スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • 11/22/63(上)

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    ふとしたきっかけから、タイムトンネルを知った主人公が知り合いの校務員や半身不随の女性を現状から救うために、過去へ行き運命を変え、果てはケネディ大統領を暗殺から救うように依頼されるというあらすじです。上巻はタイムトンネルの仕組みや過去を変える方法を知ることに、多くのページが割かれていますが、さほど読むのには苦にはならなかったです。中巻に期待です。

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    2016年11月01日
  • シャイニング(上)

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    ギルモアガールズでちょくちょく出てくるから、読んでみた。ラストが想像外で一気に読めました。これを機にスティーブンキングにはまりそー

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    2016年10月31日
  • ジョイランド

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    ネタバレ

    ザ・スティーブンキングだった。ほんとにいつもの、青春と死。今回はその死の部分が弱かったけど、青春の描写はいつもどおりに最高だった。とくに、主人公がハウイーの毛皮を着て、遊園地の託児所でホーキー・ポーキーを踊る場面。人生でいちばん煌めく時間をこんなに嫌みなく、切ないほど鮮明に描くのがたまらない。キングが描くのは、スタイリッシュさとは程遠い、毒がなく田舎っぽいダサい青春だけど、格別にノスタルジーを換気させる。
    その素晴らしく美しい青春からまっ逆さまに恐怖のどん底に落とされるのがまたいいんだけど、今回は恐怖の要素が薄目だった。そのため後半はタルい。でもまあ、前半だけでも読んで損はなかった。

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    2016年09月04日
  • ジョイランド

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    うーん、それほどはまらなかった。相変わらず前半は大きな出来事もなく、中盤で鍵となる親子がでてきてから面白くなった。ってことは自分はキングにスーパーナチュラル要素を求めてるのかな?

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    2016年08月10日
  • 1922

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    なかなか読み進められなかった1冊ではあったし、またしてもキングにだまされた、というか。映画『ミスト』でも後味悪く、もうキングやだー!と思いつつも、またキングワールドに足を踏み入れてしまう。
    この中毒のような感覚、何なんだろう?つい、引き寄せられてしまう、というか。
    年に1回で十分ではあるけど、このもやもやを欲してしまう。。

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    2016年07月15日
  • IT(1)

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    ネタバレ

    「得体のしれないもの」がいるということが、文章を通じて伝わってくる。
    見えないものが迫ってくる、こちらを見ている、といった存在感が溢れている。

    何者なのか、何が狙いなのか、どう対峙するのか、そういった内容は一切出てこないことで序章的な位置づけであるが、このタメが後の巻で効いてくると思う。

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    2016年04月10日
  • 1922

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    ジャック・ケッチャムが油多め、麺硬めなら、スティーブン・キングは、何もかも普通で頼んで出てくる王道のストーリーテラー。例えが下手くそ?いや、ジャック・ケッチャムに嵌ると、何故かスティーブン・キングに戻りたくなる。旨いのは分かりながら、身体に悪い気がして…。

    本作は農園における、ある一家を巡っての人間ドラマ。勿論、ホラー風味である。ちょっと怖さが足りないかなー、という感じ。幽霊が何でも知っているという設定は、罪悪感に脅える人間の心理的な理由によるものだろうか。その推測が成り立つとしても、その幽霊を見た人すら知らぬ事を、幽霊が知っていたとしたら、どう説明できるだろう。何か、我々は幽霊を神の如く時

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    2016年03月13日
  • シャイニング(下)

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    上下巻の感想をまとめて。
    新作『ドクタースリープ』がこれの続編だということで読んでみた。スティーブンキングを読むのは三作目だけどやはり☆3つ。スティーブンキングは後からじわじわ良さに気付くという面もあるのだけど、読み終わった直後は毎度の小噺というか挿話に疲れ果てる。ちょっとした比喩や小噺を入れてくるから、ワンセンテンスが長くて読みづらい。でも下記の引用のような秀逸な文も少なくないのでやはりまた読んでしまうだろう。

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    2015年11月26日
  • IT(4)

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    3巻まではホラーという感じで楽しめだのだが、
    最終対決はコレジャナイ感が強かった。
    ”IT”はもっとおどろおどろしいものであってほしかった。

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    2015年11月14日
  • シャイニング(下)

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    ドクター・スリープを読むための予習として
    映画とは結構違うんだなぁというのを再認識。書き込み量は圧倒的に小説だけど、怖さはやはり映画の方か

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    2015年10月23日
  • シャイニング(上)

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    20年以上前に読んだ本だが、ドクター・スリープを読みたいので、その前に再読。相変わらずキングの本は描写が細部にわたり、情報量が多い。しかも、原文(英語)の言い回しに引っ掛けた箇所(hereとfearをかける等)もあり、ずっと読みやすい和書しか読んでなかった私には、前半読み始めるのに少し労力が要った。しかし、いよいよ、惨劇の予兆が出始めてくると、ぐいぐいと読めた。父親のアルコール依存や暴力衝動とそのことに対する自己嫌悪と葛藤する姿、感情移入できるほど描けていた。後半へ。

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    2015年08月26日
  • シャイニング(上)

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    本作がホラーの傑作と呼ばれる理由は分からなくもない。特に物語の3分の2過ぎからクライマックスにかけての手に汗握る展開は大変素晴らしかったと思う。しかし、この最終局面に至るまでの展開が無駄に長すぎるとしか自分には思えず、読み進めるのがしんどかった。ここまで細部を描き込む必要があったのか甚だ疑問である。

    ところで「レッドラム」の意味するところって割と有名な気がするけど、もしかして本作が起源なのだろうか?

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    2015年07月31日
  • 1922

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    「悪事は引き合わない」を地で行く、ことごとく破綻するキツさ(いっそ早めに死ねればまだ救われたろうに……)の表題作。一方『公正な取引』は典型的「悪魔の取引」テーマかと思えば、あれ?……いいの!? というヒドい話で人が悪い。その構造上、最後まで感情移入できなくて、キング作品では珍しい。

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    2015年07月04日
  • ビッグ・ドライバー

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    表題作は劇中言及される『ブレイブ・ワン』のまさにキング版といった趣きで、エクスプロイテーションなレイプリベンジムービーからは一線を引いているのがキングらしく良心的。『素晴らしき結婚生活』は愛さえあれば大丈夫という夫の思考のおぞましくもありえそうな所がキモであり、緊張感的にはゆるくも感じたり。

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    2015年07月04日
  • ビッグ・ドライバー

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    ネタバレ

    中編二本
    レイプに遭った女性の復讐劇
    普通の家庭を持ちながら、シリアルキラーとしての裏の顔を持つ男。これはデニス・レイダーという実在の殺人犯がモデルになっているらしい。

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    2015年05月25日
  • 1922

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    ネタバレ

    中編2本
    妻を殺した男が、その死体にまとわりついていたネズミに取り憑かれる話
    悪魔の契約の話。末期がんを助けてもらう代わりに親友を不幸にする男。シャーデンフロイデがテーマか。他人の不幸に際限ない喜びを感じるさまが妙にリアル

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    2015年05月24日
  • アンダー・ザ・ドーム(1)

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    いや~ 大作。読むのに時間が掛かる。これで上巻だからね。でも面白い。ち密に計算されたストーリー展開。読む方のパワーもいる本である。

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    2015年03月09日
  • 1922

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    『希望は一つもなくて、全部絶望』
    いい名前だなぁ。なぜ、殺人がだめなのか。突きつめよう。希望は一つもなくて、全部絶望。この計算を求めよ。

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    2015年02月26日
  • IT(4)

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    過去と現在の状況がより交錯しながら物語が進んでいく4巻。
    その交錯加減が絶妙。
    ともすれば読者が混乱するかもしれぬ演出だが、今読んでいるのが『過去』か『現在』なのかわかりやすく描いてくれる。

    しかし全体的に超現実なホラーだったことにいささか驚いたのも事実。

    長ーい作品でひと月半没頭して読んでたということもあって、先が知りたい、早く読み終わりたいという気持ちがあったにもかかわらず、読み終わったら妙に寂しい。

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    2015年02月08日
  • 夜がはじまるとき

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    まァ、面白かったのだけれど、短編集にしては読み辛くもあったな。なんでだろう。一番気に入ったのは救いのある話の「アヤーナ」。「どんづまりの窮地」は、いままでもフェスやら観光地やらに行って仮設トイレを使う際に感じていた不安感というか嫌悪感を具体的な形にしてくれちゃったワケで、これからその手のトイレを使う際には必ず反芻してしまうこと請け合い。マイッタな。TOTOやINAX等日本のトイレメーカーの皆さん、日本のトイレは世界一キレイみたいなので、仮設トイレも「どんづまりの窮地」が笑い話になってしまう位、どうかひとつよろしくお願いしますよ。じゃないと、トイレに行けなひ。です。

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    2015年01月24日