加門七海のレビュー一覧

  • 鳥辺野にて
    ホラー短篇集。ホラーでも古典の説話集を意識した作品が多い。【がりょうびんが】がモチーフになった『墨円』がおもしろかった。
  • 怪のはなし
    加門さんはいわゆる「視える人」。そういう人が語る怪談には、格別の怖さと真実味がありますね。
    不思議系のお話も良かったです(猫の話が好き)。
  • 怪談徒然草 ―出雲大社大遷宮の夜―
     小説家でエッセイストの加門七海さんがこれまで見聞きし、体験したことをJETさんに漫画化してもらった『怪談徒然草』シリーズ。特別編として六十年に一度の「出雲大社御遷宮」の取材模様を漫画化。加門さんがあの場で何を感じどう思ったかは本編を読んでもらうこととして、読んで私が思ったのは「大自然や災害を眼前に...続きを読む
  • もののけ物語
    面白かった。私には、不思議な力はないけど、よくよく読み返したら怖いやーんってことも(笑)ちょっと、自分も羨ましいなぁと思う反面、やっぱりこの力と一生付き合うのは嫌やなとか。


    物が自分をよぶみたいなのも、本当にあるのかな。んーーー、まだ私は経験したことないなぁ。勝手にこれは今買うべきやろとか言い聞...続きを読む
  • 猫怪々
    表紙に惹かれて購入した。
    怪談体験中心の内容なのかと思っていたが、1冊丸ごと猫への愛で溢れている素敵な本だった。
    私も猫を飼っているため、共感出来る部分も多かった。また、成る程!と思うようなこともあって、読んでいて飽きなかった。
    猫好きな方におすすめしたい。
  • もののけ物語
    怪談エッセイ。
    大江戸魔方陣とか東京魔方陣とかおもしろかったなぁと、懐かしく思って久々にこの方の本を手に取り。
    なかなかすごい人生を送られているなぁと…。
    垣間見てみたい気はします。
    いつもああいう状態に置かれるのは…、うーん、慣れたらいける気はしなくもないかも。
  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集
    辻村深月さん目当てで購入しました。涙と戦慄なしには読めない愛の怪談ということなのですが、期待したほどではないような・・・ もっとドロドロしたものかと思いましたが 意外とそうでもなかったです。
  • お祓い日和 その作法と実践
    日本の風習や文化に乗っ取って、こういう作法やしきたりがあるという解説本。もしくは加門さんの備忘録。

    厄払いと厄除けの考え方の違いや、旧暦の豆知識など、
    ゆっくり味わいたい一冊。

    白南天とか置いてみようかなー。
  • 大江戸魔方陣
    風水や、怨霊ネタには大した興味は無いのだけど、小説が面白かったので読んでみた。
    この手の知識を持って、神社めぐりをすると面白そうだと思える一冊。
  • お祓い日和 その作法と実践
    お祓いの「作法と実践」とかいうとちょっとマニアックな感じがするけど、書かれていることはごく当たり前のことが多かった。
    身の回りをこぎれいにして、季節を感じて生きるとか、自然から与えられるものに感謝するとか。ええ、そうありたいものです。
    『祓いにおすすめの品々』の写真が美しくて楽しかった。
  • お祓い日和 その作法と実践
    なんだろう。
    とりあえず、心身ともに清潔にしておきましょう、ってことだよね。
    予防するのが、第一。
    風邪を防ぐには、うがい・手洗いが大事、と同じことですな。
  • 怪のはなし
    ただ本人の体験が淡々と語られているのであって、怖がらせようという意図がない。そこが逆に話に真実味を持たせ、怖かったりもするのだが、気付いたらこの世ならざるモノの存在を認め始めている自分が…。

    こういう体験談は、ツッコもうと思えばツッコミどころ満載なのだろうし、多くの人には見えないことだけに、信じが...続きを読む
  • オワスレモノ
    『アメ、よこせ』が秀逸。流れがいい。どんどん怖くなっていって、最後もいい。新耳袋の、山の中にある無人の牧場話に通じる怖さアリ。
  • 東京魔方陣
    古本市で購入した本。この手の本に何故興味を持ったのか理由は、現在シリーズで読んでいる本」(再読ですが)「陋巷にあり」で主人公の顔回は巫儒の一族(霊魂を扱う)の出身で、時折呪術の技法が登場します。この間読んだ箇所で、都を選ぶのは偶然ではなく、何年もかかり最上の土地が選ばれた・・・との下りがあり、これが...続きを読む
  • 美しい家
    怖さよりは幻想的なものも多く、最後の2つはほんわかするもので、ホラーとしては物足りなかったけど、小説として面白かった。
  • 怪のはなし
    ほどよいこわさ。
    これだけの目にあっておきながら自然体というか、何か理由をつけたり因果を探そうとしないところが好き。
  • 大江戸魔方陣
     面白い……面白かったんだけど、読み難かった!
     あと、これは再販しているのに前巻の平将門魔方陣 (河出文庫―文芸COLLECTION)と続巻の東京魔方陣―首都に息づくハイテク風水の正体 (河出文庫)は絶版しているのはどーゆーこと!?
  • 美しい家
    ホラー、という割には、怖くなかったです。でも、最後の「金ラベル」という話は、大好きで、何度も何度も読み返しました。薄荷は初恋の味♪
  • 真理 MARI
    怖いです。真面目に怖い。
    しかも理不尽。心の底から理不尽だと思った。
    これまで読んだこの作者の話の中で、一番怖いと思った。
    ホラーでなくとも、このタイプの話は怖いと思う。
    逆恨みで理不尽。どうにもならん。
  • 鳥辺野にて
    江戸次代を中心に書かれた短編集。1編1編が短いからかそこまで加門さんの世界に入り浸る事は出来なかったものの、独特な怖いようで、妖しいようで、それでいて美しくもあるそんな感じがした。でもやっぱり短編だからかなんか私の好きな加門さんの世界はこんなもんじゃない!っとも思った作品でした。