友井羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ料理×ミステリーで人気のある友井羊さん、初読み。
タイトル「100年のレシピ」にあるように、
この1冊で100年を語る、壮大な物語だった。
しかも斬新!
高名な料理研究家 大河弘子さん、満100歳を迎える!
で、翌日この世を去る……(えっ?!)老衰で眠るように逝かれる。
5つの章では年代がどんどん過去にさかのぼっていく。
令和、平成、昭和のバブル期、戦後、そして戦前から終戦。
視点は他者で、ある出来事かおこり、その謎を大河弘子がときあかす。
最終章では大河弘子自身が語ってくれる。
時代設定がちがうから別の話……と思わせておきながら、最初からのながれに沿っていて、あぁ〜ココと繋がった!と -
Posted by ブクログ
ネタバレここまでが長かったなあと、読み終えて改めて表紙を見ながらしみじみと感じたり。
まさかこの一冊内でもあんなに待たされるとは思いもしなかった。
それでいて、実は……というミスリードがあるのは、ある意味お約束か。
自分がその違和感に気付けたのは、オリーブの件でした。
他にも違和感あったけど、スルーしちゃっていたので。
答え合わせは終盤に本編にて用意されているので、今回はその答えを知ってからの二度読みは必至かも。
冒頭で理恵さんの告白から入り、答えが出るまでの季節ひと巡り話。
春・夏・秋・冬、答えは章のタイトル通り冬にて。
いやもう本当に待った。
もやもやしながら読む羽目になった。
それもまた仕掛け -