鈴木敏夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言
1.こんなひとにおすすめ
①ジブリ作品に関心があるひと
②宮崎監督、高畑監督に関心があるひと
③監督とガチで意見してきたプロデューサー鈴木さんに関心があるひと
④プロの作品にかける想いを知りたいひと
2.僕の購読動機
僕の場合は、④です。
彼らの作品がどのような熱、エネルギーで生まれてきたのか?
それを言葉で知ることも学びのため。
3.共感のことば
①会社のなかで、いま、このひとが考えていることは?これを想像する心の準備。それが仕事をつくる。
②最初からすべてをわかっているわけではない。
やっているうちに、少しずつわかってくる。
③いま、ここにだけ集中する。
④出来ない ではなくて、やる。
⑤続編を作った瞬間にそうした会社になる。だからやらない。
⑥いい作品をつくる。これがジブリの目的。
会社の維持、発展は二の次。
⑦困難は楽しんだ方がよい。コツは他人事ととらえること。
⑧僕が本を読む目的は、若いころから変わらない。それは生きていく力。
⑨なぜ、この作品を、いま作るのか?その理由があやふやだと後からどれだけ宣伝しても結果につながらない。
⑩習ったことがないは強い。経験があることって仕事では危ない。
4.プロフェッショナル
仕事の姿勢、そして発せられる言葉。
作品を作り続ける足跡があるからの言葉の重さ。
40半ばを過ぎて、改めて、まだまだ志をもって生きることの面白さを教えてもらえた気持ちです。
一時間もあれば読めます。
でも、だから二度三度読み返して、こころに落ちる言葉が見つかります。
そんな本です。
#読書好きな人と繋がりたい
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Posted by ブクログ
スタジオジブリに関わってきた著者自身の経験から、宮崎駿さん、高畑勲さん両名の仕事ぶりや会話のやり取り、プロデューサーの役割などが描かれた一冊。
思うのは、やっぱりとんでもない仕事をやってきた人たちって圧倒的に熱があるんだなってこと。しかも、変わってる(笑)
おもしろかったのは、電話のエピソード。
電話でたんに「会いたい」と伝える著者に対して、延々と会えない理由を述べる高畑さん。なんと、それが1時間!しかも、最後には代打を宮崎さんに押しつける始末。
代わった宮崎さんは宮崎さんで、「自分はしゃべりたい事が山のようにあるから、16頁よこせ」という。元々の依頼は8頁のつもりが倍の16頁。著者は2人を「なんという人たちだ」と思ったと書いている。
だけどこれで強烈に頭に残ったというから、コミュニケーションにおいて何が正解かなんて、やっぱりわからないもんだと思う。
『カリオストロの城(ルパン3世)』『ナウシカ』『トトロ』『千と千尋』『もののけ姫』などなど、日本人なら誰もが観たアニメ映画の裏話が多数書かれていて、ジブリファンでなくても読んでみる価値があると感じた。
年末のおすすめ本のひとつ。
やっぱり情熱を持って生きる人たちって、どこか愛嬌があって不完全でかわいい。ボクもこんな風に歳をとりたい。
そのためには、今、目の前の事に一生懸命にならなきゃいけないと、そう思わせてくれる良書だと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレジブリのプロデューサー鈴木さんが語る、作品のことと二人の天才のこと。
宮崎駿さんは、いつまでも少年みたいな人、高畑勲さんは、人当たりのいい人、というのが読む前のイメージでした。
宮崎さんに関しては、それは大いに当たっていると思います。しかし、思っていた以上にすごい方でした。
自分が思い描いて来た作品も、ぽいっと手放すことができる。
人のよさはよさとして認めることができる。
いつまでも飽くなき探究心をもっている。
建築の才もある。
ジブリ全体のことを考えている。
そして、作品に対する強すぎるほどの想いがある。
宮崎さんに毎日あれこれ言われたら、そりゃあ大変かもなあ…。
そして、高畑さんは宮崎さんでも困ってしまうような頑固者(と一言では言えない方でした)。
働くのがきらい。
まずは否定から入る。
革新的な方法をどんどん取り入れる。
どちらの天才とも私はうまくやっていけないでしょうが、とりわけ高畑さんの方が難しそうです。
お二人の人となりだけでなく、作品の裏話も知ることができて本当に面白かったです。
映画をつくるってことは、とても大変なこともよくわかりました。
こちらは早く新作を、と思ってしまうけれど、いやいや、これだけ手が込んでいるのならば、それは簡単にはいかないよね、と思います。
「君たちはどう生きるか」は2022年公開予定とのこと。(現状を考えると、まだ先になるかな)楽しみです。
キキのリボンは自分を守ってくれる確かなものをもっていない思春期の象徴。
シータもドーラも、宮崎さんのお母さん。ポニョのおトキさんも、その延長線上にいる。
「あなた、来て」が「あなた、生きて」に。 -
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ジブリ映画が何故ヒットしたのか、という手法を事細かに記した本。宣伝費を大量に使って、様々なメディアに映画情報を大量に露出すれば宣伝費に応じてヒットしますよ、と簡単に書いてある。ただ、よくよく読むと作品毎、時代毎に宣伝手法を切り替えたり、泥臭い事もたくさんやっており、この人のまねをするのは相当大変だし、同じようにやっても簡単にヒットする映画を作り出せるわけもないな、と思ったのも事実。時代の流れをうまく見極めて、その波にうまく乗っているな、と感じた。流れを掴むのも、流れを乗りこなすのも大きな才能だよな、とも思う。もちろん、映画本体が良くないとどれだけ宣伝してもダメという側面もあるので、宮崎・高畑という両天才がいてこその大ヒットだとも思うけどね。
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いやー。鈴木さんやり手だわ…さすがです。
数字を読む力。時代の気分を読む力。
映画作りって博打だな。
この人がいたから、宮崎駿ものびのび作品を作ることに専念できたんじゃないだろうか。
この本出したタイミングとかも、いろんな宣伝効果をしっかり図ってのことなんだろうなぁ。展示とかレッドタートルとか。
ジブリ好きにはたまらない、熱いジブリの軌跡。
もののけ姫の件は、実感を伴ったなるほど!だった。
宣伝って奥が深い。
まだ観ていなかったジブリ作品を観たり、漫画版のナウシカを読み返したりしたくなった。(これも宣伝効果だなとはたと思い至り、鈴木さんのニヤリと笑う顔が頭に浮かんだのでした。)
レッドタートルも観たい。
こうしてみると改めて、糸井さんのコピーはすごい。 -
Posted by ブクログ
宮崎駿、高畑勲というたぐいまれなる独特の才能を
コミュニケーションし、コントロールする鈴木敏夫。
自然体で やりたいことだけを やるという。
仕事が道楽と言える 豊かさ。ゆとり。
三者の情熱がぶつかりあう。
尊敬していないと言いながら尊敬しあうような関係。
そんなジプリが 次々に 新しい作品を送り出す。
日本でも、めずらしいタイプの会社。
ディズニーとは、違った 日本テイストの会社。
それにしても 徳間社長のカリスマ的経営能力。
その豪快さと繊細さが、副産物として ジプリができたのだね。
今後のアニメーションでは
宮崎駿を 超えることもできないし、
高畑勲を 超えることもできないと思う。
一代の匠 というモノですね。
キャバクラから 千と千尋がうまれて来るとは。
いろんなところに行って インスピレーションが生まれる。
それをタネにして、拡げていく。 -
Posted by ブクログ
新版はポニョ以降も収録。
仕事ぶりには生き様がでる。アーティストの人が好きで作品よりも人よりに動いてきた仕事人の話。何をやるかよりも、誰とやるかがあって、次になぜやるのか、という思考順なのかなぁと感じた。
短期目標、目の前とちょっと先しか見ない。道楽、野次馬というのは、適度な距離感や近づきすぎない心情をうまく現していて、なるほどなぁと感心しきり。誠実な人なんだなぁと思う。
コンテンツという言葉を嫌がるのもすごく理解できた。鈴木さんがいなければ、ジブリの作品群は世に出る事はなかったことが解る。
違う形で両氏は名を成しただろうけど、社会へのインパクトは全然違うと思う。だからこそ、今に至るまでが必然であり、結果論だけど因縁が絡み合っていたわけで、互いが互いを必要とするパーツだったのかな。ポピュラリティーをあれだけ獲得させたのは凄い。
ちなみに実はジブリを毛嫌いしてきて、リアルタイムで観たことがない。で、人に勧められて、ちょこちょこと話題作しか観ていない。が、鈴木さんのことは耳にしたり、間接的に聞いていた。一先ず2000以降の作品を観てみる。