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Posted by ブクログ
今年ベストな一冊決定の本。ジブリの鈴木プロデューサーが、初めて映画の宣伝を手がけたナウシカから、現在に至るまでの名だたる傑作を、いかにしてヒット作に導いてきたか。その苦心と努力と奇跡と友情と泥臭さが圧倒的な熱量で伝わってくる名著だと思う。
ナウシカから30年もの間、日本の映画史どころか社会史に刻まれる傑作を放ち続けてきたスタジオジブリ。高畑さんの高尚で深い芸術性、宮崎さんのエンターテイメント性、そしてそれら2人を抱えるスタジオジブリが『映画を作り続けるためには、映画をヒットさせねばならない』という目的をもとにひたすら奔走し続けた、鈴木プロデューサーの商売魂。
この3人と、それぞれを支えた制作スタッフ、宣伝スタッフの総力の結集あってこそ、この30年もの間、日本人が世界に誇る『スタジオジブリ作品』を享受し続けてこれたわけで。とりわけ84年生まれの自分にとって、トトロから劇場で観てきたし、もののけ姫あたりからはほぼリアルタイムで劇場公開時のプロモーションに触れてきたわけで、その裏側にはこんな事があったのかと知る事が出来て面白く、またその全てがスタッフの努力の結晶によって実現されたものだと知る事ができ、感涙ものであった。
広告、宣伝、映画、好きならもちろん、チームでの仕事に携わる人はとても楽しめるはずの一冊。
※また本書は本編は、鈴木さんの語りを共に別のライターが書かれてあり、あとがきのみが鈴木さんの文章。
実はもともとの鈴木さんの印象が個人的にはあまり好きではなかったが(なんというか、冷徹な商人の塊、的な勝手な印象。。)、本編を読むととても熱くてパワフル、仲間想いな人だなぁと好印象を持った。
が、あとがきは急に文体がドライになってて、そういうことかぁと思った。笑
やはりそうでないと、高畑さん、宮崎さんに囲まれたなかで、30年もヒットを飛ばし続けるなんてやってこれないよね。
勝手な印象だけど。。
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