小松左京のレビュー一覧

  • 夜が明けたら

    購入済み

    久々の巨匠の手腕はさすがでした

    初めて読んだ長編「復活の日」も、十数年ぶりに再読した短編集「夜が明けたら」も、面白かった!
    特に好きなのが「葎生の宿」。あんな風にされたら、一緒に行ってしまいそう…
    「海の森」は、後半クライマックス場面の緊迫感がいい!
    「夜が明けたら」は、この始まりから、あのラストに発展させる発想がすごい!
    小松左京様、再びの感動をありがとうございます。

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    2020年12月26日
  • 日本沈没(下)

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    今、どんな自然災害が起きても不思議ではないから、有り得ない話し~ってならないよね。
    日本が丸々、沈没するんだもん·····人間には、どうする事も出来ない。
    海外へ脱出して生き残る日本の血を引く者達が、その後1から又、日本という国を作るのか。
    ウィルスには勝てるかも知れないけど、自然災害には勝てない·····よなぁ。
    小難しい話しだったけど、もっと人間の愚かさや卑しさを描いていたら怖すぎて読めなかったかも。
    コロナ禍の中、マスク1枚も回って来なかったという日本政府の備蓄の少なさを目の当たりにした今、もし首都直下地震が起きたら日本政府は国民を守れるだけの物資を持って要るのだろうか·····。

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    2020年08月26日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    作者は、本来、日本国土をなくした日本人を描きたかったみたいだが、日本を沈めるのに手間がかかって…なので、こっちがメインなのかな?
    日本沈没後、25年が経ち、世界各地に散らばって生きる日本人。
    日本人のアイデンティティは?国土復活?など悩ましい問題が続々。
    これを読むと、まず、ユダヤ人を思い浮かべるけど、日本人として国土再興が良いのか、華僑の人達のように、各地に散らばって、溶け込みながら、日本人のアイデンティティを残すかは考えさせられるな。
    地球上に土地ないから、再興するなら、空へか…

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    2020年08月24日
  • 復活の日 人類滅亡の危機との闘い――

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    ネタバレ

    小松左京先生の傑作(1960年代)を 新井リュウジ先生が現代風(2010年代)にジュブナイルにupdateした本です。改変箇所は妥当かなと思いますし、もし復活の日を再映画化するのであれば、こちらを下敷きにしたほうが良いかもしれないです。

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    2020年07月25日
  • 夜が明けたら

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    傑作短編がぎっしりです。表題作の「夜が明けたら」の結末には、本当に体が冷え、胃が縮むような思いをしました。

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    2020年07月25日
  • やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記(新潮文庫)

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    小松左京。「日本沈没」があまりにも有名なSF作家。漫画を描いたり、サブテーマ委員等で1970年大阪万博に深い関わりを持った万能の人だった。万博を単なる国際見本市にするのでなく、理念を大切にした。2025年開催が決まった大阪万博を進めるにあたっての遺産となった。多忙な中で、著者含め仲間たちがエネルギッシュに活動する様子に疲れや倦怠感は感じられない。義務でなく興味本位で取り組んだ由縁である。その器質は、青春時代に培われたこともわかった。2020.3.12

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    2020年03月12日
  • AWAY-アウェイ- 1

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    ネタバレ

    ロボットアニメとか児童小説とかでは、何らかの理由で大人がいないか極端に少なくなり、子どもたちだけの力で難局を乗り越える、という筋立てはよく見かけるのだけれど
    その子どもたち、大概は幼くても3~4歳で、言葉は通じるし自力で食事も排泄も出来て(まあトイレの場面はないんだけどさ)、赤ちゃんとか病児への対応は考慮せずに物語は進んでいった
    この作品でも、設定を近未来にすることで、エネルギーインフラが人間の手を経なくても途絶えなかったり、中高生が運転や消火活動が出来たりと、ファンタジックな側面はあるのだけれど
    実際に、今この現代地球でそんなことが起こったら、とリアルに想像できてしまうところが怖い
    殺人と赤

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    2020年01月25日
  • 日本沈没(下)

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    大胆かつ緻密な大災厄シミュレーション。情報濃度が高く読むのに時間がかかってしまった…。
    読書を通しての追体験という意味ではなかなか衝撃的で、そのために必要な分量と密度だったことはわかった。

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    2019年12月25日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    やっぱり「くだんのはは」が一番の傑作。一番怖かったのは「秘密(タブ)」、「逃ける」(ふける)という作品に思う事たくさんあったが、ブログで書ければ書く。

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    2019年12月02日
  • 日本沈没(上)

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    京都大地震、関東大地震でぼろぼろになった日本であるが、これらの震災もこれから訪れる未曾有の大災害の前触れでしかなかった。政府は隠密利に学者などエキスパートを集めた少数精鋭集団による「D計画」を進行する。
    微に入り細を穿つ地震の描写がなまなましくつらい。
    情報量が多く密度が高いためなかなか読み進めない…。

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    2019年11月29日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    ネタバレ

    初めて読んだ作家さん。
    面白い話が多く、いくつかの話は非常に良かった!
    とりあえず日本沈没は読んでみないと!


    ・すぐそこ ★★★
    遭難系の話ね。行っても行ってもたどり着かない。
    見えてるのに遠い所。
    絶対遭難したくないわ!

    ・まめつま ★★★
    どんな話やっけ?あんま印象がなかったので普通!

    ・くだんのはは ★★★★★
    評価されてるだけあって面白かった!
    そう言えば戦時中の話ってあんまり読んだ事ないかも。

    ・秘密(タプ) ★★★★
    好き好き!こーゆータブー的な呪いとか。
    面白くて一気読み!

    ・影が重なる時 ★★★★★
    今のところ1番面白い!ホラーかと思ったらSF系?
    結末はある程度予

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    2019年11月06日
  • 日本沈没(下)

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    日本人って不思議な民族なのだろうか。
    戦争に負け、原爆を2回も落とされても、地震や津波、火山などの自然災害にも、ぐっとこらえて耐え、黙々と勤勉に働き復興する。

    それもきっとこの大地があってこそ。

    小松左京が書きたかったのは日本人であり、それも本の中の今ではなく、島が沈没した後の日本人かもしれない。

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    2019年08月24日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    怪談や恐怖という感じのものあったけど、SF風味なものが多かった気がする。

    好きなのは、
    『すぐそこ』
    『まめつま』
    『くだんのはは』
    『霧が晴れた時』
    かな。

    くだんのははは以前読んだことがあるけど、やっぱり良い。

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    2019年08月03日
  • 日本沈没(上)

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    1970年代の日本に大地震と地殻変動による大事変が起ころうとしている…お話。
    書かれた時代を考えると、かなり時代の先端を行ったSFだと思います。

    この巻では、京都や東京で大地震が起こり、九州から関東までの火山も爆発。
    ときの総理大臣と科学者たちが奔走を始めようとしている物語の前提となる設定の描写が多く、まだ人物はそれほど動いていないので、ドキドキしつつも早く先が知りたいもどかしさを感じました。

    戦後の高度成長を成し遂げ、日本人に活気がある時代設定も良いと思います。
    今だったら、ここまで全体のために頑張る人たちがいるのかな~と思ったりもします。

    比べるのはナンだけど、いわゆる良くわからない

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    2019年08月02日
  • 日本沈没(下)

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    地質学や気象学だけでなく政治論や外交論、民俗学や哲学など、9年かけて書いた作品だけあって、話が広範囲ににわたり内容がとても濃いので、さくさくとは読み進めず、結構時間がかかってしまったが、やはり名作。絶対また読んでみたい。

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    2019年07月31日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    「日本沈没」で有名なSF作家による自薦ホラー短編集。SF畑出身ということもあって星新一のようなショートショート感が見られる作品も多いが、ホラーに舵を切った作品はどれも怖い。

    自分は何者なのか、自分が目で見ているものは何なのかということに自信が持てなくなった登場人物は阿部公房の作品の中に出てきそうだ。

    「くだんのはは」「召集令状」など戦時中・終戦直後を舞台にした話が特に面白い。

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    2019年03月06日
  • 虚無回廊

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    地球から5.8光年の宇宙に突然現れたSS(Super Structure)。その謎を探るためにAIを拡張して自分自身の意識を載せたAE(Artificial Existence)を使って宇宙空間を旅する。AEがVP(Virtual Persona)を作り出す。そしてSSにはさまざまな知的生命体が集まっていた。小松左京最後の未完の長編。

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    2018年10月20日
  • 日本沈没(上)

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    日本人にとってのホラーは、心霊ではなく、自然が相手なのだと思う一冊。ここのとこの災害続きで、マジでこの作品まんまのことが起こってるので手に取ったけど、単に災害の恐ろしさを描くのだけではなく、「日本人は何をもって日本人と言えるのか」を問いただす深遠さ。

    とはいえ時代が違うよね、っていうところが多々ある(男女の役割とか、日本が世界有数の経済大国とか)ので、今の日本でもう一度だれか描いてほしい。

    読みやすさでいうと、初っ端の海底調査が冗長。そこを乗り越えれば眠れない。

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    2018年09月12日
  • 短小浦島

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    異色短編集。どのくらい異色かというと、SF色が皆無に近い。小松左京の作品で、である。しかしそれで面白さが減じるかというと全くそんなことはなく、芸道小説4編に女シリーズと戯曲とホラーが各1編ずつ、文章力の高さは言うまでもないし、読みどころは多い。特に最後の「石」は、人に勧めるのも躊躇われるほどのその心理的不快感に、幾度も戦慄させられた。

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    2018年07月04日
  • 日本沈没(上)

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    多数巻を平行に読むシリーズ。大御所の代表作なんだけど、ちゃんと読んだことはなかったんだよね。「首都消失」を上下で読みはしたけど、なんかパッとしなかったので、ずっと避けてきた。

    地震が多発する197X年の日本。島が沈んだことを調べるために海底の探査中に、1日に200mもの沈下が観測される。一方で、京都(関西)でマグニチュード8強の地震に続き、東京でも大地震に見舞われ、一度に200万人以上が死亡。田所博士の言うように、日本は海に沈んでしまうのか…。

    イントロ部分に阪神大震災の引用があるため、オリジナルに加筆修正がなされている可能性のある版ではあるが、1960年代に構想して、70年代の前半に描か

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    2018年05月15日