加門七海のレビュー一覧
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視える人には視える。
物に取り憑いたもの、部屋にいるもの。
そんな見えない「もの」との日々を赤裸々に綴った驚異と笑いのエッセイ。
中でも面白いのが「怪談徒然日記」。ンな事起こるかよ……と思いながらもつい後ろを振り向きたくなったのはここだけの話である。Posted by ブクログ -
5よりの★4
さすが加門さんです。
異形そのものを怖く表現するのではなく、普段の生活の中に怖い物が存在する事を表現してくれます。
普段の生活環境に怖いものがいる事を考えさせてくれます。
とくに「カチンの虫」。。郷内さんや聖書関連を読んでて良かったと思わせてくれるエピソードでした。
「いきよう」は郷内...続きを読むPosted by ブクログ -
派手さがない
それ故にノンフィクション感が強め
結局何だったんだよというのが正直な感想
ホラーは論理があった方が冷めるのでこの形が正解な気がする
フィクションって言ってるがモデルになった事件とか土地とか気になってしまう
全体的に肝試しは愚かというメッセージが強かったので実際に行くとかはしないPosted by ブクログ -
憑き物が実際に出てきていないのにしっかり気味が悪かった
土着信仰特有の気味の悪さ
結局怪異の原因がなんだったのかがしっかり分からずに終わるのもリアル
ただ知りたかったという思いもあるPosted by ブクログ -
もはやエッセイぐらい軽いホラー体験談。
表題作はもちろんいくつか怖い話もあるけど、
語り口の影響もあり爽やかで読みやすい。
怪談を書く怪談が妙な説得力でとても怖かったPosted by ブクログ -
呪い、じゃなくて、占い、じゃなくて、お咒い(おまじない)。それいがいにも祈祷、お祓い…これらはすべて、根源は同じところ、我々が普段いるところの「こちら側」ではなく「あちら側」の力を借りようとするという意味で根源は一緒。
オカルティックに語られると引くし、科学的に解説しようとされても引く。この本はそ...続きを読むPosted by ブクログ