加門七海のレビュー一覧

  • 目嚢―めぶくろ―

    ゾクゾクします

    加門先生の小説が好きで、読んでいます。たくさん読んでいますが、こちらは私の中では祝山の次に良かったです。祝山もそうですが、全くの創作ではないんだろうな と思わせるところがあり、ゾクっとします。
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集
    角川ホラー30周年を記念して組まれた傑作短編集。失礼ながら「傑作といっても面白くない事あるよな…」と思いつつ読み始めましたが杞憂でした。この傑作集は本当に怖くて素晴らしい作品ばかり。表題作「影牢」をはじめ一級品が並びます。
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集
    まさしく傑作揃いというしかないホラーアンソロジーです。全部再読だけれどどれもこれも全部素敵すぎる一冊でした。
    なんといっても綾辻行人「バースデー・プレゼント」が最強です。これは今まで読んだすべての作品でトップ1だと思っているし、そもそも私がホラーとミステリにどっぷりハマるきっかけになった一作なので、...続きを読む
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集
    さすがのメンバーで楽しく読ませていただきました♪

    綾辻さんの読んでいて、くらくらしてくるような作品が好き(*^^*)
    新年からホラーというのも乙なものです(*^^)v
  • 七人怪談
    このアンソロジーを一言で表すなら、「とても怖い」。とにかく怖い描写や不気味な描写が多い。
    澤村伊智『サヤさん』ある霊能者に出会った小学生の話。前半の怪異に襲われる不気味さ、不条理さと、後半の物語の真相、謎の残るラスト。どれをとっても怖い。『予言の島』を事前に読んでおくとなお良い。
    加門七海『貝田川』...続きを読む
  • 七人怪談
    面白かった。澤村さんの短編がお目当てだったけれど、どの作品にも背筋がヒヤッとさせられた。最近民俗学と絡めた小説が好きなので、霜島さんの作品は思わぬ収穫だった。
  • 203号室 新装版
    ずっと読みたかった本が新装版を出し早速購入し読み始めたら一気読み!面白かった。怖すぎる。後味が悪すぎる。だからさらに怖い。
  • パワースポットの歩き方 スペシャリストに聞く聖地のヒミツ

    やっぱり面白いー

    こういう話大好きです笑
    素人にもあ、ここなんとなく良い♡
    ということはありますが、言語化してもらえるとより鮮明にわかりますね。
  • 祝山(いわいやま)
    とんでも展開ではなく、しっかりとじんわりとした恐怖を描いたホラー小説。
    土地や歴史に根付いた何か、が恐怖の対象として描かれることはよくありますが、こちらもそんな作品。

    短めで、ダラダラとした展開ではなく話の展開も早いので読みやすかったです。
  • 祝山(いわいやま)
    めちゃくちゃ怖い。
    ホラーなのだろうか?ホラーが始まる前で終わったような?オバケが出て何かしたわけじゃないのに怖い、というとこが凄いと思った。
  • 猫怪々
    猫との出会いで身の回りにいろいろな現象が・・・読み進んで行きながらワクワクドキドキ!久しぶりに夢中になってアッという間に完読しました。
    もっともっと続きが気になる気になる。小学生の頃に初めてSF小説との出会いで感じたワクワク感、ドキドキ感。猫飼っている身としては「あるあるー」ってニヤニヤ笑ってしまい...続きを読む
  • 祝山(いわいやま)
    さほどホラー小説に怖さを感じないことが多いのだが、
    祝山は違った。ねっとりとまとわりついてくる気持ち悪い怖さがあった。後半は、本当に恐怖を感じた。自分も巻き込まれるのではないか、という恐怖だ。

    話の内容としては、好きか嫌いかで言うと申し訳ないけれど、嫌いなんです。主人公が好きになれないのと登場人物...続きを読む
  • 着物憑き
    これは、着物好きな方にもおすすめの興味深い本。

    霊やオカルトに詳しい加門七海さん。お祖母さんの代からの着物好き。一緒に暮らしていた母親は、特に着物好き。子供時代から、七海さんはお母さんから着物仕立ててもらっていた。
    着物自体が大好きで、それを着ている自分が心地いい。
    30歳も過ぎると、自分で着付け...続きを読む
  • 祝山(いわいやま)

    くどさがなく 読みやすいです

    同作者の他の作品を見たあとすぐ こちらの祝山を読みました。前に読んだ作品の展開があまり好みではなかったのと、文章がやや読みにくいなと感じたので これはどうかなと思っていましたが、読みやすくて安心しました。
    長さもちょうど良く、展開にだらけずに 物語に対する怖さや不安など緊張感を持ったままで読み進め...続きを読む
  • 祝山(いわいやま)
    よいホラーでした。ほぼ一気読み。

    夜の山って怖いですよね。
    ぼんやり黒くてどこからが山でどこからが空なのか。
    どこからが闇なのかがわからず、ぼんやりと大きい。
    あの怖さが文章できちんと伝わってきます。
    大抵のホラーって狭くて暗い事が多いと思いますが
    こちらは大きくて黒い。

    作者は文章の書き方にも...続きを読む
  • 加門七海の鬼神伝説
    加門さんらしい、鬼神を擁護する一冊。
    笑わせてもらいました。
    その一方で、敗者の歴史を噛ましめさせていただきました。
    まつろわぬ者の悲劇を描いている本書は、歴史や民俗学が好きな人間には堪らない一冊でしょう。
    面白かった(^^)
  • 霊能動物館
    「犬神信仰」「憑きものの家」動物はそもそも霊能のある生き物と見られている。
    悪を為すのは人の心。
    動物達は従うのみ。

    何故、いつから、そうなったのか?
    実話だから、面白く、肌寒い。

    #霊能動物館
    #姑獲鳥の夏
    #狗神
  • 祝山(いわいやま)

    実話なのかフィクションなのか

    この作家さんの実話怪談本も読んでいたので、フィクションなのか現実なのか分からないまま読み進めていたのでずっと怖かったです。解決しないラストもびっくりだしゾクッとしました。山とか神社とか廃墟とか、ありふれているものにどんな謂れがあるのか。田舎に住む自分には身近すぎるものなので恐怖が増しました。
  • 怪のはなし
    そろそろ怖いはなし欠乏症。
    手に取ったのは美しい表紙のこの本でした。
    当たりでした!
    めちゃくちゃ面白い!!
    作りものの怪談とは全然違う。
    実話怪談、しかも自分経験!!
    面白くて怖かったのは『暦の話』『嵐の夜の話』『道の話』『神楽の話』『友人の話』。
    『道の話』は小野不由美『残穢』との共通点があるな...続きを読む
  • 猫怪々
    猫好きのエッセイです。猫好きな人なら読んでて楽しいと思います。自分の愛猫も病気になったことがあるので、読んでて自分もこうだったな〜と思うことが、いくつかありました。最後まで読んで、とても良かったです。