【感想・ネタバレ】祝山(いわいやま)のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年12月28日

実体験調で進むホラー。山とか祟りとかツボだらけ。身の回りで起き始める怪奇の元を辿ると、とある山の信仰に結びつく。田舎ドライブが好きだけど、これを読んでから軽々と山に踏み込むのが怖くなった!

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Posted by ブクログ 2022年02月13日

とんでも展開ではなく、しっかりとじんわりとした恐怖を描いたホラー小説。
土地や歴史に根付いた何か、が恐怖の対象として描かれることはよくありますが、こちらもそんな作品。

短めで、ダラダラとした展開ではなく話の展開も早いので読みやすかったです。

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Posted by ブクログ 2022年02月06日

めちゃくちゃ怖い。
ホラーなのだろうか?ホラーが始まる前で終わったような?オバケが出て何かしたわけじゃないのに怖い、というとこが凄いと思った。

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Posted by ブクログ 2021年04月01日

さほどホラー小説に怖さを感じないことが多いのだが、
祝山は違った。ねっとりとまとわりついてくる気持ち悪い怖さがあった。後半は、本当に恐怖を感じた。自分も巻き込まれるのではないか、という恐怖だ。

話の内容としては、好きか嫌いかで言うと申し訳ないけれど、嫌いなんです。主人公が好きになれないのと登場人物...続きを読むも好きになれない。人間の愚かな部分がぎゅうぎゅうに詰め込まれた話だから。

でも、伏線と伏線が重なり合った瞬間の鳥肌が立つあの感覚は読み終わってから数日が経つが繰り返し起こって来て恐怖の持続性があるようだ。

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購入済み

くどさがなく 読みやすいです

2020年08月20日

同作者の他の作品を見たあとすぐ こちらの祝山を読みました。前に読んだ作品の展開があまり好みではなかったのと、文章がやや読みにくいなと感じたので これはどうかなと思っていましたが、読みやすくて安心しました。
長さもちょうど良く、展開にだらけずに 物語に対する怖さや不安など緊張感を持ったままで読み進め...続きを読むられました。

主人公の 作家・鹿角が、毒づくことも多いですがしっかりしてて、程よく適当で、押しにはちょっと弱いけど利他的でもないところがいいですね。

山の祟りの元凶は一体何なのか、神社の歴史はどのようなものなのか…読んでいる途中は明らかになるものと思っていましたが、こういう終わりかたもまたいいのかもしれません。

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Posted by ブクログ 2020年08月06日

よいホラーでした。ほぼ一気読み。

夜の山って怖いですよね。
ぼんやり黒くてどこからが山でどこからが空なのか。
どこからが闇なのかがわからず、ぼんやりと大きい。
あの怖さが文章できちんと伝わってきます。
大抵のホラーって狭くて暗い事が多いと思いますが
こちらは大きくて黒い。

作者は文章の書き方にも...続きを読む変化球を投げられていて、
細かく読み込めばより理解が(恐怖が)深まるのだと
思います。

主人公のオカルト的な事に対する生真面目ともいえる
姿勢も好感が持てます。
ただの真面目ではなく、ちゃんと距離感を
わきまえていて「なんでそんな事しちゃうかなー」って
いうストレスがないです。

加門七海さんのうわさの神仏という本が
好きなのですが、加門さんは本当に神様仏様のことが
好きなんだなーって思います
神社でなまじ知識を持っているため、格が高いと
勘違いし傍若無人にふるまう人が増えているという
ところには大きく頷きました。

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ネタバレ購入済み

実話なのかフィクションなのか

2020年05月10日

この作家さんの実話怪談本も読んでいたので、フィクションなのか現実なのか分からないまま読み進めていたのでずっと怖かったです。解決しないラストもびっくりだしゾクッとしました。山とか神社とか廃墟とか、ありふれているものにどんな謂れがあるのか。田舎に住む自分には身近すぎるものなので恐怖が増しました。

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Posted by ブクログ 2015年11月26日

思い返してみると、大きな事件が起こるわけでもないしグロテスクなお化けが登場するわけでもない。じゃあ何が怖かったんだろう?というと物語にうまく引き込まれて主人公の恐怖を自分のことのように感じたこと、かな。

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Posted by ブクログ 2015年07月01日

祝山の伝説という民話を絡めたとても上質なホラー小説でした!やっぱり日本古来の伝統を感じさせるホラーはいいなあと思いました。梅雨の時期にピッタリ。

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Posted by ブクログ 2023年07月30日

通過儀礼的なニュアンスのある、若い男子のそれならともかく、いい年した男女の「肝試し」というのは何を考えているのか正直理解しがたい行動ではある。作家さんの分身である語り手はそうした手合いに対する嫌悪を隠さないが、怪異に対する敬意を欠くことについては、完全否定を下回るほどの愚行であることを考えれば当然か...続きを読むも知れない。実体験に基づくとされているが、あまりリアルな感じはない。とはいえ、フィクションとしてかなり盛られているんだろうなと思えるエピソードを丁寧に見ていくと、本来のエピソードが透けて見える感じがあって、それがまた怖いんですけどね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月26日

派手さがない
それ故にノンフィクション感が強め

結局何だったんだよというのが正直な感想
ホラーは論理があった方が冷めるのでこの形が正解な気がする

フィクションって言ってるがモデルになった事件とか土地とか気になってしまう
全体的に肝試しは愚かというメッセージが強かったので実際に行くとかはしない

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Posted by ブクログ 2023年04月08日

憑き物が実際に出てきていないのにしっかり気味が悪かった
土着信仰特有の気味の悪さ
結局怪異の原因がなんだったのかがしっかり分からずに終わるのもリアル
ただ知りたかったという思いもある

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Posted by ブクログ 2023年01月07日

こ、、怖かった。得体の知れないものにぐにゃりと囲まれているような怖さ。実際に幽霊が出てくる訳ではないのに妙に怖い。文調は軽くて明るいのになんでだろう。

肝試しに行ったあとからその人達のまわりで不思議な事が起こるという王道ホラーだけど、作者の加門さんが実際に体験したことの書き下ろしホラーということで...続きを読む怖さが増すのかな。派手なことは起きません。だけどそこがまた怖いんだな。

ホラーあるあるだけど、田舎やその地特有の風土的、民族的な事も知れて面白かった。位牌山、祝山。山の名前にもいろんな意味があるのね。

3日で読み終えたけど、2日目の夜中にたまたま目が覚めた時この話のことを考えてしまって怖くて震えました。笑 

全体的な雰囲気はどちらかというと明るい感じでテンポも良く、主人公の女性が「この女!」とか「てめえ!」とか言ってかなり口悪く毒付くのも面白かった。明るいのに怖い、不思議な感覚です。

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Posted by ブクログ 2022年11月07日

テンポは良いのにじっとり怖いという、なんとも妙なバランスのホラー小説。山が身近な人はより怖く感じるんではなかろうか。

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Posted by ブクログ 2022年05月12日

オバケが出てくるみたいな怖さはないが、夜1人の部屋で寝るのが心許なくなる小説。
最後は新しい流れで驚きがあり楽しかった。

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Posted by ブクログ 2022年02月27日

主人公は、少し性格が歪んでるかな。登場人物に難がある人が多かった印象です。嫌な気持ちになるシーンもあったけど、ストーリーは良かったと思います。不自然さは無いし、怖すぎる事もなくするする読めました。

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Posted by ブクログ 2017年05月18日

怖かったよ〜(号泣)。いや〜、ホラーや怪談はフィクションと思えば普段ならスンナリ読めてたのに、これはフィクションなはずなのに怖かった!しかも、主人公のホラー作家の語り方がどうしても加門先生とだぶるんです。なので余計にこれは実話なんでは!?と思ってしまうほど。ちょうどこれとは別に伝承の迷い家に興味があ...続きを読むって調べてたので、山の不思議にはすごく魅了されるのですが、こんな怖い山は嫌だ〜!しかも、昔の警告地名を縁起が悪いと改名されてしまっては、もはや分からんではないか!久々に読書でゾゾっとさせられました。

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Posted by ブクログ 2017年02月09日

この話はどこまで実話でどこまで怪談か分かりにくい作品なのでかなり好き。知り合いからの狂ったメールが怖い。

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Posted by ブクログ 2023年10月06日

これといった派手さは無く、リアリティを感じる展開と結末に好感が持てました。

文体はブログを読んでいるようで、ちょっと軽すぎる気もしたので、もう少し重い方がより怖かったんじゃないかと思いました。

小中学生でも読めるような読みやすさで、
王道のジャパニーズホラーといった感じ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年12月14日

ものすごく期待して読んだので、期待ほどではなかったのですが、楽しめました。一気に読みました。

読後は、本当の話なのではと感じて怖かった。
矢口さんがリアル…どうなっちゃったの?

私にとっての、初電子書籍です。

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Posted by ブクログ 2022年09月05日

★★★
今月4冊目
神社での祟りの話。

ほんとホラー系YouTuberとか大丈夫なのかな。見てるけど。

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Posted by ブクログ 2022年08月10日

今の自分とホラー系との相性が良いのか、本作も結構楽しめた。民俗学的な部分が感じられたり、土地に纏わる障りがあったり、みたいなのに惹かれ易いのかも。

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Posted by ブクログ 2021年09月08日

ホラー作家の鹿角南は知人から肝試しをしてからおかしな事が起こると相談され、騒動に巻き込まれていくー

スリラー系ではなく、じわじわと気味の悪さが広がっていくようなホラー。
肝試しをして呪われたりするのは自業自得だと思うんだけど、祟りの方も巻き込まれた人間の都合とかは考慮されず容赦がない。
主人公も肝...続きを読む試しメンバーを見下してるような描写に底意地の悪さが垣間見える一方、肝試しメンバーの最後までふざけきった態度に主人公同様イライラ。
結局面倒を見てしまうのは性格なのかホラー作家の性なのか…

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Posted by ブクログ 2021年09月03日

著者の実体験を基にして書かれたホラー小説。
「遊び半分で肝試しに行ってはいけない。そこで怖い目に遭うのは自業自得で、悲惨な結果になったところで、同情する余地はない。」という著者の考えに、私も賛同する。下手に関わって、巻き込まれたくない。

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Posted by ブクログ 2021年02月26日

純粋なホラー。
私はホラー作品は大好きなのだが、心霊スポットなど曰く付きの場所へ自ら行ってしまう人が嫌いなのだ。
そこは作者と同じ意見。

訪れたとして、万が一そこで何かが起きてしまった時
正気を保っていられる自信が無い。

作中で言っていた通り、解釈によって祟や呪いの有無は変化してくると思う。
...続きを読むかしやはり行くべきでは無いのだ。

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Posted by ブクログ 2020年04月29日

じっとりとした不気味な話が淡々と語られていき、途中ところどころでゾワリとする。現実にあってもおかしくはないような、妙なリアリティーがある。逆に言えばもう少し意外性や派手さが欲しいと感じる人もいるはず。
位牌山はこれまでそうしたものの存在を知らなかったので面白いと感じたし、これによってある程度は物語に...続きを読む深みが出たような気がした。

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Posted by ブクログ 2019年02月23日

著者の実体験を下敷きにしたホラー。有名な廃墟に肝試しに行った男女に次々におかしなことが起こる、というありがちなストーリーと、忌山信仰が合わさったような話。

三津田信三を読み慣れているせいかそれほど怖くはなかった。山の名前のくだりと、一体何にお詣りしたのか、というとこがピークだったのと、矢口のメール...続きを読むが何だかリアルだったのが怖かったかな。

「嫌な奴」を描くのがうまい人だな、と思った。

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Posted by ブクログ 2018年08月08日

加門さんの小説を読むのははじめて。エッセイで感じた加門さんらしい人柄の主人公だったので、違和感がなかった。でも、フィクションだとわかってるからか、怖さは感じなかった。

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Posted by ブクログ 2018年05月29日

ホラーと言ってもリングの貞子とか、呪怨の真っ白な子供みたいな具体的に、ぎゃー!お化け!みたいなものは出て来ない。でも、不気味。
その不気味さは影も形もない、でも確かにすぐ近くまで迫ってきている。という切迫した雰囲気で感じ取れる。だから、不気味だし怖い。人間、影も形もないものは怖い。
そう言う意味では...続きを読む、小野不由美さんの”残穢”に少し似たものがあるのかな?と読後に感じた。

余談で神社の境内に唾吐いたり、遊び半分で心霊スポットに行ってはいけない。

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ネタバレ購入済み

凄い怖いとまでは

2016年12月19日

凄い怖い!やばい!とゆう感じでは無く、現実にありえるかもしれないなと、、リアルに物語が描かれています。あまり極端に怖い事は起こらず、怖い話などを調べ尽くして読み尽くしている方には刺激が少ない様な印象もありました。恐怖とゆうものは、日常に常にあるのかもしれない。その人の生き方、考え方、感情、環境によっ...続きを読むて、恐怖の感覚、また関わり方もまた違ってくる。私としては、この物語は、今も何処かで誰かの日常にも起こっているかもしれない出来事として、読み進めて行きました。最後の方で、あんな事したのに、あの人(男性)のあの後はどうなったの?とゆう様な静けさの中で終了した感じには物足りなさも感じましたが、そのくらいが丁度良いのかなぁ?想像力を膨らませてね、とゆう感じなのかな。

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Posted by ブクログ 2016年11月08日

廃墟に肝試しに行った知り合いから相談を受けた怪談作家が怪異に巻き込まれていくドキュメンタリー風ホラー。忌み地の祟り話というのはよくある話だが、忌み地であるとわかる瞬間はなかなかの衝撃。そして日本のどこにでもありそうな感じが怖い。怪異は派手さはないが、おかしくなっていく関係者の気持ち悪さがリアルでじっ...続きを読むくりねっとりと怖い。体験はあくまで主観であり、超常の存在をはっきりさせない姿勢が実話の雰囲気を出していてよい。このあやふやな感じはけっこう好き。主人公の、遊び半分で肝試しに行く人々への嫌悪感とか鬱憤のようなものが強く出ていて説教くさいのは読んでて気になった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年08月24日

表紙にときめいて購入。
実話系を期待したが、一本の物語になっている。
肝試しに行った人間の末路を描く小説を書く主人公が、肝試しに行った知人に巻き込まれる話。
怪異が直接降りかかるような怖がらせ方ではなく、知人が徐々におかしくなっていく様がじっとりと怖い。

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Posted by ブクログ 2015年06月24日

多分ここじゃないのかな、って思ってる山がある。祝山。知ってる場所だと思うとなんとなく怖い感じはする。話自体はそんなに珍しくない祟られもの。主人公の色んなものに対する悪態が好きじゃなかったかな。

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購入済み

そんなに怖くなかった

2017年06月23日

レビューが良かったから期待しすぎたせいもあってから、あまり怖くなかった。

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