【感想・ネタバレ】日本沈没(上)のレビュー

あらすじ

日本列島の下で、何かが起こっている!? 深海潜水艇“わだつみ”の操艇者・小野寺俊夫は、地球物理学の権威・田所博士と日本海溝に潜り、異変を発見した。日本沈没を警告する田所博士の指示で、政府は“D―1”計画を立て、極秘に調査を開始した。――危機管理のあり方、世界の中の日本とは、そして日本人とは何か……さまざまな問題を喚起した空前のパニック小説!

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Posted by ブクログ

上巻はなぜ日本が沈没するかを説明する科学的な?話が多く、何度も放り投げたくなった。でも、こらえてゆっくり読む。下巻で描かれる物語の説得力が増す。

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2011年12月08日

Posted by ブクログ

目の前に厳然と迫る巨大な危機に立ち向かう熱い男達の闘い。
命懸けで仕事をする、と言う事はこういう事を言うのでしょう。
衝撃的な内容、結末だが、非常にリアルで危機感も感じる。
日本人として心の片隅に考えておくべきでもあると思う。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

映画化になって気になったので、実家の本棚から探し出してきて読んでみた。何作か小松左京を読んで気に入っていたが、この本も期待を裏切らなかった。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

日本のSF史上に残る大傑作。日本が沈むという信じがたいテーマを描ききった小松氏はまさに天才だ。第二部は国を失った日本人たちを描くといわれていたが、結局未刊行になりそうだ。残念。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

多数巻を平行に読むシリーズ。大御所の代表作なんだけど、ちゃんと読んだことはなかったんだよね。「首都消失」を上下で読みはしたけど、なんかパッとしなかったので、ずっと避けてきた。

地震が多発する197X年の日本。島が沈んだことを調べるために海底の探査中に、1日に200mもの沈下が観測される。一方で、京都(関西)でマグニチュード8強の地震に続き、東京でも大地震に見舞われ、一度に200万人以上が死亡。田所博士の言うように、日本は海に沈んでしまうのか…。

イントロ部分に阪神大震災の引用があるため、オリジナルに加筆修正がなされている可能性のある版ではあるが、1960年代に構想して、70年代の前半に描かれたものであり、今では知っていて当然のような知識も、おそらく当時ははじめての人向けに詳しく描かれているのが印象的だ。「エレクトロルミネッセンス表示」なんて、当時からあったんですかね?

また、映画の方はどういう解釈になっているのかわからないが、普通の作家だと「日本が沈む。謎の現象だ」で済ませてしまうところ、まずメカニズムありきで描いているのが印象的である。また、メカニカルな部分だけではなく、統計から未来を予想するというような手法を持ってきているのは、なかなか印象的である。

一方でちゃんと読みやすくするために、地震などの現場には主人公クラスがきちんと居合わせるようになっており、それもいい加減にたまたまというわけではなく、人に会ったりという形でストーリーを広げる一環というところも、よく練られている。若干こちらの描写は少ないけれども。

日本が沈んでパニックになる、それだけなら1冊で済みそうなものだけど、なんで上下巻なのかというのは、海底の運動メカニズムを事細かに描いているからであることはわかった。

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2018年05月15日

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