加門七海のレビュー一覧

  • ぼくらは怪談巡礼団

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     本邦初の「怪談専門誌」として刊行された『幽』。企画で「怪談文藝の舞台を訪れてみよう!」ということで、編集長が懇意にしている作家やカメラマン等と共に、時には小泉八雲ゆかりの松江へ。時には泉鏡花ゆかりの金沢へ。行って感じて初めて解る、怪談文藝を醸成した土地の空気。時には「オマケ」もついてきて、戦々恐々することも。
     そんな怪談巡礼紀行の中から、厳選された十篇の旅日記を加筆・改稿した上で再録。怖くも楽しい珍道中を、とくとご覧あれ♪

     日帰りで行ける所には、いずれ行ってみたいなあ。そんな気分になる、情緒溢れる旅日記でした。

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    2014年07月26日
  • ぼくらは怪談巡礼団

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    東編集長、加門さんを中心とした日本怪異探訪。
    京都が近いので特によく読む。ふむふむ。
    遠野行ってみたいー。

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    2014年07月21日
  • 霊峰富士の力 日本人がFUJISANの虜になる理由

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     民俗学や風水、寺社仏閣や聖地と呼ばれる場所に造詣深い作家、加門七海が、富士山の表から裏、光から闇まで、書ける所まで書き尽くした、加門版富士山ガイドブック。
     富士山に関する歴史の基本的なレクチャーから始まり、富士山に纏わる「かぐや姫」「記紀」「徐福と秦氏」の伝説、富士山を信仰する「富士講」の副講元へのインタヴュー、実際に行ってみた富士山世界遺産「構成資産」の著者なりの感想、そして加門流、富士山を含む「神社・仏閣・聖地への参拝術」――。

     ただ「世界遺産になったから」などの理由で行くのは勿体ない。せめて行くなら富士山のことを知ってから行った方がいい。下調べせずに行って、後から「ああー、あそこ

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    2014年07月05日
  • もののけ物語

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    不思議な雰囲気のエッセイでした。
    私自身はこういった「見えないモノ」を見たことはないのですが、こういう不思議な事が本当にあるなら素敵だなあ、とうっとりしながら読みました。

    けど、物が持ち主を選ぶ、人を呼ぶというのはちょっと共感。
    私の場合、道具ではなく本ですが、正に「出会った」「呼ばれた」と言えるような本が幾冊か手元にありますし。

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    2014年04月12日
  • もののけ物語

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    加門さんのこの手のエッセイは大好きで必ず読んでいるが、文句なしで面白かった!

    怖いのは嫌だけど、非日常に触れることができるのはうらやましかったりもする。
    心霊スポットはできるだけ避けたいし、曰くつきのものからもできるだけ縁遠いといいなと思うけど、こういう話を読むのは好きだ。
    うん、楽しい時間だった!

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    2014年01月29日
  • お祓い日和 その作法と実践

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    文庫化で加筆修正ありなので購入。普段の生活に取り入れられる、簡単なお祓いの極意とは?日常生活にも色々な祓いの行事があることに感心しつつ、厄年のエッセイに考えさせられたり。

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    2013年02月28日
  • 平将門魔方陣

    購入済み

    やっと読めた~!

    「大江戸」も「東京」も、魔方陣シリーズ大好きです。でも本書のみ、中古ですら無くて…諦めてました。まさかここで読めるとは。加門ファンなら必読!!

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    2011年07月25日
  • 祝山(いわいやま)

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    ネタバレ

    実話怪談で一時ハマっていろいろ読んでいた加門七海さんだったのと、タイトルが気になり読みました。

    過去のご本人のエッセイで語られていた神仏に対するリスペクトのない人々への困惑と怪異に対する畏怖の念が主成分でほとんどエッセイのよう。

    そこにフィクションの出来事が絡むのだがエッセイのようなので「いや、これ本当にあったのでは…」と現実と虚構のあわいがゆらぐ。

    派手な怪異は起こらず、いわゆるヒトコワ的なシーンも多いが、じっとりとした怖さを感じることができて良かったです。同じ著者の別の本もまた読みたい。

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    2025年11月08日
  • 船玉さま 怪談を書く怪談

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    とある三味線弾きのこと
    が一番好き
    次に好きなのは
    浅草純喫茶

    短編なので寝る前に少しひんやりしたい時にピッタリ

    203号室が取り上げられてて、あ、あれってそうだったんだ
    と読んだ人は思うはず

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    2025年10月27日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    著名作家による小学生向けホラーンソロジーシリーズ。
    学級日誌版より、こっちの方が読み応えあって、面白かったです。
    サブタイトルになっている作品の著者が斜線堂有紀だったので、それもちょっとうれしかったかも。このメンバーだと、宮部みゆきか?って思ったのですけどね。
    ルビは中学年程度です。文字も大きめで、一話に一つ挿絵があります。
    「えんまさん」黒史郎
    嘘をつくのが大好きで、それもとても上手に嘘をつくハルト。家族に怒られてもけろっとしています。おばあちゃんはえんまさんのことで諭します。おばあちゃんが話すえんまさんはちょっと具体的で...。
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    絶対に空き地がなかった場所

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    2025年09月17日
  • 怪と幽 vol.009 2022年1月

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    テーマと、澤村伊智さん松原タニシさんの対談に惹かれて、過去号をお迎えしました。
    タニシさんの事故物件が13件目の時に対談されたらしく、先日聞いたラジオでの状況(その時は27件目とか言ってた、うろ覚え)との違いに感慨深くもなったり。
    タニシさんをいくつかの媒体で追っていても、全然知らなかったことがこの対談でいくつも明かされていて、お迎えしてほんとに良かったなぁってなってます(事故物件価格設定とその裏事情とか)
    あと、タニシさん、お話を引き出すのが相変わらず上手いですよね~ 澤村さんの黒い部分(笑)が引き出されてて、興味深く読ませてもらいました(笑)
    そして、2025年現在、ピンピンしておられます

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    2025年09月14日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    9人の作家によるアンソロジー。
    5人が既知だったので読んでみるか、と。

    全体的に面白かったけども、加門先生、斜線堂先生、澤村先生の作品はかなり良かったなー。特に斜線堂先生のはゾワっと来た。

    芦沢先生と宮部先生は怖いというよりは不思議な良い話ってところか。これも良かった。

    短い話は外れることも多いけど半分以上は 面白かったので良いアンソロジーであった。

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    2025年08月20日
  • 七人怪談

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    七人怪談は、7人の作家さんがテーマを与えられ、それにそった内容の怪談を書くという形式になっていた。

    澤村伊智 霊能者怪談
    加門七海 実話系怪談
    名梁和泉 異界系怪談
    菊地秀行 時代劇怪談
    霜島ケイ 民俗学怪談
    福澤徹三 会社系怪談
    三津田信三 建物系怪談

    それぞれ怖い作品であったが、どれも読みやすくあっという間に読み終えてしまった。

    霜島ケイさんの話では、主人公の行動によって最悪とも思える結果になってしまう。その後のことは書かれていないが、これから何が起こるのか想像するだけで恐ろしい。
    でも、自分が主人公の立場でも同じように考えるだろうし、対応すると思う。その当たり前の行動が取り返しのつ

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    2025年08月18日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    「えんまさん」黒史郎
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    「青いコップ」加門七海
    「きれいずかん」井上雅彦
    「部分地獄」斜線堂有紀
    「おやすみ、ママ」宇佐美まこと
    「靴と自転車」澤村伊智
    「ログインボーナス」芦沢央
    「よあるきのうた」宮部みゆき

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    2025年08月13日
  • 呪術講座 実習ノート

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    これはやばい、、、着眼点が素晴らしすぎる
    好きだわぁ

    てるてる坊主、最初から顔書いちゃってたし、南側っちゅーのも知らなかったから効果なかったのかな?
    正式なやつでこんどやってみよーっと

    針聞書ー!やったー!

    陰陽道では東西南北に人生をみる
    東枕→は若々しくいたい人、南↓はエネルギッシュに活動したい人、西←は落ち着いて眠りたい人
    北は死を含む発芽以前の状態

    式神育てるのめっちゃいいじゃん!おもろそう!
    イマジナリーフレンドとかいって爆笑くそやば
    いや!こういうのは俯瞰してみちゃあかん!

    “家の不浄を送り出す”は参加者の皆様方のレポートがくっそおもろすぎる!大好き!天才!

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    2025年07月29日
  • たてもの怪談

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    最近、本物に出会う機会が少なくなり、久方ぶりに読んだ本物感。
    やっぱり加門さんも好きな作家と改めて思います。
    普段の通り道、会社との往復道、会社の近く、家の周りなどなど、、、
    気になることだらけです。
    これから都庁を見る目が変わります。
    さっ!次の本物探そう!!

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    2025年07月12日
  • こわい話の時間です 部分地獄

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    子供向けのホラー短編集。
    好きな作家さんがいたので購入しましたが、サクッと読めて、怖さもほどほどで期待通りでした。
    「青いコップ」「よあるきのうた」がお気に入りです。

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    2025年07月10日
  • 蠱囚(こしゅう)の檻

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    シリーズ2作目。
    前作より全然面白くて一気に読んでしまった。
    こーゆー世界観好きだなぁ。
    まだまだ続いてほしい。

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    2025年07月07日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子供向けの怪談話。懐かしい感じで小学生の頃によく読んでいた怪談本を思い出した。結構、バッドエンドが多かった事を思い出しつつそれが怖かった事も思い出した。3.8

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    2025年06月17日
  • 祝山(いわいやま)

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    ★3.5
    触れてはならぬ“地名”がある。
    ただの肝試しのはずだった──あの日から、現実はどこか歪んでいる。


    “瑞祥地名”
    たとえば「希望ヶ丘」や「さくら台」みたいな、縁起のいい言葉で飾られた地名のこと。
    ときに、こうした地名は“歴史や土地の記憶”を上書きするために生まれる。縁起がいいからといって、アテにはならない。

    さて、本書には不敬な行動が祟りを引き寄せるという日本的畏怖観が作品全体に流れている。

    肝試しに参加したメンバーは徐々に異常をきたし、短気になる、精神が乱れる、太るなど、一種の“病的狂気”に包まれていく。

    幽霊や化物が登場するわけでもない、曖昧で不気味な恐怖。
    加門七海が描

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    2025年06月11日