【感想・ネタバレ】さえこ照ラスのレビュー

あらすじ

沖縄本島北部の法テラス、スタッフ弁護士の阿礼沙英子。オジィオバァの方言に四苦八苦しながら、持ち込まれた相談をびしびし解決中。模合崩れの相談に訪れたのは事務員・大城の小学校時代の同級生、赤嶺だった。裁判をおこすと息巻くが、沙英子は証拠が乏しいことを伝える。納得できないと、模合の座元との話し合いに大城を呼び出すのだが……。(「モアイの相談」)

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Posted by ブクログ

「お仕事小説」でもあるが、隠された謎を
解き明かしていく成分が強いのでミステリに(^ ^

この作者は、本当に一作ずつ全然芸風が違う(^ ^;
しっとりしてたり、コミカルだったり、社会派だったり...
でも、ジャンルは違えど、きっちりとエンタメとして
クオリティとリーダビリティをキープしているのはさすが。
何故か横文字が多いな(^ ^;

巻末の解説にも書かれているが、舞台となっている
沖縄の文化や風俗、食べ物や方言についての説明が、
生き生きとしていてとても魅力的に見える。
しかも「布石」の置き方がうまい(解説より)ので、
文化の紹介の中にさり気なく伏線が紛れていて、
読み進む内に「やられた!」感も味わえ(^ ^;

「続編書く気満々」な、チラ見せする主人公の過去も...って
この作品の主人公は誰だ?(^ ^;
タイトルの「さえこ」は、法テラスの弁護士だが、
文章はさえこの助手を務める男の目線で進むし(^ ^;

いずれにせよ、今後もまだまだ楽しめそうな、
魅力的な一冊である(^ ^

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2018年06月07日

Posted by ブクログ

沖縄を舞台にした法テラスの話。持ち込まれる案件はどれもシビアなものだけど、ウチナーグとかちょいちょい差し込まれる沖縄の料理とかお菓子の情報に、ちょっとほっこりする。沖縄の風土とか問題点とかも盛り込まれていて、ドラマ化するとちょっと面白いかも。

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2018年05月13日

Posted by ブクログ

沖縄の法テラスで働くやり手弁護士の沙英子さんが主人公。沖縄ならではの相談事を、事務員の大城の協力の元、解決に導いていく。沖縄の方言や食べ物が沢山出てきて、沖縄好きの人にはたまらないと思う。布石がちりばめられているが、大体のお話で早い段階で結末の予想はつくので、ミステリーの要素は少ない。人情物としては楽しめた。

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2020年02月06日

Posted by ブクログ

沖縄の法テラスで働く東京から来た「訳あり?」弁護士のきれるさえこさんと事務員の大城くん、西村さんのところにやってくる沖縄の人たちのお話。

沖縄だからこその問題を取り上げているので、なるほど~と思わされる。

でも、個人的には、沖縄ならではの350円のお弁当だったり、おばあの手作りのお菓子に惹かれる

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2019年05月16日

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