鈴木敏夫のレビュー一覧

  • 禅とジブリ

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    「間 」やほどよい距離感のようなことが思い浮かびました。鈴木さん、宮崎さん、高畑さん、それぞれの違いがわかって面白い。受け身ではだめだと思っていたけど鈴木さんの発言を読んで、そうとも言えないことに 気づきました。でも単なる受け身ではなく攻撃的受け身。その域まで行ってみたい。ちょっと努力が必要ですね。

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    2020年09月22日
  • 仕事道楽 新版 スタジオジブリの現場

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    儲けることより、良いものを作ること。この優先順位を心の底から信じて行動しているクリエイターって世の中にどのくらいいるんだろうか。少なくとも自分は、そうでありたい。

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    2020年07月03日
  • 南の国のカンヤダ

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    ネタバレ

    恵比寿のマンションのエレベータの中で偶然出会ったタイからの留学生であるカンヤダに鈴木敏夫さんは何故興味を持ったのだろうか?この偶然の出会いから一冊の本が出来てしまうくらいなのだから、よっぽどのことなのだろう。それがこの本を手にとった動機だった。
    タイからやってきた「自己中な」女性に鈴木さんを含めた沢山の人達が振り回される喜劇と読んでも充分に面白かった。でもやはり何と言ってもカンヤダその人から発散されるそのオーラに惹きつけられた。「自分の気持ちに素直に生きる事に命を賭けている」カンヤダには今の日本人の多くがなくしてしまった何かがある。ちなみにカンヤダは鈴木さんの身近にいる人とある共通点があるらし

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    2019年11月03日
  • 禅とジブリ

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    ネタバレ

    言わずと知れた、スタジオジブリの名プロデューサー鈴木敏夫氏と三人の禅僧による禅問答。
    何故ジブリと禅?と不思議に思って読むと、ジブリと禅との数々の共通点に驚かされる。
    鈴木氏によるジブリ作品や宮崎駿監督に関するエピソード、仕事との向き合い方・生き方等々、感心したり感動したりの連続で付箋紙張りまくりとなった。

    ●宮崎監督の作る映画は人の弱さをちゃんと認めている。認めた上で、弱い子もやりようによっては元気になる、そういう映画。
    ●過去や未來にとらわれず、今この瞬間に集中する。今目の前のことをちゃんとする。
    ●「この世の中、捨てたもんじゃないよ」というのがジブリの基本姿勢。だから、先のことばかり考

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    2019年07月28日
  • ジブリの仲間たち

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    ジブリ作品の見方が変わった。
    宣伝とか売り上げの現実的な話はあんまり聞きたくないな~なんて思いながら読み始めたけど、制作~上映するためには当たり前ながら必要不可欠なことで、内容・エピソード等含めて全部めちゃくちゃ面白かったー!

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    2019年06月29日
  • 南の国のカンヤダ

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    ジブリのプロデューサー、鈴木敏夫さんが娘のようにかわいがって面倒を見ている女性、カンヤダの物語。

    カンヤダは、タイの田舎町に住む女性
    女優・安田道代さん似の美人。
    一人息子、母、そのパートナーおじさん、弟がふたり、弟嫁妹、祖父母。家族全員をひとりで養っている。
    シングルマザー。

    ファッションセンスがよく、子供の頃から下着以外服は自分で選んできた。
    記憶力がよく、自分の身に起きたことは正確に覚えている。
    家族のために職を得ようと日本に留学した経験がある。

    友人に言わせると自己中で、わがまま。
    言うことがころころ変わる。
    辛抱がない。
    失敗や挫折を運がなかったせいにする。

    家族が何より大切

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    2018年10月14日
  • ジブリの仲間たち

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    ジブリのマーケティングが非常に参考になった。また、ジブリに関わった方々の物語としても大変おもしろく読めた。鈴木さんの人情を大切にする考え方が伺え、ビジネスを動かすのは結局人の情熱や関係性だと再認識した。

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    2017年05月31日
  • ジブリの仲間たち

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    二人の天才に囲まれたプロデューサーの記録。溢れる才能と、天才ゆえの欲望に翻弄されながら、一方で巧みにコントロールしていく手腕と情熱、智謀。
    タレントマネジメント、という言葉があるが、才能をマネジメントするという意味では、これこそがタレントマネジメントだと。
    合間に挟まれる関係者へのインタビューからは、才能と智謀に翻弄される「普通」の人の戸惑いと喜びが伝わって来て、なかなか興味深い。

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    2017年01月18日
  • ジブリの仲間たち

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    六本木ヒルズで催された「スタジオジブリの大博覧会」を意識していることは間違いなく、
    同展示会の解説書のようなものに事実上、なっていると思われる。

    映画の宣伝論として、たいへん面白い内容であるし、
    合間に挟まっている東宝の歴代宣伝担当のコメントも興味深い。

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    2017年01月03日
  • ジブリの仲間たち

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    ジブリファンにとっては最高に面白い内容だった。
    ジブリは作品自体が素晴らしいのは勿論だけれど、鈴木さんという一流のプロデューサーをはじめ色々な人がいたからここまでの映画になっだということを知ることができた。
    鈴木さんも宮崎監督も信念を曲げないで 映画を作り続けているところに感動。

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    2017年02月01日
  • ジブリの仲間たち

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    ジブリ映画の宣伝なんて「新しい映画、作りました」と言えばそれで済むじゃないか、と思ってた。
    でも、『もののけ姫』の時も『千と千尋の神隠し』の時も鈴木敏夫プロデューサーは闘っていた。いつだって闘っていた。面白くない訳がない。そんな1冊でした。

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    2016年07月31日
  • ジブリの仲間たち

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    今年ベストな一冊決定の本。ジブリの鈴木プロデューサーが、初めて映画の宣伝を手がけたナウシカから、現在に至るまでの名だたる傑作を、いかにしてヒット作に導いてきたか。その苦心と努力と奇跡と友情と泥臭さが圧倒的な熱量で伝わってくる名著だと思う。

    ナウシカから30年もの間、日本の映画史どころか社会史に刻まれる傑作を放ち続けてきたスタジオジブリ。高畑さんの高尚で深い芸術性、宮崎さんのエンターテイメント性、そしてそれら2人を抱えるスタジオジブリが『映画を作り続けるためには、映画をヒットさせねばならない』という目的をもとにひたすら奔走し続けた、鈴木プロデューサーの商売魂。

    この3人と、それぞれを支えた制

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    2016年07月17日
  • 仕事道楽 新版 スタジオジブリの現場

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     長年、スタジオジブリでプロデューサーを務めてきた鈴木敏夫さんの著書。
     日本初のアニメーション専門誌であるアニメージュを創刊したときのことから、宮崎駿さん、高畑勲さんとの関わり、スタジオジブリを設立してからのこと。それぞれの時代で、鈴木さんがどんな思いで仕事に取り組んできたかが書かれています。
     鈴木さん、宮崎さん、高畑さんとそれぞれの立場があって衝突をしながらもジブリ作品を創りあげてきた道のりが、興味深いです。ジブリの作品を見ただけでは分からなかった作品製作の話がたくさんあります。困難な時期もあったのでしょうが、鈴木さんが本気で楽しみながら仕事をしてきたのだと感じました。

     旧版のあとに

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    2016年05月31日
  • 仕事道楽 新版 スタジオジブリの現場

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    ネタバレ

    鈴木敏夫著「仕事道楽」(岩波新書)より

    宮崎駿監督の映画作りの三つの原則
    ・面白いこと
    ・作るに値すること
    ・儲かること

    でも、「トトロ」の時だけは儲からなくても良い、と思ったそうです。
    なので「ナウシカ」や「カリオストロ」などの様にトトロが最初から出ずっぱりで大活躍する。といったサービス精神からのプレッシャーより開放されたそうです。

    なぜか?
    それは、高畑監督の『火垂るの墓』と同時上映なので気が楽だったから。なのだそうです。

    一方、二本の映画は大絶賛を浴びたものの興行成績は決して良くなかったそうです。

    しかし「トトロ」は日テレの金曜ロードショーにて大人気を得ます

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    2014年06月26日
  • 禅とジブリ

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    今をちゃんと見て生きるのは大事ですよね~確かに未来ばかり見て不安に潰されそうになることは多々あるので気をつけないと…

    あと思い通りにならないことが普通と考えるのも大事ですよね!失望多い人は世の中思い通りにいくと思い過ぎなんですよね〜

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    2025年11月27日
  • 天才の思考 高畑勲と宮崎駿

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    鈴木敏夫さんがジブリの作品の制作過程を1作品ずつ話していく本。
    作品の裏話も面白かったけど、タイトルの通り高畑勲と宮崎駿の考え方とかタイプの違いとかが見えてきたのが読んでいて楽しかった
    宮崎駿破天荒に作ってるイメージだったけどほかのスタッフのこと考えたりとかいがいと真面目?勤勉なところがあるんだなとおもった

    ジブリパークに初めていくことになってジブリ作品の予習のために読んだけど、映画見るのもジブリパーク行くのも楽しみになった

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    2025年09月09日
  • 天才の思考 高畑勲と宮崎駿

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    2人の職人肌の天才(宮崎駿と高畑勲)に、付き合うプロデューサー(鈴木敏夫)が書く、ジブリ各作品がいかにしてできあがったか。かなり赤裸々に、映画という大博打の懐事情やスポンサー関係、綱渡りすぎる制作スケジュール、そして天才の思考回路が語られていてとても面白い。
    やっぱり絵コンテを最後まで仕上げてから実制作に入った方が、、、などと素人は思うわけですが。

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    2025年08月16日
  • 禅とジブリ

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    禅の世界は興味はあるものの難しさがあり、そこに対して本書ではジブリや鈴木氏を通じてわかりやすく伝え書かれています。
    自分自身と向き合い続けることの大切。とはいえ、難しさはあります。

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    2025年08月10日
  • 【電子特別版】スタジオジブリ物語

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    ジブリファンなら読んで欲しい本。
    巨匠は富士山と一緒って誰かが言ってたな。
    手塚治虫さんに対してだったかな。
    遠くからみると遥かに高く、遠くけど美しい。
    でも、近くでみると険しくて、ゴツゴツしていて、決して美しいものではない。
    宮崎駿さんも高畑勲さんもその中に入ると感じる。

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    2025年06月10日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

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    序章
    鈴木敏夫 スタジオジプリプロデューサー
     鈴木敏夫は「風の谷のナウシカ」の制作背景やそのテーマについて語っている。彼は、作品が発表された当時の社会的・環境的状況がどのように影響を与えたのかを考察し、ナウシカというキャラクターが持つ強い意志や優しさが、現代においても重要なメッセージを持っていることを強調している。
     風の谷のナウシカの題材は『新諸国物語』(NHK ドラマ1952年)。

     ナウシカが旅をして、見聞きしたものによって、読者が世界の秘密を知っていく。宮崎駿は「勧善懲悪」が好きで、それが「自然を守る人がいいひとで、自然を破壊するのは悪人」と言う物語にした。
     赤坂憲雄の『ナウシカ

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    2024年12月22日