加門七海のレビュー一覧

  • 蠱囚(こしゅう)の檻

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    ネタバレ

    今回は蠱毒ということで、面白かったです。
    やはり加門さんの得意分野の小説は楽しい(^^)
    続きも待ってます。

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    2025年06月01日
  • 黒爪(こくそう)の獣

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    "視える"悠希と、霊能力を持つ水月。辛い過去を持つ兄妹は新宿の片隅で、占いを生業にひっそりと生きていた。何者かが、新宿の街に邪悪な呪術を仕掛け、2人は否応なく巻き込まれる。

    呪術の描写が妙にリアルというか、知らない世界だけど、ホントにこんな感じなのでは?と思ってしまうのが、さすがの加門七海‥。「祝山」ほどの衝撃はなくとも、違う種類の怖さがある。

    悠希と水月、2人の生い立ちはかなり可哀想で、過去の描写は胸が痛い。平穏な生活を守るため、水月を危ない目に遭わせないため、悠希は頑張る。事件を追う刑事、魚名二郎とは、わりといい関係になったのが嬉しい。いろいろ背負ってしまっている2

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    2025年04月10日
  • 黒爪(こくそう)の獣

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    ネタバレ

    加門さんにしては珍しいスタイルのホラー。
    呪術とそれに関わる兄妹、刑事。
    江戸自体が呪術で構成されているわけだから、こういう物語も私的にはありかと。
    続編が出てくれたら嬉しいかな。

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    2025年04月03日
  • 呪術講座 実習ノート

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    こっくりさん、式神、妖精、てるてる坊主などのまじないを複数人で実践し結果を報告。呪術の指南書はあってもその結果を詳しく載せた本はあまりないため画期的ではないでしょうか。どれかを試したくなります。もちろん自己責任ですが。

    果たして効果のほどは…?

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    2025年03月10日
  • 呪術講座 入門編

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    形而上の概念を扱うにあたり、最初に著者のスタンスを明確にしてくれたので読みながらそこに乗っかることができて楽しかった

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    2025年03月05日
  • 祝山(いわいやま)

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    とても恐ろしい展開がドッとくるという要素は全くなく、ジワジワと泥に引き摺り込まれるような不気味な展開がよりリアル感を出している。
    ハッキリとした事は全然分からないまま終わるが、逆にそれがこの「祝山」という作品を良い意味で後味の悪い物として仕立て上げていて良かった。

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    2025年01月28日
  • 祝山(いわいやま)

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    じわじわ来る嫌な怖さのある作品。
    日常的なシーンが割と多めなので読みやすい。
    グロさもなくきれいなホラーといった印象。

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    2024年12月25日
  • 祝山(いわいやま)

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    怖かったー!
    じわじわきいてくる陰湿な感じ。
    ほどよい現実感が、本当にあった話を聞いているようでリアルだった。

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    2024年11月27日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    誰もが知っているような作家の短編集を八つも集めたホラー短編集。
    特に面白怖かったのは、宮部みゆきさんの「影牢」と、三津田信三さんの「集まった四人」、小池真理子さんの「山荘奇譚」、有栖川有栖さんの「赤い月、廃駅の上に」
    あくまでも自分の好みというところですが。

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    2024年11月22日
  • 祝山(いわいやま)

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    じわじわと背後に忍び寄ってくるような
    得体の知れない怖さを感じる。派手なシーンを求めたホラーではないので好みは分かれるかもしれないが、こういうのが1番嫌な怖さが後を引く。
    身近なあの人最近雰囲気変わったな、あんな性格だったっけ?と感じた時はもうすでに遅い。

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    2024年11月18日
  • たてもの怪談

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    視える人、加門七海の、たてものにまつわるエッセイ。もちろん、怖くて不可思議な話がたくさん出て来るのだけど、文体はライトだし、物語ではないから、読者を怖がらせようという感じが全然ない。よくよく考えれば怖いのに、家にGが出た、みたいなノリで書いてあるし。でも、行ったことのある場所が出てくるし、全体を通してうっすらコワイ。私は視えたことないので、興味はあるけど、視えなくて良かった、とも思う。

    前半の著者の引越し話を読むと、視える人って大変だな〜と思う。視えなきゃ気にならないのでそれはそれでいいのだけど、霊能者や神社に顔が利く知り合いがいるって、ちょっとうらやましい。
    それにしても、存在しない部屋

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    2024年11月10日
  • 呪術講座 入門編

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    『呪術というのは、作法だけを沢山知っていてもダメなんです。知識や教養があるほうが強い。』
    と書いてあるようにただ呪文や手の動きを知るよりもそのバックを知ることで想像力が強化される。イメージが漠然としていると効きません
    サクッと気楽に呪術のことがわかる一冊

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    2024年11月07日
  • 祝山(いわいやま)

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    ネタバレ

    矢口クソだなと中盤から読んでて思ってたけど、自分が明らかにおかしくなってるのを自覚しつつ抑えきれなくて葛藤してたのかなと思うと悲しい。

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    2024年10月12日
  • 祝山(いわいやま)

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     今で言うモキュメンタリーホラーに近いホラーで作者がある心霊スポットを訪れた四人に関わったことで怪異に見舞われるという本人からすればたまったものじゃない状況に立たされて「怪異が起こった原因は何か?」「『祝山』とは何なのか?」という謎を考察していくストーリーがいきなり襲ってくる恐怖ではなくヒタヒタと後ろから忍び寄ってくる恐怖があった。『残穢』が好きな人にお勧めしたい。

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    2024年10月01日
  • 陰陽師の日本史

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    わかりやすくて読みやすい
    陰陽師の入門編てところですかね
    この詳しい内容をこれだけわかりやすく書くのは大変だろうな
    陰陽師はけしてエンタメ的な存在ではない
    でもエンタメになりやすい存在ではある
    安倍晴明はそれを上手く利用した役者でした

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    2024年08月13日
  • もののけ物語

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    「この世ならざるものたち」に対する著者の距離感(害がないなら放っておく、悪さをしようとしたらきっぱりはねのける)がとてもよかった。
    この世には人間だけが暮らしているわけではないし、すべてを明らかにしない方が楽しく生きられるのかもしれないなあと思った。

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    2024年07月24日
  • 着物憑き

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    著者の着物好きがとてもよくわかる。
    好きだけじゃなく、知識も豊富なので読んでいて興味が湧いてくる。

    私の時代は、結婚の際に支度としてひと通りの着物を持たせて貰ったものだが、袖を通したのは殆どと言ってもいいくらい少ない。
    家紋入りの無地や喪服もあるにも関わらず、洋服で済ませている。
    箪笥の肥やしだ…
    興味がないわけではなく、機会がなかったと.これも言い訳のようだが。
    振袖も2回しか着ていないまま、持ってきているが、娘には新たに本人が好きなのをと誂えた。
    それも前撮り写真のときと成人式のみと娘も2回しか着ていない。

    この本でも振袖のことに触れていたが、いつまでも着れるものではないから持っていて

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    2024年07月20日
  • たてもの怪談

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    怪談とタイトルにあったので、怪談目的で読み始めたのですが…怪談だけじゃなかった。。
    でも、その怪談以外のお話も良かったです。
    前半は、加門さんがお家を購入されるまでのお話。その後、そのお家での怪異や、いとこさんのお宅での怪異、旅先での怪異など、怖い話になってました。

    平屋、古い日本家屋…いいですよね。
    畳敷きのお部屋…いいですよね。
    私が好む家の様子とぴったりで、ものすごく納得できたし、何より加門さんと好みが似ていることがとても嬉しかった。
    住みたい地域に自分の好みのお家があるとは限らない…まさしくです。。
    あと、ほんとに、畳敷きのお部屋のある家が少なすぎる(泣) 寒暖差の少ないマンション生

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    2024年05月21日
  • 呪術講座 入門編

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    タイトルから連想される禍々しさは全くなく、呪術、式神、言霊、お札など様々な角度から分かりやすく書かれています。相手を呪うとか、そういう負の呪術はやはりそれ相応の対価を求められるし帳尻を合わせられる、霊能者や占い師の結末もなるほどなと思いました。最後に折り方も載っていた清め包みが難しい。自分の読解力がないだけかもしれないけど、あの図で折れた人はすごい。

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    2024年05月18日
  • 呪術講座 入門編

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    まじないや呪術に惹かれる人は多いだろう。なんだか不思議で気になる、試したくなる。そんな人にこの本はおすすめ。エッセイのような構成で様々な知恵を提供してくれる。どうにもならない時、疲れた時、誰かを恨むとき、呪いたい時… 何かに頼るのは今も昔も変わらない。文章は軽めのためより発展した内容を求める方にはやや物足りないかもしれません。

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    2024年05月08日