加門七海のレビュー一覧

  • ぼくらは怪談巡礼団
    怪談文芸散歩の面白い版でした。
    色々多角的で、うーん、見えなくても、土地の障りを感じてしまうことはあるんだなぁ。
    自分そういうのに全く気付かない派なので、面白そうでいいなぁ。

    紹介されているところに行ってみたくなる。でも遠野がちょっと怖くなりました。
  • たてもの怪談
    「引越物語」は、自分が引越しする前に読んでおきたかったなぁ、と。ま、積読にしておいたこちらのせいなんですが。
    それぞれの話の前に写真があって、それが章の区切りの役割をしてるんですが、作者自身が撮影したということ。なにかしら映り込んでいるんじゃないかと、びくびくしちゃいます。怖い話は好きだけど、映像と...続きを読む
  • たてもの怪談
    適材適所といいますか
    建物が呼ぶのか
    物のけが呼ぶのか
    ぴったりの建物に
    ぴったりの住人がいるのですね
    人かもののけか・・・
  • パワースポットの歩き方 スペシャリストに聞く聖地のヒミツ
    能力ある方は
    神様に あまりお願いしてないのね
    お礼や報告 感謝の気持ちで
    お参りされているのね
    これは やはり力を
    貸してもらっているという
    実感があってこそなのかも

    特にびっくりするような
    心霊話はまったく載ってないですが
    普通のお参りとしての
    心構えが読めて
    なかなか 面白かったです
  • 祝山(いわいやま)
    怖かったよ〜(号泣)。いや〜、ホラーや怪談はフィクションと思えば普段ならスンナリ読めてたのに、これはフィクションなはずなのに怖かった!しかも、主人公のホラー作家の語り方がどうしても加門先生とだぶるんです。なので余計にこれは実話なんでは!?と思ってしまうほど。ちょうどこれとは別に伝承の迷い家に興味があ...続きを読む
  • たてもの怪談
    前半は、加門さんのお引越し物語。後半は、たてものに纏わる怪談エッセイ。
    お引越しする予定のある人は読むと…お引越しが決まらなくなるかもしれません。
    後半に含まれる都庁と風水のエッセイを読むとなおさら「住む場所」について気になってしまうかも。
    悪いものを除けるに越したことはないので私も今後引っ越すなら...続きを読む
  • お祓い日和 その作法と実践
     お金を払うというのも、一つのお祓いであることや、家を建てるときの振る舞いも、そこにある何かを払う意図があることに驚く。
     しかも、貰う側には益があるのだ。
     塩を置くことの意味など、丁寧に丁寧に、誠実に説明してくれる。も少し読者にすり寄るというか、甘えさせる要素があれば、ヒーリングを求める人やスピ...続きを読む
  • たてもの怪談
     常ならずものを見る作家が、家を買おうと思ったらどうなるのか。
     だって、旅をすれば怪異に出会う人であるのだ。
     安全な家などあるのか?

     なにかが見えること、障ること、そこにあること。
     それらを自然に受け入れて、排除することなく共存していく作者のまなざしが好きだ。

     でも、あの角の家の近くに...続きを読む
  • たてもの怪談
    タイトル通り建物にまつわる怪談。それほどぞっとする話ではないけど、この手の怪談は家で読みたくなくて出先で読んだ。
    引っ越しまでのあれこれが興味深かった。氏神さまからどう思われてるかおみくじにあらわれる件とか、人ならぬものが集まる宴会部屋とか。東京タワーの蝋人形館は子供の時に行って大泣きしたのを思い出...続きを読む
  • パワースポットの歩き方 スペシャリストに聞く聖地のヒミツ
    神社やお寺等の紹介本。漫画とエッセイが半分ずつくらいで読みやすい。HONKOWAの漫画読んでる人は、知ってる登場人物がいろいろ紹介してくれてるので、興味深いと思う。
    それぞれの感じ方に基づいた紹介だから、この人はこういう風に感じるんだなーとか思って面白かった。行ってみたい神社もけっこうあった。この本...続きを読む
  • 怪のはなし
    この方の話は小説より体験談の方が面白い。節分の豆まきの話を読んで、うちも忘れずに行いました。弘法大師縁の地の泉の話もよかったなあ。
  • パワースポットの歩き方 スペシャリストに聞く聖地のヒミツ
    霊能者さんにパワースポットについて聞いたら、ここがおすすめ!というのではなく、自分にあったところに行ったほうがよいとか相性があるとか。パワースポットってそういうところなのね。行く姿勢がとても真面目です。
  • パワースポットの歩き方 スペシャリストに聞く聖地のヒミツ
    『HONKOWA』という実録コミック誌で活躍する霊能者さんや、霊感のある漫画家さんから聞いたパワースポットのお話、ということで、なかなか濃い内容でした。
    私は伊藤三巳華さんや加門七海さんの著書を何冊か読んでいるので、おさらいになる部分もありましたが、色んな方のお話が載っていて興味深かったです。写真も...続きを読む
  • 祝山(いわいやま)
    思い返してみると、大きな事件が起こるわけでもないしグロテスクなお化けが登場するわけでもない。じゃあ何が怖かったんだろう?というと物語にうまく引き込まれて主人公の恐怖を自分のことのように感じたこと、かな。
  • オワスレモノ
    ちょっといい話とクスッとくるのと、じわっとそれでいて迫って来るような怖さと、色んな霊(的な、妖怪?)絡みの物語。 余韻を味わいたい気持ちを上回って次々読み進めて直ぐ終わってしまった。
  • 美しい家
    不思議なホラー短編7作

    最後の二作品最高!
    特に最後の最後の金ラベルは
    時雨さんの後ろ姿からして惚れるし
    世界観が何度も読みたくなります!

    背筋が凍る迷い子 も良かった。
    思春期に読みたかったかも。
  • 猫怪々
    何の縁でか子猫を拾った作者が子猫を必死に育てる育猫日記。ネコ好きならよくわかる~と共感できます
    でも猫から黒い虫が湧いて出たり、死んでしまった動物たちが寄ってきたり、というところがほかの猫エッセイとは一味違った加門七海さんらしいところです。
  • 祝山(いわいやま)
    祝山の伝説という民話を絡めたとても上質なホラー小説でした!やっぱり日本古来の伝統を感じさせるホラーはいいなあと思いました。梅雨の時期にピッタリ。
  • 怪談実話コンテスト傑作選 お不動さん
    ホテルの備品の話が、一番こたえたかな。
    額縁のウラに御札。というのが、旅館やホテルの怪談あるあるだけど、備品というのがね。
    こっそり見えないところに御札をはって、怪異がなければ知らぬが仏。そんな対処では追いつかない怪異なので、簡易ではあるけれど常備にしておくという。
    怪異が起こるのが当たり前、となっ...続きを読む
  • 猫怪々
    猫好き、というか猫バカの本。
    読んでるとニヨニヨしちゃいますね。猫は天下の回りもの。なるほどです。