加門七海のレビュー一覧

  • 猫怪々

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    路地裏でうずくまる仔猫を見捨てられず、飼うことにした著者。猫は病気を抱えており、さらに怪異現象までついてきて……。猫好きならではの猫中心生活が楽しく描かれているのですが、そこは加門さんならでは。やっぱり不思議なお話やら、ちょっとゾクッとするようなお話やらが散りばめられていました。

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    2024年11月11日
  • 祝山(いわいやま)

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    ネタバレ

    ホラーが読みたくて購入した。タイトルがホラーっぽくなくて、そのギャップがすでにちょっと怖かったけど、読んでみるとなんだか説明っぽくて、ミステリー要素もあるのか…?と感じて、あんまり怖くないかもなぁと思いながら読んでいた。だけど最後のページを読んで、あれ?これほんとの話…?と気付いてぞっとした。最後のページを読んで、表紙の著者名を改めて見て、うわ…となって今までの話が一気にリアルに感じた。ほぼノンフィクションなので、全ての現象に説明がつく訳ではなく、後味の悪い恐怖が残って怖い本でした。

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    2024年11月07日
  • 祝山(いわいやま)

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    筆者の実体験をベースにしたホラー小説。じっとり系であんまり恐怖表現とかびっくり要素はない。ちょっと物足りなかったかも。設定は面白かったです!

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    2024年11月06日
  • 祝山(いわいやま)

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    【2024年190冊目】
    縁遠くなった知人からのメッセージを受け取ったライターの鹿角南。そこには肝試しを行ったあと、一緒に行った人たちも合わせて身の回りでおかしなことが起きており、相談したいというものだった。オカルト好きである鹿角は軽い気持ちで彼らに会いに行ったのだが――。

    なんだったんだろうホラーでした!(なんだったんだろうホラーとは)よくわからないという不条理さが怖いタイプのホラー小説です。といっても、起こっている出来事を追いかけているだけで、ぞくぞくした怖さはあまり感じませんでした。ちょっと、ミステリー要素も強い感じでしたが、とはいえ、すっきりとした結末というわけでもありません。

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    2024年10月20日
  • 七人怪談

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    澤村伊智『サヤさん』が一番面白かった。

    今回のではじめて知ることができた作家さんだけど、名梁和泉『燃頭のいた町』もよかった。

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    2024年10月15日
  • たてもの怪談

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    マンションを購入するまでのホラーまじりの体験記がおもしろかった。
    自分には霊感がないので、敏感な人の気にするポイントがすごく新鮮だった。
    あとはたてものに関する怪談?なのだけど、あまり怖くなく、軽く読めるものなので、ホラーが苦手な人にも読みやすそう。
    風水について調べてみたくなった。

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    2024年09月15日
  • 黒爪(こくそう)の獣

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    「紅龍」が降りてくる水月とこの世ならぬモノに反応する目をもつ悠希の兄妹の活躍で新宿の穢れが祓われたが、ご神体が戻ってないので闇、穢れが残り、結界が元に戻っていない!またどこかに獣が現れてしまう、また2人の活躍が見れるかな!?それにしても正義の二郎凄いな!!面白かった!

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    2024年08月31日
  • 七海さんのオバケ生活(2)

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    目次
    七海さんのオバケ生活 
    第9話 泣き叫ぶ赤子と猫少女の怪
    第10話 京都・奈良のオバケ旅
    第11話 七海さん神秘の島へ行く その1
    第12話 七海さん神秘の島へ行く その2
    第13話 七海さん神秘の島へ行く その3
    第14話 見えないけど見えちゃってる
    第15話 占い師とお散歩
    第16話 お母さんのオバケ生活

    あとがき【加門七海】
    おまけ漫画【みつつぐ】
    おまけマンガ① 七海さん印を切ってみる
    おまけマンガ② 黄色い本がやって来た

    神秘の島沖縄すごいね、縁があるなら奄美にも旅行に来てもらって、不思議な体験して欲しいです。けんむんとか謎の生き物なのか、怪物なのかの伝承もあるので、何かい

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    2024年08月31日
  • 黒爪(こくそう)の獣

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    呪術をかけた方法が、グロくて怖かったけど、全体的に面白かった。悠希達の今後の活躍をぜひ読みたい。とっても読みやすいので、4冊ぐらいは続編を読みたいです。

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    2024年08月29日
  • 黒爪(こくそう)の獣

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    ★3つ!
    ちょっと加門さんらしさが無い?
    それとも最近の呪術系監修の影響?
    『祝山』の怖さは無いけど、知っている町の怖さを、なんとなく感じて怖い。
    民俗学や知っている地域が舞台になってるので、小説とリアルな神社仏閣をイメージしながら、勝手にあの神社がこれで、この神社があれでと楽しみながら読み進めました。
    色んなことが起きている町なので、、、きっと、本当にあるんだろうなあと、、、
    そして何故か郷内心瞳さんの体調が気になってしまいました。

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    2024年08月14日
  • 黒爪(こくそう)の獣

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    シリーズ化するのかなぁ。
    序章の話だとしたらこんなもんなのかも。
    面白いんだけど、なんだか物足りない。
    なんとなく文章とか人間関係とか、全てが唐突というか、道筋があんまないというか。
    私の読解力のなさのせいなのか?
    とはいえもし次の話がでたら買っちゃうけど。

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    2024年08月11日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    【収録作品】
    鈴木光司「浮遊する水」…『仄暗い水の底から』
    坂東眞砂子「猿祈願」…『屍の聲』
    宮部みゆき「影牢」…『あやし』
    三津田信三「集まった四人」…『怪談のテープ起こし』
    小池真理子「山荘奇譚」…『異形のものたち』
    綾辻行人「バースデー・プレゼント」…『眼球綺譚』
    加門七海「迷(まよ)い子」…『美しい家』
    有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」…『赤い月、廃駅の上に』

    ホラーは理不尽で怖い。
    きれいに見えるものは怖い。
    曖昧な記憶が怖い。

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    2024年08月07日
  • たてもの怪談

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    毎晩、寝苦しい…暑苦しいと言った方がいいのか。
    こうも暑いと怪談ものを読みたくなる。
    怖いのを全身で感じたくなる。

    建物にまつわる怖い話である。
    引越物語は、気になるところが次々とあると進まなくなってくるのがよくわかる。
    新築ならいいと言うわけでもなく、元は何の場所だったのか?風水的に大丈夫なのか?建物周りに澱んだ気は無いのか…そこの氏神様は?とか

    我が家は、全く気にせずに一軒家を購入し、28年住んでいるなら問題はないのか?と思ったり。

    怖かったのは、道の話ー終わらない話ーである。
    不幸に見舞われた家は皆、一本の線の上にあるという事実。
    この実際にあったことが、何よりぞわりとさせる。

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    2024年07月19日
  • 呪術講座 入門編

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    入門編なのでそこまで難しくはないけれど(わかりやすいように、話し言葉で記されているし)、ある程度オカルト方面の知識がないと楽しめないかもしれません。

    「へー、こういうのも呪術なんだ」と思うものが沢山ありました。ただ、当たり前だけど高度なのは素人には無理・・・。
    怖いことが起こりそうな時、自衛のための呪術はいくつか覚えておくと良いかもなーと思いました。

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    2024年06月10日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    どれも読みやすく面白かったです!
    怖かったのは小池真理子「山荘奇譚」かなあ。細長い地下室にボロ切れだけ画鋲で留まってる光景、不気味すぎる。

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    2024年03月19日
  • 呪術講座 入門編

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     呪術はリアルに使えます。本格的なものはともかく、一般人が個人で行う呪術は、そんなに難度は高くありません。本書が実用書になるか、ただの蘊蓄本で終わるかは使う側――皆さん次第です。
     2021年から2022年にかけて、NHK文化センターにてオンライン配信された呪術入門講座を書籍化。
     呪術のいろは、基本を教え、呪術が非日常や創作ばかりでなく、いかに我々の日常に身近な存在かを解説し、手軽に行える呪術の紹介まで――。
     本当に呪術やオカルト全般に対して初心者に向けた入門書なので、ある程度事前知識がある人には物足りないかもしれない。 ――しかし。
     きっかけさえあれば自身が体験したり見聞きしたりした話

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    2024年03月16日
  • 七人怪談

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    ‘ふさわしいテーマ‘っていうのがとても良い。確かに望まれているのは、それぞれに振られている短編だろう。
    初見では名梁和泉さん、見知りでは福澤さんがよき。

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    2024年01月28日
  • 203号室 新装版

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    夜読んで怖くないように昼間に読んだのでそんなに怖くなかった。きっとリアルに想像してしまうと怖いし映像が浮かぶ感じなので映画化されているのに納得。どんどん心身ともにボロボロになっていく主人公がひたすらかわいそう。

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    2024年01月20日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    【2024年10冊目】
    ホラー小説のアンソロジー!1作目から怖くて、「どうしよう寝れない怖い」となりましたが、いろんな作家さんのホラー小説が味わえて、結果オーライでした!

    1番怖かったのは、やはり「浮遊する水」でしょうか。「仄暗い水の底から」も拝読したことがあるので、多分読んでるはずなんですが、当然のように覚えてなくて、恐怖再来でした。今でもCM覚えてます、蛇口から髪の毛出てくるやつ。あれようお茶の間に向けて流してたな。

    「猿祈願」もぎょっとする話で、あんまり想像しないようにして読みました。因果応報なのだろうか、でも子どもに罪はないのに…。

    「影牢」はさすがの宮部みゆきさん!といった文体

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    2024年01月18日
  • 加門七海の鬼神伝説

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    本気の憤慨やキャッキャッと迸る好意がところどころでヒョッコリ顔出すのが面白かった。確かに鈴鹿御前推さずにはいられないなこれは。

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    2024年01月18日