小松左京のレビュー一覧

  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    なぜこの本を予約したのかさっぱり思い出せません。ともかく読んでしまう。
    1993年角川ホラー文庫創設。そこから30年あまりの作品の中から精選収録のアンソロジー。
    竹本建治「恐怖」1983
    小松左京「骨」1972
     SFっぽさあり
    宇佐美まこと「夏休みの計画」2017
     新しいなって思う
    坂東眞砂子「正月女」1994
     女の嫉妬の怖さ
    恒川光太郎「ニョラ穴」2013
    平山夢明「或るはぐれ者の死」2007
     都会の隅で見過ごされる悲しさ
    服部まゆみ「雛」1994
     雛人形の怖さと女の情念の怖さのダブル
    小林泰三「人獣細工」1997
     ありえなくもない豚と人間の相互移植

    坂東さんの正月女は、言い伝

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    2024年02月21日
  • 日本沈没(下)

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    沈みゆく日本を頭に思い浮かべ
    あぁ私は日本が好きだなと
    そんな事を思いながら本を閉じる。

    このような事がいつ起きるか分からない恐怖と
    そうなった時に守るべきものを自分は守れるのか
    読み終わってからも暫く色々と考えてしまった。

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    2024年01月18日
  • 地には平和を

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    初期作品群を改めて読むと、多くの小松左京さんの作品の根底には、戦時の暮らしの体験が色濃く込められている。もう少し年齢が進んだら、自分も戦場に出て死ぬのだと思って暮らしていた10代。それが突然肩透かしに終わり、手のひらを返した様な世の中がやってくる体験。

    いま、読んでよかった。

    後半の短編集は、こんなに星新一ばりの作品も多かったのかと再発見した気持ちになりました。

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    2023年12月22日
  • 日本沈没(上)

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    読んでも読んでも終わらない。とにかく長い。また、話が専門的すぎて難しい。何度も読むのを諦めかけた。が、気づくと話の続きが気になって読んでしまう。下巻を読むのが楽しみ。

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    2023年10月09日
  • 厳選恐怖小説集 牛の首

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    小松左京文学忌 1931.1.28〜2011.7.26
    沈没忌 良い文学忌名だあ。
    日本沈没!復活の日‼︎ 名作多いです。
    「日本以外全部沈没」は、筒井康隆氏です。大丈夫なのこれ?と心配してましたが、小松左京氏の許可は取っていたそうです。日本以外が沈没して、日本がぎゅうぎゅうになっていく話ですよ。

    厳選恐怖小説集。短編16編。都市伝説「牛の首」を活字で読みたくて、今回はこの作品集を。
    ほんと、この話を知ってしまうと生命の危機が。誰も知らないほどの恐ろしさです。誰も知らない実体のない恐怖ですね。

    他は、文豪ホラーというより、世にも奇妙な物語風昭和的な怪談。

    「安置所の碁打ち」
    心臓が止まっ

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    2023年07月26日
  • 厳選恐怖小説集 牛の首

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    小松左京のホラー短編集。表題作の「牛の首」は名作というが僕には疑問だった。「安置所の碁打ち」は生きているということと死ぬということを考えさせられる。「十一人」「飢えた宇宙」は宇宙を舞台にしたSF色の強い読み物。「猫の首」「黒いクレジットカード」「空飛ぶ窓」「ハイネックの女」はそれぞれ毛色の違う現代ホラーに風刺を差し込んだようなストーリーで良かった。空間の捉え方がSF的で小松左京らしいと思う。

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    2023年04月24日
  • 厳選恐怖小説集 牛の首

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    ネタバレ

    “恐ろしくてとても口には出来ない”伝説の怪談「牛の首」他、恐怖と幻想の色濃い15編を収録。
    「SFならあらゆる表現が可能」と考えていた著者とあってか、宇宙が舞台の「十一人」「飢えた宇宙」は勿論のこと、収録作の殆んどがSF色が強い。他作家の作品、特に昨今なら現象だけを描写して説明を加えないような不条理な展開でも何かしらの説明なり解釈を加える(但しそれらもトンデモ系なのだが)のもこの作家の味というところか。ちょくちょく艶系な描写が混じってくるのは、収録作が執筆された昭和40年代頃、この手のSF系小説(&発表媒体)の主な読者層が成人男性だったが故の読者サービス、なのかな。
    ◆印象に残った作品

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    2023年03月31日
  • 猫は神さまの贈り物〈小説編〉

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    ネタバレ

     「猫は神さまの贈りもの」、全くそうだと思います(^-^)9人の作家の猫短編小説・詩アンソロジーです。次の4作品を楽しみました。①吉行理恵(1939~2006)「雲とトンガ」②室生犀星(1889~1962)「猫のうた」「愛猫」③佐藤春夫(1892~1964)「猫と婆さん」④宮沢賢治(1896~1933)「どんぐりと山猫」

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    2023年03月09日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    小松左京の自選恐怖小説集。
    小松と言えば昭和のSFを牽引した1人。ではSFと恐怖小説の接点とは何かというところだが、著者自身による「あとがき」に、「近代SFはそのスタートのときから、伝統的なホラーをモダンホラーに仕立て上げるというひとつの伝統を持って」いたとある。なるほど、そうした側面はあったのかもしれない。

    本書収録は全15編。
    そこここで、どことなくSF的な印象を受ける。特にSFを思わせるのは、「影が重なる時」「召集令状」「蟻の園」「骨」あたりだろうか。
    冒頭の「すぐそこ」は、<近くて遠きは田舎の道>といった話に、安部公房の「砂の女」を思い出させる不条理も滲ませている。
    古代史や神話・異

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    2023年01月16日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    この小説が書かれた時代、こんなSF小説が流行っていたなぁ、と思い出しました。
    当時は大戦が終わって高度経済成長も一段落した時代に、戦争の記憶がまだまだ生々しく残っている人と、それを知らず過去の過ちとして捉え近代における新たな苦悩の中に生きる若者が共存する中で、その違和感や、得体の知れない恐怖と言ったものが生み出すブームだったんじゃないか、と勝手に想像しながら読む。
    『日本沈没』はドラマで夢中になってみた記憶があるが、小松左京の小説を読むのは初めて。自ら進んで読む事のない恐怖小説を貸してくれた友人に感謝。

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    2023年01月15日
  • 復活の日

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    コロナ禍が始まったときに話題となった、小松左京の代表作の一つですが、ようやく積読を解消できました。

    コロナとは異なり、人為的につくられた細菌兵器によるパンデミックではありますが、多くの人々がウイルスによって死滅し、「調査研究のため」に南極の基地に派遣されていた人々だけが生き残った世界が描かれています。

    特殊な環境に身を置いて生活することが求められる、精神的にも「強い」人々が登場人物ですから、一般大衆がパニックを起こす様子などもなく、また時代も古い作品ですので現在のようにSNSで真偽のわからない情報がまん延するということもありません。そのあたりは、今の時代からは「作り込みが甘い」「現実的では

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    2023年01月02日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクションのアンソロジー。
    小松左京の「骨」は既読でしたが、久々に読んでも怖いと思った。震災の後の大洪水というくだりが東日本の震災のことを書いてるようで、それが1972年に書かれていたというところにまた戦慄。
    坂東眞砂子「正月女」何かのアンソロジーで読んだか、それとも同じような別の話だったか…ホラーというよりイヤミス的な面白さだった。
    小林泰三「人獣細工」のラストが一番おぞましかった。
    これは角川ホラーセレクションの第二弾らしい。
    第一弾「再生」の方も読みたい。

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    2022年11月20日
  • 虚無回廊

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    AIに関する倫理(ethics)がここ5,6年工学系の学会で目にするようになっている。それを30年以上前のこの本で目にすると、SFすごいな、と本当に思う。

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    2022年10月13日
  • やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記(新潮文庫)

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    SF作家として有名な小松左京さんの本。
    前半は戦争中の話が中心。
    後半は大阪万博の話。
    前半の方が圧倒的に面白い。
    後半はどこそこの誰それと何しをした〜みたいな、よくある交遊抄風。
    でも、時代性もあり、興味のある人には参考になるのでは?

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    2022年09月24日
  • 日本沈没 第二部(上)

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    日本沈没から25年後、国土を失った日本人は世界各地に入植したが、現地住民とのトラブルも絶えず発生していた…そんな中、中田首相は旧日本海上に人工島の建造を計画する…。感想としては、前作から33年後の本作、前作の方が手に汗握る展開なのにくらべ、今作は内容としては重い内容だけれど落ち着いているのような…そんな印象を持ちました!下巻もこれから読んでみます。

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    2022年08月15日
  • 日本沈没(上)

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    なかなか踏ん切りのつかない心理描写なのか、三章はもどかしかった。人によるだろうけど、さっさと荷を降ろせばいいのに。いやー日本人っぽいわー。

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    2022年05月28日
  • 日本沈没(上)

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    前半は難しい言葉だったり専門的な用語が多くて、何となく読んでるだけだったけど、京都大地震、第二次関東大震災が起きた辺りから一気に引き込まれた

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    2022年04月26日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    坂東眞砂子さんの『正月女』と恒川光太郎さんの『ニョラ穴』が印象的。
    平山夢明さんと小林泰三さんのはもう何度も作品読んだことあるけど、相変わらず好き。

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    2022年04月17日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    日本SF界のレジェンド・小松左京氏、実はこれが初読み。恐怖小説集と銘打った今作は、ホラー小説を中心とした自選作品集。SF要素の強い「影が重なる時」なども収録されているが、<名作中の名作>と謳われた「くだんのはは」に代表される怪奇小説が主。そのテーマは怪談や妖怪譚、国内外の神話や伝承など多岐に渡っており、その振り幅の広さに圧倒される。戦中戦後を経験した著者ならではの作品も多い。コメディ色の強い「逃ける」も好きだが、表題作を含むラスト三作品の流れが抜群に良い。稀代の開拓者が綴る異世界への小旅行を楽しめる一冊。

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    2022年02月05日
  • 日本SF傑作選2 小松左京 神への長い道/継ぐのは誰か?

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    綺麗に伏線回収された「時の顔」。「御先祖様万歳」も同じ構造の話だけど、こちらはどうにも不穏な結末。マトリョーシカのように世界が続いていると思っていましたが、そうでなくて、時空が歪んでしまった結果の「物体O」。
    「神への長い道」「継ぐのは誰か?」は、ともに人類が行き着く先を描いた小説だと思ったけれど、終着と出発の違いなのかなと思う。好きなのは「継ぐのは誰か?」の方です。
    サスペンスとアドベンチャー、未知への警鐘。そして、未来への希望。希望というか可能性か。多くのエンタメ要素がぶち込まれていて、圧倒されるけども、読み進める速度が落ちないのは、引き込まれているから。

    「お召し」は救いがなくて嫌だっ

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    2021年12月16日