小松左京のレビュー一覧

  • 復活の日 人類滅亡の危機との闘い――

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    ネタバレ

    小松左京先生の傑作(1960年代)を 新井リュウジ先生が現代風(2010年代)にジュブナイルにupdateした本です。改変箇所は妥当かなと思いますし、もし復活の日を再映画化するのであれば、こちらを下敷きにしたほうが良いかもしれないです。

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    2020年07月25日
  • 夜が明けたら

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    傑作短編がぎっしりです。表題作の「夜が明けたら」の結末には、本当に体が冷え、胃が縮むような思いをしました。

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    2020年07月25日
  • やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記(新潮文庫)

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    小松左京。「日本沈没」があまりにも有名なSF作家。漫画を描いたり、サブテーマ委員等で1970年大阪万博に深い関わりを持った万能の人だった。万博を単なる国際見本市にするのでなく、理念を大切にした。2025年開催が決まった大阪万博を進めるにあたっての遺産となった。多忙な中で、著者含め仲間たちがエネルギッシュに活動する様子に疲れや倦怠感は感じられない。義務でなく興味本位で取り組んだ由縁である。その器質は、青春時代に培われたこともわかった。2020.3.12

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    2020年03月12日
  • AWAY-アウェイ- 1

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    ネタバレ

    ロボットアニメとか児童小説とかでは、何らかの理由で大人がいないか極端に少なくなり、子どもたちだけの力で難局を乗り越える、という筋立てはよく見かけるのだけれど
    その子どもたち、大概は幼くても3~4歳で、言葉は通じるし自力で食事も排泄も出来て(まあトイレの場面はないんだけどさ)、赤ちゃんとか病児への対応は考慮せずに物語は進んでいった
    この作品でも、設定を近未来にすることで、エネルギーインフラが人間の手を経なくても途絶えなかったり、中高生が運転や消火活動が出来たりと、ファンタジックな側面はあるのだけれど
    実際に、今この現代地球でそんなことが起こったら、とリアルに想像できてしまうところが怖い
    殺人と赤

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    2020年01月25日
  • 日本沈没(下)

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    大胆かつ緻密な大災厄シミュレーション。情報濃度が高く読むのに時間がかかってしまった…。
    読書を通しての追体験という意味ではなかなか衝撃的で、そのために必要な分量と密度だったことはわかった。

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    2019年12月25日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    やっぱり「くだんのはは」が一番の傑作。一番怖かったのは「秘密(タブ)」、「逃ける」(ふける)という作品に思う事たくさんあったが、ブログで書ければ書く。

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    2019年12月02日
  • 日本沈没(上)

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    京都大地震、関東大地震でぼろぼろになった日本であるが、これらの震災もこれから訪れる未曾有の大災害の前触れでしかなかった。政府は隠密利に学者などエキスパートを集めた少数精鋭集団による「D計画」を進行する。
    微に入り細を穿つ地震の描写がなまなましくつらい。
    情報量が多く密度が高いためなかなか読み進めない…。

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    2019年11月29日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    ネタバレ

    初めて読んだ作家さん。
    面白い話が多く、いくつかの話は非常に良かった!
    とりあえず日本沈没は読んでみないと!


    ・すぐそこ ★★★
    遭難系の話ね。行っても行ってもたどり着かない。
    見えてるのに遠い所。
    絶対遭難したくないわ!

    ・まめつま ★★★
    どんな話やっけ?あんま印象がなかったので普通!

    ・くだんのはは ★★★★★
    評価されてるだけあって面白かった!
    そう言えば戦時中の話ってあんまり読んだ事ないかも。

    ・秘密(タプ) ★★★★
    好き好き!こーゆータブー的な呪いとか。
    面白くて一気読み!

    ・影が重なる時 ★★★★★
    今のところ1番面白い!ホラーかと思ったらSF系?
    結末はある程度予

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    2019年11月06日
  • 日本沈没(下)

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    日本人って不思議な民族なのだろうか。
    戦争に負け、原爆を2回も落とされても、地震や津波、火山などの自然災害にも、ぐっとこらえて耐え、黙々と勤勉に働き復興する。

    それもきっとこの大地があってこそ。

    小松左京が書きたかったのは日本人であり、それも本の中の今ではなく、島が沈没した後の日本人かもしれない。

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    2019年08月24日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    怪談や恐怖という感じのものあったけど、SF風味なものが多かった気がする。

    好きなのは、
    『すぐそこ』
    『まめつま』
    『くだんのはは』
    『霧が晴れた時』
    かな。

    くだんのははは以前読んだことがあるけど、やっぱり良い。

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    2019年08月03日
  • 日本沈没(上)

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    1970年代の日本に大地震と地殻変動による大事変が起ころうとしている…お話。
    書かれた時代を考えると、かなり時代の先端を行ったSFだと思います。

    この巻では、京都や東京で大地震が起こり、九州から関東までの火山も爆発。
    ときの総理大臣と科学者たちが奔走を始めようとしている物語の前提となる設定の描写が多く、まだ人物はそれほど動いていないので、ドキドキしつつも早く先が知りたいもどかしさを感じました。

    戦後の高度成長を成し遂げ、日本人に活気がある時代設定も良いと思います。
    今だったら、ここまで全体のために頑張る人たちがいるのかな~と思ったりもします。

    比べるのはナンだけど、いわゆる良くわからない

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    2019年08月02日
  • 日本沈没(下)

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    地質学や気象学だけでなく政治論や外交論、民俗学や哲学など、9年かけて書いた作品だけあって、話が広範囲ににわたり内容がとても濃いので、さくさくとは読み進めず、結構時間がかかってしまったが、やはり名作。絶対また読んでみたい。

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    2019年07月31日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    「日本沈没」で有名なSF作家による自薦ホラー短編集。SF畑出身ということもあって星新一のようなショートショート感が見られる作品も多いが、ホラーに舵を切った作品はどれも怖い。

    自分は何者なのか、自分が目で見ているものは何なのかということに自信が持てなくなった登場人物は阿部公房の作品の中に出てきそうだ。

    「くだんのはは」「召集令状」など戦時中・終戦直後を舞台にした話が特に面白い。

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    2019年03月06日
  • 虚無回廊

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    地球から5.8光年の宇宙に突然現れたSS(Super Structure)。その謎を探るためにAIを拡張して自分自身の意識を載せたAE(Artificial Existence)を使って宇宙空間を旅する。AEがVP(Virtual Persona)を作り出す。そしてSSにはさまざまな知的生命体が集まっていた。小松左京最後の未完の長編。

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    2018年10月20日
  • 日本沈没(上)

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    日本人にとってのホラーは、心霊ではなく、自然が相手なのだと思う一冊。ここのとこの災害続きで、マジでこの作品まんまのことが起こってるので手に取ったけど、単に災害の恐ろしさを描くのだけではなく、「日本人は何をもって日本人と言えるのか」を問いただす深遠さ。

    とはいえ時代が違うよね、っていうところが多々ある(男女の役割とか、日本が世界有数の経済大国とか)ので、今の日本でもう一度だれか描いてほしい。

    読みやすさでいうと、初っ端の海底調査が冗長。そこを乗り越えれば眠れない。

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    2018年09月12日
  • 短小浦島

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    異色短編集。どのくらい異色かというと、SF色が皆無に近い。小松左京の作品で、である。しかしそれで面白さが減じるかというと全くそんなことはなく、芸道小説4編に女シリーズと戯曲とホラーが各1編ずつ、文章力の高さは言うまでもないし、読みどころは多い。特に最後の「石」は、人に勧めるのも躊躇われるほどのその心理的不快感に、幾度も戦慄させられた。

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    2018年07月04日
  • 日本沈没(上)

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    多数巻を平行に読むシリーズ。大御所の代表作なんだけど、ちゃんと読んだことはなかったんだよね。「首都消失」を上下で読みはしたけど、なんかパッとしなかったので、ずっと避けてきた。

    地震が多発する197X年の日本。島が沈んだことを調べるために海底の探査中に、1日に200mもの沈下が観測される。一方で、京都(関西)でマグニチュード8強の地震に続き、東京でも大地震に見舞われ、一度に200万人以上が死亡。田所博士の言うように、日本は海に沈んでしまうのか…。

    イントロ部分に阪神大震災の引用があるため、オリジナルに加筆修正がなされている可能性のある版ではあるが、1960年代に構想して、70年代の前半に描か

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    2018年05月15日
  • 日本沈没(下)

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    一日で一気に上下巻、読んでしまった。楽観的に読んでいたのに、日本が沈没してしまった。SFだけどパニック小説だった。呆然とした。
    ずいぶん傍点の多い書き方で、じっくり読んでたらショックももっと重かったと思う。病んだ竜。
    この本が書かれたのが50年くらい前、まだ関東大震災も戦争も記憶にある人が多かったろうけど、今同じことが起きたら、この生まれてからこのかた平和な国土で安穏としている今の日本人に同じことが起きたら…と思うとゾッとする。交通網分断、火山の噴火、原発、、、。
    内閣が異常に使命を持って毅然と動いているけど、実際だったらもっと右往左往して、ほんとに一億人くらいが国土と運命を共にしそうだよね。

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    2018年04月21日
  • 日本沈没(上)

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    一昔前に一大ベストセラーだったということで。
    本の題名で、日本列島が沈没する(かもしれない)という主題は明らかで、それすら上巻の終わりまではっきりとは明言されないのだけど、無気味な天変地異の連続、科学的な感じのアプローチ、そして「第二次関東大震災」とその被害のリアリティ、民衆の不安とパニック、本当にありそうなSFで、読めてしまう。
    今の時代だったら、地震後の火災よりも津波の方に重点を置かれて書かれるのだろうなと思ったけど、もし、現在震度8.5が東京で起きたら、この本で書かれた被害よりも少なくなっているのでしょうか?
    これがどう収束するのか、下巻に期待。

    p154
    「今度の場合は、何か異様だっ

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    2018年04月21日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    第二部は日本列島が沈没してから25年後の物語。国土は消失しても国は存在しているという話。地球規模の気候変動と、地球規模の事案を取り扱う場合、国民、あるいは地球人はどのような目線で活動しなければならないのか?小松左京とそのチームが来るべき真のボーダーレス社会における人類のありようを問うた作品に仕上がっている。

    タイトルから本書を手に取ると、どうしても国土やマントル、マグマ、といった地殻変動方面の目線になってしまう。これは日本が地震や火山、津波に強い関心を持っているからしょうがないことではある。しかし本書が見据える視点は地球規模の地殻変動や気候変動をトリガーにした地球人としての振る舞いについて目

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    2018年04月14日