小松左京のレビュー一覧

  • 空飛ぶ窓

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    1976年文春文庫から刊行された小松左京による女性をテーマにした短編集。当時「SFなどという物書きに女性を描くことは無理」と揶揄されたいた事に奮起して70年代の原風景と慈愛あふれる幻想的なストーリー構成で展開される日本女性の美の姿を描いた小松文学“女シリーズ”の代表作『秋の女』『旅の女』『歌う女』の三作品に、女性向けに描かれたミステリー調のSFストーリーは「週刊小説」で女性読者から好評を得た表題作『空飛ぶ窓』。「週刊新潮」発表の短編『黄色い泉』は古事記と比婆山のUMAを掛け合わせたアダルト風味な奇談。

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    2016年11月13日
  • 日本沈没(下)

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    上巻は個人の活動中心に対し、下巻は組織の行動が中心。天災パニックへの対応シミュレーションともいえる。全く容赦なく日本を沈没させてしまうのか、と驚く。自然の力に抗える「魔法の力」なんてものはそうそう見つかる訳はない。本小説を読書中に鳥取で震度6弱の大きな地震が発生。春には熊本の大地震もあった。本小説のような壊滅的な事態にならないことを祈るばかり。

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    2016年10月22日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    15編収録の作品集。

     SF作家の小松さんが描いたホラーだけあって、人の怖さだけでなく、超常現象や怪物といったスケールが大きかったり、また人外のものの怖さであったり、というものが印象的です。

     そして、もう一つ印象的なのが、戦時下や戦争をテーマとした短編の迫力や雰囲気。1930年代生まれで戦争を知っている世代だからこそ描けたであろう、雰囲気やアイディアが光っています。

     そうした戦争をテーマとしたもので特に印象的なのが「召集令状」

     突然若者たちの元に届いた赤紙。それを受け取った若者は数日のうちに、謎の失踪を遂げてしまい……

     戦前と戦後の断絶と、そこに押し込まれた闇を見事に体現した

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    2016年03月18日
  • AWAY-アウェイ- 2

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    …んっ?えっ…あ、これで終わりか!帯にも背表紙にも完結巻って書いてあるのに、読み終えて表紙見直してやっと気付きました。そうかー、これは考えなきゃいかんやつだな。
    17歳までの子どもたちと大人たちの世界に分かれちゃったというこの世界。この時まで、と期間が定まっているならともかく、ずっとだと大変だよな…準備無しにいきなり子どもだけの世界(AWAY)になってインフラを整備するなんてまあ不可能だし、しかも子どもはみんな大人になっていなくなるだけじゃなく、どんどんあちら(HOME)から生まれ落ちてくるわけでしょ…。時が経てばHOMEのことを一切知らない世代だけになって、いずれAWAYはAWAYという独自

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    2015年11月18日
  • 虚無回廊

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    巨星、小松左京さんの未完の大作。壮大で深遠なテーマと、膨大な知識量はさすが。この宇宙に現れたSSとは?!人間とAEとの両者に存在する実存とはいったい何か?!
    科学的、心理的な大問題を、物語として読めるのがSFの醍醐味だと思う。
    ただし、小説としての印象は△。後半に立ち現れるVPたちの下世話な会話や、無駄な活劇シーンは正直ちっとも面白くなかったからである。
    SSの存在をテーマにするのか、実存とは何かをテーマにするのか、どちらかに的を絞ったほうが小説としては面白くなっていたかもしれない。

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    2015年01月18日
  • 空中都市008 アオゾラ市のものがたり

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    今、「未来」って聞くと自然と暗いイメージが湧いてくるけど、昔の未来科学小説を読むと未来は明るくてエネルギーに満ちてる気持ちになります。
    宇宙旅行とか行ってみたいな!

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    2014年11月18日
  • 日本沈没(上)

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    映像化もされた言わずとしれた日本のSF小説の最高峰。上巻。

    日本沈没の兆候に気づいた学者や政治家たち。彼らが進める調査プロジェクト。しかし、並行して起こり出す大地震に噴火…。手に汗握る展開で、大災害のシーンは圧巻で情景が浮かんできました。リアリティが半端なくて、面白いです。

    ただ、残念なことが2つ。

    ひとつは、自分の気持ちの問題ですが、内容が内容だけに、まだちょっと楽しむのは時期尚早で不謹慎だな、と。複雑な思いのまま読んだので、心からSFストーリーを楽しむわけにはいかなかったことてすね。

    もうひとつは、学者らの口上、解説がところどころに入るので、ストーリー展開が、ややスローペースである

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    2013年08月21日
  • 日本沈没 第二部(上)

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    日本沈没を読んで、第二部が後にリリースされていることを知った。
    第二部は日本沈没から30年後の未来。世界各地では日本人の入植を
    巡って様々な問題が発生していた。
    祖国が無くなるとこういう運命をたどることになることがよく分かる一冊。

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    2012年10月07日
  • 日本沈没(上)

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    有名なベストセラー小説。

    もっとゴリゴリのSFだと思っていたけど、そうでもなく、意外と現実的な部分を組み合わせて物語は進んでゆく。

    田所博士。かっこいい。


    引き続き下巻へ。

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    2012年07月31日
  • 題未定 怪奇SF

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    古い本。読んだ記憶がなかったので購入。ダジャレだけで良くここまで、と感心する部分もあるが、まあ、基本的には特にどうということはない話。

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    2012年06月12日
  • 小松左京の大震災 ’95―この私たちの体験を風化させないために

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    そうなのだ、あれからもう17年にもなったのだ。

    本書は阪神・淡路大震災から75日、から始まる。
    小松左京は、地震のあと精力的に情報やデータの収集に努め、分析と提案を試みている。
    自分の愛着のある土地が、突然受けた大災害。無念の思いはさぞや、と想像する。

    小松左京は昨年亡くなったけれど、亡くなる前に、東日本大震災も見ることとなった。
    きっと言いたいことがたくさんあっただろうと思う。聞きたかった、とも思う。

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    2012年04月20日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    下巻に入って物語は、ぐいぐい展開していきます。最後は、少々出来すぎのエンディングですがここは、小松左京「日本沈没」へのオマージュということで。

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    2011年10月27日
  • 日本沈没 第二部(上)

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    小松左京「日本沈没」のその後の物語。国土を持たずに政府を維持する日本と世界各地での日本人集団の物語。「日本沈没」は、科学と人間の物語でSFの醍醐味を楽しむ作品ですが、この第二部は、SF色はあまり出てきません。上巻は、物語の進行が少々まどろっこしいかなぁ。

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    2011年10月26日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    諸国に散った日本人がどう生きたかを描く第二部。第一部のスペクタクルを期待すると肩透かし。それにしても散漫な内容。構想だけデカ過ぎて風呂敷が全く畳めてないなぁ。

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    2011年09月20日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    ん~,物足りない感が残るかなぁ。日本と日本人というテーマはもう少し掘り下げて欲しかった。第三部はさすがにないか。。。

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    2011年09月05日
  • 日本沈没 第二部(上)

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    中田首相はまぁ良いとして,小野寺君が出てきませんよw 登場人物が多く,場面切り替えも頻繁,一色版が頭にあった第二部より話を追いにくい。。。

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    2011年09月05日
  • 青い宇宙の冒険

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    ジュブナイルSFで多元宇宙論を展開させて、さらには意志の力で世界を動かすとか。他の人がこの設定で書いたら大人向けにしてもまとまらなかったであろう超大作な内容。アフリカ人は強い。

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    2010年04月19日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    また続きが買えない罠にはまりそうだったので
    見つけた時点で即買い。

    たったかたったか話が進んでいきますね。
    この内容には紙数が足らないのか
    少し散漫な気がしました。

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    2009年10月04日
  • 日本沈没 第二部(上)

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    お使いに行くのに読むものが無くて
    本屋で目についたので購入。

    ちょー!しかけチラ見せで上巻終了してしまった
    また近所に下巻がない罠なのか?

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    2009年10月04日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

    購入済み

    なんだかな

    私には合わない小説でした。
    面白かった!と満足できる短編が1つもなくて、本書も後半になるとあと何ページで終わるのかしらと考えながら、買った手前、最後まで読みました。
    話が怖いとか怖くない以前に、まず面白くない。
    魅力的なテーマはいくつかあるのに、どうしてこう料理したの?と思うばかりです…
    前編通して安っぽいSFくずれのストーリー展開にシラケます。
    時代背景やテーマの、下敷きとなる文献資料は色々調べて書かれているようですが、主軸となる話がとにかくつまらないので台無しです。

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    2018年12月13日