小松左京のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ初めて読んだ作家さん。
面白い話が多く、いくつかの話は非常に良かった!
とりあえず日本沈没は読んでみないと!
・すぐそこ ★★★
遭難系の話ね。行っても行ってもたどり着かない。
見えてるのに遠い所。
絶対遭難したくないわ!
・まめつま ★★★
どんな話やっけ?あんま印象がなかったので普通!
・くだんのはは ★★★★★
評価されてるだけあって面白かった!
そう言えば戦時中の話ってあんまり読んだ事ないかも。
・秘密(タプ) ★★★★
好き好き!こーゆータブー的な呪いとか。
面白くて一気読み!
・影が重なる時 ★★★★★
今のところ1番面白い!ホラーかと思ったらSF系?
結末はある程度予測出来たけど、面白かったー!
もちろん、一気読み!!
・召集令状 ★★★★★
一気読みね!面白い!
序盤から引き込まれ、テンポよく進み◎。
消えた人たちは、どこに行ったんやろ?!
・悪霊 ★★
前半は、眠い!ラストにかけては◎。
・消された女 ★★★
羨ましい能力!
・黄色い泉 ★★★
古事記を全然知らないので獣?との乱交ってゆー印象しか残ってない!
・逃げる ★★★★
ポン引きの話。徳さんがいい!
ラストが爽快というか、ちょっとビックリというか。
・蟻の園 ★★★★
直ぐに話に引き込まれた。
・骨 ★★
うーん、つまらないわけではないが、他の話と比べてると微妙。
・保護鳥 ★★★★
面白かった!
場所は違うけど、海外の超田舎に行った時の空気感が懐かしかった。
ハアピが何かイマイチ不明やったけど。
・霧が晴れた時 ★★★★
こーゆー事になったら自分はどうなるんやろといっつも思う。
怖くて絶望して死ぬしかないのかも。
幽霊や化け物とはまた違った怖さ。
・さとるの化け物 ★★★
お前が化け物かーい!って思った。
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Posted by ブクログ
1970年代の日本に大地震と地殻変動による大事変が起ころうとしている…お話。
書かれた時代を考えると、かなり時代の先端を行ったSFだと思います。
この巻では、京都や東京で大地震が起こり、九州から関東までの火山も爆発。
ときの総理大臣と科学者たちが奔走を始めようとしている物語の前提となる設定の描写が多く、まだ人物はそれほど動いていないので、ドキドキしつつも早く先が知りたいもどかしさを感じました。
戦後の高度成長を成し遂げ、日本人に活気がある時代設定も良いと思います。
今だったら、ここまで全体のために頑張る人たちがいるのかな~と思ったりもします。
比べるのはナンだけど、いわゆる良くわからないスピリチュアルなモノが東京を攻撃しようとする『帝都物語』よりも科学的な設定なので、リアル感があってひきつけられました。
地震に備えよう。 -
Posted by ブクログ
多数巻を平行に読むシリーズ。大御所の代表作なんだけど、ちゃんと読んだことはなかったんだよね。「首都消失」を上下で読みはしたけど、なんかパッとしなかったので、ずっと避けてきた。
地震が多発する197X年の日本。島が沈んだことを調べるために海底の探査中に、1日に200mもの沈下が観測される。一方で、京都(関西)でマグニチュード8強の地震に続き、東京でも大地震に見舞われ、一度に200万人以上が死亡。田所博士の言うように、日本は海に沈んでしまうのか…。
イントロ部分に阪神大震災の引用があるため、オリジナルに加筆修正がなされている可能性のある版ではあるが、1960年代に構想して、70年代の前半に描かれたものであり、今では知っていて当然のような知識も、おそらく当時ははじめての人向けに詳しく描かれているのが印象的だ。「エレクトロルミネッセンス表示」なんて、当時からあったんですかね?
また、映画の方はどういう解釈になっているのかわからないが、普通の作家だと「日本が沈む。謎の現象だ」で済ませてしまうところ、まずメカニズムありきで描いているのが印象的である。また、メカニカルな部分だけではなく、統計から未来を予想するというような手法を持ってきているのは、なかなか印象的である。
一方でちゃんと読みやすくするために、地震などの現場には主人公クラスがきちんと居合わせるようになっており、それもいい加減にたまたまというわけではなく、人に会ったりという形でストーリーを広げる一環というところも、よく練られている。若干こちらの描写は少ないけれども。
日本が沈んでパニックになる、それだけなら1冊で済みそうなものだけど、なんで上下巻なのかというのは、海底の運動メカニズムを事細かに描いているからであることはわかった。 -
Posted by ブクログ
一日で一気に上下巻、読んでしまった。楽観的に読んでいたのに、日本が沈没してしまった。SFだけどパニック小説だった。呆然とした。
ずいぶん傍点の多い書き方で、じっくり読んでたらショックももっと重かったと思う。病んだ竜。
この本が書かれたのが50年くらい前、まだ関東大震災も戦争も記憶にある人が多かったろうけど、今同じことが起きたら、この生まれてからこのかた平和な国土で安穏としている今の日本人に同じことが起きたら…と思うとゾッとする。交通網分断、火山の噴火、原発、、、。
内閣が異常に使命を持って毅然と動いているけど、実際だったらもっと右往左往して、ほんとに一億人くらいが国土と運命を共にしそうだよね。
p.112「この地球上の人類社会は、まだ一つの国民が、自分たちの国土以外の所で生きる権利を保障されるようになっていない。」 -
Posted by ブクログ
一昔前に一大ベストセラーだったということで。
本の題名で、日本列島が沈没する(かもしれない)という主題は明らかで、それすら上巻の終わりまではっきりとは明言されないのだけど、無気味な天変地異の連続、科学的な感じのアプローチ、そして「第二次関東大震災」とその被害のリアリティ、民衆の不安とパニック、本当にありそうなSFで、読めてしまう。
今の時代だったら、地震後の火災よりも津波の方に重点を置かれて書かれるのだろうなと思ったけど、もし、現在震度8.5が東京で起きたら、この本で書かれた被害よりも少なくなっているのでしょうか?
これがどう収束するのか、下巻に期待。
p154
「今度の場合は、何か異様だった。一つ一つの分野で見ればいかにも毎年くりかえされる、自然災害との闘いのバリエーションにすぎないようだったが、その影響のあらわれはじめた分野すべてを合わせて遠望してみると、(中略)何か無気味なものの形が、うっすらとあらわれてくらような感じかするのだ。」 -
Posted by ブクログ
第二部は日本列島が沈没してから25年後の物語。国土は消失しても国は存在しているという話。地球規模の気候変動と、地球規模の事案を取り扱う場合、国民、あるいは地球人はどのような目線で活動しなければならないのか?小松左京とそのチームが来るべき真のボーダーレス社会における人類のありようを問うた作品に仕上がっている。
タイトルから本書を手に取ると、どうしても国土やマントル、マグマ、といった地殻変動方面の目線になってしまう。これは日本が地震や火山、津波に強い関心を持っているからしょうがないことではある。しかし本書が見据える視点は地球規模の地殻変動や気候変動をトリガーにした地球人としての振る舞いについて目を開かせようとしているのではないだろうか。
考えてみると、既に国籍をもつ国を離れて暮らしている人は相当いるし、国籍そのものを変えている人も大勢いるわけで、国や国土といった概念は我々(というとステレオタイプだが)日本人のもつイメージとはすでに大きく変動しているような気もしてきた。しかも本書ではそれが20世紀に記されているわけで。先見の明というか、自身の視野の狭さに愕然としつつ、目を開いていかねばという感慨にふけるのである。 -
Posted by ブクログ
小松左京の短編集。ハードSFに見せかけて、実は星新一みたいなネタだけど深刻に展開する表題作、歴史小説かと思いきや(思わないと思うけど)、タイムパラドックスという「リテイク」など。
1600年。関が原の合戦をテレビでライブ中継しようとするが、確認するたびに何故か開戦が数十秒早まっていく。歴史の改変は許されないものの、多少の接触は大きな影響につながらないと判断し、調子に乗り始めたところ…。
やはりライトSF読み(スペースファンタジーなどが苦手)としては、非常にとっつきやすい小松作品群だ。特に初っ端の「リテイク」みたいな話は大好物。
最後の山姥の作品以外は、思考実験(少しだけ現実をいじった場合のズレや困難というテーマ)の類の話であり、テーマ重視のところはあるが、そこはそう卸さないのが小松商店。
タイムパラドックスの論文から、日本の神話や古典芸能、世界の主要都市のある年における事件に至るまで、事細かに調査された文章がつづく。
むしろ、とある星との架空の外交をでっち上げて底上げしている表題作が割と軽く見えてしまうほど。面白いけどね。
読みやすうございました。 -
Posted by ブクログ
昔々の『日本沈没』以来の小松左京さんの作品でした。さすが、巨匠ともいうべきSF作家です。
日常の中に潜むぞっとする瞬間を
冷静な視線で捉えて、
ぞくぞくするホラー小説に仕上げていました。
1960年代から1970年代に掲載された
ホラー短篇が15編。
舞台は山の中であったり、田舎町であったり、
太平洋戦争末期の裕福なお屋敷であったりと
さまざまなパターンの恐怖が描かれています。
「まめつま」や「くだん」「さとる」・・・
昔の日本の伝説などにでてくる妖が
この作品でも登場し、
関わり合った人々を言いようのない恐怖の世界へ陥れます。
いつ終わるとしれない不気味な世界が
作品の中でえんえんと描かれているので、
読者も救いようのない恐怖を感じてしまいます。
SFの要素も入っているとはいえ、
ホラー小説の真のホラーを書いているような気がしました。
怖かった・・・・
暑い夏、ちょうど今頃の季節に
こっそり一人で読んで、ゾクゾクしてください。
涼しい気持ちになること、まちがいありません。