加門七海のレビュー一覧

  • もののけ物語
    視える人には視える。
    物に取り憑いたもの、部屋にいるもの。
    そんな見えない「もの」との日々を赤裸々に綴った驚異と笑いのエッセイ。
    中でも面白いのが「怪談徒然日記」。ンな事起こるかよ……と思いながらもつい後ろを振り向きたくなったのはここだけの話である。
  • 猫怪々
    ただの猫エッセイかと思いきや…しっかりオカルトしてました。加門七海さんらしい世界観でとても面白かったです。
  • 七人怪談
    怪談界?では“間違いない!”作家さんの集まったアンソロジーです。
    別の本でも読んだような…既視感はありつつ、楽しめました!
  • 船玉さま 怪談を書く怪談
    5よりの★4
    さすが加門さんです。
    異形そのものを怖く表現するのではなく、普段の生活の中に怖い物が存在する事を表現してくれます。
    普段の生活環境に怖いものがいる事を考えさせてくれます。
    とくに「カチンの虫」。。郷内さんや聖書関連を読んでて良かったと思わせてくれるエピソードでした。
    「いきよう」は郷内...続きを読む
  • 七人怪談
    一篇一篇を読み終わる度に、さすがだ、とニンマリしてしまった。皆さん、特にこのメンバーに依頼をした三津田さん、お見事としか言いようがありません。
  • 七人怪談
    一人目、澤村伊智「サヤさん」でやられました。他の人も面白かったけど、個人的にはこれがいちばん面白かった。
  • 七人怪談
    大好きな三津田信三さんのホラーと、三津田さんの選ぶ作家さんとテーマで編集者としての三津田さんも楽しめるという、ファンには嬉しい企画の本です。
    静かな夜、自室で読むのにぴったり。
    勘違いかな、でも変や感じがするな、という日常の中に潜む怪異を感じることができました。
    「何も無い家」の、肌触りまで気持ちの...続きを読む
  • 七人怪談
    澤村伊智 霊能者怪談
    投稿文から浮かび上がる霊能者。面白かった。さすが。
    ヒトコワではないが、ダメだと思いながらもずるずる先延ばしたり、無視したりする心理がめちゃくちゃわかる。

    加門七海 実話系怪談
    実話かフィクションか。実際に足を運んで写真をとって、写真が変化する。怖かった。

    名梁和泉 異界系...続きを読む
  • 祝山(いわいやま)
    通過儀礼的なニュアンスのある、若い男子のそれならともかく、いい年した男女の「肝試し」というのは何を考えているのか正直理解しがたい行動ではある。作家さんの分身である語り手はそうした手合いに対する嫌悪を隠さないが、怪異に対する敬意を欠くことについては、完全否定を下回るほどの愚行であることを考えれば当然か...続きを読む
  • 七人怪談

    三津田信三の元にホラー界屈指の作家6人が
    集まり、各々、テーマ別の怪談を描く……(; ´⊙Д⊙)ゾワッ

    バラエティーに飛んだ7作品でした!
    個人的に面白かったのが、

    『サヤさん』澤村伊智
    新居に越してきた家族に起こる祟り
    そしてあの!霊能者が現る!!

    いや〜まさかねあの人が出るとわ笑笑
    ...続きを読む
  • 怪と幽 vol.013 2023年5月
    織守きょうやさんの「そこにはいない」が特に好きでした。
    両思いなので末永く暮らして欲しいなと思いました。
  • 祝山(いわいやま)
    派手さがない
    それ故にノンフィクション感が強め

    結局何だったんだよというのが正直な感想
    ホラーは論理があった方が冷めるのでこの形が正解な気がする

    フィクションって言ってるがモデルになった事件とか土地とか気になってしまう
    全体的に肝試しは愚かというメッセージが強かったので実際に行くとかはしない
  • 祝山(いわいやま)
    憑き物が実際に出てきていないのにしっかり気味が悪かった
    土着信仰特有の気味の悪さ
    結局怪異の原因がなんだったのかがしっかり分からずに終わるのもリアル
    ただ知りたかったという思いもある
  • 船玉さま 怪談を書く怪談
    もはやエッセイぐらい軽いホラー体験談。
    表題作はもちろんいくつか怖い話もあるけど、
    語り口の影響もあり爽やかで読みやすい。
    怪談を書く怪談が妙な説得力でとても怖かった
  • 猫怪々
    猫も動物のお化けの話も好きなのでとても面白かった。加門さんの猫馬鹿ぶりに共感しかなく、笑いながら読んだ。
  • 着物憑き
    著者が体験した着物にまつわる怪異や、知識が書かれている一冊。

    着物を見る目が変わる。良い意味でも、怖い意味でも。
  • 祝山(いわいやま)
    こ、、怖かった。得体の知れないものにぐにゃりと囲まれているような怖さ。実際に幽霊が出てくる訳ではないのに妙に怖い。文調は軽くて明るいのになんでだろう。

    肝試しに行ったあとからその人達のまわりで不思議な事が起こるという王道ホラーだけど、作者の加門さんが実際に体験したことの書き下ろしホラーということで...続きを読む
  • お咒い日和 その解説と実際
    呪い、じゃなくて、占い、じゃなくて、お咒い(おまじない)。それいがいにも祈祷、お祓い…これらはすべて、根源は同じところ、我々が普段いるところの「こちら側」ではなく「あちら側」の力を借りようとするという意味で根源は一緒。

    オカルティックに語られると引くし、科学的に解説しようとされても引く。この本はそ...続きを読む
  • 祝山(いわいやま)
    テンポは良いのにじっとり怖いという、なんとも妙なバランスのホラー小説。山が身近な人はより怖く感じるんではなかろうか。
  • 猫怪々
    猫怪談恐ろしいかなとおもいきや猫可愛いし、怖い部分もあるしなんとも不思議な感じのお話で面白かった!
    やはり加門七海さん面白い作品ですね!