三津田信三が、7人のホラー系作家を集め、それぞれにテーマを与えた後「自分が最も怖いと思う怪談を書いてくれ」とお願いして出来上がった本。
『燃頭のいる町』が好きだ。
清太は「つながりがなくなったから」と言っていたが、タンタンはつまみ出した。
主人公は病気で老い先短く、両親もなくし、友達もなくし、妻と
...続きを読む子ともつながりを無くしているが、しかし「養育費」で首の皮が1枚繋がっている。まだつなぎ止められている。
「もう嫌だな」と思うギリギリのところにいるからポケットの中にはスナック菓子がある。食ったら終わりだ。
『サヤさん』に関しては、自業自得感が否めない。皆やってる、ではない。人を呪わば穴二つ。
最後の最後で読者に呪いをかけるのは良かったが、呪い方が雑だなと思った。