スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • ペット・セマタリー(上)

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    表紙裏
    都会の競争社会を嫌ってメイン州の美しく小さな町に越してきた、若い夫婦と二人の子供の一家。だが、家の前の道路は大型トラックがわがもの顔に走り抜け、輪禍にあう犬や猫のために<ペット共同墓地>があった。しかも、その奥の山中にはおぞましくも・・・「あまりの恐ろしさに発表が見あわせられた」とも言われた話題作。

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    2012年09月17日
  • 夕暮れをすぎて

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    キングの短編集。世にも奇妙な物語って感じです。最初の二話はふーん。こんなもんか。という感じ。「ハーヴィーの夢」でちょっとひっかかり、「パーキングエリア」はちょっと笑え。「エアロバイク」はこれがキングかも!と思える面白さで、「彼らが残したもの」は前半ん?とおもいながら読んで、後半なきました。「卒業の午後」はキングの夢からきたものらしいですが、まさにそんなかんじ、え?ここで終わり?という(^_^;)。
    久々読んだキングですが、彼の心理描写はああ、わかる!と思える部分があるものはほんとに共感できて面白い。「エアロバイク」と「彼らが残したもの」だけでも読む価値ありました。
    「彼らが残したもの」は読み手

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    2012年05月16日
  • ペット・セマタリー(上)

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    ネタバレ

    とてもゆっくり物語は進んでる。
    猫を生き返らせる。亡くなった隣人のノーマは生き返らせなかった。
    思うに、夫のジャドは誰かが人間を生き返らせて、結果どうなったのか知ってる気がする。
    だから心がぶれず、葬儀を行った。
    人間を生き返してしまった結果、どうなるのかジャドは言わない。
    猫のチャーチは頻繁に動物を食すようになった。
    人間だとどう変化して、どんな恐怖を与えるのか下巻をこうご期待といったところだろうね。
    姉の死にトラウマがある妻のレーチェルが息子が亡くなってどうなるのか興味ある。

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    2012年03月02日
  • ペット・セマタリー(下)

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    ネタバレ

    息子のゲージを生き返らせたのはいいけど今度は自分の手で殺すはめになってた。
    事故で亡くすのはつらい。
    でも自らが息子の容姿をしたモノを殺めるのもまたつらいでしょ。
    なのに懲りもせず妻を生き返らせようとする。
    どんなに埋めるのが早くても1度亡くなった者はもとの人間に戻らない。
    哀しみは狂気に向かわせる原因なんだね。
    しかも歩いて行ける距離に死者を生き返らせれる土地があれば、哀しみの中の希望に突き動かされて何度でも間違いを犯してしまう。
    悪魔と化した妻が帰宅した夜、ルイスは殺された。
    想像じゃなく確実だと思う。
    そして隣人の老人ジャドは無視なのかよ(--
    妻が亡くなった哀しみは大きいかもしれないけ

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    2012年03月02日
  • ミザリー

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    以前に映画で見た時はおばさんの「狂気」が怖かったけど、小説で読んだら「狂気」よりも「病気」って感じだった。本作品を読んだ教訓。飲酒運転はやめよう。そんぐらい。個人的には読むより映画観た方がずっと面白いと思う。

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    2011年11月18日
  • 夕暮れをすぎて

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    今の日本を覆う音楽がプログレなら小説は恐怖の帝王S・キングでしょう。

    この短編集は2008年にアメリカで出版された原書の前半部分です。
    330pの短編集としてはアンバランスなほど長い「ジンジャーブレッド・ガール」などに、その元の大きさを想像させるものがあります。

    読み終えて感じることは、やはり文章全体に漂う老い、です。
    若き日に、勢いのままロックンロールしていたような文章とはやはり違う。
    病気を抱え、深刻な交通事故にも合い、その辺は仕方なきことなんでしょうが、老いることもまた悪くはない、とも思わせるのが流石なんです。
    フィクションは落ち着いた味わいとなり、老成した噺家の古典を聴くが如しで、

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    2011年09月25日
  • シャイニング(下)

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    上巻ではひたひたと忍び寄っていた恐怖。下巻でついに現実の形となって母子に襲い掛かる。人間ドラマと絡めた丁寧な恐怖感の描写は上手いなあと思うのだけど、物語の展開は結構シンプル。もう少し、どんでん返しを含めたジェットコースター的展開を期待していたので肩透かしを食らった気分。

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    2010年12月10日
  • ミザリー

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    最初は監禁されていることと状況が分からないことが怖く、後半はだんだん増してく看護婦の狂気が怖かった。
    特に、家に来た男が芝刈り機で殺されるところがやばい。

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    2010年08月28日
  • 夜がはじまるとき

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    久々にキングの近刊を読む。気づいたら底なし沼に引きずり込まれていた、というキングらしい怖さの「N」、夫婦愛・家族愛を描かせるとひときわ輝きを見せるのが常だが、「ニューヨークタイムズを特別価格で」。わたしはこれが好きだった。「魔性の猫」は、ちょっとステロタイプだったなぁ。「グリーンマイル」をちょっと彷彿とさせた不思議な「アヤーナ」もよかった。

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    2010年06月10日
  • 夕暮れをすぎて

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    不思議なお話の数々。

    個人的には「エアロバイク」が好き。

    ただ、傑作なのは「彼らが残したもの」だと思う。
    同時多発テロの被害者の人たちに思いをはせることができます。

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    2010年04月07日
  • 夜がはじまるとき

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    「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」は好きだった。
    「どんづまりの窮地」はどうしてもダメだ。。。

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    2010年01月16日
  • 夕暮れをすぎて

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    時々ブンガク的な小説も出すキングだが、やはりこういうちょっとホラーチックなものがよい。翻訳も安定感のある人たちで分担されており読みやすい。超自然的な話や殺人鬼との追いつ追われつなど、7つの短編が収められており、著者自身によるあとがきもある。二分冊のうち下巻にあたる部分も近日刊行予定だとか。■生きている赤ん坊は夫婦をつなぎ止める糊だが、死んだ赤ん坊は絆を溶かす酸だ。

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    2011年08月07日
  • ペット・セマタリー(下)

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    後味の悪さがたまらない。キングとは小学生の頃この作品で初めて出会ったのだが、後味の悪さではキング作品でこれを超えるものは無いように思う。
    他の作品は笑いの要素が強いが、これは悲しみの要素が強いのだろうか。

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    2009年10月04日
  • IT(2)

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    ピエロが怖い。とにかく怖い。出だしの下水シーンでもうかなり怖い。映画(ドラマ?)版は微妙。とにかく微妙。

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    2009年10月04日