に伝え、少し時間を待つことにした。麻野に理恵の気持ちがわからないほど鈍感ではない。前の奥さんの事が今回は出ていて、色々と事情が分かり解決に向けて周りの皆が頑張った,浅野のぶれない心というか気持ちの持ち主がすごい。こんな男性は今時居ないような気がする。次回が楽しみ。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2023年。
スープ屋しずくに毎朝通って朝ご飯を食べる理恵。とうとう告白。ハッピーエンド。終わりなのか?
出てくるスープメニュー、リアで再現してほしい。とってもおいしそう。スープ食べたくなり、つい、スープストックへ行ってしまいそう。

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

子どもの悪意とか小さな自己中とかを描くのが上手。話の流れとしては前フリから終盤の告白のところがなんだかしっくりこない。ミスリードというよりなんかわかりにくい。

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2024年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プロローグから本文へ。
二人の態度から、過去の話に戻るのだとすぐに分かったので何の違和感もなく読み進め、エピローグで強調している一文を、なんでわざわざ強調?と思ったら、ミスリードしていたつもりだったのか、と興覚め。
各話はそこそこ面白いので、無理にミステリーっぽい構成にするような、余計なことしなくていいのに。
とはいえ、ライトノベルとしてお手軽なシリーズ。

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2024年01月15日

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