鈴木敏夫のレビュー一覧
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無料版購入済み
オムニバス作品
東京を舞台にした漫画やイラスト、エッセイなどのオムニバス作品。
試し読み増量だったので判断つかず評価は☆3。
東京に住んでる人や住んだことのある人なら思入れがあって面白いのかも? -
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Posted by ブクログ
タイトルに違和感あり。本の内容とズレていると思う。もちろん、ここでいう天才とは、宮崎駿氏と高畑勲氏の二人を指している。二人ともその思考というか個性強すぎだよ。
本書は、もともと文春ジブリ文庫に掲載された「汗まみれジブリ史」を再編したもの。帯にもあるように「毎日が真剣勝負のジブリ戦記」といった内容。こちらを題名にすればよかったと思う。
天才と付き合うのは、本当に大変なことだと思う。鈴木敏夫氏には、その天才とうまく付き合う才能があったのだと思った。彼もまたある種の「天才」なのかもしれない。
それから、宮崎駿氏と息子の吾朗氏との話は興味深かった。大塚康生氏いわく、「蛙の子は蛙だったんだ」 -
Posted by ブクログ
禅宗の僧侶とジブリプロデューサーの鈴木敏夫さんの対談を書籍化したもの。
以下記憶に残った言葉
「それは理想とする自分がいて、そこから今の自分を見ているからでしょ。そうじゃなくて今、目の前のことをちゃんとやりなさいよ。」
→これにはハッとさせられる。少し前の自分は現在の職場に漠然とした不安と不満があり、転職してステップアップしたいと考えていた。あの頃は理想とする自分がいて、そこから現在の自分を見て絶望していたのだと思う。それだといくら頑張っても今の自分に合格点を上げられないんだよね。ようやく分かりました。
「宮崎駿も色々なものに影響を受けていて、影響って、いわば真似ることじゃないか。誰にも真 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「映像研には手を出すな!」の金森氏を待つまでもなく、たとえば「げんしけん」のハラグーロとか、ガイナックスの岡田斗司夫とか、とかく悪い意味で「金を集めるのがうまい」「口先だけの人」は、業界モノを見るだに見え隠れしていた。
翻って、宮崎・高畑両氏の背中にベッタリくっついている口だけオッサン、宣伝の際には腹にボコッと出てくる喋りたがりオッサン、そして押井守を追っているときに必ず出てくるオッサン、他の文化人を検索すると結構な頻度で自身のラジオ番組に呼びつけているオッサン、ということで認知していた。
が、作り手に寄生するオッサンが最も嫌いな人種だし、時代と格闘するだとか作務衣着て毛筆するだとか、そういう -
Posted by ブクログ
ネタバレジブリ映画をヒットさせた鈴木氏の著書。関係者側から見た鈴木氏の印象も書かれている。関係者によると、鈴木氏は言葉数少なく、また暴言をよく吐きすぐに手が出るという内容が多々あり、驚いた。鈴木氏側の話だけを見ると、彼は温厚で真面目な人だという印象を受ける。「映画は金をかけて宣伝すれば必ずヒットする。金をかけるほどヒットする。」という黄金の方程式を作った鈴木氏。世の中に流行らせるには、皆に周知してもらうというきっかけを金でつくらねばならないのだ。本書の中で、ホームページで制作日誌を毎日更新するという内容がある。そこで鈴木氏は「ファンの人に、制作スタッフの一員であるかのように感じてほしかった。」と話して