復活の日

復活の日

小説・文芸
836円 (税込)

4pt

生物化学兵器を積んだ小型機が、真冬のアルプス山中に墜落。感染後5時間でハツカネズミの98%を死滅させる新種の細菌は、雪解けと共に各地で猛威を振るう。世界人口はわずか1万人にまで減ってしまい――

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復活の日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    パンデミックの超バッドストーリー。とてもリアリティがあるし、何より1960年代に書かれたということが驚き。Dr. Stone感も少しある。

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    SFがSFではなくなってきている。
    はるか昔に書かれた作品なのに、新型コロナの時を思い出させる。
    各国の思惑と疑心暗鬼による、誰も救われない状態。みながみなを思えばこうはならない。信頼がないとこうなるのだろう。

    ワクチンに鶏の卵が使われていることを初めて知った。僕らはたくさんの生物の上で成り立っている。
    勝手に核を落としたり、勝手に細菌をばら撒いたり、なんと酷いことをするのだろう。
    人間に対してだけでなく、あらゆる生物のおかげで僕らは生きていることを考えなければならない。

    国同士で争っても仕方ない。しかし、競争があるから発展することもある。今の資本主義経済はそうしてできた。この物質的豊かさはその最たるものである。
    だからと言って、他者を虐げて滅ぼすようなことはあってはならない。
    その一助になるのが「哲学者ではないか」と提起されていたのが印象的だった。
    つまり、科学も文学も哲学も、その他政治や国交、生活に至るまで、すべては繋がっている。ただ、その根底に他者を蔑ろにするものがあってはならないということ。
    みな重要で、みな大事。当たり前だけど、まだ何もできていないのが我々だと思い知った。

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    もともとは別の本で引用されていた、哲学者の最終講義の放送のところが気になって読んだ。とても身につまされるものであった。自身が持ち得たものを責任をもって使用できているか?

    また、当然COVID-19を思う訳だが、あの前に(あるいは出版された1964年に)読んでいたらどう思っていたのか気になるところである。厄災はいつか終わると思っていないか?

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    50年も前に書かれたとは思えない、コロナ感染を経験した今でも生々しく感じられる先見性に敬服する。果たして、感染率、致死率がコロナより悪化する変異体が出てきた時に、世界的な人の移動の速度、量が50年前とは比較にならないぐらい増加している現代社会では、隔離できる地域はないように思える。対応できるのだろうか?宇宙で自給自足できる環境が作れるようになれば、人類としてのリスクは分散できるのか?

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    この本を手に入れたのは今から3年前のコロナ禍だった。ずっと「読まなきゃな」と思いながら、ずっと積読にしていた。今年の3月末ごろに読み始めたが、一気読みしてしまった。

    率直な感想は、小松左京、天才か?に尽きる。

    細かな設定は本作で詳しく説明されるが、大まかに言えば「バイオハザードのち世界崩壊」。しかし、この物語はもちろんそれに留まらない。未知のウィルスから生き残った人たちの苦悩が希望的観測なしに描かれている。

    文明も文化も失われた地球上で、もっとも矮小な生き物となった人類は、誕生の時と同じく、幾重もの奇跡と偶然のお陰で、復活の日を迎える。

    小松左京、天才か?

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    2024年04月17日

    Posted by ブクログ

    この時期にだからこそ、もう一度手に触れるべき作品。
    小松左京は未来を予言していたのか、そう思わせるほど、緻密な調査によって固められた科学的根拠で説明されるこの世界が、レンズとなって現実世界を映し出してるかもしれない。

    0
    2022年06月19日

    Posted by ブクログ

    ウイルスにより次々と地球上の人類が死んでいく様子がものすごくインパクトあった。コロナ禍が始まった時に真っ先に思い浮かべた作品。

    0
    2022年03月18日

    Posted by ブクログ

    映画も大好きで何度も観ています。
    小説はさらに現実味を帯び、東西冷戦の時期でもありましたから、本当にこんなことが起きたらどうなってしまうんだろうと怖くなりました。
    当時、ノストラダムスの大予言も流行っていましたし。(まったく関連する内容ではないですけど)
    全て人災と言え、人類滅亡してしまいそうになるのですが、それでも未来があると信じて生きていくことはすごいと言わざるを得ません。
    私なら絶望してしまいそうです。

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    2022年03月13日

    Posted by ブクログ

    現状と重ねてみると、30年以上も前に書かれたものだとは思えないリアルさだった。
    命に関わる異常事態に陥っても、国家とか軍事とか、訳わからないものに支配されてしまう人間は、やっぱり何よりも怖いものだと思った。
    タイトルで、きっと大円団なのだろうとは予想できたけど、最後の最後まで二転三転して非常に楽しめた。

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    2021年08月05日

    Posted by ブクログ

    ちらっと読み始めたら止まらなくて1日で一気に読んだ。某国が開発したウィルス兵器が盗み出され、偶然の事故から世界に拡散してしまう。人々はただの風邪だと思い込んでいるが、感染はあっという間に拡大し、死亡率も急速に高まって、医療は崩壊、行政・防衛・産業機能も破綻し、ライフラインは途切れ、人々は街中や職場、自宅で次々と死んでいく。最終的に南極にいた科学者や調査員など約1万人(このうち女性は12人!)を残し、人類はほぼ死滅する。南極に残された人々は、人間の愚かさを悟り、ようやく一致団結して復活の日を待つのだが、そこにも「人類の愚かさの極み」が襲いかかろうとする、、、。本来人を救うべき医療技術が人類を破滅に追いやり、兵器が奇跡を起こすという皮肉。生物兵器に関する科学的知識、国や責任者の隠蔽体質、他国を出し抜こうという欺瞞など、空想小説とは言えないほどのリアルさ。まさに「今」読むにふさわしい一冊。

    0
    2021年05月08日

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