スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • ペット・セマタリー(上)

    Posted by ブクログ

    引っ越してきた家の庭から通じる、ペットの埋葬所。
    更にそこを先へ進むと先住民族が作ったと言われる墓地があり、そこに亡くなったペットを埋めると生き返り戻ってくると言われていた。
    初めに可愛がっていた猫が、次に息子が亡くなり、その「場所」に魅入られた主人公はだんだんと狂気に走り、遺体を抱いて埋めにゆく。
    幸せだった家族との時間が、その後襲う不幸を際立たせ読んでいて辛かった。
    遂に「その場所」に支配され次々と死者を埋めにゆき、自分を見失ってゆく主人公。
    独り、正気のまま残された娘はどうなるのか・・・それが気になった。

    0
    2011年07月23日
  • ミザリー

    Posted by ブクログ

    暑いですね。なので今年はホラーでも読んで涼しくなろうかと思います。
    キングも初読です。
    いやー、すごかった。設定は有名なので知ってはいたのですがとにかくぐいぐい読み進めてしまい、あやうく電車乗り過ごそうになってしまいました。
    あんまグロ描写もなく、あー怖いって思わせる技法はすごいなぁと思います。
    しかしこの文庫本、新装版にするなら新訳は出せなかったのかな?やっぱり古く感じます。
    どうしても「アッタリキ」とか「ヨウヤットネ」という語句が原書でどういう語句なのかが気になります…。

    0
    2011年07月06日
  • 夕暮れをすぎて

    Posted by ブクログ

    短編集で、僕のお勧めは「ジンジャーブレッドガール」と「エアロバイク」。
    ちょうどジム通いを始めたせいか、ちょっぴり精通のあるストーリーです。

    0
    2011年06月12日
  • IT(1)

    Posted by ブクログ

    1〜4巻で完結。

    怖い。

    道化師恐怖症になりそう。

    まあ、大人向けの怖さかな。
    震えながら愛について考えてください。

    0
    2011年02月18日
  • 夜がはじまるとき

    Posted by ブクログ

    キングの短編集です。
    久しぶりにキングの本を読みましたが、
    短編それぞれちがった怖さがあっておもしろかった。

    猫好きとしては、「魔性の猫」が一番怖かった。
    最後、電車の中で読んでて本を取り落としそうになったよ。。。

    「N」は、要するに強迫観念症でしょ、と思えるのだけど当事者にとってはそうではなく、好奇心の末、当事者の立場に立ってみるともう後戻りは出来ない。。。と

    「どんづまりの窮地」は。。。。
    キングってこういうの書いたら天下一品だよ。
    ランチしながらこれを読むのはおすすめしないです。

    0
    2010年10月12日
  • IT(1)

    Posted by ブクログ

    怖いです。でもおもしろかった。
    映画化されたようですが、これは
    是非本で読んでほしいです。
    ただ、日本語訳がちょっと気持ち悪い。

    0
    2010年10月08日
  • 夕暮れをすぎて

    Posted by ブクログ

    ひたすらに具象を積み重ねた質実な行間からしっかりとみずみずしい感傷が立ち上がる。今、自分はこの本と、とても人間的な何かを分かち合っているという思い。

    『ジンジャーブレッド・ガール』では筆力は最高潮に達する。非常にスピード感のある緊迫した文章に、「読んでいる」意識がすっかり飛んでいたほどだ。それにしてもまるで現在の自分の体験を実況しているかのような、具体的描写のうまさはすさまじい。私が文字を追う速度と、描かれている事件が進行するシンクロニシティも絶妙だ。この中編を読んだあとはしばらくの間、自分の些細な行動を頭の中で詳細に実況してしまう癖がついてしまった。

    ストーリー的には、どの作品も起承転結

    0
    2010年07月13日
  • ミザリー

    Posted by ブクログ

    昔々、深夜に父親が見ていた映画。それがキャリーだと気が付いたのは、この作品の中盤にミザリーさんが斧を取り出して(省略)する場面でした。
    「あのシーンのあの女はこの女だ!!!」
    幼少期のトラウマが、あの女の斧を振り上げる映像とともにフラッシュバックした瞬間、わたくしは主人公と一体となったので御座います。本当に幽霊なんかより怖いよ、この女。
    ある小説家が狂信的なファンに監禁されるという話っていうか、まぁ、イカれてしまった人間はどんな怪物より怖いんだよという話。

    0
    2010年03月06日
  • 夜がはじまるとき

    Posted by ブクログ

    面白かった。

    「ニューヨークタイムズを特別割引価格で」が
    好きだったかな。

     内容もだけど、一話ごとに訳者が違い、翻訳によって
    こんなに違うんだと思った。表題の話が一番読みづらかった。

    0
    2010年02月03日
  • 夜がはじまるとき

    Posted by ブクログ

    久々のキング短編集、後編。巻末には「今日の早川さん」出張版収録。
    キング作品は、長編だと本当に長いことがあるから、このくらいがちょうどいい気がします。
    ただ、今作はラインナップがイマイチパッとしなかったかな。

    0
    2010年02月01日
  • 夜がはじまるとき

    Posted by ブクログ

    分冊短編集の後半。「N」★★★ラヴクラフトにも通じる、別の次元からの侵入してくる物と強迫神経症的に精神が壊れて行く過程をからめた恐怖。他人と共有する事ができず自分で抱え込むことで問題はどんどんふくらんでくる。これって早めに誰かを巻き込んでいたら問題そのものが成立しないのでは???でも、逆にタイミングを外してしまうことは日常的によくあることか・・・おそろしい「魔性の猫」★★ストレートに恐ろし〜猫「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」★★★★9.11の影響を受けたと思わせる飛行機事故が生み出した切なくも不気味なお話。親しい者の死と直面した時の感情の切り出しかたが見事です。「聾唖者」★★★公金横

    0
    2011年07月15日
  • IT(1)

    Posted by ブクログ

    昔買ってて、読んでなかった本。ぽろっと出てきたので読んでみたら、今読んだらば面白かったです。続刊を買おうと思います。もちゃもちゃしたキングの文章が好き。

    0
    2009年11月29日
  • 夕暮れをすぎて

    Posted by ブクログ

    キングの割りにはひっそりと出版されていました。気付かなかった・・・再開したダークタワー・シリーズがあまりにつまらないので少しキングから離れ気味だったのですが、この短編集(第2分冊もあるとのこと)は面白い!しみじみ幽霊話から、これでもかっ、の殺人鬼からの脱出、自分のしょうもない夢、9.11後をテーマにした作品など多彩。短編の書き方を忘れたなんて嘯いてますが、昔の短編集より断然面白くなっています。著者の作品はホラーといわれていますが、ホラー的には怖くない。でも、ちょっとした不安感もキングにかかれば、虫眼鏡で見るように拡大して、とてもグロテクスクな世界として描き出されてしまうし、遠くの大災害や事件も

    0
    2011年07月15日
  • 夕暮れをすぎて

    Posted by ブクログ

    「偶然に偶然が重なれば、誰がどこに行くことになるかわからないし、何をすることになるかわからないんだから。」


    長旅に備えて、空港で買った本。
    余韻も重厚な雰囲気も特に必要としてない、単純に読み物が欲しいときに、キングの短編集に手を出すことが多いけど、今のところ失敗した!と思ったことはない。これもそう。
    日常的な世界から、キング独特の世界に足を踏み入れる時のテンポが好き。
    本格的なホラーやSFファンタジー、もしくはグリーンマイルとかスタンドバイミーなんかの感動作で知られてるけど
    短編は、そのあっさり加減がまた美味です。

    0
    2009年10月07日
  • ペット・セマタリー(下)

    Posted by ブクログ

    ゲージとユ−マがダブる。
    子供たちの小さい時を思い出して涙がでた。
    「生き返ってくれれば・・・」俺ならどうするんやろうかなぁ。

    0
    2009年10月04日
  • IT(3)

    Posted by ブクログ

    1985年、故郷に戻った大人達。静かに見える故郷では、着々と狂気が目を覚ます。ITとは何だったのか。それを思い出さないと闘う事は出来ない。

    0
    2009年10月04日
  • 1922

    Posted by ブクログ

    なかなかグロかったなー。
    ビッグドライバーに続き、やっぱりNo star だった。Full darkだった。
    やっぱ表題の1922はまさに。
    悪い方にしかいかない。次は何を読もう。
    面白かったです。

    0
    2025年11月28日
  • ビッグ・ドライバー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最悪だ。
    最悪の話だ。ビッグドライバー最悪。
    親子でグルとかめちゃくちゃ鬼畜やん。
    気持ち悪い。
    素晴らしき結婚生活は実話ベースなんですね。異常者と生活、怖すぎるわ。
    本当にno star だったわ。

    0
    2025年11月22日
  • フェアリー・テイル 下

    Posted by ブクログ

    上巻からの予測できない展開は相変わらずだった。キングの異世界の設定はどこか暗くて陰鬱としているなかに何か希望が残っていることが多いなぁ。ハッピーエンドとわかっていても着地が読めずに楽しんだ。

    0
    2025年10月22日
  • ミスト 短編傑作選

    Posted by ブクログ

    スティーヴン・キングの作品を読みたいと思っていたが、長編が多いような気がして躊躇していた。
    そのため、この短編傑作集はとても読みやすく初心者向けであった。
    「霧」も面白かったが、「ほら、虎がいる」が1番良かった。

    0
    2025年10月18日