あらすじ
猫に優しい町を選び、マンションを購入した著者。ある雨上がりの日、路地裏で一匹の仔猫と出会う。掌に乗るほど小さく、ぐったりしていた仔猫を見捨てられずに飼うことを決意するが、いくつも病気を抱えていたうえに、なんと怪異現象までついてきて……。病院通いに、気功にお経。猫に振り回されながらも、しみじみいとおしさが湧いてくる。怪談作家のあやしくも愛にあふれた体当たり「育猫日記」。
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Posted by ブクログ
ナツイチバージョンを購入
やはりこの方の文章は読みやすい、すらすら読める
猫好きは勿論、猫好きでなくても「猫、いいなぁ…」と思わされる
作者ならではの、猫を介した超常現象は、本を読み終わった後も続くのだろうなぁと思います
続刊希望‼️
Posted by ブクログ
猫との出会いで身の回りにいろいろな現象が・・・読み進んで行きながらワクワクドキドキ!久しぶりに夢中になってアッという間に完読しました。
もっともっと続きが気になる気になる。小学生の頃に初めてSF小説との出会いで感じたワクワク感、ドキドキ感。猫飼っている身としては「あるあるー」ってニヤニヤ笑ってしまいました。
凄く楽しく読めた一冊でした!
Posted by ブクログ
猫好きのエッセイです。猫好きな人なら読んでて楽しいと思います。自分の愛猫も病気になったことがあるので、読んでて自分もこうだったな〜と思うことが、いくつかありました。最後まで読んで、とても良かったです。
Posted by ブクログ
オカルトな人の猫エッセイ
いろいろ見えちゃう人が猫を飼うと、こうなるのか〜!
という感想。
でも猫の可愛さって、人をそうさせてしまうものかも?と思えました。
大変だけれども愛情あふれる育猫ぶり、溺愛ぶりに、ニヤニヤが止まりません。猫っていいニャー!
Posted by ブクログ
人ならざるモノが「見えて」しまう怪談作家がある日病気の子猫を拾う。家に猫がやってきたその日の夜から作家の身に怪異が襲う・・・。
と、書くとホラー小説みたいですが、中身は猫バカエッセイ。
加門さんの愛猫ののちゃんに対する愛情がいっぱい。
そりゃあ、黒い飛蝗の影を焼き殺したり、動物霊が部屋中を駆け回っていたり、ののちゃんの体から四つ葉のクローバーのようなモノが生えてきたりもしちゃいますが。
“たかが猫”にこれほどにまでも真剣になることを自分でも「他人には滑稽にみえるかもしれない」と自覚しつつも、ののちゃんのために全力投球する加門さんは素敵です。
浅生ハルミンさんの解説もいい。
Posted by ブクログ
何の縁でか子猫を拾った作者が子猫を必死に育てる育猫日記。ネコ好きならよくわかる~と共感できます
でも猫から黒い虫が湧いて出たり、死んでしまった動物たちが寄ってきたり、というところがほかの猫エッセイとは一味違った加門七海さんらしいところです。
Posted by ブクログ
これは加門さん版『ノラや』なんだなと思う。
オカルトっぽいけど、いろいろ絡んでるけど、根本にあるのは自分の飼っている猫が可愛くて、可愛くて、たまらないということが綴られている。
思わずクスッ! と笑いながら唯一かつて飼っていた愛犬の幽霊(だと思う。母が入院してメンタルも身体もぼろぼろの時に出てくれた)にあったことがある私には感慨深いものがあったりする。
Posted by ブクログ
仔猫の『のの』様が、さまざまな病気を乗り越えながら、少しずつ元気に成長していく日々。その様子はとても愛おしく、読んでいて胸が温かくなりました。密かに猫との暮らしに憧れを抱く私ですが、加門先生の奮闘ぶりを知ると、もし私が親だったとしても、ここまでできる自信はないなと感じました。サプリや薬、病院通いはもちろんのこと、お経や呪術、さらには気までーー。『のの』様のために、できる限りのことを尽くす姿には、ただただ敬意を抱かずにはいられません。『のの』様が元気に育ってくれて、本当に良かったです。
Posted by ブクログ
路地裏でうずくまる仔猫を見捨てられず、飼うことにした著者。猫は病気を抱えており、さらに怪異現象までついてきて……。猫好きならではの猫中心生活が楽しく描かれているのですが、そこは加門さんならでは。やっぱり不思議なお話やら、ちょっとゾクッとするようなお話やらが散りばめられていました。
Posted by ブクログ
ナツイチの限定カバーにつられて買いました。
オカルトな話には少しギョッとするものもあるけど、大半が猫の話で中和されるので怖くないです(笑)
読んでいるだけでなぜか癒やされる猫様様でございます。
Posted by ブクログ
怪談とか書ける人なんだ~。
だからネコのいろんなのが見えちゃうんだな。
私はそういうの全く見えないけど、ネコ好きにはうなづける部分が多くて微笑ましい。
ののちゃんかわいい。
Posted by ブクログ
加門七海さんの本が好きでずっと読んでいるが、今回の育猫怪異エッセイには驚いた。良い意味で加門さんが壊れている(笑)。いや、これが育猫の現実なんだろう。私も犬を飼っているのでとても共感できる点が多数。しかし猫ほど犬はミステリアスにはなりにくいけど。いや私には霊感がないだけか。動物愛に溢れた心温まるお話でした。
Posted by ブクログ
子猫を拾った加門さんの全力っぷりがすごい。
それにしても、こんなにも大変なことになったのはののちゃん(加門さんが拾った子猫)が特別な猫だから?それとも、拾ったのが加門さん(霊感持ち)だから・・・?
「猫のためにここまでするのか」と思う人と、「その気持ち、わかる!」という人に分かれそうだけど、個人的にはいい話だと思いました。