加門七海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「家」をテーマにした怪談(『残穢』)を以前読んで、その類いだろう、つくりもの、つまり嘘だろう、と思って読んでみたら......違った。
著者自身の経験、つまりエッセーだ。
もちろんこれは巧妙に見せかけた「物語」かもしれない。
そう思わせておいてやはり事実なのかもしれない。
どちらにせよ、少しばかりの寒気を感じる代物だ。
「お化け屋敷の話」では私自身も感じていたことが書いてあった。
東京タワーの蝋人形館、花やしきのお化け屋敷。
もともと怖がりで、夫が帰宅しただけでも飛び上がって驚くほど(大不評だ)。
しかしそれとは別に、なんとなく長居してはいけないところというのは感じる。
動物的な勘、第六感、いろいろ言い方はあるだろうが、やめた方がいい、という体の声には耳を傾けた方がいい。
私はお化けは見たことはないが、それはその体の声に従っているからではないか。
もちろん避けようのないこと、例えばタクシーの客となった幽霊、は確かにあるだろうけれど。
「道の話」は、『残穢』を思い出させる。
人の念というものはあるかもしれない。
一番恐ろしいものである人が残したもの、実体がないからこそさらに制御不可能になっていくもの。
本書を馬鹿馬鹿しいとか、非科学的だと評することもできようが、私にとってはそうやって周囲の声に耳を貸さないことの方がよっぽど恐ろしく感じる。
くわばらくわばら。 -
Posted by ブクログ
借りたもの。
コミックエッセイ作家による、パワースポット魅力・不思議探求本。作家たちの接し方は多種多様で、それが興味深い。
歴史的なこと、自然と雰囲気を堪能すること、神社仏閣でお参りするときの心得などなど…内容は多岐に。
森林の浄化力、自然そのものの力(磁場?)や、風水的な地理学を踏まえて人為的に力を集める場所など……
パワースポットの多様性も、そのご利益云々抜きに興味深い。
神社に纏わる日本神話についても、コミックで紹介。
日本に留まらず、イタリアのアッシジ、(詳しく描いていないけれど)インドのバラナシなど、海外のパワースポットまで。
……日本と海外のパワースポットって、何がちがうんだろう? -
ネタバレ 購入済み
凄い怖いとまでは
凄い怖い!やばい!とゆう感じでは無く、現実にありえるかもしれないなと、、リアルに物語が描かれています。あまり極端に怖い事は起こらず、怖い話などを調べ尽くして読み尽くしている方には刺激が少ない様な印象もありました。恐怖とゆうものは、日常に常にあるのかもしれない。その人の生き方、考え方、感情、環境によって、恐怖の感覚、また関わり方もまた違ってくる。私としては、この物語は、今も何処かで誰かの日常にも起こっているかもしれない出来事として、読み進めて行きました。最後の方で、あんな事したのに、あの人(男性)のあの後はどうなったの?とゆう様な静けさの中で終了した感じには物足りなさも感じましたが、そのくらいが丁度良いのかなぁ?想像力を膨らませてね、とゆう感じなのかな。
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Posted by ブクログ
一念発起して引っ越しを考えたKさん。決して安くなく、当たり外れが大きい案件なだけに、何を以って「好物件」かをひたすら考えた結果、出した結論は“運の良い家”だった。 ――しかし。
「……で? 何なんだよ、その運の良い家ってのはよお」
なまじ様々な方面への知識があり、しかも感性豊かゆえに起きる、物件選びから引っ越し、生活してからの四苦八苦をコミカルかつオカルティックに書き綴った『引越物語』、不幸が起きた家や場所を線で繋いで初めて明らかになる恐怖を描いた『道の話』など、私達にごく身近な道や土地や建物をテーマにしたオカルトエッセー。
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怪談、とありますが、著者自身が後書きで書いたように、その内容はどちらかと言えば著者の近況や昔話、そして考察を綴ったエッセー。
再録もありますが、過去作に収録された『道の話』の後日談や都庁の考察など、読み応えは十分。人が居心地良い場所には人以外の存在も間借りするのは当たり前。それが虫であろうと彼岸の存在であろうと謎の存在であろうと。
しかし……。
ここ十数年の首都圏の猛暑の要因の一つがアレだったとは! もし本当だったら、再開発で全部除くか山側に移してほしい。 -
Posted by ブクログ
Booklive!ですと、似たジャンルでオススメ、みたいなかたちでいくつか出てくるのですが、『リセット』シリーズなどで有名な山本まゆりさんの作品を見ていたらその中のレビューでこの作品が取り上げられており、興味を持ち購入しました。
加門さんという方は霊能力者のようで、色々視えたり、触れたり、祓えたり、なんだり、できる方のようです。こういった出来事がありましたよ、っていうルポですね。
メインは、出雲大社の遷座祭レポート。
社には、物凄い大きく強いものが収まっているようだ、とか。
日付が変わった瞬間の劇的な雰囲気のかわりよう、とか。
出雲大社によって薄められたものが再度表に出てこようとするの六十年目で、それを阻止するために遷座祭がおこなわれまた薄められるのであろう、云々。
その次は、目立たなくさせつつ完璧に隠すことのできない禍々しいものがそこらへんにひっそりとあって、開けて開けて、みたいに口を開けてニッコリしていたりするから、そういうのは、気をつけましょう、っていうお話。
また、友人とともに山の上にあるお社に向かう際、その友人の友達も一緒に行くことになり、その人たちがオカルトかぶれというか、大騒ぎを繰り返す人たちで、なんかいろいろあって面倒ごとに巻き込まれたわ、やってらんねー、っていう愚痴を含めた漫画。