スティーヴン・キングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
キューブリック『シャイニング』を観てから。
感想はまだ上のみになるが、少々長いかなというのが第一印象。映画化するのであれば、多くを省略しなければ、話しがいったりきたりで飽きてしまうだろう。その点、キューブリックの恐怖一心さの省略は共感する。
主に長いのは、ジャックが狂人へと変わる、その環境作用。アルのくだりや、管理人とのやりとりなど、意のままにならないいらだちが次第に狂人へとジャックを変えていく。
ホラー小説ははじめてたが、映像の方がよりホラー感出るかな、そのもちろん見せかけではなく。
下によって映像にはない細かな心理描写があることを期待する。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ全盛期のキングには程遠いながらも、それでも普通に読ませるのはさすがと言うべきなのか。とはいえ、たくさんあるキングの傑作小説の中にあれば埋没必死の凡作になるだろうなぁ。
救いのない闇小説2編
表題作は読んでみればすぐ分かる救いのなさ。息子と2人で結託して嫁さん殺して幸せになるわけがないわな。もっとも振り回された親友(元?)はたまったもんやないやろけど。
もう1作の方はちょっとひねってある。作品自体じゃなく読んだ人の心のダークさを試す展開。人を呪わば穴2つと言うが、1つの穴を金で塞いで幸せになれるのかどうか
読後感はよろしくないが(キングにそれを求めるのはグリーンマイルと刑務所のリタ -
Posted by ブクログ
テーブルタッピング、いわゆるこっくりさんは自分に暗示をかけて強迫観念に陥ってしまうものらしい。十円玉から指を離してしまう、紙の処理を忘れるなど、ルールを破ることでこっくりさんは帰らず、自分に憑いたままだと思い込む。悪いことがあれば、こっくりさんのせいだと思い込む。ずっとこっくりさんが自分を見ていると思い込む。そういう思い込みは少しずつ、精神を衰弱させる。
『1922』はこっくりさんのような話だったと思う。ひたすら血を拭って、苦しみながら死ぬ人間を見ていたウィルフレッド、ヘンリーは思い込みの力に負けたように見えた。
要約すると、罪の意識ってやつ。 -