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あがり症、対人恐怖、赤面症、極度の引っ込み思案……など、人付き合いの面で強い恐怖心や不安を抱き、それが当人の社会生活に支障を及ぼしている状態のことを「社交不安障害」と呼びます。本書では、まずこの障害の理解や治療法をやさしく解説し、そして対人関係療法の視点から、この障害とどう向き合い、人間的に成長していくかの指針を示します。
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Posted by ブクログ
個人的に読みやすくて学びの多い作品だった!! 特にセンサーの説明とかが症状を簡易的に説明しているように感じて良かった。 本で知識が得られるって素晴らしいと再確認。 今後も学びを深めていきたいですね‥‥
社交性不安障害と対人関係療法を中心にかかれていますが、不安症全般のこともよくわかります。 不安の取り扱い方、不安障害を病気と認識する大事さなど、わかりやすく書かれています。 不安障害のことを、センサーが壊れた火災探知機をたとえにした説明が面白くわかりやすかった。 危険なことや未知のものに不安になるの...続きを読むは当たり前。 ただならなくてもいい程度の時にも危険信号だとセンサーが過剰反応するのが不安障害の人で、センサーの調整が必要だということ。 対人関係療法についても、詳しく書かれているので、どこに焦点をおいていくかなど、とても参考になった。
人から変に思われないか、とよく不安になる人は読んでみて。いいひとを演じるのに疲れた人にもオススメ。 えー、そんな治療するようなもんじゃないよ、とか避けるのはもったいない。社交不安障害という病気の症状とカラクリを知ることで、少し楽になれるかもしれません。 自分のためのまとめ: 不安センサーが強す...続きを読むぎて、気にしなくていいことまで心配させて、引っ込み思案にする病気。センサーが起こす身体症状(手の震えなど)は、病気を直す努力をする間は仕方ないと考える。先に症状を打ち明けるのも一手。 客観的に、自分が相手の立場だったらどうかと考えてみる。自分は悪くなくて、相手の態度が悪いのかも。自分が本当はどうしたいのかというニーズ、相手への期待、自分が不安に思っていることを、打ち明けてみる。人は自己開示しあうことで親しくなる。親しくなりたい人は、打ち明けてくれるのを待っている。思いきって誰かとの関係を変えてみるには、病気を理解している協力者(治療者)との作戦立てとロールプレイが効果的。小さなコミュニケーションから挑戦して、大丈夫だった経験を少しずつ増やして、コントロール感と自信をつける。誰かへの期待と現実とのずれが、対人関係のストレスになる。期待はきちんと言葉で確認しないと正しく伝わっていないことが多い。
自分の人生を変えてくれた大切な本です。 この本をテキストにした対人関係療法で、社交不安障害を治すことができました。 実際に社交不安にかかっている人だけでなく、人づきあいが苦手だなっておもっている方も、読むことで楽になるところがあると思います。
今は「社交不安障害」っていうらしい。 「人間性の受容が学べる病気」 つまりはそこが課題。 なきそう。
社交不安障害の全容と対人関係療法を行うメリットについて理解することができました。認知行動療法のような宣言的な修正に注力することより、リアルな関係性を重視して実体験から思考を修正するというところに治療の効果の違いを感じました。
社交不安障害に対する対人関係療法のエッセンスが理解できた。病気として受け入れ、コミュニケーションをとるやり方を教えることが治療につながる。相手と自分の教会をはっきり区別できるように指導すること。
対人認識のズレを修正する考え方と症例を紹介しているだけで、具体的には信頼出来る医師による対人関係療法プログラムを受けるで完結しているので、この書籍では具体的な治療については学べなかったです。
社会不安障害(社交不安障害)を分かりやすく説明しつつ、筆者が力を入れている対人関係療法でどう対応しているか書かれている。もう一つの治療として書かれている認知行動療法は一部効果がない場合もあるとあるが、何故なのか、はっきり書いていないので、そこはわかなかった。治療の結果でないものが、治療の効果として結...続きを読む構混ざってしまっているのかなと感じた。
目標は不安を感じなくなることではなく、コントロールを取り戻すこと。 センサーを調整する。 多少の不安を感じながらも対人関係を改善させれば、自信がついて、不安も軽くなるという方向に考える。 人からのネガティブな評価を恐れる。 いかにしてネガティブな評価を避けるかというテーマを中心に回っている 不合理...続きを読むだと頭ではわかっているのだけれども気持ちと身体がコントロールできない。 「社会不安障害を病気として認め、病気と人格を混同することをやめましょう。」 身体症状そのものは、危機に瀕したときの自律神経の反応という風に考える。 変化は、徐々に、そして地道な努力のなかでおこる 不適切な気持ちなどない。社会不安障害という病気にかかっているという条件を考慮すれば適切な感情なのです。 自分が逆の立場だったらどうだろうという視点を持つことは自分の気持ちを肯定していくためのよいトレーニングになる。 p99 役割不安という問題領域
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対人関係療法でなおす 社交不安障害 自分の中の「社会恐怖」とどう向き合うか
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水島広子
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