加門七海のレビュー一覧

  • 美しい家
    これまた「異形コレクション」参加作品が主として収録された(この作家としては「オワスレモノ」に続く)短編集。
    この著者、『見える』ことで一部ではつとに有名であり、その類の本や作品も出しているのだけれど、といってイロモノかというと、さにあらず。そういう知識がなくとも十分に愉しめる作品ばかりだと思う。
  • 真理 MARI
    実家に戻った主人公が、小学校時代の同級生に10数年ぶりに再会する。懐かしさも手伝って気軽に同窓会らしき集まりを約束しただけのはずが、同級生の妻からありもしない浮気を疑われ、ストーカーじみた嫌がらせを受ける……と、よくある「サイコな女の恐怖」てな話かと思ってたら―こう来たか。しかしこの主人公、理性を保...続きを読む
  • オワスレモノ
    書き下ろしの表題作を除く7編中、6編は他のアンソロジーに収録済(光文社文庫だけれど初出が「異形」は1作のみ)。
    手堅く、怖い短編揃い(笑わせられ、ほろりとさせられる作品もあるが)
  • 鳥辺野にて
    ホラー短編集です。
    12作品中 私が好きなのは
    「左」 この話は 怖いというより 面白かったです。
    何度も読みました。
    左甚五郎 この人の名前を聞いたことがありますか?
    宮大工の甚五郎 彼の作ったものは 命をもって動き出す・・・
    しかし 作ってはいけないものも ありますね。

    「菊屋橋」 これは 怖...続きを読む
  • オワスレモノ
    そんなに怖くないかな?
    電車の話はちょっと嫌だったかも・・・
    電車の中で思い出したくない話かなぁ。
    短編なので、読みやすいです。
  • 美しい家
    ホラー短編集。といっても最後の2話は、怖さよりも心がほっとする話。特に最終話のマッチの話が夢があって楽しい。
  • 真理 MARI
    怖い、本当にヒタヒタと忍び込んで来るような怖さ....
    女性が読めばもっとこの怖さが自分のこととして感じるだろう。
  • オワスレモノ
    人身事故のため、停車中の通勤電車内。男は網棚付近に漂う黒い靄のようなものを目撃する。他の誰も気づかないが、禍々しい気配を放つ何か…。やがてそれが男に向けて迫ってきたとき、彼を襲った身の毛もよだつ出来事とは?(表題作)実話怪談の名手でもある著者が描く、日常の隙間から立ち現れる怪異の数々!書下ろし作品を...続きを読む
  • 真理 MARI
    亮子の悪夢のような日々は、幼なじみの森本との再会から始まった。匿名の手紙、日に何十回もの非通知の着信、食べ物に繰り返し混じる異物…。二人の仲を邪推する森本の妻・真理の仕業なのか?それにしても、理屈では説明のつかないことが多過ぎる。深夜に襲ってくるこの異様な気配はいったい?反撃に出る亮子。だが、本当の...続きを読む
  • 大江戸魔方陣
    魔学にハマり、風水関連を読み漁っていた頃に出会った本。かなり細かい上に、同じことの繰り返しで後半はちょっと飽きてきてしまった。けども、これ魔学やりながらあわせて読むとかなり面白いのでオススメ。
  • 東京魔方陣
    鎌倉と日光東照宮が同じ子午線にのっている。これはすごいことだ。グリニッチ天文台が経線0度の上にあることと同じくらい日本人として知っておくべき知識だと思う。ここからは私の連想だが、霊峰富士と出雲が同緯度にあるのが偶然でないとすれば、その真真ん中は難波よりは飛鳥の方が理にかなっていると言える。おまけに...続きを読む
  • 大江戸魔方陣
    いや…なんつうか…内容が云々つうより演出が莫迦莫迦しい。テンションだけ高くて推論と結論がついてってないわ! おもろいけど。
  • 呪(しゅ)の血脈

    よくわからない

    ミステリーや民俗学が好きなのでよんでみましたが最初から最後までよくわかりませんでした。難しめです。
    ところどころ雰囲気がBLを意識してるよなぁということだけはわかりました。
  • オワスレモノ

    少し当てが外れた

    加門七海さんの自分が今迄読んだホラーは大概、実話系でなくても実話ベースを感じさせるものが多かった気がする。今回のはそれに当てはまらないので自分的には外した感が。。
    ただ、創作ホラーもの作品として読めば、それなりに楽しめました。
  • 祝山(いわいやま)

    そんなに怖くなかった

    レビューが良かったから期待しすぎたせいもあってから、あまり怖くなかった。