加門七海のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
基本的に大体の時間は良質な恐怖作品を摂取したい!と嗅ぎ回っているような生活をしている。しかしどういうタイプの怖い話を摂取したいか、というのは日によって随分異なる気がする。
アンソロジーの良いところは、特に下調べせず手に取っても、なにかしら気分にぴったりな作品に出会えるところ。
今回しっくりきたのは三津田信三『集まった四人』、小池真理子『山荘奇譚』。
山あいの怪談が気分だったのかもしれない。
ーーーーー以下ネタバレーーーーー
三津田信三『集まった四人』
これ絶対アカンやつ!という序盤の電話シーンや神社絡みの伝説から期待膨らむ。知らない者同士で曰く付きの山に行くとか嫌やなぁ...。山あいに -
-
Posted by ブクログ
時は2019年。たまたま夏至が近かったので、夏至に纏わるオマジナイをやってみよう、ということがきっかけになり、あれよあれよと周囲を巻き込んで、古今東西種々雑多のオマジナイを実際にやってみることに。
易占に降霊会、てるてる坊主にダウジング、式神作りにコックリさん。はたしてその結果は――?
-------------------------------------------------------------------------
入門編に続いて刊行された実践編。2019年から2023年にかけて、雑誌の企画で行われたオマジナイ実践とその悲喜交々な結果が綴られたレポートを書籍化。
呪術を -
Posted by ブクログ
コロナの影響で予定していた計画が実行できず、代わりに外国の占いやマジナイが多くなったということでしたが、私は逆にそれが面白かったです(日本の呪術ももちろん興味深いのだけれど、外国のは未知のワクワク感があった)。
一通り読んで思ったのは、こういうのはやっぱり想いの強さというか、覚悟が決まっているほど成功しやすいのかもしれない。必要なものを揃えたり、行動に移す難易度が高いほど真剣度が高く、結果を出しやすい(引き寄せやすい)のかなと。
この本の内容は「実習」であり、「わかりやすい結果が出たらいいな」くらいの真剣度なので結果もそれなりだったけれど、読みものとしては面白かったです。
自分でやってみると -
Posted by ブクログ
ネタバレ読みやすかったです
鹿角さん、滅茶苦茶巻き込まれてるけどなんとか生き残った
いやそういう仕事をしているなら、おそらくちゃんとした霊能者とか神社寺も知ってそうですが、そういう人に頼ることもなく自力でどうにかしようとして死にかけてる…
興味は猫をも殺す、その通りだし分かっていて入っていく
若尾さんは強いものを持っているのに、なんでそんな所にバイトに入ってしまったのだろうか
そういう人ってなんとなく勘がいいからそもそも近寄らなそうだけど、最初はそんな店じゃなかったのかな
などと思いつつ
終わりもモヤっとしたままでそれはそれで本当っぽくて良かったです