スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • ファインダーズ・キーパーズ 上

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    ビルホッジスシリーズの第二弾。とある強盗殺人犯が隠したまま別件て刑務所に入れられ、その時隠した現金と著名な小説家の未発表の新作をとある少年が発見し、出所後それらを取り返そうとする。
    上下巻だが物語が本当に動くのは下巻からで上巻は強盗犯や少年の家庭事情や隠した小説にどれだけ思い入れがあるかなどが
    延々と書かれており正直退屈だった。下巻でホッジスが異常に感づいてからは面白いがページ数が少なくあっというまに終わった

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    2025年10月03日
  • フェアリー・テイル 上

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    主人公ととっつきにくい老人との交流から摩訶不思議なファンタジーの流れになって。上巻だけですが面白いとは感じつつも、とにかく長いです。

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    2025年09月23日
  • フェアリー・テイル 下

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    上巻は一気読み。今巻はエンピスでの出来事がメイン。私にはハリーポッターやロードオブザリングとかそう言った映像が浮かんだ。その点ではロードオブザリングの方が上回ってた気がする。キング氏の良さが少なめでIT以上の盛り上がりを期待してたがそこは残念。とても残念。

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    2025年09月19日
  • フェアリー・テイル 下

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    ハッピーエンドにむけて異世界エンピスでの主人公の冒険(凄惨な生き残りゲームを含む)が展開される。とても長いのだが結末にたどり着きたくて読み進めてしまう。自身のファンを含め数多くの人が亡くなるコロナ禍のなかで「みんなを元気にするものを書いてみろ」と自分に問いかけて創り出したキングならではの作品。

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    2025年09月17日
  • フェアリー・テイル 上

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    本当のフェアリーテイルが始まるまでが結構長い。しかし主人公と父親とのエピソードが物語全体を通じた温かいトーンを創り出している。感想は下巻で。

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    2025年09月21日
  • フェアリー・テイル 下

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    2025.8 上巻の半分くらいは前提説明でしたが、そこから先はファンタジー全開でした。こんなスティーブン・キングの小説もいいですね。白石朗さんの翻訳はファンタジーだと少し固いかな…
    でも白石朗さんでなきゃスティーブン・キングの小説になリませんね。

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    2025年09月05日
  • H・P・ラヴクラフト 世界と人生に抗って

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    小説・漫画・映像・ゲームへ大いなる影響を与え続ける架空の神話大系「クトゥルフ神話」。その創造者であるホラー作家ラヴクラフトの生涯と作品について、ウエルベックが偏愛すぎるほどに語った伝記(にしてウエルベックのデビュー作!)。人種主義、絶望、孤独。“晴れやかな自殺のように物語を始めよ”

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    2025年08月29日
  • ドクター・スリープ 上

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    あの館で生き残った聡明なダンが、その心理的後遺症で苦しむ姿を読むのが辛かったです。再生の物語ではありますが、個人的には「かがやき」によってもっと幸せな大人になっていて欲しかった。

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    2025年08月11日
  • 任務の終わり 上

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    「ミスター・メルセデス」から続く完結編。ちょっと無理があるのではと思う設定がありましたが、そこはさすがのキングで、楽しく読むことができました。

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    2025年08月11日
  • 眠れる美女たち 下

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    ネタバレ

    下巻なのでどうしても感想にはネタバレが含まれてしまう。



    男がいなくてもアチラの世界できちんと生活を営んでしまえている女たち。
    水道管を修理し、電気を引き、カートを修理し、家を修繕し、畑を作り、学校を始めて 恋人も得て。
    子供ができないという難点はあるが、妊娠している女が男を産めば女の世界で育まれた男が誕生し、決して争いでなんでも解決したりはしない。
    とはいえ時間の問題であってある程度男が増えれば同じような道を辿りはするのだろうけれど。
    でも結局・・・。
    男たちが少しは変わるのかしら。
    女たちも自分たちが何かを成せることを知って強くなれるのかしら。
    SFホラーファンタジーって感じ?
    違う世

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    2025年07月29日
  • IT(4)

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    ネタバレ

    ここまでは面白かったが最終巻でよくわからなくなってしまった。SF的な展開だったか。
    人物描写は素晴らしい。でも肝心のITという存在にあまり納得できなかった。何もかも操作できる存在が、素手の人間に負けるイメージがわかない。
    それとベヴァリーが全員と性行為をする必要がないように思えた。いくら友だちとして全員好きとはいえ、11歳の少女に不自然な役割をさせているように思える。手のひらの血の絆だけでも十分ではないか。
    これだけ死闘を繰り広げても、最後には何があったかも忘れて、仲間のことすら思い出せなくなるのがとても悲しかった。

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    2025年07月25日
  • IT(3)

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    ネタバレ

    エディの骨折の章を読むのが精神的につらかった。エディと母親との関係が最も深刻に感じる。自分の居場所を息子に求め、そのためなら息子の自由を奪うことも厭わない姿は醜悪だった。彼女がこうなった理由は夫を失ったことがきっかけだった。
    ヘンリーは父親の影響で差別心と暴力が絡み合って暴走し、なぜ父親がこういう人物なのかといえば戦争に行ってから変わったのだという。
    こういった人物描写が素晴らしい。何を考えているか、どんな過去があるのか、ひとりひとり掘り下げていくことで物語に厚みが増していく。
    クラブハウスで儀式を行った際に見たITは意外だったが、最終巻で更に明らかになるのだろうか。ほかの登場人物像は詳しく明

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    2025年07月25日
  • リーシーの物語(上)

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    下巻で感想を書く

    久しぶりのキングの長編
    しつこいし、疲れる〜
    きっといつか報われることを願いながら読む、これもきっと“キング”だから……

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    2025年07月14日
  • IT(2)

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    ネタバレ

    第2巻、どんどん面白くなってきた。
    ついに、やっと仲間たちが再会するシーンは感慨深かった。ここに集結するまで、いい大人であるみんなが現在どんな生活をしているかを知った上で、全員の子ども時代を振り返っている。そのために自分も仲間の一員になったかのような感覚で、まるで一緒に立ち向かっているように感じられる。
    感情移入や共感とは違っていて、これは共有かもしれない。その土地や時代を共有した者たちにだけわかる何かを、無関係の読者である私がなぜか感じている。こんな小説は初めてだ。
    少年少女の思い出には懐かしく楽しいだけではない、紛れもない恐怖も混ざっているが、みんなが親友になった連帯感の中で聞く体験談はい

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    2025年07月12日
  • アウトサイダー 下

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    上巻のほうが面白かった。
    下巻もいつも通り上質なキング本でこちらの期待には十分応えてくれてるんだけど、きれいにまとまりすぎた印象。
    もっとむちゃくちゃやって欲しかったというか、全貌が見えてきた時の驚きや意外性はほぼない。
    それと途中から登場したある女性が主役級の扱いを受けている点もサプライズ的な嬉しさよりも残念な気持ちのほうが大きかった。
    キングがこの人物を気に入っているのはよくわかる。私も彼女が大好きだ。だけどあくまでもキングワールドのお遊びの範囲に留めておいて欲しかったな。本作の独立性のようなものが損なわれて、本来の主役まわりの人々の魅力が削がれているように感じる。身も蓋もない言い方をすれ

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    2025年07月04日
  • IT(1)

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    ネタバレ

    子どものみずみずしい感性が懐かしく感じられて良かった。友だちと新しいことを考えるときの楽しみや、秘密基地に集まるときのワクワク、親にすべてを話しているわけではなくて、子どもには子どもの世界がある。
    そんな子どもたちが良い子にしていても関係なく、次々に餌食になっている事態は本物の恐怖をつれてくる。ピエロの正体はなんなのか、27年前に何があったのか、大人になった少年少女たちはこれからどうするのか……それを楽しみにしながらも今はまだ少年たちの冒険を読んでいたいなと思う。

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    2025年07月01日
  • 死者は嘘をつかない

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    ネタバレ

     読み終わるまで本当に時間がかかりました。(物理です、つまり積ん読の中に入ってしまい行方不明だった)

     幽霊が見えて、話をすることができるジェイミー少年が青年になって子どもの頃を回想するというキングお得意のスタイルのホラー小説です。

     その能力でいろいろ大変な目にもあっているのですが、ある出来事に巻き込まれてしまって、そこから、どうしてこうなってしまった! というジョットコースターの乗せられてしまったように物語が動いていきます。

     私はキング大好きですし、今回も面白かった! と満足ですがラストの不穏な空気が気になりますかねぇ、くふふ。

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    2025年06月27日
  • ビリー・サマーズ 下

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    さて、下巻に突入。キングの小説しては本当に読みやすい。何時もは、途中で飽きて来て止めようがと何度辞めようが考えるが今回はページが止まらまい。
    一部では傑作と言ってる人がいるが、僕自身はそれほどでもないな。ストーリーテリングは流石ではあるが、読みやすいキングより、読みにくいキングの方が、俺的には好き。
    あのホテルが出てくるには驚いたが、これも読者サービスなのか?
    25/06/10 24冊目。

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    2025年06月10日
  • ペット・セマタリー(上)

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    序盤はスティーブンキングらしい、スローな展開。しかしそのスローな展開があるからこそ、世界観にひたることができる。そして浸ることができるからこそ、恐怖を感じることができる。

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    2025年06月08日
  • シャイニング(下)

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    ネタバレ

    心配していたグロ要素は、思っていたほどではなかった。
    グロよりも、ジャックの抱えるアルコール依存や癇癪がとにかく重くてしんどかった。

    過去に何があったのか、なぜ彼がそうなってしまったのかという背景も丁寧に描かれていて、単なる狂った父親ではないのがわかってくる。それでもやっぱり共感はできないけど。

    壊れてしまった父親だけど、息子ダニーへの深い愛情は確かにある。
    その愛情が、少しでもダニーの心の救いになっていますように…。

    ホラーとしての怖さよりも、人間の弱さや苦しさがじわじわ効いてきて辛い。
    私は人の辛い話を読むと、自分まで引きずられてしまうタイプなので、ずっと「早くこの物語から解放された

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    2025年05月31日