加門七海のレビュー一覧

  • パワースポットの歩き方 スペシャリストに聞く聖地のヒミツ
    借りたもの。
    コミックエッセイ作家による、パワースポット魅力・不思議探求本。作家たちの接し方は多種多様で、それが興味深い。
    歴史的なこと、自然と雰囲気を堪能すること、神社仏閣でお参りするときの心得などなど…内容は多岐に。
    森林の浄化力、自然そのものの力(磁場?)や、風水的な地理学を踏まえて人為的に力...続きを読む
  • 目嚢―めぶくろ―
    「耳嚢」ならぬ『目嚢』!なるほど納得。「祝山」のような怖さはなくとも、古文書を解き明かして行った先ある話には、ひー!映像化出来ないよ!という凄惨な話も。いずれにせよ、生半可な気持ちで実話怪談には関わっちゃいけませんね。肝に銘じておきます。
  • 大江戸魔方陣
    結界結界また結界。江戸の結界って天海僧正からの話じゃなかったのか。昔と今じゃ川の流れや海岸線などかなり地図が変わってるとは思うし、何より空襲で焼けてるじゃないか、という疑問はありますが面白かった。
  • 祝山(いわいやま)
    この話はどこまで実話でどこまで怪談か分かりにくい作品なのでかなり好き。知り合いからの狂ったメールが怖い。
  • 目嚢―めぶくろ―
    加門さんの話は、リアリティものすごい。
    読み終えたらすぐに本を手放したくなるような、気持ちにさせられる。禍々しい感じのする本。

    従妹の嫁ぎ先の土蔵で見つかった『目嚢』に興味を惹かれ、調べていく主人公に降りかかる怪異の数々。おかしなものには、近寄らないほうがいいんだと思った。
    これを読むならやはり、...続きを読む
  • 祝山(いわいやま)

    凄い怖いとまでは

    凄い怖い!やばい!とゆう感じでは無く、現実にありえるかもしれないなと、、リアルに物語が描かれています。あまり極端に怖い事は起こらず、怖い話などを調べ尽くして読み尽くしている方には刺激が少ない様な印象もありました。恐怖とゆうものは、日常に常にあるのかもしれない。その人の生き方、考え方、感情、環境によっ...続きを読む
  • たてもの怪談
    前半は、著者が自分の住みたい物件を探して引っ越すまで(加門さんらしく、普通の物件探しとはちょっと違う目線やこだわりも)のことが書かれており、大変興味深く、面白かったです。
    後半はたてものに関する怪談色々。他の本で読んだお話やその続編も一部ありました。
    結構怖くてゾクゾクしたけれど、加門さんの書き方は...続きを読む
  • 目嚢―めぶくろ―
    幽霊を視ることのできる人が昔書いた絵日記という設定が本当にありそうで実話ではないけどワクワクする。でも都合よく幽霊が出てきたり、因果関係が解き明かされてしまうとお話感が出てしまってなんか残念。作者さんは視る人なので、怖い場面の臨場感がものすごくあってコワ楽しいです。
  • 真理 MARI
    これは怪談でなく、ホラー小説。人違いを何度伝えても全然話が通じないところがさすが生霊という感じで理不尽で怖い。ラストが追い払うでもなく、殺されるでもなく、お話ならではのまとめ方で面白い。
  • たてもの怪談
    相変わらず文章が冗長で、
    メインはうっすーいエッセイ。
    何本か、他で読んだ話がチラホラ。
    とりあえず東京タワーの蝋人形館
    クローズしてたの知らなくてびっくりした!
    しーちゃんが死んでしばらくして
    しまってたんだね。
    とりあえずお化け屋敷は、本物がいそうで
    最近入れなくなったけど…
  • 目嚢―めぶくろ―
    タイトルの字面を見ただけでなんだかもう怖いと思ってしまうのがすごい。
    怖すぎると困るので移動中の電車の中とか、人の多いカフェとかを選んで読みました。それでもやっぱり怖かった。
  • 祝山(いわいやま)
    廃墟に肝試しに行った知り合いから相談を受けた怪談作家が怪異に巻き込まれていくドキュメンタリー風ホラー。忌み地の祟り話というのはよくある話だが、忌み地であるとわかる瞬間はなかなかの衝撃。そして日本のどこにでもありそうな感じが怖い。怪異は派手さはないが、おかしくなっていく関係者の気持ち悪さがリアルでじっ...続きを読む
  • たてもの怪談
     一念発起して引っ越しを考えたKさん。決して安くなく、当たり外れが大きい案件なだけに、何を以って「好物件」かをひたすら考えた結果、出した結論は“運の良い家”だった。 ――しかし。

    「……で? 何なんだよ、その運の良い家ってのはよお」

     なまじ様々な方面への知識があり、しかも感性豊かゆえに起きる、...続きを読む
  • 怪のはなし
     怖いと言うよりは、ちょっと変わったことと出会ったときのはなしに思えた。
     侍の話と、友人の話と、猫の話が好き。
     あと、お祭り怖い。
  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集
    やっぱり生霊の話が一番怖いな。今回はまさかの高野秀行さんが寄稿されていたので、私にとっては二度おいしい本でした。
  • 怪談徒然草 ―出雲大社大遷宮の夜―
     Booklive!ですと、似たジャンルでオススメ、みたいなかたちでいくつか出てくるのですが、『リセット』シリーズなどで有名な山本まゆりさんの作品を見ていたらその中のレビューでこの作品が取り上げられており、興味を持ち購入しました。
     加門さんという方は霊能力者のようで、色々視えたり、触れたり、祓えた...続きを読む
  • 猫怪々
    加門七海さんの本が好きでずっと読んでいるが、今回の育猫怪異エッセイには驚いた。良い意味で加門さんが壊れている(笑)。いや、これが育猫の現実なんだろう。私も犬を飼っているのでとても共感できる点が多数。しかし猫ほど犬はミステリアスにはなりにくいけど。いや私には霊感がないだけか。動物愛に溢れた心温まるお話...続きを読む
  • 猫怪々
    子猫を拾った加門さんの全力っぷりがすごい。
    それにしても、こんなにも大変なことになったのはののちゃん(加門さんが拾った子猫)が特別な猫だから?それとも、拾ったのが加門さん(霊感持ち)だから・・・?

    「猫のためにここまでするのか」と思う人と、「その気持ち、わかる!」という人に分かれそうだけど、個人的...続きを読む
  • 祝山(いわいやま)
    表紙にときめいて購入。
    実話系を期待したが、一本の物語になっている。
    肝試しに行った人間の末路を描く小説を書く主人公が、肝試しに行った知人に巻き込まれる話。
    怪異が直接降りかかるような怖がらせ方ではなく、知人が徐々におかしくなっていく様がじっとりと怖い。
  • もののけ物語
    全てではないけれど、古いものって持ち主を選んだり主張したりするんですねぇ。
    私は骨董やアンティークに興味はないんですが、もし何かの流れで手にすることがあったら気をつけようと思いました(良いものばかりじゃないから)。

    第2章の『怪談徒然日記』では、「幽霊が見えている人の日常ってこんな感じなんだー」と...続きを読む