加門七海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
聖地は「"パワーをもらえる"スポット」じゃなかった!?
同じ聖地で、行って運気が良くなる人と悪くなる人がいる!?
今だんだんと、しかし確実に減りつつある身近な、そして意外なパワースポットとは!?
日本中、世界中で紹介されている聖地(パワースポット)。たくさんありすぎてどこに行こうか迷う!
ならば、その道の人の意見も聞いてみよう!
『HONKOWA』で連載している作家さんを始めとして、12人のアドバイザーが自分が「イイ!」と思った聖地をグラビア・漫画・インタビューで紹介する、聖地訪問初心者にオススメのガイドブック。
他にも初心者が忘れがちな基本マナーから、行ってから後悔しない、聖地が自分と相性が良いか悪いかを見極める方法、現代だからこそ見直しておきたい、訪れておきたい身近なパワーポイントまで、ただ聖地を紹介しているだけのメディアは絶対に教えてくれない正しい"あやかり方"を徹底紹介! ただパワースポットに行った"だけ"では運気は良くならないことが十分に理解できます! -
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厄除けグッズ、年中行事や厄年の由来や意味、考え方などを、日常に引き寄せて書いてあり、とても読みやすく、ためになる。
「祓う」ということに対して、「じゃあ祓ったものはどこへ行ったの?」という疑問を以前から持っていたのだが、「さすらうことにより罪をちりぢりにしてしまう」「細かく罪を裂いて、宙に分散してしまう」という回答を得られて、なるほど! と思った。
「風水的に吉いけど不潔な家より、家相は悪いが清潔な家のほうが運気は上がる」
「愚痴を聞かせることは、他人に災いや不運の『気』を分けること」
「『幸福になる』のではなく『不幸にならない』ことだ」
「清く・正しく・美しく」
など、折にふれて思い出していきたい。
あと、掃除は大事! とても大事! -
Posted by ブクログ
民俗学や風水、寺社仏閣や聖地と呼ばれる場所に造詣深い作家、加門七海が、富士山の表から裏、光から闇まで、書ける所まで書き尽くした、加門版富士山ガイドブック。
富士山に関する歴史の基本的なレクチャーから始まり、富士山に纏わる「かぐや姫」「記紀」「徐福と秦氏」の伝説、富士山を信仰する「富士講」の副講元へのインタヴュー、実際に行ってみた富士山世界遺産「構成資産」の著者なりの感想、そして加門流、富士山を含む「神社・仏閣・聖地への参拝術」――。
ただ「世界遺産になったから」などの理由で行くのは勿体ない。せめて行くなら富士山のことを知ってから行った方がいい。下調べせずに行って、後から「ああー、あそこでああしていれば、あそこも行けばよかった」などと悔やむなんて、行った意味がないではないか。
また、富士山はよく霊峰の一つに挙げられる。霊峰とは端的に言うなら「神が宿る山」である。霊峰には寺社仏閣、聖地同様に、普通の登山にはないマナーもある。マナーを犯して不幸せな登山にしないために、富士山に行くなら、まずはこれを読む事をオススメする。
そして、世界遺産となった富士山を国外の多くの人に知ってもらうために、ぜひ翻訳版を出してほしいものだ。 -
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ネタバレホラー作家、鹿角南が主人公のシリーズ。
「祝山」もそうだけど、派手なシーンがないのにすごくコワイ。
古い面を着けて踊っていた大学生が変死。ネットに公開されたその面は、鹿角の友人、和歌子の祖父の遺品にあった神楽面と形状が似ていた。
死んだ学生の友人、奈良崎と村上から相談を受けた鹿角と和歌子は、面の出自を調査していく。
面の正体は徐々に明らかになっていくけど、霊能者というわけではない鹿角は、視えてしまうだけに、奈良崎たちに深く関わるべきなのかだいぶ葛藤している。結局、面を着けてしまって怪異に襲われていた村上を助けようと、2人して危険な目に遭ってしまう。命からがら戻ることができて、助かったのかと思いきや‥村上は死んでしまう。
モヤモヤしたままの後味の悪い結末。スッキリしないところが妙にリアルで、加門七海ならではの怖さがある。読み終わってから改めて表紙絵を見ると、余計にコワイ。しかも、このイラスト、諸星大二郎じゃん!コワイよー。
関係ないけど、夜中に1人で読んでいたら、地震と警告音に襲われて心臓バックバクになった‥。 -
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2026.06.13
霊能者、実話系、異界系、時代劇、民俗学、会社系、建物系の怪談集。それぞれ「この作家といえば」な構成で、そこも楽しみにしてた
『サワさん』がダントツで怖い。怖いというより気持ち悪い。決定的なオチがあるわけではないところは「ナニソレ怪談」かもしれないが「ヒトコワ」から派生してるところが後味悪くて好き。
民俗学怪談『魔々』は、実際にありそう。ここで本当に「思い」が解放されるとしたら「その苦しみを与えた者たち」も存分に苦しめばいいのにと、思ってしまった。
『何も無い家』実はいちばんゾッとした。家に「呼ばれた」んだな、と思った。それにしても、家の描写、間取りの説明が本当に細かく丁寧。まるで自分が玄関から入って家の中を歩いているよう。そういえばそういう怪談あったよね。ひょっとしてこのお話は「家に『呼ばれた』奇妙な話」ではないのでは...? -
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主人公の見切り方が清々しくて好き。
まず肝試しに行く人を嫌ってる前提が、ホラーを客観的に見てる感じがして、そうゆう人の目線のホラーって面白いなと思いました。
そして肝試しメンバーが腹立つ腹立つ(笑)様子はもちろんおかしくなってるんだけど、茶化してる感がある所が肝試し嫌いの目線であることを強調してる感じがして良かったです。
おかしな現象も、幽霊が姿を表すとかじゃなくてなんとなく寒気がする、空気が重いって表現で、実際私も霊感あるんじゃないか…?と思えます。別に何かしかけるとかじゃないのにジワジワ何かがおかしくなっていくのが絶妙で、しっとりと冷や汗をかけるホラーです。