小松左京のレビュー一覧

  • 日本沈没(下)

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    一日で一気に上下巻、読んでしまった。楽観的に読んでいたのに、日本が沈没してしまった。SFだけどパニック小説だった。呆然とした。
    ずいぶん傍点の多い書き方で、じっくり読んでたらショックももっと重かったと思う。病んだ竜。
    この本が書かれたのが50年くらい前、まだ関東大震災も戦争も記憶にある人が多かったろうけど、今同じことが起きたら、この生まれてからこのかた平和な国土で安穏としている今の日本人に同じことが起きたら…と思うとゾッとする。交通網分断、火山の噴火、原発、、、。
    内閣が異常に使命を持って毅然と動いているけど、実際だったらもっと右往左往して、ほんとに一億人くらいが国土と運命を共にしそうだよね。

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    2018年04月21日
  • 日本沈没(上)

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    一昔前に一大ベストセラーだったということで。
    本の題名で、日本列島が沈没する(かもしれない)という主題は明らかで、それすら上巻の終わりまではっきりとは明言されないのだけど、無気味な天変地異の連続、科学的な感じのアプローチ、そして「第二次関東大震災」とその被害のリアリティ、民衆の不安とパニック、本当にありそうなSFで、読めてしまう。
    今の時代だったら、地震後の火災よりも津波の方に重点を置かれて書かれるのだろうなと思ったけど、もし、現在震度8.5が東京で起きたら、この本で書かれた被害よりも少なくなっているのでしょうか?
    これがどう収束するのか、下巻に期待。

    p154
    「今度の場合は、何か異様だっ

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    2018年04月21日
  • 日本沈没 第二部(下)

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    第二部は日本列島が沈没してから25年後の物語。国土は消失しても国は存在しているという話。地球規模の気候変動と、地球規模の事案を取り扱う場合、国民、あるいは地球人はどのような目線で活動しなければならないのか?小松左京とそのチームが来るべき真のボーダーレス社会における人類のありようを問うた作品に仕上がっている。

    タイトルから本書を手に取ると、どうしても国土やマントル、マグマ、といった地殻変動方面の目線になってしまう。これは日本が地震や火山、津波に強い関心を持っているからしょうがないことではある。しかし本書が見据える視点は地球規模の地殻変動や気候変動をトリガーにした地球人としての振る舞いについて目

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    2018年04月14日
  • 日本沈没 3巻

    ネタバレ 購入済み

    れい子ちゃんの笑顔に救われます

    重い内容に普段の玲子ちゃんや居酒屋の店長さんの明るさが救いなりますね。

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    2018年03月03日
  • 日本沈没 1巻

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    序章

    序章といったところですが、漫画としての迫力ある表現ですね。

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    2018年03月03日
  • 華やかな兵器

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    小松左京の短編集。ハードSFに見せかけて、実は星新一みたいなネタだけど深刻に展開する表題作、歴史小説かと思いきや(思わないと思うけど)、タイムパラドックスという「リテイク」など。

    1600年。関が原の合戦をテレビでライブ中継しようとするが、確認するたびに何故か開戦が数十秒早まっていく。歴史の改変は許されないものの、多少の接触は大きな影響につながらないと判断し、調子に乗り始めたところ…。

    やはりライトSF読み(スペースファンタジーなどが苦手)としては、非常にとっつきやすい小松作品群だ。特に初っ端の「リテイク」みたいな話は大好物。

    最後の山姥の作品以外は、思考実験(少しだけ現実をいじった場合

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    2017年12月07日
  • AWAY-アウェイ- 1

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    最初の20ページくらいは、やけに登場キャラが説明口調で自己紹介するので、「コレはハズレかな?」と思っていたけど、だんだんと状況が飲み込めていくにつれて、ハマっていってしまう。
    面白かった。

    萩尾望都先生のあとがきにもあった「子供だけの世界になったら?」を表現している点も高評価です。

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    2017年11月01日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    すぐそこ
    まめつま
    くだんのはは
    秘密(タブ)
    影が重なる時
    召集令状
    悪霊
    消された女
    黄色い泉
    逃ける
    蟻の園

    保護鳥
    霧が晴れる時
    さとるの化物

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    2017年10月18日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    昔々の『日本沈没』以来の小松左京さんの作品でした。さすが、巨匠ともいうべきSF作家です。
    日常の中に潜むぞっとする瞬間を
    冷静な視線で捉えて、
    ぞくぞくするホラー小説に仕上げていました。


    1960年代から1970年代に掲載された
    ホラー短篇が15編。
    舞台は山の中であったり、田舎町であったり、
    太平洋戦争末期の裕福なお屋敷であったりと
    さまざまなパターンの恐怖が描かれています。


    「まめつま」や「くだん」「さとる」・・・
    昔の日本の伝説などにでてくる妖が
    この作品でも登場し、
    関わり合った人々を言いようのない恐怖の世界へ陥れます。
    いつ終わるとしれない不気味な世界が
    作品の中でえんえんと

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    2017年11月09日
  • こちらニッポン・・・(下)

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    複数巻の長編を平行に読破しよう月間。さほど大作ではないが、そろそろ一旦休憩する。

    セスナを手に入れた福井たちは、大阪を発って名古屋、東京と移動し仲間を見つけるが、そのこととも相まって、数々の困難に直面する。

    「いまここから、自分以外誰もいなくなったら」という、小松左京お得意の消失ものの思考実験だが、今読んでも良く出来ている。

    消えたことによる絶望感だけでも、開放感だけでもない。電気はいつまで持つのか、そこに災害が起こった場合の被害など、きちんとある程度検証されている。

    飛行機の操縦、電力の仕組みや食品の流通、生きていくためのライフラインなど、ここまで検証してちゃんと書いている(書けてい

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    2017年05月12日
  • 霧が晴れた時 自選恐怖小説集

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    怪異の人形焼詰め合わせ。

    怪異が起こる、
    訳知り顔の男が語り出す、
    オチ。

    毎回この型で焼かれており
    中身だけが違うのだが、
    それでも美味しい。
    ぱくぱく口に運び、
    ごくまれに中身が薀蓄しかなくて
    飲み込んだものを二度見する。

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    2017年03月19日
  • こちらニッポン・・・(上)

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    複数巻の長編を平行に読破しよう月間。角川で無い版では、1冊に収まっているので、さほど大作ではない。

    朝目が冷めたら、周りに全く人がいなかった。しかも車も店も、直前まで人がいたかのように…。人が消えるという、非常に基本的な異変のなかでのサバイバル。

    これ、思い出の1冊(1作)なんですよね。中学の頃に、上下を一瞬で読み切った記憶があり、再度手に入れようと探していた所、数年前にようやく見つけた。小松左京の同様のテーマ「復活の日」「日本沈没」「首都消失」「アメリカの壁」なんかよりも、とっつきやすい名作。

    とにかく、テーマも視点が身近で、目の前から人間が一瞬で消えたら?というだけのものだが、そこか

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    2017年03月18日
  • 日本沈没(上)

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    近年の地震の事もありますが、内容の圧倒的なリアリティに戦慄してしまいます。
    そこまでのことにはならないだろうと思いながらも、それらを否定できない恐ろしさを味わいました。
    この小説の骨組みは時代が進み科学が進歩を続けても、それをそのまま作品に落とし込める余地を持っていると思います。
    いつの日か新しい「日本沈没」が読める日が来るかもしれませんが、どうかいつまでもSFであってほしい…。そう祈らずにはいられません。

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    2017年06月16日
  • 日本沈没(上)

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    ネタバレ

    日本SFの古典的名作で、ち密な設定に立脚した災害パニック小説。発表から40年以上たっても、まったく色あせない骨太の内容に驚き。SF愛好者にもかかわらず、喰わず嫌いをして今まで読まなかったことに後悔。上巻は第二次関東大震災まで。下巻にも期待。

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    2016年10月19日
  • 日本沈没(上)

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    使われる専門用語や現象説明がリアルですごい。今となっては実現出来ている技術もあり洞察の凄さに圧倒された。後半もそうだが、人物像をもっと掘り下げて欲しかった。

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    2016年01月16日
  • 夜が明けたら

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    SFベースの怪談短編集。とんでもないことが起こって、単なるオカルトかと思いきや、ちゃんとSF(あるいは科学)がしっかり基本にあるので、ぶれないため非常に読みやすい。

    入りはみんなシンプルで、停電したり家の外から地響きがしたり。そこまでの引っ張りもコンパクトに収まっているのもあって、こんなに読みやすい小説もあったのだなあと感心する。

    で、内容についてはどういう仕組みかを書いたらほとんど面白くなくなるので、一切書けないという、非常に困った作品集でも有る。

    1本だけ異様なのがカニバリズムな話。エゲツナイ話を、安定感を持ってさらりとバナナの葉に包んで料理してしまうあたり、さすが小松作品であります

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    2015年10月21日
  • AWAY-アウェイ- 1

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    18歳以下の子供だけの世界、って考えただけで恐ろしいんだけど、リアルに怖い世界を萩尾先生の視点がSF作品に仕上げている。

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    2015年09月18日
  • アメリカの壁

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    過去に全部制覇したはずだが、初見のように感じる

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    2015年03月12日
  • 復活の日 人類滅亡の危機との闘い――

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    1940年代に書かれた本を、現代にあわせて、ジュニア版として書き直した作品。
    細菌兵器の研究でできた最悪の新型ウイルスのパンデミックにより、人類は絶滅。たった1万人生き残った南極基地の人々が、人類の存亡に立ち向かう物語。

    本当に人間は愚かで、自分が生きている間に何事もなく平穏に過ごせるだろうか、などと思う。
    第二の滅亡の危機。
    絶望感。

    作者(小松左京)は人間の努力、希望、協力、あきらめない力への願いをこめてこの物語を書いたという。
    人間の理性と良心、優しさや賢さへの信頼が、この物語の深いところにあります。

    作者の願いが伝わるように…

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    2014年11月30日
  • AWAY-アウェイ- 1

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    ネタバレ

    これはもう、「怖い、実に怖い」としか言えないくらいの恐怖を覚える内容です。まぁ怖がってばかりでも進まないんだけどさ。

    大雑把なあらすじをすると、小松左京「お召し」にインスパイアされた、基本設定を少し変えた物を、ベテランSF漫画家がマンガにしました!

    突然隔絶された2つの世界。もとは1つだった世界が、突然「18歳未満の人間しかいない世界」と「18歳以上の人間しかいない世界」に分けられてしまった。しかも、その世界の分け方には、年齢以上の法則性があるらしい。

    大人と子供の世界が分断された。突然、子供を失った親は、冷静でいられるのか。突然、大人を失った世界に生きる子供は、生きる術を身に着けること

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    2014年09月24日