【感想・ネタバレ】猫怪々のレビュー

あらすじ

猫に優しい町を選び、マンションを購入した著者。ある雨上がりの日、路地裏で一匹の仔猫と出会う。掌に乗るほど小さく、ぐったりしていた仔猫を見捨てられずに飼うことを決意するが、いくつも病気を抱えていたうえに、なんと怪異現象までついてきて……。病院通いに、気功にお経。猫に振り回されながらも、しみじみいとおしさが湧いてくる。怪談作家のあやしくも愛にあふれた体当たり「育猫日記」。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人ならざるモノが「見えて」しまう怪談作家がある日病気の子猫を拾う。家に猫がやってきたその日の夜から作家の身に怪異が襲う・・・。

と、書くとホラー小説みたいですが、中身は猫バカエッセイ。
加門さんの愛猫ののちゃんに対する愛情がいっぱい。

そりゃあ、黒い飛蝗の影を焼き殺したり、動物霊が部屋中を駆け回っていたり、ののちゃんの体から四つ葉のクローバーのようなモノが生えてきたりもしちゃいますが。

“たかが猫”にこれほどにまでも真剣になることを自分でも「他人には滑稽にみえるかもしれない」と自覚しつつも、ののちゃんのために全力投球する加門さんは素敵です。

浅生ハルミンさんの解説もいい。

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2019年09月04日

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