スティーヴン・キングのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
原著2014年発表。
「キングひさびさの正統派ホラー」との売り出し文句だが、最後の部分以外はあまりホラーっぽくなかった。ホラーらしさは無いものの話はやはり面白く、ストーリーテリングは抜群である。
ただし、いつものキングの文体にある「地口丸出し」感はあまりなく、割とすっきりとした語り口。
書き手として設定されている「ぼく」がひと桁の年齢から50代、60代へと至る長大な時間遍歴の物語なのだが、50代になって実家に戻り兄弟や旧友と再会する場面はなにかじーんと来るものがあった。私にはそのような「再会して感動する」兄弟などないので、羨ましいような気もした。
ホラーらしさがあまりないというのは、も -
Posted by ブクログ
単行本としては上下巻あることを思うと、かなりボリュームが予想される展開。
しかし、キング作品だし、帯に並ぶ激賛通りとなれば 面白くないはずはない・・なのに、展開は実に淡々と。
自己の述懐の様な「入れ子の作中小説」は正直、面白くなく・・と言ったところに、飛び込んできたアリス。
ラストのシーンは次に引っ張るショットの様。
元海兵隊、しかも銃撃には自信満々の彼が引退を期して、とんでもない額の報酬にめくらんだか‥飛びついた仕事。
奇妙不可思議・・【やつ】を狙撃する一瞬を前に、緊張とも静謐とも言えぬ時間が織りなすコミュニティの人脈図・・これが後々何か意味するのだろうと思いつつ・・下巻へ -
-
-