友井羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ兎にも角にもリクが可哀想すぎて、心が痛くてたまりません。光一も酷い目にあっているので同情できなくありませんが、自分が虐待されていたからといってリクを虐げてよい理由には全くならないわけで。
本書でも言及されていますが、ペットのいる家庭で児童虐待があった場合、3割以上の家庭で子供による動物虐待が行われているという現実があるようです。そのことは理解でき、光一が虐待に走ってしまうのは仕方がないと思いつつも、リクが愛らしく「くぅん」と鳴く様子や虐待のありさまの描写を目にすると、どこにもぶつけようのない怒りと悲しみが沸き立ってくるのです。
本書の主軸となる話はあくまで法廷ミステリ的な部分だと思うので、 -
Posted by ブクログ
ほんとに怖い内容だった。
私にも愛犬がいるから、特に動物虐待の話はキツい。読み始めたら最後まで読まなきゃ怖くて読むのをやめられなかった。
この父親はおそらく病気だろう。だからと言って許されることはない。
昨年の虐待死事件の犯人の父親を思い出す。どうしてあんな事して自己弁護が出来るのか…人間が動物と違う所の一つに自己嫌悪というものがあると思う。自分の行った愚行に嫌悪感を抱かないなら、もはや人ではないと思うのだけど。
色々な事を思い出して吐き気さえする。
朝起きたらうちのワンコをすぐ抱っこして癒して貰おう。
あーこんな夜中にこの本はやめるべきだったなぁ泣