加門七海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【2024年190冊目】
縁遠くなった知人からのメッセージを受け取ったライターの鹿角南。そこには肝試しを行ったあと、一緒に行った人たちも合わせて身の回りでおかしなことが起きており、相談したいというものだった。オカルト好きである鹿角は軽い気持ちで彼らに会いに行ったのだが――。
なんだったんだろうホラーでした!(なんだったんだろうホラーとは)よくわからないという不条理さが怖いタイプのホラー小説です。といっても、起こっている出来事を追いかけているだけで、ぞくぞくした怖さはあまり感じませんでした。ちょっと、ミステリー要素も強い感じでしたが、とはいえ、すっきりとした結末というわけでもありません。
今 -
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目次
七海さんのオバケ生活
第9話 泣き叫ぶ赤子と猫少女の怪
第10話 京都・奈良のオバケ旅
第11話 七海さん神秘の島へ行く その1
第12話 七海さん神秘の島へ行く その2
第13話 七海さん神秘の島へ行く その3
第14話 見えないけど見えちゃってる
第15話 占い師とお散歩
第16話 お母さんのオバケ生活
あとがき【加門七海】
おまけ漫画【みつつぐ】
おまけマンガ① 七海さん印を切ってみる
おまけマンガ② 黄色い本がやって来た
神秘の島沖縄すごいね、縁があるなら奄美にも旅行に来てもらって、不思議な体験して欲しいです。けんむんとか謎の生き物なのか、怪物なのかの伝承もあるので、何かい -
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Posted by ブクログ
毎晩、寝苦しい…暑苦しいと言った方がいいのか。
こうも暑いと怪談ものを読みたくなる。
怖いのを全身で感じたくなる。
建物にまつわる怖い話である。
引越物語は、気になるところが次々とあると進まなくなってくるのがよくわかる。
新築ならいいと言うわけでもなく、元は何の場所だったのか?風水的に大丈夫なのか?建物周りに澱んだ気は無いのか…そこの氏神様は?とか
我が家は、全く気にせずに一軒家を購入し、28年住んでいるなら問題はないのか?と思ったり。
怖かったのは、道の話ー終わらない話ーである。
不幸に見舞われた家は皆、一本の線の上にあるという事実。
この実際にあったことが、何よりぞわりとさせる。
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呪術はリアルに使えます。本格的なものはともかく、一般人が個人で行う呪術は、そんなに難度は高くありません。本書が実用書になるか、ただの蘊蓄本で終わるかは使う側――皆さん次第です。
2021年から2022年にかけて、NHK文化センターにてオンライン配信された呪術入門講座を書籍化。
呪術のいろは、基本を教え、呪術が非日常や創作ばかりでなく、いかに我々の日常に身近な存在かを解説し、手軽に行える呪術の紹介まで――。
本当に呪術やオカルト全般に対して初心者に向けた入門書なので、ある程度事前知識がある人には物足りないかもしれない。 ――しかし。
きっかけさえあれば自身が体験したり見聞きしたりした話 -
Posted by ブクログ
【2024年10冊目】
ホラー小説のアンソロジー!1作目から怖くて、「どうしよう寝れない怖い」となりましたが、いろんな作家さんのホラー小説が味わえて、結果オーライでした!
1番怖かったのは、やはり「浮遊する水」でしょうか。「仄暗い水の底から」も拝読したことがあるので、多分読んでるはずなんですが、当然のように覚えてなくて、恐怖再来でした。今でもCM覚えてます、蛇口から髪の毛出てくるやつ。あれようお茶の間に向けて流してたな。
「猿祈願」もぎょっとする話で、あんまり想像しないようにして読みました。因果応報なのだろうか、でも子どもに罪はないのに…。
「影牢」はさすがの宮部みゆきさん!といった文体