あらすじ
累計55万部突破の大人気『スープ屋しずく』シリーズ最新刊は、四季折々のミネストローネが人々の心をつなぐストーリー。麻野に好意を伝えた理恵だが、「少し待ってほしい」と言われ、待つことに――。山菜採りと遺産探し、夏の沖縄で起きた不可思議な出来事、秋の弁論大会と引っ掻き事件、フードロスの寄付会場での不穏な出会い……。様々な事件と謎を、季節のスープとともに店主・麻野が鮮やかに解き明かしていく、シリーズ第8弾。『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。
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Posted by ブクログ
スープ屋しずくシリーズ第8弾。
毎度の事ながら、おいしそうなスープがたくさん登場します。
ささいな事から始まったものがゾッとするものであったりと今回も考えようによっては最悪の結末になったことも考えられるエピソード。
そんなゾッとすることも語り口やスープ屋しずくの店主麻野のやわらかさがマイルドにしてくれる。
そして、少しずつ育ってきた理恵さんの気持ちがついに…!という巻です。
これはこれで、続刊でまたじれじれしそう…笑
Posted by ブクログ
時系列がミスリードで、引っかかる所がありましたが、やっと浅野と理恵が落ち着いてホッとしました。長かった!
前妻の静句の事は超えようがないけれど、それごとまるっと受け入れた理恵が素敵でした。
Posted by ブクログ
スープしずく屋シリーズ第八弾。
おー、とうとう理恵が麻野シェフに告白かー。
第八弾、長かった。
でもその前に理恵は前にホームパーティで知り合った男性と、
二人きりで沖縄の夜空を見たり、島を訪ねた話が出てくる。
1年半前の話になっていて、ちょっと前後関係がわからなくなってしまったが、
麻野が嫉妬したとは意外だった。
二人で白ワインをおつまみと一緒に飲む場面が良かった。
露も友達が巻き込まれた事件への対応が、
大人になったかなー。
Posted by ブクログ
なんとなく感じた違和感はなるほどね
章のタイトルに春夏秋冬が入るとついついその流れだと思ってしまう。
各編はそれぞれ面白く、美味しく、やっぱりいい!
謎解きと美味しい料理のバランスがとてもいい。
知識があれば簡単な謎解きもあるが、読ませ方が上手い。そもそもこのシリーズは、謎解きを楽しむよりもそれをきっかけに起きる人間関係を楽しむものだと思うし。
亜子ちゃんの言葉づかいは何かの伏線かと思ったけど、何も無かった…
さて、理恵さんと麻野さんがうまいこと行ったわけですが、次巻以降どうなるかも楽しみです。
Posted by ブクログ
「朝食フェスと決意のグヤーシュ」より先に読んでしまいましたが(笑)
今回も色々な不思議な事件を解決してました。
やはり麻野さんが解決に導いてくれますね。
ついに理恵さんが麻野さんに告白!
待ってましたよ、本当に待ち遠しかったです。
麻野さんと理恵さん、これからどうなるのか楽しみです。
Posted by ブクログ
ここまでが長かったなあと、読み終えて改めて表紙を見ながらしみじみと感じたり。
まさかこの一冊内でもあんなに待たされるとは思いもしなかった。
それでいて、実は……というミスリードがあるのは、ある意味お約束か。
自分がその違和感に気付けたのは、オリーブの件でした。
他にも違和感あったけど、スルーしちゃっていたので。
答え合わせは終盤に本編にて用意されているので、今回はその答えを知ってからの二度読みは必至かも。
冒頭で理恵さんの告白から入り、答えが出るまでの季節ひと巡り話。
春・夏・秋・冬、答えは章のタイトル通り冬にて。
いやもう本当に待った。
もやもやしながら読む羽目になった。
それもまた仕掛けなのだと気が付けないまま。
各話それぞれ印象的だったけれども、やはり理恵さんの告白から入っているということで、夏の話で麻野さんが嫉妬らしきものを見せたこと、また理恵さんが麻野さんと二人きりの外出でもよかったところを露ちゃんも誘ったところが個人的には印象深い。
麻野さん個人としてだけでなく、露ちゃんも含めて、そして静句さんもひっくるめて麻野さんのことを好きでいる理恵さんが素敵だなと思えて。
そんな静句さんのまさかエピソードが入ってきた冬の話も衝撃的ではあった。
麻野さんがそれにショックを受けていたことも。
お珍しい……やはり亡き妻のことになると冷静ではいられないのだろう。
そこをすくい上げたのも、露ちゃんや理恵さんだったのが尊い。
冒頭の告白の答えは実際に本編を読んでいただくとして、今回は本当に仕掛けの多い話になっているので、過去の本も振り返りつつ読むと、より感慨も理解も深くなるのでは。
復習のようで、でも未来に繋がる予習のような話でもあって……そんな特別なお話でした。
最後はいつもの定型句で締めます。
自分もスープ屋しずくに行きたい。
何処に行けば飲めますかね、あの美味しそうなスープは。
しかも次からは、いつもとは違う光景も……おっと、これ以上は黙っておきます。
Posted by ブクログ
シリーズ第八弾。
店主・麻野さんが作る日替わりスープが評判のスープ屋〈しずく〉を巡る謎解きストーリー、四話が収録されております。
しょっぱなから理恵がついに麻野さんに気持ちを伝えるシーンでスタート。
その後は、四季を通しての謎解きエピソードとなっていくのですが・・(後述参照)。
春:山菜取りと、ひょんなことから遺産探しを手伝う事になった〈しずく〉メンバーですが・・(第一話「春待つ芽吹き」)
夏:理恵が沖縄旅行で体験した不可解な出来事の真相は?・・(第二話「真夏の島の星空の下」)
秋:露ちゃんのお友達が弁論大会に出場することになりますが、“引っ掻き事件”の犯人の疑いをかけられて・・( 第三話「秋に君の言葉を聞きたい」)
冬:過去の麻野さんの亡くなった妻・静句さんの行動に恨みを抱いている女性が現れて・・(第四話「答えは冬に語られる」)
印象的なのは、静句さんにまつわる第四話ですね。
静句さん絡みの話は重くなりがちなんですけど、こちらもなかなかヘビーな内容でした。
まさか、昔の昆虫標本セットに“あの劇薬(てか毒)”が入っているとは・・本当、麻野さんって博識ですよね~。
因みにこの第四話の終盤で、上記の四つのエピソードが時系列ではなかったという“時間軸叙述トリック(?)”が判明。
さらに、このラストがプロローグ(理恵の告白)と繋がってくるのですが、さて麻野さんのお返事は・・?
さて、謎解きと並行して毎回楽しみなスープの数々ですが、今回はサブタイトルの「巡る季節のミネストローネ」の通り、各話で季節の野菜を使ったミネストローネが登場。
春・山菜のミネストローネ
夏・夏野菜の冷製ミネストローネ
秋・秋野菜の(黄色の)ミネストローネ
冬・冬野菜の緑のミネストローネ
どのミネストローネも間違いなし!って感じですが、個人的には第三話に出てきた「栗のポタージュ」に食欲をそそられました(ミネストローネちゃうんかーい)♪
ということで、理恵と麻野さんの関係もいい意味で一区切りついたようで何よりでした。
シリーズ自体はまだ続くようなので、今後も“謎解き&スープ”を楽しみしたいと思います~。
Posted by ブクログ
理恵が思いを打ち明けて、麻野が答える
多分この物語の縦軸におけるクライマックスだと思うんだけど
どうも盛り上がらない
「待ってと言ったけど、ちょっとの間って意味で云々」
「君の事は好きだけど、妻の事も忘れられない俺だからかんぬん」
「奥様が忘れられないあなたが好きです」
「ありがとう!俺もだよ!!」でええやんと思うが
多分告白の返事に、伏線回収を絡ませるからその辺がグダグダしててしまう気がする
Posted by ブクログ
【収録作品】
第一話 春待つ芽吹き
第二話 真夏の島の星空の下
第三話 秋に君の言葉を聞きたい
第四話 答えは冬に語られる
麻倉と慎哉の恩人の遺産探し、叔母・従妹と共に理恵が出かけた沖縄旅行での謎、露の級友のみみず腫れの原因、静句が職務を通じて仲良くなった中学生にしたことの理由が語られる。
スープもパンもおいしそう。
Posted by ブクログ
2023年。
スープ屋しずくに毎朝通って朝ご飯を食べる理恵。とうとう告白。ハッピーエンド。終わりなのか?
出てくるスープメニュー、リアで再現してほしい。とってもおいしそう。スープ食べたくなり、つい、スープストックへ行ってしまいそう。