哲学・宗教・心理 - 創元社作品一覧

  • 五感の力 未来への扉を開く
    4.0
    空の様子からピタリと天気を予測するお母さん、自転車を乗り回す盲目のピアニスト、誤って洗剤が入った粉ミルクを拒否した生後2カ月の赤ちゃん……。五感の不思議と力を豊富なエピソードや科学的知見から説き明かし、自分の五感の用い方を知るチェックリスト、五感を磨くトレーニングや日常生活上の工夫など、五感をより生き生きと働かせるための具体的な取り組みを多数紹介する。五感を通じて新しい自分、他者、世界と出会う旅へ。
  • 50の傑作絵画で見る 聖書の世界
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 十字架にかけられたイエス・キリストの絵の中で、十字架の下にいるのは誰か。最後の晩餐を描いた絵で、イエスを裏切った弟子のユダはどこにいるのか。ノアの箱舟からヨハネの黙示録まで、聖書の物語を描いた絵画の傑作をより深く理解するためにおすすめの1冊。聖書で語られる50のエピソードから、伝説的な物語を読みなおすとともに、美術史に残る見事な絵画を味わえる。
  • 〈おたすけモンスター〉シリーズ⑤ さあ、勇気をだしてごらん 子どもが人見知りと自信のなさを克服するガイド
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 7歳から11歳のために書かれた〈おたすけモンスター〉シリーズ第5巻、自分の持つ勇気に気づき、内気さを克服するためのガイド。ガイドしてくれるのは、親しみやすく協力的なおたすけモンスター「ジェム」。認知行動療法とマインドフルネスの手法に、人見知りや自信のなさを克服するためのアクティビティを組み合わせた対話型ワークブックです。お子さんが自分の価値を認識し、自分らしさを発揮できるようになる一冊。
  • 災害の心理 隣に待ち構えている災害とあなたはどう付き合うか
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自身の体験から、児童精神科医が語る!あなたは災害とどう向き合うか。
  • 催眠法の実際
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「催眠」を科学的に扱った入門書の決定版。催眠法の歴史的経緯から実際の臨床までを網羅。科学的理論と具体例に裏打ちされた催眠法の基礎を学ぶためのロングセラー。読みやすく全面を組み替え、現代の催眠事情にも言及した待望の新版。
  • 悟りの冒険 深層心理学と東洋思想
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 若き心理学者が、ユングやフロイトの心理学や、禅、宗教、東洋思想、神秘主義など、古今東西の知恵を駆使して、真に自由に生きる道を探った―。
  • サバイバル! 炎上アイドル三姉妹がゆく マンガで学ぶデジタル時代の「人を動かす」
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 デビューするも鳴かず飛ばずの3人組アイドル「123☆シスターズ」。あるとき公式ツイッターでの不用意なつぶやきが炎上! とうとう解散かと思いきや、事務所が最後の一手として新たなマネージャーをつけて再起をはかる。  世界的ベストセラーであるD・カーネギー『人を動かす』の21世紀版『人を動かす2――デジタル時代の人間関係の原則』が説く、インターネット・SNS全盛時代を生き抜くための方法がマンガでわかる!  巻末に「デジタル時代の人を動かす」原則一覧付き。
  • さまよえる狂気
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 心理学は内面と外とのズレから、精神医学は脳と行動の異常から「狂い」を探るが、本書では「狂うこと」の本質を、人が人たる所以に見て、迷路から逃れ出ることのできぬ様を真正面からとらえようと試みる。《精神学》と銘打った全く新しいアプローチは、人間の物語性を、おとぎ話やマンガ、TVドラマや映画から取材して、正気と狂気の境を縦横にさまよい巡る。なかでも《異形の英雄》論はユング派の著者「構想十年」の深奥の力作!
  • 幸せになりたい女性のためのマインドフルネス 自分らしく輝く8週間のプログラム
    4.0
    趣味に仕事に家事育児、現代女性の生き方は多忙で複雑。多くの女性が持続可能なワークライフ・バランスを見つけられずに苦労している。マインドフルネスとは「起きていることに振り回されず静かに落ち着いていられる能力」。10分間の瞑想を1日2回、8週間実践すると、マインドフルネス体験が深まり、忙しくても自分とは何かを見失わずにいられるようになる。瞑想の音声インストラクションは創元社HPからダウンロードできる。
  • 思考活動の障害とロールシャッハ法 理論・研究・鑑別診断の実際
    5.0
    心理検査の一つロールシャッハ法は、統合失調症の鑑別診断やパーソナリティ理解を目的として幅広く使われている。そして本書は、臨床家に求められかつ苦労している「思考の歪みの捉え方」をめぐって、とくに、現場で困惑しがちな微妙な判定をどのように克服するかについて、焦点化された稀有な書である。精神分析的視点と包括システムを軸にしてまとめられており、医療現場で活躍する全ての心理臨床家にとって、必携の一冊となる。
  • 思春期心理臨床のチェックポイント
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 初心者の誰もがおちいる難問に的確に答える。『ここで困った!』『ここで迷った!』『こんなとき、どう考えたらいいのだろう?』という普遍性のありそうなポイントを満載。
  • 思春期女性の心理療法
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これまでの15年あまりの私の心理臨床の体験をもとに、思春期の女性たちの心の危機の諸相と、それに対する心理治療者の具体的な対応を、フィクションの形で自由に描いてみました。フィクションではありますが、単なる絵空事ではなく、"心理的次元"では充分に事実に根ざしたものとお考え下さい。
  • システマティックアプローチによる学校カウンセリングの実際
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は「スーパーヴィジョン」というカウンセリングの最も有効な教育方法を用いて、学校カウンセラーのスーパーヴァイズシステムを作ることで、学校システムとカウンセリングシステムの統合を図り、登校拒否やいじめ、非行などを、学校全体で解決していく新しい方法を紹介する。
  • 宗教を理解すること
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宗教とは何か。宗教現象を理解するためには「聖なるもの」や「神」といった非合理的、超越的存在を扱うことが必要となる。本書は、日本の精神的風土と宗教との関わり(1章・2章)、ライフヒストリーと宗教との関わり(3章・4章)、歴史資料から読み解く(5章・6章)、計量・調査による宗教の分析(7章・8章)と、具体的な宗教教団を事例として採り上げて、宗教社会学の視点と方法論を網羅したテキスト。
  • 職場のうつは、90%防げます。
    -
    自分がうつにならない、人をうつにさせない…。現場を熟知した産業カウンセラーによる、これからの職場の作り方。
  • 新世紀の宗教 「聖なるもの」の現代的諸相
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「心」「不安」そして「IT」の時代に宗教はいかなる姿を現しているのか。その姿に多様な角度から迫った論文集。
  • 新装版 トラウマの現実に向き合う ジャッジメントを手放すということ
    -
    患者を人間として評価しない、病気の専門家に徹するなど、技法よりもトラウマに向き合う治療者の姿勢に焦点を当てて解説する。
  • アカデミア叢書 心的現実感(リアリティ)と離人感 質問紙と風景構成法から見る新たな心理アセスメントへの展開
    -
    自己・身体・外界の体験からリアルさが失われる離人感の奥に、逆説的に、新たな潜在的主体がうごめいている――。離人感それ自体を個々人が体験している心的リアリティと捉え、独自の心理尺度や風景構成法を用いた研究を通じて、一人ひとりのクライエントの心が生きている次元に迫る新たな視座を提示する。主体性や社会性をめぐる現代のさまざまな心理社会的問題にアプローチするための新たなパースペクティヴを構築する試み。
  • 新版 自分でできるカウンセリング 女性のためのメンタル・トレーニング
    -
    前著刊行から15年。「女の時代」と言われ、男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法などが整備されて社会環境は大きく変化したが、女性の抱える悩みは変化したのだろうか? 著者は、性役割分業の意識は見えにくくなっただけで、そのことがかえって女性をとらえどころのない不安に駆り立てていると説く。本書では、自己表現トレーニングやケースワークを通じて、自分自身をエンパワーメントできるようにしていく。
  • 〈おたすけモンスター〉シリーズ1 心配ないよ、だいじょうぶ 子どもが不安を克服するためのガイド
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈おたすけモンスター〉シリーズ第1巻。こわがりで不安が強く、外に出て遊んだり友だちと一緒に過ごしたりすることのできない子ども向けに書かれている。どうして不安になるのか、不安ってそもそも何なのか、どうしたら乗り越えられるのかを、おたすけモンスターと一緒に親子でワークをしながら一つひとつ考えていく。親子で話す機会も増え、自分一人ではないという安心感を子どもに与えることができるよう工夫されている。
  • 新版 聖書の名言
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旧約・新約各100の名言を選び、解説して、聖書を読んだことのない人への手引き、理解の助けとなる本にした。文語訳、新共同訳を並記。聖書とキリスト教の基礎知識を網羅。
  • 心理療法家の情緒的成熟 逆転移に含まれた超自我、自我理想、盲点を考える
    5.0
    心理療法における逆転移を、患者が心理療法家のパーソナリティに潜在する一面を喚起する過程と捉え、心理療法家が自らのパーソナリティ要因と格闘することでいかに成長していくのかを、失敗も含めた豊富な臨床事例を交えながら明らかにする。心理療法家は臨床実践の中でどのような情緒的困難や抵抗に遭遇し、その超自我や自我理想は患者理解にどのような役割を果たすのか、世界的に活躍する心理療法家が詳細に検討する。
  • 心理療法とシャーマニズム
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 みずから危険なイニシエーションを受けてまで著者が求めつづけた新たな臨床実践を可能にするものとは?シャーマニズムの世界に、心理臨床のルーツと新しい可能性を探る。
  • 心理療法と臨床心理行為
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 臨床心理士と呼ばれるこころの専門家が行なう臨床心理行為の概念設定の問題、心理療法における枠組みについて、クライエントの来談動機と心理療法の実際について、カウンセラーの守秘義務について、心理療法における終結について、また、実際にカウンセリングを受けたクライエントからみた事例報告についてなど、心理療法にとってきわめて基本的かつ重要な問題を、九つの章にまとめる。
  • 心理療法入門 理論統合による基礎と実践
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 精神分析、パーソン・センタード、家族システム論など主要理論を豊富な事例とともに、実践的に紹介。さらに人としての心理療法家、実践のさまざまなコツなど、実践に役立つ理論書。
  • 叢書パルマコン・ミクロス04 心理療法の精神史
    5.0
    「心が治るとは、どういうことか。」心理療法(サイコセラピー)の全史を追跡しながら、そこに共通する人間性と治癒の本質を「自由と承認の葛藤」の中に見る。古代の呪術的治療から、精神分析、認知行動療法、ナラティヴ・セラピー、オープンダイアローグなど最前線の心理療法までを俯瞰し、背景にある哲学・思想との関連から鮮やかに描き出す〈心の治療が持つ意味を再考する心理療法史〉。[図版多数]
  • 創元アーカイブス 心理療法の光と影 援助専門家の《力》
    5.0
    《援助専門家のための必読文献、待望の復刊》 なぜ人は、人を助けようとするのか。なぜ、善意の援助が人を傷つける結果を招くのか。ユング心理学の立場から、援助する人とされる人の間に起こるダイナミックス(力の関係)を解明し、援助専門家の内に潜む〈影〉や〈悪〉の問題に鋭い光をあてる。医師、ケースワーカー、カウンセラー、看護師、教師、牧師など、あらゆる援助専門家の必携の書。
  • 心理療法の未来 その自己展開と終焉について
    -
    「近代の意識」と不可分に結びついて始まった心理療法は、ポストモダンの時代を迎え、もはや成立しがたい状況に直面している。現代の精神病理を代表する解離性障害や発達障害は心理療法をどう変えたのか。現代の意識の特徴である「サイコロジカル・インフラの消失」とはどのような事態か。人類の精神史において心理療法というプロジェクトがどのように展開してきたのか、そのプロセスを解き明かし、今日の在り方を根底から問う。
  • 心理臨床とセラピストの人生 関わり合いのなかの事例研究
    -
    心理臨床とは、クライエントがセラピストと出会い、自らが抱えている問題と向き合う作業である。二人の人間が出会うことによって、臨床の場では、クライエントだけでなくセラピスト自身も大きな影響を与え、また受けることになる。本書の著者のほとんどは、いったん社会に出て活躍した後に臨床心理学を学び直し、志を立ててセラピストになった人たちで、本書は、これまで語られることのなかった臨床におけるセラピストの人生の影響について語った希有な事例集である。
  • 心理臨床の実際 続・カウンセラーを志す人のために
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第一部では臨床家に必要な周辺領域のテーマや体験に基づいた比較文化論的考察を収録。第二部は実践報告で、出勤困難な会社員の二ケース、二種の心理テストの具体的解釈などいずれも鋭い問題提起を含む。
  • 心理臨床の深まり
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学院生や心理臨床家をはじめ看護師や社会福祉士など、幅広い分野で好評のカウンセリング入門講座第五集。心理臨床の世界の第一人者が、長年積み重ねてきた経験を基に語った講演をリメイクして収録。家族療法の実践、演劇的構造として捉えた精神分析、臨床経験の事例を示しての論考など、様々な視点から論じられた本書は、現代の若者達の問題をはじめ、臨床家が扱う問題について具体的に考える為の助けとなる内容になっています。
  • 心理臨床の枠組み
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学院生や心理臨床家をはじめ看護師や社会福祉士など、幅広い分野で好評のカウンセリング入門講座第6集。心理臨床の世界の第一人者が、長年積み重ねてきた経験を基に語った講演をリメイクして収録。ユング心理学、精神分析、ロジャーズ派の心理療法など、様々な視点から論じられた本書は、現代の若者達の問題をはじめ、臨床家が扱う問題について具体的に考える為の助けとなる内容になっています。
  • ジオサイコロジー 聖地の層構造とこころの古層
    3.0
    文化人類学者である中沢新一氏とユング派分析家である河合俊雄氏の講演とディスカッション。中沢氏が「聖地」を調査する中で浮かび上がってきた人間の精神の層構造と、河合氏が心理療法の中で感じ取ってきた現代を生きる人間のこころの最古層にあるものとの不思議な符合と共鳴。本書は、こころとは何か、人間とは何かを理解するための、またこれからの時代を生き抜いていくために必要な新たな学問の地平が啓かれる第一歩でもある。
  • 時間のかかる営みを、時間をかけて学ぶための心理療法入門
    -
    技法、効果、エビデンス……心理療法を行うときに、確かにどれも大切だけれど、もっと大切なものがないだろうか? 心理職の国家資格が誕生し、多職種連携のあり方が問われる、そんな時代だからこそ、立ち止まってじっくり考えたい、心理療法にしかできないこととは何か、そもそも心理療法とはどのような営みなのか。「心」の捉え方から心理療法の実際まで、大学でも教えてくれない根っこのところから考える心理療法入門書。
  • 自我の狂宴 エロス 心 死 神秘
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 <エロス><死><神秘>という観念の生成の構造をたどりながら「聖なるもの」と「俗なるもの」をめぐる心理技術のカラクリを完膚なきまで暴きだす痛快人間論!現代科学・古今の哲学・神秘思想を駆け抜けて気鋭の精神医学者が"約束事の世界"に向けて放つ知恵と毒と笑いに溢れた反=呪縛、反=解脱の書!
  • 自己愛のトランスレーショナル・リサーチ 理論研究・混合研究法・臨床実践研究による包括的検討
    -
    自己愛に関する基礎研究と臨床実践を橋渡しする画期的論考。自己愛の心理学的特性や神経基盤をめぐる実証的研究、医療をフィールドとした観察研究や臨床事例研究を通して、心理援助における自己愛という視座の展開可能性を探る。「自己愛というテーマに革新的な位置づけを与えた労作」(老松克博氏)、「これまでに例を見ない斬新な研究の実例であり、この領域の研究法の進展の一つの方向性を指し示すものとなり得る」(斎藤清二氏)。
  • 児童養護施設と被虐待児 施設内心理療法家からの提言
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 児童養護施設に心理職が導入されるようになったが、それは被虐待児への対応のためであって、そこで暮らす他の子どもたち全般にまで及んでいない。本書は、長年、施設でカウンセラーとして子どもたちの心理療法を実践してきた著者が、被虐待児を中心に多くの典型事例をあげながら、様々な問題を抱える子どもたちの心の世界を類型に分けて理解し、職員や心理士がどのように関わってゆけばよいのか、具体的にアドバイスする待望の書。
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ
    3.9
    難病の実体験に基づいたユニークな文学紹介活動を展開している著者が、「自分自身でいることに疲れを感じる」「自分自身なのになぜかなじめない」といった「違和感」を出発点にして、文学や漫画、映画など多彩なジャンルの作品を取り上げながら、心と体の関係性について考察していく。読者が「私だけの心と体」への理解を深める一助となる一冊。(装画:香山哲)
  • 自分でできる対人関係療法
    4.1
    自己表現が苦手な日本人なら、対人関係にまつわる悩みは誰にでもあるはず。日常のちょっとしたコツをわきまえて、じょうずなコミュニケーションのノウハウを身につけましょう。本書で取り上げる「対人関係療法」は、短期対人関係療法という特別なかたちのものです。もともとはうつ病の治療法としてアメリカで開発されたものですが、認知療法とともに効果が実証されている数少ない精神療法のひとつで、最近は摂食障害やPTSDなど、さまざまな治療法として活用されています。
  • 重度情緒障害児への箱庭療法 7人の子どもたちの事例をもとに
    -
    多民族国家アメリカで、半世紀近く臨床家として活躍してきた著者が、長年の研究と実践の成果を、7人の重度情緒障害児への箱庭療法の事例をもとにまとめ上げた貴重な著作。7人の子どもたちは、ほぼ全員が苛酷な家庭環境のもとに育ち、発達上の問題やPTSDなどの心理的な問題を抱えている。言語レベルでは把握できない彼らの内面の世界が、「箱庭」というイメージの世界の中で遊ぶことによって見事に表現され、感動的な作品を生み出してゆく様は驚くばかりである。
  • 女性なるものをめぐって 深層心理学と女性のこころ
    -
    ユング派のセラピストとして多くの女性たちの悩みに接する中、著者は、女性の本質や女性の尊厳を支えるものとして女性のもつスピリチュアリティに注目するようになった。 女性が自らの抱える生きづらさを乗り越えて本来の自分を取り戻してゆくためには、従来の心理学ではなく、女性の視点からの新たな心理学が必要である。本書は「女性なるもの」について深く考察し、問いかけ続けた著者の思索の旅の成果であり、集大成である。
  • 自律訓練法の実際 心身の健康のために
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 心身のセルフコントロールを保つための科学的訓練法である自律訓練法の行ない方を初歩から高度な段階まで、懇切平易に説明した。
  • 事例研究の考え方と戦略 心理臨床実践の省察的アプローチ
    3.0
    事例研究とは何か、なぜその事例を取り上げるのか、どの視点から事例を捉えればよいのか、クライエントの許可をどのように考えるのか……。事例研究を進める上でぶつかる疑問や個人情報の問題、臨床記録の書き方、執筆を進める上でのポイントなど、著名学会誌編集委員も務めた著者が、40年にわたる自らの臨床経験を振り返りながら、事例研究の意義と方法について思索を深め、自らの実践知と戦略的アプローチに言葉を与える試み。
  • 人格障害とその治療
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人格障害の理解なしには精神障害の理解はあり得ない。その歴史的由来と理論展開、精神療法や薬物療法の現状を詳細に解説。
  • 人生ドラマの自己分析 交流分析の実際
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 九大心療内科が日本に導入した交流分析は現在、医学、教育、産業界に急速に広まりつつある。本書は、交流分析の中心となる考え方、人生脚本について、解説したものである。
  • 人生を変える交流分析
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書では、米国式交流分析の日本化の基本理論から出発して、具体的、実践的な理論と技法への展開に努めたものである。
  • スクールカウンセラーの第一歩 学校現場への入り方から面接実施までの手引き
    4.0
    スクールカウンセラー(SC)として活動を始めたばかりの初任者、またはSCを目指す大学生・院生に向けて、学校現場への入り方、教職員や保護者との関係の持ち方、生徒や保護者との面接の仕方までを網羅したSCのための「実用書」。派遣先が決まってから学校へ入り、面接・周囲との連携を行うまでの一連の流れの中で、必要となる実践的知識や心構えなどを手取り足取り解説する。巻末に「よくある質問集」「用語解説」付き。
  • スクールカウンセリング
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いじめ、不登校をはじめ、授業妨害、暴力行為など、学校現場をめぐる問題は、年々多くなり、しかも深刻化してきている。そうした状況をふまえて、平成7年、文部省(現・文部科学省)がスクールカウンセラー制度を発足させ、認定資格をもつ臨床心理士が派遣されるようになった。本書は、みずからのスクールカウンセラー体験とその指導体験に基づいて、臨床心理士によるスクールカウンセリングの理論と実際を様々な視点から語る。
  • スクールカウンセリングモデル100例 読み取る。支える。現場の工夫。
    4.4
    ますます深刻になりつつある子どもの問題。真に力のあるスクールカウンセラー(SC)の質の高い症例集が長く待ち望まれていた。本書は、さまざまな形で起こってくる学校現場の緊急の問題に、SCかしまが専門性を駆使して対処した100の事例を取り上げ、事例の概要と対処・解説・経過を述べ、精神科医、神田橋が卓越したコメントを付した。症例の数でも、内容の質と専門性の高さでも、他に追随を許さない圧倒的な充実度を誇る。全校必携の一冊。
  • ストレス学ハンドブック
    -
    ストレスに関する基本的な知識から最新の研究成果までを体系的に網羅した待望のハンドブック。ストレスの発生メカニズム、測定・評価の方法、医学的・心理学的対応や環境調整による対応、そして自殺やうつ病などストレスが関わるさまざまな問題について、第一線で活躍する研究者・医師総勢45人がわかりやすく、丁寧に解説する。ストレスについて学びたい初学者から実務家、最新動向をフォローしたい研究者まで、必携のレファレンス。
  • スモールステップで学ぶ力動的な心理アセスメントワークブック 出会いからフィードバックまで
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ベテランの心理アセスメントの妙技を可視化し、スーパーヴァイザーが横にいるような感覚で身につけていくワークブック。
  • スーパービジョンで磨く認知行動療法 うつ病篇:全セッションの記録
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    CBT(認知行動療法)の専門家が、うつ病のCBTの全セッションと、そのスーパービジョンの様子を紙面に再現。「CBTを身につけたいけど、なかなか陪席やスーパービジョンの機会を得られない」という方をはじめ、CBTに興味のある方、これからCBTを受けようと思っている方にもおすすめの一冊です。
  • 性格をつかむ 幸福への処世学
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 気鋭の精神科医が、性格の形成、読み方、変え方、活かし方などを独自の立場から軽妙に解説した本。日常生活に役立つ知識を提供してくれる応用性格学ともいうべき内容。
  • 聖書の森の女たち
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 聖書の中で活躍する人々はほとんどが男性のように思われている。天地を創造したのは男性神であり、その家系も歴史も男性中心に記録され、王も祭司も預言者も男たち、もちろんイエスも独身の男性であった。しかし、聖書の中には多くの女性が登場している。名も無き女性たちが大きな存在感を持って迫ってくる。本書を読んでみよう。それがわかる。
  • 精神科医が教える 忘れる技術
    3.0
    PTSDを引き起こす外傷記憶、恨みや罪悪感、うつ病や強迫神経症、依存や中毒など、あなたの心をいつまでも蝕む、思い出すのもつらい過去や苦しい症状、頭にこびりついた記憶や心をかき乱す感情――こうした「忘れられないこと」を上手に「忘れる」ための具体的な方法をベテラン精神科医が説く。人が遭遇するさまざまな「忘れられない」ケースを紹介するほか、「忘れることができない」メカニズムを脳と心の両面から解き明かす。
  • 精神科医の話の聴き方 10のセオリー
    4.0
    「困った」「どうしよう」「つらい」「憂うつだ」……身近な家族や友人、職場の同僚からこのように言われたら、あなたならどうしますか? 悩むこころと言葉をどのように受け止めたらよいのか、多彩なフィールドで活躍してきた精神科医が、10の基本原則を示しつつ、それらに基づいた具体的な対応を様々な場面ごとに紹介します。専門的な技法以前にある、ごくあたりまえのことが、ごくあたりまえのように活用されることを願って。
  • 精神分析のおはなし
    -
    親子の間にある愛と憎しみについて、依存について、親離れと自立、思春期の娘をもつ親へのアドバイスなど、親と子のさまざまな問題を中心に、中高年の心の問題や、シゾイド人間と自己愛人間、対象喪失とモーニングなど、人間の心についての深くておもしろいお話を幅広く集めた一般向け講演集の文庫化。精神分析的なものの見方が、やさしく、わかりやすく語られる。親子の問題に悩む一般読者から、カウンセラー、精神科医まで。解説は、相田信男氏。
  • 聖なる愚者
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 牧師でありユング派の精神分析家でもある著者が心をこめて贈るたましいに響く12章。
  • 摂食障害の不安に向き合う 対人関係療法によるアプローチ
    5.0
    拒食症をPTSDのような障害としてみる治療者は少ないが、著者の実感では、拒食症はPTSDとほぼ同様の発症プロセスをもち、強迫性障害やPTSDのように不安障害とみたほうが現実の治療に即しているという。「安心することによって摂食障害は治っていく」という強い信念のもと、治療者の仕事の目的は「安心の提供」であると位置づけて、本書では、患者のもつ「不安」に注目しつつ摂食障害の治療の実際を述べてゆく。患者に対する視線が限りなくやさしい本である。
  • セラピストの主体性とコミットメント 心理臨床の基底部で動くもの
    -
    心理面接においてクライエントが抱える課題への作業が進展するには、セラピストが自分を懸けてクライエントと真摯に向き合い、柔軟な判断力や感性、自由な精神を最大限に生かすことが重要となる。本書では、そうした生きた存在としてのセラピストのあり方を切り口に、多様な事例に即して、心理臨床の基底部で動く真に治療的な現象の本質を探る。独自のコンセプトに基づいた活動で創設50周年を迎えた山王教育研究所からの発信。
  • セルフコントロール 交流分析の実際
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フロイトの精神分析を、よりわかりやすく、より現代的に展開して、心の成長過程とコミュニケーションを鮮やかに解明した斬新な理論。アメリカで開発されたTAに、九州大学心療内科で東洋の哲学と感性を加えて日本人向けに完成。
  • 相互性の心理臨床入門
    -
    セラピストとクライエントが互いに一人の人間として真摯に出会う相互性の体験は、心理臨床の核心にありながら、その歴史の中でしばしば見失われてきた。本書は、フロイト、ユング、ロジャーズをはじめとする様々な臨床家の実践事例を詳細に再解釈することを通じて、相互性の思想が学派を超えて受け継がれてきたことを示しつつ、その現代における意義を明らかにする。これまでにない視点から心理臨床の本質を捉え直す画期的入門書。
  • それでいい。 自分を認めてラクになる対人関係入門
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 “ネガティブ思考クイーン”の漫画家・細川貂々が、精神科医で「対人関係療法」の第一人者・水島広子に会いに行く、等身大の成長物語(コミックエッセイ+コラム)。 ネガティブな性格で生きづらい、自分を“ダメ人間”と思ってしまう、コミュニケーションのとり方がわからない、そもそも人づきあいがニガテ、ネガティブな人を引き寄せてしまう、人に振り回されることが多くて疲れる……etc。 そんな人生をラクにするコツは、「当たり前の気持ち」を受け入れて、自分を認めること。そのヒケツは、対人関係の「ズレ」と「役割期待」にあり。対人関係が健康であれば心も健康であり、対人関係に自信があれば人生にも自信がもてる。生きづらさを克服するための対人関係入門書。
  • 増補 思春期をめぐる冒険 心理療法と村上春樹の世界
    3.7
    日常の目に見える現実とは異なる次元の現実を描く村上春樹の作品群と、こころに深い苦しみを抱えつつも自らの物語を生きていこうとするクライエントへの心理療法の事例を重ね合わせながら、激しく揺れ動く「思春期」の実像を鮮やかに描き出し、人が生きるということそのものの意味を問いかける。心理療法家がこころの本質に迫った定評あるロングセラーに、近年の村上作品を論じた論考を新たに加えた増補版。解説=三浦しをん氏。
  • 対人関係カウンセリング(IPC)の進め方 軽度のうつやストレスを抱える人への援助
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「軽いうつ症状」や「ストレス」に悩む人たちに非常に効果的な、対人関係療法の考え方を用いた短期カウンセリングの方法を紹介。
  • 対人関係精神分析を学ぶ 関わるところに生まれるこころ
    3.0
    対人関係精神分析とは、サリヴァン、トンプソン、フロム、フロム=ライヒマンの4人によって創始された精神分析の一つである。本書は、ニューヨークに留学し、対人関係精神分析のメッカであるウィリアム・アランソン・ホワイト研究所で訓練を受けて精神分析家の資格をとった著者が、正統派フロイディアンとの違いを鮮明にしつつ、対人関係精神分析とはどういうものかを人間味あふれる筆致で綴った魅力的な心理臨床の一冊である。
  • 対人関係療法でなおす うつ病 病気の理解から対処法、ケアのポイントまで
    4.0
    うつ病の正しい理解からケアのポイントまでを対人関係療法的な視点からアプローチする。
  • 対人関係療法でなおす 気分変調性障害 自分の「うつ」は性格の問題だと思っている人へ
    4.7
    次のような気持ち・悩みで、日常生活に辛い思いをしていませんか?「自分は人間としてどこか欠けていると思う」「他の人は苦しいことにも耐えているのに、自分は弱い駄目な人間だ」「物心ついた時からずっと生きづらさを感じてきた」…実はこれらは“気分変調性障害”という、慢性の形をとるうつ病の人に見られる考え方です。この障害はまだ広く知られていませんが、けして本人の怠けや性格の問題ではなく、重大な病気です。本書ではこの病気の正しい理解と、対人関係療法の視点から対処するアプローチをやさしく解説します。
  • 対人関係療法でなおす 社交不安障害 自分の中の「社会恐怖」とどう向き合うか
    4.5
    あがり症、対人恐怖、赤面症、極度の引っ込み思案……など、人付き合いの面で強い恐怖心や不安を抱き、それが当人の社会生活に支障を及ぼしている状態のことを「社交不安障害」と呼びます。本書では、まずこの障害の理解や治療法をやさしく解説し、そして対人関係療法の視点から、この障害とどう向き合い、人間的に成長していくかの指針を示します。
  • 対人関係療法でなおす 双極性障害 躁うつ病への対人関係・社会リズム療法
    3.6
    《対人関係療法でなおすシリーズ》の3冊目。「双極性障害」(=「躁うつ病」)とは、気分の高揚とうつ状態とが繰り返し訪れる病気である。単極性のうつ病と誤診されたためにうつがなかなか治らなかったり、病気ではなく性格の問題だとされて、きちんとした治療を受けられずに何年も過ごしている患者さんも多い。また、きちんと診断されても、これまでは薬物療法しか有効な治療法がなかった。本書では、「対人関係」と「社会リズム」という、この病気を発症させる二つの大きな要因に焦点を当てて、薬物療法以外に、自分自身でコントロール可能な方法を日本で初めて紹介する。
  • 対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD 問題と障害の正しい理解から対処法、接し方のポイントまで
    4.3
    シリーズ第5弾。「トラウマ(心的外傷)」という言葉は今や日常語として、「私にはトラウマがあって」などと話す場面も珍しくありません。けれども、トラウマとは何か、その結果何が起こるのか、どう対処するのが適切なのか、ということについてはまだまだ正確に理解されているとは言えません。本書ではこの障害の正しい理解と、対人関係療法の視点から対処するアプローチをやさしく解説していきます。
  • 大切な人を亡くしたあなたへ 自分のためのグリーフケア
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 死別の悲しみを抱えたときに必要な支えは、“グリーフケア”と呼ばれています。本来は専門家によって行われるケアですが、死別を経験した人すべてに専門的な支援が必要なわけではありません。本書は、死別の悲しみを自分でケアすることを目的とした、QRで読み取るワークがついた自分のためのグリーフケアです。悲しみの中にいる人に向け、簡潔な文章と、図やグラフ、イラストをふんだんに使い、わかりやすく構成されています。
  • 太陽が破裂するとき 統合失調症の謎
    -
    最近まで統合失調症は100%生物学的な疾患であると認識されてきた。しかし今日では、力動的な理解の重要性が見直され、精神病の精神療法として「対話すること」の意義が注目されるようになっている。本書は、力動的心理療法や精神分析の復権を呼びかける稀有な書。脳や伝達物質で病因や症状を説明されると「薬以外ではどうにもできないもの」と諦めがちだが、決してそうではないことを著者は丁寧に解説してくれている。
  • 武田建のコーチングの心理学
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 スポーツにおけるコーチングを素材に上司‐部下、教師‐生徒、親‐子などすべてに共通する指導の原理を明快な行動心理学のモデルをもとにわかりやすく語る武田流コーチングの極意。
  • 〈おたすけモンスター〉シリーズ⑥ たんけん、きみの気持ち 子どもが自分の感情を理解するためのガイド
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 7~11歳のために書かれた〈おたすけモンスター〉シリーズ第6巻、子どもが自分の感情を理解し、コントロールの仕方を学ぶガイド。ガイドしてくれるのは、親しみやすいおたすけモンスター「ポップ」。認知行動療法とマインドフルネスの手法に、楽しいアクティビティを組み合わせた対話型ワークブックです。お子さんが自分の感情に自信を持って向き合い、他人の感情を尊重し、困難に遭遇しても立ち直っていけるようになる一冊。
  • 小さな贈り物 傷ついたこころにより添って
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 心理臨床の達人によるこころに響くエッセイと深い感動を呼ぶ講演のかずかず。
  • 小さな子どもといっしょに楽しむマインドフルネス すこやかな心を育てる30のアクティビティ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小さな子どもたちは「今」を生きていますが、まだ周囲の状況に圧倒されてしまうことがあります。本書は、マインドフルネスを使って幼児や未就学児が新しい環境や困難な瞬間に対応できるように、2歳~5歳の発達段階に応じた遊び心あふれるアクティビティでサポートします。子どもの好奇心と無限のエネルギーを引き出すようにデザインされた楽しいアクティビティは、身体や感情への気づきを促し、喜びや他者への共感を育みます。
  • 〈おたすけモンスター〉シリーズ④ 「ちがう」って、すてきなこと 子どもが自尊心を育み、自分らしく生きるためのガイド
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 7歳から11歳の子どものための〈おたすけモンスター〉シリーズ第4巻。認知行動療法とマインドフルネスの手法に、自己信頼を高めるアクティビティが豊富に紹介され、楽しみながら自尊心が育つ実践的ワークブック。おたすけモンスター「グロー」の助けを借りながら、自己や他者への理解を深め、成長を妨げている考え方や思い込みを自覚させ、自尊心の問題に苦しんでいるのは自分だけではないことを理解させてくれる一冊。
  • 治療的面接の工夫と手順 人間学的力動論の観点から
    -
    精神療法とフォーカシングで著名な二人の専門家が、自身の臨床をめぐって対談。技法や知識の習得ばかりを重視する心理臨床の世界に疑問を投げかけ、「一人の人間」として患者に向き合うことの重要性を縦横無尽に語り合う。 「『真っすぐに治る』ということはあり得ない」など、長い臨床経験と専門性に裏打ちされた言葉の数々は、心理職に携わっている者、これから心理職を志す者に深い示唆を与えてくれる。
  • 治療のための精神分析ノート
    5.0
    「いのちの核はコトバでないものに支えられながら、ヒトの生はコトバによって支配されている」。著者は臨床の現場で、長くこの矛盾を乗り越えることをみずからのテーマとしてきた。コトバを治療の道具とする精神分析の治療の場で、文字言語を絶対的なものとせず、治療者と患者との間の時々刻々の関係性の変化に目をこらすことで、著者は治療の場に立ち上がってくるいのちの営みを掬い上げる。そうすることで、精神分析用語として知られるコトバの真に意味するところ、治療の本質を説いてゆく。精神分析の世界への導きに始まり、先達の教え(=理論)の咀嚼、さらには独自の技法と修練の方法を紹介するなど、半世紀以上にわたる臨床の集大成ともいえる著者、畢生の書。
  • 創元アーカイブス 壺イメージ療法 その生いたちと事例研究
    -
    壺イメージ療法とは「壺」をイメージの中に浮かべ、そこに出入りすることを治療者とともに協力しつつ行なうイメージ療法の一種である。本書は、1984年に広島で2日にわたり開かれた研究会の記録をもとに編まれた。創始者の田嶌誠一をはじめ、司会者:成瀬悟策、発表者:伊藤研一、栗山一八、冨永良喜、松木繁、討論者:倉戸ヨシヤ、栗山一八、中井久夫、増井武士、村瀬孝雄が参加。日本の臨床土壌から生まれた独自の技法を包括的に知るための格好の案内書。
  • 哲学の木
    4.0
    成長、生命、開花する姿、発達、下から上への成長とその反対向きの成長、母親的側面、老齢、人格、そして死と再生。豊穣かつ生命力に満ち溢れた木のイメージは、人間の心にとってどのような意味を持つのか。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 統計嫌いのための心理統計の本 統計のキホンと統計手法の選び方
    3.5
    統計や数式が大嫌い、でも統計を使った研究がしたい……そんなアナタ、できる人を頼ればいいんです! 100点以上の図版を駆使した説明で、統計に詳しい人を頼るために必要な最低限の知識と統計の全体像がつかめる画期的入門書。基本的な統計用語を網羅しており、辞書代わりに使えるほか、心理学での研究例も豊富に掲載している。わずかなステップで自分の研究目的に合った統計手法を選択できる「統計手法選択フローチャート」付き。
  • 統合失調症の治療ポイント 14の治癒例を通しての理解
    -
    《治療ポイントシリーズ》第6弾は、完治が難しいとされる統合失調症。筆者は精神科医40年、臨床心理士24年のキャリアから、治癒改善した14例を挙げて治療ポイントを示す。治るかどうかは、患者本人・家族・治療者の自覚と治療意欲・工夫にかかっている。その工夫の仕方を、実際にはどうしたらいいのか具体的に示した。幻聴・妄想・治療拒否に焦点を絞り、その治療のポイントを述べる。医師、患者、家族に読んでほしい本。
  • 創元アーカイブス 東洋的瞑想の心理学
    -
    《ユングの東洋思想・宗教論文の集大成が待望の復刊》ユングにとって東洋との出会いは、ヨーロッパ精神の限界を越える思想を築く跳躍台になった重要な出来事であった。彼は単に古典の思想を文献学的に研究するのではなく、現代人の魂のあり方にかかわる問題を見出そうとした。チベットの死者の書の心理学、禅の瞑想等の六論文からなり、訳者の丁寧な解説を付し、詳しい訳注を付けた。東洋思想を再発見するためのよき導きの書。
  • 「閉じこもり」から抜け出すには 不登校・ひきこもり・出社拒否のカウンセリング
    5.0
    不登校やひきこもり、出社拒否や家事・育児拒否といった「閉じこもり」状態から抜け出すために、当事者や家族はどう向き合い、何をすればいいのか。30年間で延べ5000人以上と向き合った経験から閉じこもり現象の背後にある「親子関係の問題」に着目。当事者の心理状態から家族が取るべきサポートまで、ベテランカウンセラーが実践に基づいた平易で具体的なアドバイスを語る。子育てに悩む親、生き方に迷う大人も必読の書。
  • トラウマへの認知処理療法 治療者のための包括手引き
    -
    本書は、エビデンスの認められている認知行動療法の一種であり、トラウマ・PTSDの対応に特化した心理療法である「認知処理療法」についての初の包括的な手引き書。基本的な考え方から実施手順まで丁寧に解説。第Ⅰ部では治療法成立の起源から研究の状況を概観、第Ⅱ部では臨床実践のための準備を説明、第Ⅲ部ではセッションの具体的な進め方を、第Ⅳ部では、さまざまな領域での適応について幅広く紹介している。
  • どこへ行こうか、心理療法 神田橋條治対談集
    3.0
    精神科医・神田橋條治が、わが道を極めた三人の心理臨床家、成瀬悟策、村山正治、増井武士を相手に行った公開対談を一冊にまとめたもの。師弟関係にあった増井との時を経てなお温かさを感じさせる対話、さながらカウンセリングのような村山との対談、動作法の創始者・成瀬との緊張感に満ちた絶妙なやりとり等。神田橋の卓抜なインタビュアーとしての技が、三人の臨床家それぞれの特質を見事にとらえ、それを豊かに引き出してゆく。
  • 創元アーカイブス 内観療法入門 日本的自己探求の世界
    -
    内観療法入門書、待望の復刊。内観療法は浄土真宗の身調べという求道法から発展したもので、過去から現在までの対人関係のなかで、してもらったこと・して返したこと・迷惑かけたことの観点から自己を見つめ直し、本来の生き方をつかむ精神療法。本書は内観体験者・指導者の経験をもつ著者が、内観者の実際の記録を引用し詳細に事例を紹介。心理的変化の測定や客観的考察も加え、内観療法を多角的に理解するのにふさわしい入門書。
  • 自己愛的(ナル)な人たち
    5.0
    「自分はイケてる、カッコいい」という気持ちに浸って満足する自己愛(ナル)人間。人に認められたいという願望が肥大して暴走を始めると病的な自己愛になり、周りは振り回される。婚活詐欺殺人の木嶋佳苗、クリントン元米大統領、金正恩朝鮮労働党委員長、三島由紀夫らの自己愛を探り、サイコパス、アスペルガー、いじめなどとの関係を解き、医師、美人、母親の自己愛も考察。自らが病的な自己愛人間にならないためにもおすすめの本。
  • 難事例と絶望感の治療ポイント 治療の壁を越える22の対処法
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 治療の壁ともいえる22の困難と、その解決法を詳述。20の事例を取り上げ、逐語録を入れながらわかりやすく解説。また、薬の正しい使い方、やめ方について具体的に解説。最大の困難である「絶望感」と、その22の対処法についても考察する。さらに、望ましい治療者像とともに、治療者の病理についても記述。
  • 難病療養者のこころ 心理臨床と生命倫理の視点から
    -
    難病を抱えて生きる人たちの多様なこころのありようを理解し、効果的な心理的支援を行うために必要な知見を心理臨床、生命倫理の視点から提供する。難病対策に関わる法律や制度の概要から、難病療養者が自己決定する際のこころの動き、自律尊重原則や正義原則など難病支援の基礎となる倫理的原則、そして難病療養者への心理的支援の実際まで、難病支援に携わるすべての人に知っておいてほしい内容を具体的に示した実践的テキスト。
  • 日本人とアイデンティティ 心理療法家の眼
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人の生き方や現代文明の在り方を探った第1部から,心理療法家の立場から折にふれ社会問題に自由で柔軟な発言を行なった第6部まで,平易で深い洞察に富むエッセイ集。
  • 日本人のこころの言葉 一休
    4.5
    室町時代の乱世に生きた禅僧・一休宗純とは何者か、その実像を明らかにすることは困難である。当時の虚栄と名利に流れた仏教界の改革を目指す一方、風狂ともいえる奇抜な言動に明け暮れた生涯は多くの謎につつまれているからだ。本書は、法語、道歌などから一休の本音を探るとともに、当時それがどのように受け取られ、現在はどのように解釈されているかに言及しながら、奇行の仮面に隠された真の一休像を追求する。
  • 日本人のこころの言葉 一遍
    -
    「捨聖(すてひじり)」とも「遊行(ゆぎょう)上人(しょうにん)」ともいわれる一遍。彼が生きた鎌倉時代は激動する不安な社会であったことから、極楽浄土に生まれ変わることを願う阿弥陀信仰が盛んだった。一遍は16年間全国を旅しながら、衣食住にしがみついて念仏に集中できない人々に、一切の執着心を捨てよと諭した。「捨てる思想」を体現した一遍の言葉を『一遍聖絵』『一遍上人語録』などから読み解く。
  • 日本人のこころの言葉 栄西
    -
    日本臨済宗の祖とされる栄西(1141~1215年)は、14歳のとき比叡山に上り、天台密教を学ぶ。28歳のとき宋に渡り、20年後の二度目の入宋では、天台山の虚庵から臨済禅を学び、帰国して独自の「兼修禅」を打ち立てる。また宋から茶を持ち帰り、『喫茶養生記』を著したことによって「茶祖」と称される。本書は、禅を興すことは国を守ることになると説く主著『興禅護国論』を中心に、日本仏教を思う栄西の言葉を集成。
  • 日本人のこころの言葉 空海
    -
    日本の偉大な人物たちは、どのような思いで生きてきたのだろうか――。彼らの生き様とこころの世界を、その人物が発した言葉によって辿る新シリーズ。先人の言葉を繰り返し声に出して味わうことによって、私たちは自らの人生を豊かなものにできるはず。記念すべきシリーズ第一弾は“お大師さん”として慕われている空海。続いて、最澄、法然といった日本仏教の祖師たち、世阿弥、利休、芭蕉、宣長などを刊行予定。
  • 日本人のこころの言葉 源信
    -
    多くの人が極楽往生を願った平安時代中期、そのための要諦をまとめた『往生要集』は広く知られている。同時代に生き、華々しい生涯を送った藤原道長もこの書を讃歎し、自らの浄土観を深めている。しかし、それを著した天台宗の僧・源信について語られることは少ない。本書は、九歳にして比叡山に入り、世俗の名利を捨てて横川に隠棲しながら多くの著作を著し、のちに法然や親鸞に多大な影響を与えた源信の往生の思想を明らかにする。
  • 日本人のこころの言葉 最澄
    -
    仏教が国家の庇護を受け、僧侶がエリートの地位に安閑としていた時代に、最澄は比叡山に入って修行を始め、すべての人びとを迷いから救い出すことを決意する。その利他の精神と清々しい生き方は、その後の日本仏教のあり方をリードし、法然・親鸞・日蓮など鎌倉仏教の祖師たちは比叡山で修行することによって成長している。「一隅を照らす」人びとを国宝とするその教えは、いまその輝きを増している。
  • 日本人のこころの言葉 親鸞
    4.0
    日本仏教史の中で異彩を放つ親鸞の思想は「悪を犯したほうが救われる」と受け取られたりするなど誤解されることが多い。本書は『教行信証』をはじめ、仏教の教えをやさしい言葉で伝える「三帖和讃」、門徒への手紙などから、親鸞が本当に主張したかったことを探り、人生には人間の意志を超えた力が働いているという他力思想を明らかにする。人間の本性を見つめ続け、750回忌を迎えた非僧非俗の親鸞の言葉は、今なお新しい。

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