スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • 夜がはじまるとき

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    原著2008年刊行、比較的新しいスティーヴン・キングの短編集。収録された6編ともホラー・オカルトの系譜に属する(ファンタジーっぽいものもある)。
    この中では「N」「魔性の猫」「どんづまりの窮地」が印象的だった。
    巻頭の「N」は強迫性障害の症例報告のスタイルで、いつもとは違うメモ書きの文体で始まるために違和感があったが、最後の部分でいつもの、主体のモノローグを組み込んだ生々しい文体に戻る。内容はちょっとラヴクラフト風かもしれない。
    最後の「どんづまりの窮地」はなかなかスカトロな光景がおぞましく描かれるので、上品な方は読まない方が良いかもしれない。
    いったいに、キングは『ペット・セメタリー』辺りを

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    2020年10月24日
  • ミスト 短編傑作選

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    ミスト
    いつものキングの長ーい前置きから転がるように進むストーリーが、短編としてコンパクトになっていて読みやすかった。怖くてどうなるのかわからなくて読むのが止まらない....と思ってたらあのラスト。イマイチぴんと来ませんでした。これは訳のせいもあるのかな...
    映画のラストのほうが、ある意味わかりやすいですね。

    他の短編は、意味がわかるようなわからないような...正直ミストだけが楽しめたらこの本はいいと思いました。

    キング初心者におすすめかといえば、やっぱり代表作と呼ばれるような長編から読むのが1番いいんじゃないかと思いました。

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    2020年09月26日
  • 夜がはじまるとき

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    ネタバレ

    どの短編も人物が生き生きとしていて印象に残る。特に面白かったのは「魔性の猫」と、最後に収録されている「どんづまりの窮地」。

    「魔性の猫」は人間の殺し屋vs猫の殺し屋の車内での攻防がスリリングに描かれている。
    中でも猫が口の中に押し入ってくるシーンがまさかの展開で怖すぎた。
    「どんづまりの窮地」は綺麗な話ではないが地獄から這い出したあとの展開にスッキリした。風呂に乱入するシーンのやりとりは見ものだ。

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    2020年09月15日
  • ミスター・メルセデス 上

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    ネタバレ

    出だしは良かった。
    得体の知れない狡猾な犯罪者と一線を退いた優秀な刑事ホッジスとの再対決。
    過去の事件を新たな視点で紐解く系。

    徐々に明らかになっていく犯人の不完全生、事件追うホッジスのステレオタイプ的な事件関係者との情事。
    あまりにもありがちで低級な構図に成り下がってきてしまい下巻で転換がないと飽きてしまいそう。

    スティーブン・キングってこんなもんだったっけ!?

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    2020年06月28日
  • ミスト 短編傑作選

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    スティーブンキング初読み(多分)
    4編の短編と、映画「ミスト」の原作「霧」を収録。
    「霧」街を突然霧が覆い、スーパーマーケットに閉じ込められた主人公たち。霧の中には「何か」がいる。出て行った者たちは次々に殺され…という不条理ホラー。
    状況が少し分かりづらくて読みづらかった。これは映画で見た方が分かりやすいかもしれない。映画はラストが原作と異なり、かなりの鬱映画のようだ。(原作でもだいぶ鬱だけど)気になるので機会があれば見たい。
    「ジョウント」は五億年ボタンを思い出した。
    どの話も、結末がぼんやりしていてやや消化不良気味。

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    2020年04月23日
  • ビッグ・ドライバー

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    スーパーナチュラル要素無しの中編2篇。いずれも、「日常が突然切り裂かれる」というモチーフで共通している。執拗なほど緻密な内面描写も現在。

    キング作品は好きだけど、どちらかと言うとクトゥルフ的・怪奇的な作品群の方が好みなので星3つ止まり。

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    2020年03月23日
  • 死んだら飛べる

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    様々な作者の飛行機に関する短編オムニバス集。同じテーマでも、それぞれテイストが違うところが面白い。
    しばらく飛行機に乗る予定がなくてよかったです。

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    2020年03月16日
  • ミスト 短編傑作選

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    ネタバレ

    全体的に後味が悪いですね…!
    世界観が独特で、オチがきちんとわからないままの作品もあったりします。
    ミストの前の短編でしたら、「カインの末裔」がお気に入りです!

    そして表題のミスト…「霧」ですが、本当に怖いですね。
    謎に満ちた化け物が、無駄に種類多く存在する時点で、私だったら精神崩壊です。
    霧の外側に出れるのかと思いきや、ラストは…。
    登場人物が全員、何も悪い事をしていない一般人という点でも、理不尽な状況が表されていると思いました。

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    2020年03月01日
  • ペット・セマタリー(上)

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    チャーチが死ぬはずなんかあるもんですか。
    誰もこの家で死ぬはずなんかあるもんですか。

    ずいぶん昔に「IT」を読んで以来のキングです。

    この上巻は、ゆったりと話が進みます。会話の中でもちょっと出てくるだけの人物にもジョークを交えたエピソードが披露されるので、楽しい反面、焦ったく思えるところもあります。

    妻のトラウマに起因する主人公夫婦の激しい喧嘩、不気味に生き返った愛猫のことを娘にどう伝えるか悩むシーンなど、感情的な場面の描写は素晴らしく、本に引き込まれます。

    不吉な予感を漂わせながら、下巻に続きます。

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    2020年02月29日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    作家17人による「画家エドワード・ホッパーの作品を主題にした短編」アンソロジーなので、さまざまな文体・内容の作品がおさめられているのだが、全体として強烈に【アメリカ】を感じた。
    行ったことのない国だが、長く暮らして骨を埋めるのはつらいかもしれないな・・

    それぞれに印象的でしたが、なかでも『海辺の部屋』『夜のオフィスで』が好きです。どちらも本質として慈愛をかんじる美しい話でした。
    好き、とは違うのですが『音楽室』はぎゅっとつまって短く、きりりと怖く、よかった。

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    2020年02月28日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    エドワード・ホッパーの絵画から生まれた十七の短編。
    それぞれ全て異なる作家の手によって物語が編み出されており、短編好きも、絵画好きも、うまく取り込まれてしまう。
    正直なところ、絵画を眺めているだけでも楽しい。
    絵画は、18枚修められている。一枚は、読者が自分で話を作ってみてね、という序文の心憎さよ。
    翻訳物なので、独特のクセがある。
    決して変な日本語ではないし、つまらないわけでもない。
    翻訳者も12人(贅沢!)いるので、この翻訳者だと合わない、といったことがあるわけでもないのだが、やはり「ニュアンス」「空気」という見えないものを取り入れることは、難しいのだろうか。

    「キャロラインの話」はある

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    2020年02月23日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    ネタバレ

    一枚の絵画から、著名な作家たちが物語(短編)を作っていく手法。
    時間がなくて、スティーブンキングのしか読めなかった。
    でも、キングはやっぱり長編が好きかも。
    時間がある時にじっくり読みたい本。

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    2020年02月20日
  • ペット・セマタリー(上)

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    近々この映画を見に行くことになりそうなので、手にとってみた。

    海外の映画に関しては、そんなに「原作を読まなきゃ」と思うことはないのだが、今回は珍しくなぜか気になって、読んでみたくなった。

    翻訳ものは、不自然な日本語表現が気になって、スムーズに読み進められないことが多いのだが、この本に関しては、内容を知りたい気持ちが勝っているのか、そういう部分があっても読み流して先に進むことができている。

    なんか……不思議な吸引力のある物語。

    確かに薄気味悪いんだけど、目が離せなくて、でも、おもしろい、っていうのともちょっと違うような……。
    いやでもこの吸引力をひと言で表すなら、おもしろい、しかないのか

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    2020年02月01日
  • シャイニング(下)

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    面白くなるのが3/4過ぎてからでかなり遅いけど、夫婦?の殺し合いが読んでて怖面白かった。
    結局レドラムってなんだったんや.スズメバチが何表わしてるかも分からんかった...

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    2019年11月27日
  • ミスト 短編傑作選

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    ミストは期待通りの面白さ。その他は作品によってまちまち。作品ごとに翻訳者が異なるため、内容が入ってくるものとそうでないものに別れる。

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    2019年10月22日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    米国の画家エドワード・ホッパーの絵にインスパイアされた掌編集。様々な作家が感じたホッパーの絵。どれも古き良き(?)米国という感じ。

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    2019年10月11日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    コンセプトがいい、物語より本の装丁とかが好き。
    ランズデールは良かった、読んだことある気もしたけど。

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    2019年08月05日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    「短編画廊 絵から生まれた17の物語 (ハーパーコリンズ・フィクション)」
    新ジャンルに遭遇。


    エドワード・ホッパー(1882-1967)。 作家ローレンス・ブロックは、ホッパーの作品は「絵の中に物語があること、その物語は語られるのを待っていること」を強く示唆していると語り、ホッパーの絵から物語を紡ぐこの短編集を考えついた。


    しかし、良く思いついたなぁ。それが率直な感想。ブロックの呼びかけに集まった面々の中にスティーヴン・キングが居るからと言う理由だけで読んだ私は、美術に全く詳しくない為、ホッパーが如何に偉大な画家だったなのか全く分からない。


    各短編を読んでみて、よくここまで膨ら

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    2019年07月08日
  • 11/22/63(下)

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    このミス海外編2014年版1位。ケネディ暗殺の真相に迫るミステリ。タイムトラベルSFでありラブ・ロマンスでもある。過去に行ってケネディ暗殺を阻止するってのが主要テーマであり、それにともなうオズワルド単独犯の検証、歴史改変の影響想定、そして、過去の世界でのロマンスのジレンマ。小説世界の構想、設計、ストーリー展開、特にラブロマンスの部分の表現、どれをとっても良くできた小説。ケネディー暗殺の映像は昔よくみたけどかなり衝撃的だったしテーマ自体もとても興味深いものであり、タイムパラドックスの処理も上手。ホント、素晴らしいのだけど、長いのと全体としては読みにくいのが難点。翻訳の問題なのか、自分の調子の問題

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    2019年07月07日
  • 11/22/63(中)

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    アメリカのことを詳しく知らないので、細かな部分に実感として理解できていない部分も大きいと思うけれど、とにかく引き込まれていく展開。いよいよ目的が近づいてきて、クライマックスへと止められなくなりました。

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    2019年05月10日