加門七海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ただ本人の体験が淡々と語られているのであって、怖がらせようという意図がない。そこが逆に話に真実味を持たせ、怖かったりもするのだが、気付いたらこの世ならざるモノの存在を認め始めている自分が…。
こういう体験談は、ツッコもうと思えばツッコミどころ満載なのだろうし、多くの人には見えないことだけに、信じがたいということもあるが、じゃあ現代の科学で解明できないことは、イコールありえないことなのか、というとそれは早合点という気もする。
よく霊的なモノを見たり感じたりする人は、鼻がいい人がいたり、勘の鋭い人がいるみたいに、気の動きを読み取る感覚が鋭いってことかも、と加門さんの話を通して思った。 -
Posted by ブクログ
古本市で購入した本。この手の本に何故興味を持ったのか理由は、現在シリーズで読んでいる本」(再読ですが)「陋巷にあり」で主人公の顔回は巫儒の一族(霊魂を扱う)の出身で、時折呪術の技法が登場します。この間読んだ箇所で、都を選ぶのは偶然ではなく、何年もかかり最上の土地が選ばれた・・・との下りがあり、これが風水のもとになったものだったということが分かったからです。
筆者はこの本の前に、「大江戸魔方陣」を執筆しているようなので、そちらを先に読むと分かりやすいのかもしれませんが、おおよそ筆者の主張は東京は呪術都市、日本は呪術国家ということのようです。
つまり、徳川幕府が築いた江戸城下を護るための結界を破り