あらすじ
ホラー作家・鹿角南(かづのみなみ)のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「胆試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで胆試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく――。著者の実体験を元にした究極のリアルホラー!
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Posted by ブクログ
なんだろう、残穢とかと似たような感じで、主人公は当事者ではなくて怖い話を聞いて嫌なことに関わっていく形なんだけど、こういった類のホラー小説は気味が悪い。いい意味で。
実話なのかフィクションなのか
この作家さんの実話怪談本も読んでいたので、フィクションなのか現実なのか分からないまま読み進めていたのでずっと怖かったです。解決しないラストもびっくりだしゾクッとしました。山とか神社とか廃墟とか、ありふれているものにどんな謂れがあるのか。田舎に住む自分には身近すぎるものなので恐怖が増しました。
Posted by ブクログ
実話怪談なのかな?
お話自体は面白いはずなのに、主人公のことがあまり好きになれず(始終イライラしすぎな感じが不快だった)、そこがマイナスポイントだった。主人公=作者ならもっとイメージを考えて好印象を与えるように描けたのでは。作者が実際に山や怪異をナメてるやつら(自業自得)にかなり苛ついていたのだろう、と感じた。
スタンダードな怪談話になっていた印象。作者の力なら、あったことをありのままに描くよりも、もっとホラーっぽく加工することもできただろうなと。
Posted by ブクログ
日常が次第に侵食されていく。主人公の周りにも異変が、だが、主人公に関しては祟りや脅しているというより、山へ帰りたい旨を伝えていたのではないかと思った。
山に悪戯心で入り穢し、勝手に山のものを持ち帰った者たちが次々と精神に異常をきたしたり、身体に異変が出たりする過程が日常のありふれた空間の中で異様さを纏い剥離されている奇妙さがなんともいえない。じわりじわりと見えない陰が読み手である自分にもページを捲るごとに落ちてくるようで、不気味かつ惹かれて読む手が止まらなかった。
最後不満があるとすれば、彼女の行動だ。どうして降りてしまったのか、そしてどうなったのか、本当に彼女はおかしかったのだろうか。
なんだか、主人公が彼女に抱いた気持ちからそんなモヤモヤが残った。
※あと、ツバ吐くって、どこぞの失礼クリエイターの謎マナーかなと思った。
Posted by ブクログ
個人的にはあまり良くなかった。
登場人物(特に主人公てか語り部)に対して感情移入がずっとできなくて、なんでそんなことするかな〜ってずっと思ってました。
Posted by ブクログ
映像化を機に読めた念願ホラー。
オチと派手な展開のないこの一連の流れに物足りなさも感じながら現実味は十分。
実際に肝試しに行ったメンバーの視点ではなく、第三者である主人公の視点からじわじわとテンションがおかしくなっていく彼らの様子が想像力を掻き立てられて恐怖中枢に効く。
同じ廃墟で同じ方向を見ているのに見えていたものが違ったり、あったはずの神社の社殿がなかったりのシチュエーションの相違も地味に怖いわ。
不意に明らかになった祝山の正体にはゾッとしたな。そしてそれを知りながら口を噤んでいる人間の無意識の悪意にも。
Posted by ブクログ
久しぶりの加門七海。物語は単純だけど、何者かわからない山は怖い。本当に体験談なのか。どことも知れぬ場所に曰くのわからない山、不明な神社。どれもこれもよくあるアイテムだが、心底怖れを感じた読後。バッグを取りに戻った友人はどこに行ったのか
Posted by ブクログ
体験を元にした話だけあって、後味の悪さがリアリティあってよかったです。無事に戻って来てくれていたら良いのですが。
ゾッとしたのは祝山の元の名がわかり、現実にもあるということ。山は身近にありますが、怖い場所でもあると改めて思いました。
Posted by ブクログ
怖さと言うか、薄気味悪さは担保されている。
が、心霊的にはパンチ力は大人しめ…というか、むしろ主人公友人たちの常軌を逸した行動に依るヒトコワ色が強め(それも霊障らしいが)。
だが、呪いの影響なのか散々エキセントリックに振舞っていた友人の作中結びでの退場の仕方はただただ潔く、誰にも告げず全てを引き受けて姿を消す姿には切なさすら感じた。
『事実に基づく』とあるが、現時点で消えた作者友人の消息が分かっていれば良いと思う。
山とは本来厳かな場所、畏敬の念を怠ると本当に取り返しのつかない事が…きっとあるのだろう。
凄い怖いとまでは
凄い怖い!やばい!とゆう感じでは無く、現実にありえるかもしれないなと、、リアルに物語が描かれています。あまり極端に怖い事は起こらず、怖い話などを調べ尽くして読み尽くしている方には刺激が少ない様な印象もありました。恐怖とゆうものは、日常に常にあるのかもしれない。その人の生き方、考え方、感情、環境によって、恐怖の感覚、また関わり方もまた違ってくる。私としては、この物語は、今も何処かで誰かの日常にも起こっているかもしれない出来事として、読み進めて行きました。最後の方で、あんな事したのに、あの人(男性)のあの後はどうなったの?とゆう様な静けさの中で終了した感じには物足りなさも感じましたが、そのくらいが丁度良いのかなぁ?想像力を膨らませてね、とゆう感じなのかな。