スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • IT(2)

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    はみだしクラブのメンバーおのおのの過去エピソードが、だんだんと解かれていく巻。

    だけど、まだまだ謎は残る。というかさらに謎が深まる。
    怪物は怖いけどバラエティに富む恰好で出てくるから、登場が楽しみになりつつある…のかな?笑

    スティーブン・キングの文章の特徴に気づいた。
    『〜〜でもなく、〜〜でもなく、』という例えが多い。
    ゆえに文章量が多くなるのかも?

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    2015年01月18日
  • 夕暮れをすぎて

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    スティーブンキングの夕暮れをすぎてを読みました。

    哀しい不思議な出来事を描いた短編集でした。
    ホラーの味付けのある物語もあって興味深く読みました。

    最初の短編(ウィラ)と最後の短編(卒業の午後)は気に入ったのですが、暴力をテーマにした物語もあって全体の読後感としては自分とは肌の合わない物語だったなあ、というふうに感じました。

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    2014年12月14日
  • ビッグ・ドライバー

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    理不尽に強姦された女性作家の復讐劇と、長年連れ添った夫が殺人鬼だと知った妻の恐怖劇の2編を描く、キングにしては珍しい超自然現象なしのクライム物。物語の進行が散漫で筋を追いにくいと思うのよねー…

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    2014年06月29日
  • シャイニング(上)

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    キューブリック『シャイニング』を観てから。
    感想はまだ上のみになるが、少々長いかなというのが第一印象。映画化するのであれば、多くを省略しなければ、話しがいったりきたりで飽きてしまうだろう。その点、キューブリックの恐怖一心さの省略は共感する。

    主に長いのは、ジャックが狂人へと変わる、その環境作用。アルのくだりや、管理人とのやりとりなど、意のままにならないいらだちが次第に狂人へとジャックを変えていく。

    ホラー小説ははじめてたが、映像の方がよりホラー感出るかな、そのもちろん見せかけではなく。

    下によって映像にはない細かな心理描写があることを期待する。

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    2014年05月11日
  • アンダー・ザ・ドーム(3)

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    Dlifeで放映中のテレビドラマ版を見るのと平行して読んでいるが、内容がかなり違う。

    例えばドームの発生原因そのものが違いそう。

    この人殺害されたのはどっちだっけ? 状態。

    それにしても人が多くて外国人の場合、主な登場人物にフルネームで書き出してあっても、本文では愛称で書かれていたりして日本人には解りにくい。

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    2013年12月02日
  • アンダー・ザ・ドーム(1)

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    ネタバレ

    Dlifeで放映されているが、そのHPによると「原作とは異なる部分も多い」らしい。

    確かに1.3.4話を見た限り、比べてみると監禁されているはずのアンジーは原作では早々に殺害されているし名前も違う気がする。そのほかにも違うところがありそう。

    登場人物が多く文庫では4ページにわたり主要な登場人物の記載があり、丁寧に読もうと思うと、何回もそれを見直したり、地図の記載を繰り返し眺めたりしなければならないので、A4に拡大コピーし本に挟んで持ち歩いている。

    ドームは村の境界に沿って正確に現れたので、多分人工的に作られたものらしい。

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    2013年11月13日
  • 1922

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    キングっぽいかな?キングっぽいか…。だけど、ちょっと"嫌ミス”のような。ちょっとやりすぎの感じが怖かった。

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    2013年10月03日
  • 夜がはじまるとき

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    六話のお短編集。面白かったのは一話目と六話目。

    一話目の「N」はクトゥルー神話系かな。医者の手記や手紙で構成。世界は薄っぺらで不安定ですぐ近くにいる邪悪で大きな力を持つものが浸食してきているという強迫性障害を持つ患者の話が現実のように思えてしまう話。

    最後の「どんづまりの窮地」は、仮説トイレに閉じ込められる話。これは容易に想像できてしまって辛いwww

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    2013年09月26日
  • 1922

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    ネタバレ

    全盛期のキングには程遠いながらも、それでも普通に読ませるのはさすがと言うべきなのか。とはいえ、たくさんあるキングの傑作小説の中にあれば埋没必死の凡作になるだろうなぁ。

    救いのない闇小説2編
    表題作は読んでみればすぐ分かる救いのなさ。息子と2人で結託して嫁さん殺して幸せになるわけがないわな。もっとも振り回された親友(元?)はたまったもんやないやろけど。

    もう1作の方はちょっとひねってある。作品自体じゃなく読んだ人の心のダークさを試す展開。人を呪わば穴2つと言うが、1つの穴を金で塞いで幸せになれるのかどうか

    読後感はよろしくないが(キングにそれを求めるのはグリーンマイルと刑務所のリタ

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    2013年09月20日
  • ビッグ・ドライバー

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    起こってほしくないこと、なってほしくない展開ばかりで、読むのがヤーな気持ちなのに、なぜかぐいぐい読まされる。伏線の小出し加減と、こっそりしのばせてあるユーモアのせいだな。

    「ビッグ・ドライバー」は不愉快の割合が多いので、嫌い。「素晴らしき〜」はラムジーの造型が絶妙。

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    2013年09月12日
  • ビッグ・ドライバー

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    「素晴らしき結婚生活」は、長年連れ添った夫の正体に気づく場面の緊張感と夫に対する吐き気を催すような不快さの描写が良い。
    「ビッグ・ドライバー」は復讐が簡単すぎるだろ!とは確かに思うけど、この女性が悲惨な状態からなんとか逃げ帰るまでがキング。
    起承転結の「転結」よりも「起承」の部分が見せ場だと思う。
    そういう意味では、物語はオチが面白くないと、っていう枠からははみ出ている。

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    2013年07月08日
  • ビッグ・ドライバー

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    妄想がまざっているとはいえスーパーナチュラルじゃないから不愉快さが際立つ。上手い。この手のはなしは家で読みたくない。

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    2013年06月30日
  • 1922

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    テーブルタッピング、いわゆるこっくりさんは自分に暗示をかけて強迫観念に陥ってしまうものらしい。十円玉から指を離してしまう、紙の処理を忘れるなど、ルールを破ることでこっくりさんは帰らず、自分に憑いたままだと思い込む。悪いことがあれば、こっくりさんのせいだと思い込む。ずっとこっくりさんが自分を見ていると思い込む。そういう思い込みは少しずつ、精神を衰弱させる。

    『1922』はこっくりさんのような話だったと思う。ひたすら血を拭って、苦しみながら死ぬ人間を見ていたウィルフレッド、ヘンリーは思い込みの力に負けたように見えた。

    要約すると、罪の意識ってやつ。

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    2013年05月02日
  • 1922

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    中編2編を収録。どうにも後味の悪すぎる「1922」は、キングの持てるそういう面を前面に出した作品。「公正な取引」は超自然的な存在と思われる何かと取引をした男の話。だけどこれ公正か?と思わずにはいられないほど、取引後の展開が容赦ない。最後にもう一度どんでん返しがあるかと思ったのに。

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    2013年04月07日
  • 1922

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    「1922」はスーパーナチュラルなはなしではなかった。それぞれ自業自得。牛がかわいそうだった。「公正な取引」はひどい話だった。(出来じゃなくておこる出来事が。)さすがキング。

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    2013年03月13日
  • 1922

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    特に恐怖は感じなかった。正直、こんなもんか、ぐらいにしか思えなかった。悪意が足りない。訳者の問題か?

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    2013年02月20日
  • 1922

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    「Full Dark, No Stars」という4作入りの作品集からの、中編と短編2編。中編(普通で言ったら長編)の「1922」は因果応報の寓話。キングのお話は、ばらまいたものはすべて刈り取る。刈り取って、丸く収める。しあわせに収まるときもあるし、不幸に収まるときもある。いずれにせよ収まるから、安心して読める。大衆小説はそうじゃないとね。

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    2013年02月13日
  • 1922

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    キングは新作を書いてくれる、出してくれるだけで満足ですがなにか? すげー傑作とかではないが、マエストロの味は堪能。

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    2013年02月02日
  • 1922

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    2作品あったが、どちらもみごとに不快な結末。特に2編目の「公正な取引」が良い。だれでもこれくらいは残酷になれそうと思った。

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    2013年01月20日
  • ペット・セマタリー(下)

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    表紙裏
    猫のチャーチがひょっこり戻ってきた。腐った土のにおいをさせて、森の奥から戻ってきた。ならば、愛する息子ゲージが帰ってきてもいいではないか!愛していればこそ呪われた力まで借りようとする人間の哀しさ。モダン・ホラーの第一人者S・キングが“死”を真っ向から描ききった、恐ろしくも哀切きわまりない“愛”の物語。

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    2012年09月17日